マーボー大西のブログ -19ページ目

マレーシアの料理人50歳定年説

飲食業界にズーットいます、
ある日、見渡すと知らない間に居なくなってる知人が多いので考察しました。
おそろしいですね、50歳で職が無くなるなんて
根拠はないのです、多分間違って無い。
雇われている50歳以上の料理人がほとんどいない理由。
マレーシアは基本的に外国人の就業を嫌がります。
日本食の板前さんは特殊技能として比較的取り易い傾向にありました。
ただし一般的な板前では無く、料理長としてのポジション。

料理長としてのポジションだとそれなりに給料を払わないといけません。
就職しちゃうと二年ごとの契約更新になります
長くいればいるほどベースアップも有り給料が上がります。
で、飲食等は10年以上の同じ会社でビザの更新は厳しくなります

イミグレーションがビザを発給する理由は
「(料理長は)彼の知識技術をローカルに伝える為」にビザを発給しています
「技術伝えるのに、なんで10年もいるの?」と言うのがイミグレーションの見解。

そこで雇っている側も
「もう給料も高くなっちゃったし、長い事働いてマンネリになってきたし、このへんで若くて安い奴雇おうか」
と言う本来は至極もっともな理由なのですが

「ビザの更新できなくなった」(ことにして)
古株の板前さんの首を切ります。

料理人の
再就職は難しいですねー
長く在職して給料が上がり過ぎたので今更新人料理長の給料では働けないし。
ホテルから、街場のレストランはビザもおりにくいし、
個人オーナーの店で雇われるって「めちゃくちゃギャンブル」、
ほぼ負け戦。

雇う側も
人生背負った50前後のおっさんより身軽で将来性のある30代の方が良いのは自明の理です。

上手く自分で店出せるように、おカネ出してくれる人を見つけられるとよいのですが、なかなかそうもいきません。

そんなわけで皆さんやはり日本に帰っていくんでしょうねー。
みんないなくなるからさみしいなぁ。

命の値段、命はお金で買えます

突拍子もないタイトルのように思われますが、事実です。

実はちょっと大病を患っておりまして、
毎週お医者さんに通院して、ほぼ一日点滴うって治療してます。
とは言え、医者も驚き、保険屋は「保険金詐欺じゃないのか?」といぶかしむくらいの回復力。

見つかったのが早かったからか、体力があったからか、気功が効いたのか、ヨメちゃんの食事の気配りが効いたのか、それが上手くすべてブレンドされたからじゃないかと思っています。

昔から運だけは「わらしべ長者級」と自画自賛している強さ。

週に一回の治療ですがお値段何とRM2500以上(68000円位) 
マレーシアの新卒の給料がRM2300くらいです。
それが今まで半年の治療費は RM5万5千(150万円位)
日本円の肌感覚で言うと半年で550万円使ってる感じ。

もちろん自分では払えないので民間の保険で賄っています、
商売が苦しい時も欠かさず払っておいて本当に良かったと思います。
マレーシアに住みたい人に必ず言ってるのが
「保険買えよ」、実感です。

保険が無いと医者も払えるのか払えないのか分からない人に、
どれくらいの(継続的な)治療をしてよいのか分からないからです。

そして今ほぼ回復に向かっています。

もし私に保険を買うお金が無かったら、今のような治療を受けられず
今頃、余命数カ月ベットでやせ細って「みなさん今までありがとう」
なんて書いていたのは確実で間違いありません。

あまりはっきりとしたオチは無いのですが、
「おカネがあれば救われる命」、
「おカネが無ければ本来は助かったのに無くなる命」
が有ると言う事を実感として感じました

日本の、保険制度にいろんな意見は有りますが私は素晴らしい制度だと思っています。
おカネが無ければ、今の治療法では無く、
対処療法や民間療法に頼らないといけない
会社を辞めて日本に帰って日本の国保のお世話にならないといけなかった事でしょう。
じゃあ回復してもマレーシアでの基盤は無くし、
日本で50前後のおっさんがどんな仕事につけるんでしょうか?
あまり、明るくなれるような未来予想図は書けそうにありませんね。

日本人はお金に関して具体的な事を言うとアレルギーがあるようですが
断言します「命はお金で買えます」

と言うわけでまだまだ、「マーボー大西」のブログは続いて行きます

おいしさってなんでしょう?

メニュー開発をして商品になるまでいろんな段階があります。
こんなの作りたい、なぜ作りたいか、どれ位売り上げ、利益に貢献するのか、
説明してOKがでたら試作開始です。
他の部門から、「こんなの作って」って言われる事も有ります。

1つの商品に関して3から5つのパターンを出します、それ以上に試作試食をします。
それを上司に見せて判断してもらったりアドバイスを貰ったり。
社内試食会にかけます。

社内試食会は必ず人種は半々になるようにします。
同じものを食べているはずなのにマレー系からは80点以上もらって合格なのに、華人系からは60点以下の不合格。逆もまたしかり。

「この味日本人的には大満足」なのにローカルからはコテンパンに赤点不合格なんて事もしょっちゅう有ります。
「日本食じゃない」と言われるのが一番こたえます。
自信満々で出した物が大コケしたり、やっつけ(無心になって)だした物が大絶賛されたり。ムズカシイ・・・

試食会の点数を見ながら味の調整をして、両方の人種を満足させる味に持って行くさじ加減。
たまに間違えて両方からダメ出しされたり。
今まで20年のマレーシアでの飲食経験から人種別の味覚の違いと言うのを理解していたつもりなのですが
全然論理的じゃなかったんですね。

上司からは、「具体的なデータを出さないと説得できませんよ」といつも言われます。
社内試食会もその一つで自分がいくら「おいしいと」世界の中心で叫ぼうと、
社内のたった6人の試食する人から80点以上の合格点がもらえなかったら何の意味も無いんですよね、
合格できないメニューなんか全国100店舗以上ある店のメニューには怖くて出せないわけです。

じゃあ6人ぽっちで判るのかと思われるかもしれませんが、
皆さんだって「みそ汁の味見するのに鍋全部試さないですよね レンゲ一杯くらいじゃないですか?」
そういう事です。

その合格した商品から「味、見た目、斬新さ、利益貢献等々」から 
ボード試食会があります、別にボートの上でするわけでなく経営トップ陣に商品を見て判断をしてもらいます。
いろんなアドバイスを頂き変更をして、完成です。

まあそれに付随する資料作成がありますが、それにはいろんなデータを出します。
「売れまっせ」ではなく具体的な数字です。
繰り返しになりますが「具体的なデータを出さないと説得できませんよ」とよく言われます。
最初は「Gut feeling はだめですよ」って言われて何の事かなと思っていましたが。
辞書で調べると「直観、経験的な勘」だそうです、

メニュー開発部門だと通じても、マーケティング、オペレーション、ファイナンス、品質管理、見てる角度が全然違うのね、同じ商品でも。
やっぱり具体的な数字をださないと納得してもらえないんです。

「ガッツフィーリング」って面白い言い回しですね。
初めて聞きました「気合と根性みたいな」
今までいかにガッツフィーリングだけでやって深く考えてなかったかが良く判りました
資料作成含めまだまだ勉強中です、未だにVLOOKUPって何か判ってませんが。