ブログ記事一覧|蜂蜜の屈折率 --詩人が俳句を詠む--
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蜂蜜の屈折率 --詩人が俳句を詠む--
俳句の魅力に取り憑かれ、詩人を廃業して句作に没頭しています。
理解が始まる手前でほどけていく世界を手に入れたい。
美しい虚の世界を創り上げたいです。
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竹の根に水打つ朧夜のことぞ 田中裕明の句を読む その70 景を胸の中で暫く置いておく
亀鳴くや男は無口なるべしと 田中裕明の句を読む その69 身体の中で静かに揺れている時間
筧水勢ひよしや百千鳥 田中裕明の句を読む その68 最後にまた水の音だけが残る
春の泥乾きて藁の上にあり 田中裕明の句を読む その67 時間を通った静けさ
莖立ちの雨隠れなる山ありぬ 田中裕明の句を読む その66 触れてはいけないところに触れない
春ショール三井寺へ道うねりをり 田中裕明の句を読む その65 呼吸と一緒に静かに
寺の雨けふ手焙のやゝ重た 田中裕明の句を読む その64 何も足さなくて大丈夫
酒造る家に寒鮒届きあり 田中裕明の句を読む その61 静かな持続をそのまま抱いて
大寒の松葉の尖の剪られあり 田中裕明の句を読む その60 きりりとした背筋
滝の水汲み夕暮の鍬始 田中裕明の句を読む その59 胸の奥は静かに燃えている
昼からは蔭なる障子開きあり 田中裕明の句を読む その58 静止した部屋、静かな呼吸
霜除や下駄の鼻緒の朱も失せて 田中裕明の句を読む その57 胸の奥で燃え続ける炎
降りぎはの柳搖れゐる火桶かな 田中裕明の句を読む その56 静かに咲いて気付いた人にだけ薫る
氷屋の氷にしぐれゐたりけり 田中裕明の句を読む その55 蜂蜜の光を溶かさないように
大根引く人三方に立ちにけり 田中裕明の句を読む その54 消えそうで消えない火
産土神へ懸けしばかりの菜もありぬ 田中裕明の句を読む その52 世界をまっすぐ見るための灯
水涸るゝ上に道あり人通る 田中裕明の句を読む その51 呼吸していれば透明に戻る
ラグビーの選手あつまる桜の木 田中裕明の句を読む その50 創作が自分で呼吸をする
太鼓鳴り継ぐ杣道も黄落す 田中裕明の句を読む その49 沈黙に触れずに時間を置く
蟷螂が飛んで真暗闇に消ゆ 田中裕明の句を読む その48 静かに眠りに落ちて行く
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