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蜂蜜の屈折率 --詩人が俳句を詠む--
俳句の魅力に取り憑かれ、詩人を廃業して句作に没頭しています。
理解が始まる手前でほどけていく世界を手に入れたい。
美しい虚の世界を創り上げたいです。
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島見えて浪の高しや寒施行 田中裕明の句を読む その110 意味はある、動きかけて止まる
餅搗や燃えつきし枝もちあるく 田中裕明の句を読む その109 終わったものがまだ動いている
咳の子に籾山たかくなりにけり 田中裕明の句を読む その108 沈黙に触れずに時間を置く
丈たかき草に一軒煤拂 田中裕明の句を読む その107 「距離」を扱う
獵期はやとしごろの目のうつくしく 田中裕明の句を読む その106 止まりを説明せずに置く
紫菀咲く子は真直に寝ねられず 田中裕明の句を読む その105 世界を意味にせずそのまま置く
なんとなく子規忌は蚊遣香を炷き 田中裕明の句を読む その104 意味を入れないことの大切さ
川むかうみどりにお茶の花の雨 田中裕明の句を読む その103 「薄い」「しかし崩れない」
神發ちてただに楮の吹かれをり 田中裕明の句を読む その102 とても澄んだ沈黙
杣人の長身たわむ露の月 田中裕明の句を読む その101 胸の真ん中で呼吸と一緒に揺れるもの
『花間一壺』を読む 田中裕明の句を読む その100 読むにあたって
寺の子の赫いかほして絲瓜水 田中裕明の句を読む その99 『山信』はここまで
鳥の影急にふえたる添水かな 田中裕明の句を読む その98 たいせつなのは変化をし始めること
宵闇や水打ちしあとぽつねんと 田中裕明の句を読む その97 未決定性について
盆の雨やむときしづか風呂熱き 田中裕明の句を読む その96 どう置くか
從妹九ッ蓬でみがく水眼鏡 田中裕明の句を読む その95 時間だけが残る
泳ぎながら見る灯籠を燒く焰 田中裕明の句を読む その94 ある日、勝手に変わる
宵闇や身を細うしてとほる岩 田中裕明の句を読む その93 ほんの僅かな「気配の動き」
晝花火續くや松の色さまざま 田中裕明の句を読む その92 何もしていないのに残る句
送行や投網打つ人雨の中 田中裕明の句を読む その91 立ち止まるための場所
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