11月2日午後
高松市中央卸売市場と府中果樹研究所(坂出市)を視察しました。
●高松市中央卸売市場
香川県農業生産流通課の山田さまにお連れいただき、高松市中央卸売市場(青果市場)を視察しました。
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荷受け会社の高松青果さんと会合し、香川のフルーツ市況などを伺いました。
私も、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震などの経験から、大規模災害時のフルーツの役割と荷受けさんの役割についてお話しました。
大規模災害では、荷受けさんなどの果実流通のプロの存在が、ひなフル(避難所へフルーツ)には欠かせません。
私の活動に大変関心を持っていただきました。
その後、市場内を案内いただきました。
今夏、果実専門の最後の仲卸さんがお店をたたまれ、こちらの市場では、果実専門の仲卸さんは1軒も無くなってしまったそうです。
フルーツ出荷量や果物屋さんの減少などにより、全国的に果実専門の仲卸さんも減少しています。
香川では、数は少ないけれど、太秋の小さい柿を、チビ太くんというブランドで売っているそうです。
面白いのは雄花にできること。
もちろん種はありません。
糖度も普通の太秋よりも高いそうです。
香川県東讃改良普及センターの村尾さまにお連れいただき、昨年に続き、香川県農業試験場 府中果樹研究所に伺いました。
(2019年9月20日撮影)
香川県では、オリジナルのキウイ品種を多く開発していますが、その拠点となるのが府中果樹研究所です。
一つの品種を開発するのに、何百もの選抜を行い、十年単位の時間がかかります。
食味の良さはもちろん、
病気や気候などへの強さ、収量の多さなど、生産者さんにとって作りやすいかどうか
日持ちがするかどうか、輸送に強いかどうか、販売時期が他の品種とかぶらないなど、市場関係者や小売業者にとって売りやすいかどうか
など、さまざまな条件をクリアする必要があるからです。
研究所のみなさんの、並々ならぬ努力のお蔭で、新品種が開発されています。
この日は、あいにく雨降りだったので、園地の視察はなくなりましたが、森末所長や技師の濱野さんに、キウイフルーツはもちろん、小原紅早生、柿などについて、専門的なことをいろいろとご教授いただきました。
皆様、お忙しい中、本当にありがとうございました。
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