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蜂蜜の屈折率 --詩人が俳句を詠む--
俳句の魅力に取り憑かれ、詩人を廃業して句作に没頭しています。
理解が始まる手前でほどけていく世界を手に入れたい。
美しい虚の世界を創り上げたいです。
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長夕燒旅で書く文余白なし 田中裕明の句を読む その85 余白が消える瞬間を詠む
鳶もまたしたしき鳥よ青嵐 田中裕明の句を読む その84 書かずに変わってしまう配置だけを置く
みづうみの青田の神に柿 木蔭 田中裕明の句を読む その83 触れかけている瞬間
夏の旅みづうみ白くあらはれし 田中裕明の句を読む その82 説明から出現へ
茄子太る當麻はきのふ大雨と 田中裕明の句を読む その81 句集設計の手前まで
橋袂毛蟲も焼けば濯ぎもし 田中裕明の句を読む その80 説明語ゼロ縛りで5句はキツい
濯ぎものたまりて山に毛蟲満つ 田中裕明の句を読む その79 骨が光と同じ早さで呼吸している
やはらかになりたる罌粟の莟かな 続き
やはらかになりたる罌粟の莟かな 田中裕明の句を読む その78 呼吸する蜂蜜色の山羊の骨
大和には淡き交り著莪の花 田中裕明の句を読む その78 呼吸よりゆっくり胸の奥で保たれている
大学も葵祭のきのふけふ 田中裕明の句を読むその77 強く動かず時間の中で静かに呼吸する
浮いて鳴く蛙や山に仁王をる 田中裕明の句を読む その76 とても深い春の夜
落花見て喋りて声の嗄れゐたり 田中裕明の句を読む その75 柔らかな光の中で終わって行く
嬉しくもなき甘茶仏見てゐたり 田中裕明の句を読む その74 田中裕明句の秘密
末黒野に雲影牛の頭ほど 田中裕明の句を読む その73 広い静けさの中の一点の温もり
雪解風水面はしりて蜘蛛朱し 田中裕明の句を読む その73 小さく静かに世界の中心に
春の雪筧の縁に少しかな 田中裕明の句を読む その72 雪だったことさえ忘れて
蕗味噌や山は一夜の雪被り 田中裕明の句を読む その71 静かな安心に変わっていく
竹の根に水打つ朧夜のことぞ 田中裕明の句を読む その70 景を胸の中で暫く置いておく
亀鳴くや男は無口なるべしと 田中裕明の句を読む その69 身体の中で静かに揺れている時間
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