今回の手術入院のお値段
乳房自家再建手術(下腹部皮弁移植手術)をして17日間入院したお支払いの総額は114,690円でした。今回も国保の高額医療費制度の限度額認定証を事前提示していたお陰で窓口での支払いが私がなんとか出せる金額になっていて涙が出るほどありがたいです。今回は月をまたいでの入院だったので請求が二つに分かれてしまっていますが手術分が入っている9月分領収書の内訳をみると手術代889,470円、麻酔代20,760円となっていて手術にかかわった金額だけでも百万円越えの1,110,230円ですよ。「ヒャ、ヒャクマンエン」なんて、顔がムンクの叫びのようになってしまいます。富士子が今全財産集めても足りない額ですが、10人弱の医師や看護師がかかわって8時間余の手術をやっているのですからこれぐらいかかっても当然ですよね。実際には9月分の請求金額は手術以外の費用も含めて保険摘要分の合計金額は1,563,060円でした。国保の3割負担で実質468,918円になるとはいえこれだって支払うの厳しい金額です。でも、限度額(これは所得によって異なるのだけど)、富士子の場合は57,600円でそれ以上の支払いは請求されないのであとは食事の自己負担分15,640円がついて9月分は73,240円でした。ちなみに、10月の保険適用分の合計金額は122,830円でその3割は36,850円となり、限度額よりも低い金額なので適用されませんでした。だけど、もしも入院が同じ月で済んでいたらどうだったか計算してみたら今回のお支払いは77,840円で済みました。入院はできれば同じ月でまとめた方がお得なんですよ。まぁ、出ていくお金は少ないことに越したことないのですが、今回ばかりは欲をかくのはやめておきます。運よくキャンセルが出た手術枠にスポッと入れて全摘手術から半年の最短期間で自家再建ができた幸運に預かれたのですからね。乳がんに関連した入院手術をするまで高額医療制度を使ったことがありませんでしたが本当にこれに助けられました。乳房再建に高額医療が使えなかったらやってなかったです。健康保険料が高くて納めるの辛いなーと思ったことはフリーランス時代も会社経営時代も何度もあったけど納め続けていて良かったです。今、乳房再建に関しては手法にこだわらなければ全て保険を使ってできる手術になっています。こうなるまでの間には費用の関係で涙を呑んで諦めた人も少なくないでしょう。私が今この恩恵を受けられるのは保険適用になるように訴え続けた先輩患者や医療関係者の努力の成果なのでそれらの方々にも、心より感謝です。乳房再建にはいくらお金がかかるのか?これは今回の費用だけでなく2月のエキスパンダー挿入時の費用も合めたり乳首を作る費用も入れないと総金額がわからないと思うので改めて計算してまたブログで書きたいと思います。