5/2(月)
有志5名で
フルーツ約500kgを、有志(大阪府八尾市在住3名、和歌山県有田郡1名)と共に、産地直送で避難所に届けてきました。
5月1日:八尾市⇒有田郡⇒(車中泊)
5月2日:⇒熊本
半数は、避難所の許可を得て、現地ボランティアの方と協力して、カットして避難所の方々にご提供しました。
避難所の方々はもちろん、行政やボランティアスタッフの皆さんにも大変喜ばれました。
涙を流して喜んでくださるご年配の方もたくさんいらっしゃいました。
●熊本フルーツキャラバン ~避難所の方へ直接フルーツを届ける~
熊本・益城町の避難所に、フルーツ(9種類、50箱、約500kg)を有志の方々と届けてきました。
1週間以上保管される可能性もあるので、比較的日持ちのよいフルーツ(甘夏、はっさく、セミノール、りんごなど)にしました。
フルーツは、和歌山(有田)と福島の生産者の方々から提供いただきました。
災害ボランティアセンターには、「産地直送でフルーツを持って行き、避難所の方々に直接お渡ししたい」旨をお伝えした所、益城町からの要請(フルーツの提供)という形で伺いました。
●被災者の方の健康問題
・衛生管理
風邪や食中毒などの感染症
・栄養管理
野菜不足、水分不足、塩分過多、デンプン質や脂質過多など栄養バランスが崩れやすい
高血圧症や循環器系疾患(脳卒中、心臓病、エコノミークラス症候群など)の増加:特に高齢者
便秘症の増加:特に女性
・その他
ストレス、熱中症、睡眠不足、運動不足など
●震災後の特別事情
・水が不足しやすい(水道が使えないなど)
・傷みやすいので、野菜や果物などがほとんど提供されない
・加工食品(おにぎり、パン、カップ麺、菓子類)が多くなり、塩分・デンプン質・脂質過多になりやすい
↑朝食(おにぎり、ソーセージ)
●災害時のフルーツの有効性
①利便性
・皮を剥くだけ、切るだけなので、加熱調理が不要
②衛生面
・フルーツ自体に、食中毒(病原性細菌、寄生虫)が起こる恐れがほとんどなし
③栄養面
・非常時、水分の多いフルーツは、安全な飲料になる
・そのまま食べられるので、摂りすぎやすい塩や砂糖や油などの添加が不要
・野菜と同じくカリウムが多いので、摂りすぎた塩分を排出
④健康面
・脳卒中のリスク低下
・心臓病のリスク低下
・便秘改善が期待できる
・水分摂取による、エコノミークラス症候群や熱中症対策
⑤ストレス対策
↑ちらし:災害時こそフルーツ!(中野瑞樹作成)
↑ちらし:フルーツの誤解(中野瑞樹作成)
●スタッフの感想
・避難所がかんきつ系の香りに包まれました。
・フルーツを見ると笑顔になる方が多く、空気が変わりました。
・避難所の方にヒアリングした所、便秘の方が多かったことに驚きました。
フルーツを食べた後すぐに、お通じがあったと何人もの方が喜んでくれました。
4日ぶりのお通じだったと言われた女性もいらっしゃいました。
・半分くらいの方が風邪気味だったので、フルーツを提供すると大変喜ばれました。
・フルーツの香りにつられ、見に来られた避難所の方々の顔が一気にほころびました。
・フルーツをご提供すると、ご年配の方が何人か、泣いて喜ばれました。
●中野瑞樹が思ったこと①
日ごとに、スーパーやコンビニの品揃えが改善されていきます。
しかし、移動手段がなく、避難所の食事だけで生活される方は、避難所で提供される食事だけになります。おにぎり、パン、カップ麺、お菓子などの加工品が多くなり、栄養のバランスが崩れがちです。
特に高齢者の方の健康が一番心配に思いました。
国連、厚生労働省、農林水産省など公的機関は、健康のため、毎日の野菜とフルーツ摂取を勧めています。
しかし、大規模災害後は、何ヶ月も、野菜やフルーツ不足に陥る方がいらっしゃる恐れがあります。
国連WHOは、フルーツと野菜(非デンプン性)合わせて400g以上の摂取を勧告しています。
健常者であれば、野菜摂取が難しければフルーツでもいいことになります。
一方で、野菜やフルーツ不足解消は、施設のスタッフの方や地元住民だけでどうにかなる問題ではありません。
国や自治体レベルで対策を講じる必要があります。
一日のメニュー
特に高齢者の方の健康が一番心配に思いました。
国連、厚生労働省、農林水産省など公的機関は、健康のため、毎日の野菜とフルーツ摂取を勧めています。
しかし、大規模災害後は、何ヶ月も、野菜やフルーツ不足に陥る方がいらっしゃる恐れがあります。
国連WHOは、フルーツと野菜(非デンプン性)合わせて400g以上の摂取を勧告しています。
健常者であれば、野菜摂取が難しければフルーツでもいいことになります。
一方で、野菜やフルーツ不足解消は、施設のスタッフの方や地元住民だけでどうにかなる問題ではありません。
国や自治体レベルで対策を講じる必要があります。
一日のメニュー
●フルーツを提供する場合は流通のプロを通すことが重要
当日、たまたま、他団体から、バナナ14ケースがトラックで搬入されました。
しかし、保冷車ではなかったため、ケースが熱くなり、大半のバナナが過熟していました。
傷んでいたものも多くありました。
私はフルーツについては、流通のプロが介在する必要があると考えています。
量が多ければ近隣の卸売市場から購入されることがお勧めです。
もちろん、災害ボランティアセンターで事前の許可が必要です。
カットフルーツが許可されるかどうかは分かりませんが、暑い時期は食中毒の恐れもあるので、衛生管理には十分留意する必要があります。
●行程
◆5/1(日)
○移動
大阪府八尾市→和歌山県有田郡
○みかんの箱詰と搬入
和歌山県有田郡
14:00~16:00
箱詰の手伝い、車への搬入
↑箱詰のお手伝い
↑有田に着くと、温州みかんの花の香り♪
↑みかん箱の搬入
○輸送(約12時間)
和歌山・有田~熊本
16:00~03:30
>
↑瓦が落ちて、屋根にブルーシートをかぶせた家々。
◆5/2(月)
○フルーツキャラバン(避難所)
広安小学校(熊本県益城町)
06:30~13:00
フルーツの搬入、カットフルーツ準備、ミニフルーツショー、カットフルーツ提供、他団体からの過熟バナナの提供補助
※フルーツ残渣は、有田に持ち帰りました(みかん山の肥料)
※フルーツ残渣は、有田に持ち帰りました(みかん山の肥料)
※避難所内撮影禁止。
避難所の許可を得て特別に撮影
↑広安小学校
↑倒壊した相撲の屋形(屋根つき土俵)
↑校内に設置された自衛隊の給水所
↑自衛官の敬礼
>
↑水を取りに来られた地元の方↑持ってきたフルーツを地元ボランティアの方と搬入
↑持ってきたフルーツを地元ボランティアの方と搬入
フルーツ50箱の搬入
↑地元ボランティア(中学、高校、大学生)の方と一緒に、フルーツカット
↑廊下でミニフルーツショー
↑カットしたフルーツ(甘夏)
↑避難所に来られた地元のお子さんにもカットフルーツ提供
↑たまたま他団体から搬入されたバナナ(14ケース)。
大半が過熟(冷蔵輸送でなかったため)していたので、急いで配りました
↑地元ボランティアの方が手にするバナナ✨
○福岡のフルーツ業界への報告
福岡市中央卸売市場青果市場
荷受会社、果樹団体、仲卸組合の担当の方と面会
●メンバー
有志5名
・リーダー:中野瑞樹
・リーダー:中野瑞樹
・和歌山県有田郡(みかん生産者):1名
・大阪府八尾市:3名
※団体等からの支援は一切受けていません
↑Fポーズを重ねて気合
●お届けしたフルーツ(9種類)
・かんきつ系(和歌山県有田産):甘夏(田ノ浦)、甘夏(川野)、いよかん、清見、カラーマンダリン、セミノール、デコポン、はっさく
・りんご(福島産):ふじ
○みかん類(8種類)
・愛育園(衣川様)
TEL&FAX:0737-62-2360
※生産者の方々に、フルーツ提供の協力を呼びかけてくださいました
・伊藤農産(伊藤様)
TEL:0737ー62ー2359
・岩弥園(岩倉様)
TEL:0737-52-3345、FAX:0737-53-2224
・栗山園(栗山様)
ローソン広川井関店前
TEL:0737-62-4917
・勘繁園(勘佐様)
TEL:0737-62-3431、FAX:0737-62-3914
・髙利農園(髙居様)
TEL&FAX:0737-52-2721
・大西様
・岡本様
・楠本様
・小南農園様
・佐崎様
・須佐見様
・武内様
・成瀬様
・平武農園様
(※50音順)
和歌山県有田郡の生産者の皆さま(計15農園)より、みかん類を計46箱ご提供頂きました
○りんご(ふじ)
・直売所ベレッシュ様
郡山市喜久田町字四十坦6-47
TEL:024-973-6388
りんごを5箱ご提供頂きました
○寄せ書き
↑有田郡広川町立南広小学校の皆さんからの寄せ書き
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