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蜂蜜の屈折 率 --詩人が俳句を詠む--
俳句の魅力に取り憑かれ、詩人を廃業して句作に没頭しています。
理解が始まる手前でほどけていく世界を手に入れたい。
美しい虚の世界を創り上げたいです。
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滝落ちてずつと離れて濡れる石 田中裕明の句を読む その40 判断を遅らせると句が長く残る
李笊雷雨きてゐる海の村 田中裕明の句を読む その39 俳句を信じると言うこと
この橋は父が作りし蟬しぐれ 田中裕明の句を読む その38 時間だけがそこにいた
石積んでありおしろいに海の砂 田中裕明の句を読む その37 生きているものが構造に変わる瞬間
波見えて夏暁に牛飼はれ 田中裕明の句を読む その36 その直前でそっと手を離す
かき氷食ひ桔梗の花を見る 田中裕明の句を読む その35 読まれる度に違う時間を発生させる
神主の行きて太鼓やかたつむり 田中裕明の句を読む その34 世界を説明しないこと
乳母車中に日傘や寺の前 田中裕明の句を読む その33 俳句は置かれて残るもの
山門の裏に自転車牛蛙 田中裕明の句を読む その32 読解ではなく反射
石段を流れきて竹落葉かな 田中裕明の句を読むその31 答えの出ない問い
ひらかずに傘持ち帰る花あやめ 田中裕明の句を読む その31 泊まっている時間の流れ
ばら園に住みゐる人のさす日傘 田中裕明の句を読む その30 世界を壊さなかったこと
戸を閉めて人すぐ座る山清水 田中裕明の句を読む その29 たったー語の違いから
ゑんどうや網戸が水に浸りをり 田中裕明の句を読む その28 評価より前に身体に触れてしまう
口笛や沈む木に蝌蚪のりてゐし 田中裕明の句を読む その27 言わないための余白
木蓮は開ききつたり犬を抱く 田中裕明の句を読む その26 俳句は読む人を完成させない
鶯や砂利掃きしあと旗揚げる 田中裕明の句を読む その25 立ち止まって身体で考える
紅梅や人の少なき地鎮祭 田中裕明の句を読む その24 俳句の生きる場所
枯布袋草より鯉の現はれし 田中裕明の句を読む その23 世界が動いた痕跡だけを置く
春山にかこまれて立つ男かな 田中裕明の句を読む その22 世界が一瞬、そこに立ち現れてしまう
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