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蜂蜜の屈折 率 --詩人が俳句を詠む--
俳句の魅力に取り憑かれ、詩人を廃業して句作に没頭しています。
理解が始まる手前でほどけていく世界を手に入れたい。
美しい虚の世界を創り上げたいです。
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春の磴よくぞ大雨とはなりぬ 田中裕明の句を読む その119 世界がそのようになった
まつさきに起きだして草芳しき 田中裕明の句を読む その118 世界を説明せず、そのまま置く
夕東風につれだちてくる佛師達 田中裕明の句を読む その117 柔らかく現れる異界
春立つやただ一枚のゴッホの繪 田中裕明の句を読む その116 ひとつだけ残す力
初午やものめづらしき山あるき 田中裕明の句を読む その115 世界全体が少しだけズレている
雪の桑宿出でしよりひとりみち 田中裕明の句を読む その114 孤独について
いつまでも白魚の波古宿の夜 田中裕明の句を読む その113 田中裕明の凄さ
探梅やここも人住むぬくさにて 田中裕明の句を読む その112 原因を消して変化だけを残す
大声の霜焼の子や川つぷち 田中裕明の句を読む その111 説明を消し切っている凄さ
島見えて浪の高しや寒施行 田中裕明の句を読む その110 意味はある、動きかけて止まる
餅搗や燃えつきし枝もちあるく 田中裕明の句を読む その109 終わったものがまだ動いている
咳の子に籾山たかくなりにけり 田中裕明の句を読む その108 沈黙に触れずに時間を置く
丈たかき草に一軒煤拂 田中裕明の句を読む その107 「距離」を扱う
獵期はやとしごろの目のうつくしく 田中裕明の句を読む その106 止まりを説明せずに置く
紫菀咲く子は真直に寝ねられず 田中裕明の句を読む その105 世界を意味にせずそのまま置く
なんとなく子規忌は蚊遣香を炷き 田中裕明の句を読む その104 意味を入れないことの大切さ
川むかうみどりにお茶の花の雨 田中裕明の句を読む その103 「薄い」「しかし崩れない」
神發ちてただに楮の吹かれをり 田中裕明の句を読む その102 とても澄んだ沈黙
杣人の長身たわむ露の月 田中裕明の句を読む その101 胸の真ん中で呼吸と一緒に揺れるもの
『花間一壺』を読む 田中裕明の句を読む その100 読むにあたって
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