暑い日が続きますね。
今朝の北大阪は何と予期せぬ土砂降りの雨模様でした。
ところが片道1時間ほどかかる勤務校の地下鉄最寄駅に到着し地上に出ると…あれっ?
カンカン照りでした(苦笑)
雨傘を持っているのは私一人です(なんでやねん、笑)
さて、今日は日番のため出勤していました。
ん?
日番ですか?
自分の仕事をしながら、飼育している動物(ウサギ、カメ、メダカです)の世話や、学級園や花壇の植物への水やり、電話応対を担当します。
お盆にもかかわらず、何人かの先生方も出勤されていましたが、皆さん午後から時間休を取ってお帰りになりました。
残ったのは教頭先生と私だけです。
しかし敗戦記念日の今日は電話も来訪者もないとても静かな一日でした。
ただあまりにも静かだったため午後からは忍び寄る睡魔との壮絶な闘いでしたが(苦笑)
では昨日に引き続いて、皆さんよく御存知の名曲です。
連作交響詩「わが祖国」よりヴルタヴァ(モルダウ)(ベトルジヒ・スメタナ 1824-1884)
「モルダウ」(ドイツ語)の名で親しまれていますが、実はチェコ語では「ヴルタヴァ」なのです。
「わが祖国」全6曲の中で最も知られた作品であり、単独で演奏されたり録音されることも多いですね。
曲はヴルタヴァ川(モルダウ川)の源流近くからプラハを流れ、エルベ川へ合流するまでの様子が描かれています。
スメタナ自身、この曲に関して次のように記しています。
二つの水流がボヘミアの森の奥から流れ出す。
そのひとつ(フルートと弦のピチカート)は冷たく、もうひとつ(クラリネット)は温かい。
それはいつかひとつになり、森や牧場、そして楽しい結婚式が行われている田舎等を通り抜ける。
水の妖精が月明かりに舞う夜を迎えてもさらに流れ、ヴィシェフラドの傍らを流れ、やがて大きな流れになり、彼方へ流れ去っていく
オーボエと弦楽器による有名なメロディーの後、ホルンの勇壮なテーマは森や牧場での狩りの様子を表しています。
また結婚式のシーンでしょうか。
チェコの民族舞曲であるポルカも登場します。
日が暮れて夜になると、弦楽器やホルン、ハープによる夢見るような美しいメロディーは月夜に舞う水の妖精たちを描写しているようです。
朝になり、流れが聖ヨハネの急流に近づくと水しぶきが激しく飛び散り、その様子はトロンボーンやチューバなどの低音楽器が奏でています。
そして流れはプラハ市内に入りヴィシェフラドの傍らを通り過ぎる様子は、トランペットとトロンボーンによって「ヴィシェフラドの主題」が高らかに輝かしく吹奏されます。ここはとても感動的ですね。
スメタナ自身による解説が、実際に目に見えるような場面描写が施されていて大変素晴らしい名曲だと思います。
今まで「ヴルタヴァ(モルダウ)」のみ聴いてこられた方には、是非「ヴィシェフラド」と続けて聴いていただきたいと思います。
アントニ・ヴィト指揮プラハ放送交響楽団の演奏です。
交響詩「ヴルタヴァ」その1
交響詩「ヴルタヴァ」その2

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