こんにちは、田原祐子です。

 

「ワークライフバランス」と一言でいっても、
単なる「時間短縮」では、かえって、早く帰らない人に業務負荷がかかり、
これまでも、職場の潜在的な課題であった、
「仕事ができる人、できない人」の差がある。
「仕事ができる人、速い人」に負担がかかってくる。
すると、「仕事ができる人、速い人」たちが、
他の人の仕事まで対応しなくてはならず、
疲弊してしまうといった、悪循環に陥ります。

それどころか、最近では、
このような状況に、「仕事ができる人」たちまでもが、
やればやるほど、仕事がまわってくるという状況に、
耐え切れず逆に「手をゆるめて」しまい、
職場のモチベーションや活気が減少してしまうという問題もあります。

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●業務の「見える化」「分化=モジュール化」は、必須条件
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このような状態で、職場の生産性までもが、下がってきては、
「時間短縮」を実施するつもりが、本末転倒となってしまいます。
そのためには、業務の、「見える化」「分化=モジュール化」が必須です。

なぜなら、業務が「見える化」できれば、
・一人ひとりが、どの程度の仕事をしているか(生産性)や、
・現在の仕事がどこまで進んでいるか(進捗管理)がわかり、
あるいは、成功事例、失敗事例があれば、全員でノウハウを
共有化することもできます。

こんにちは、田原祐子です。

皆様の職場には、このような困りごとはありませんか??

 

 ・人数の割に業務の負荷がかかりすぎ、社員が疲弊している

 ・仕事をうまくできる人と、そうでない人が混在している

 ・仕事ができる人に、仕事が集中して、潰れてしまいそう

 ・世代間ギャップのある職場で、若手社員がおとなしく覇気がない

 ・上司が部下を鼓舞すればするほど、部下のやる気がなくなる

 ・営業、設計、技術、人事等、業務が縦割りで、ギスギスしている
 
 ・専門職の集団で個人プレーヤーが多く、職場の一体感がない 
  
などなど…

このような、職場の問題は、業界にかかわらず、
どこでも、少なからずあるものです。

中には、こうした状況が原因となって、実績が下降したり、
社員が離職していったりと、危機的な状態になっている会社も
少なくありません。


●こんがらがった、毛糸玉のような状態を紐解くには?

このような場合、単に、

 ×モチベーションアップやスキルアップの研修をしても、

 ×やみくもに、プロジェクトを立ち上げても、

 ×業務改善のメスを入れても

現場は、ますます混乱してしまいます。
まずは、現状把握と、分析をすることが必要で、
その場合でも、必ず、小さな部分を大切にしつつ、

   「根本的な改善」を行います。


●業務は、小さな(モジュール(単位))の積み重ね

例えば、営業部門の場合、
まったく実績が上がらない営業マンでさえも、
全部が悪いというわけではありません。

 初回面談 ⇒提案 ⇒見積もり ⇒問題点の払拭 ⇒クロージング

等という、契約に至るプロセスの中には、
一部分でも、良いところは、必ずあるものです。

これを、「おまえ、全然ダメじゃないか!」と、全体を一喝してしまうと、
何の改善もおこらず、むしろ、こうした指摘をすることで、
モチベーションは下がり、立ち直れなくなるものです。

そこで、仕事の流れを、小さなモジュール(単位)に区切って
問題点を見つけていきます。

そして、問題の部分や、流れが滞っている部分を見つけ、
それを、改善することで、全体的な成果が上がり始め、
「ここを改善したら、うまく行った」という、
気づきと自信、改善の好循環のサイクルに入っていくのです。


●大きな変革は、小さな改善の積み重ね
このように、仕事をモジュール化しておくと、
その後、仕事の流れ等に変更が起こった場合にも、モジュールの部分を
活かしながら、スピーディに、最適化できるのです。
 

こんにちは、田原祐子です。

 

■人手不足!残業カット! そのしわ寄せは、どう埋める?
過労死が社会問題となり、政府も36協定の見直し等、
残業が当たり前だった、これまでの仕事のやり方に、大きくメスが入ろうとしています。
しかし、労働時間が少なくなれば、こなせる仕事量も比例して減少します。
ましてや、今後は、どの業界においても人手不足が予想され、
これまでより、少ない人材、少ない時間で、
これまで以上の仕事量をこなさなくてはならないのです。


■時間短縮と、実績向上の両立をするには?
驚くことに、日本のホワイトカラーのGDPは、先進国で最下位です。
その上、現代は、昔と異なり、製造業とサービス業のバランスが、
2対8と、逆転していて、仕事の8割以上がホワイトカラー。
日本の製造業の強さは、トヨタのカイゼンに象徴されるように、
世界に誇れるものでしたが、対するホワイトカラーの効率化は、
決定打がなく、遅々として進んでいません。
この問題を、根本的に改善し、「時間短縮と、実績向上を両立させる」
のが、業務の見える化とモジュール化、そしてフレーム化です。


■まずは、業務を「切って」「詰める」こと
第一段階は、渾沌とした業務を見える化すること。
そして、切り分けること。
たとえば、わかりやすく一例を挙げると、
電話応対業務なら、電話を取る、受ける、対応する、取り次ぐ、フォローする…、
というように、いくつかのモジュール(単位)に切り分けて行きます。
こうすることで、例えば、「電話を取る」というモジュール(業務)を、
いかに効率よく、速く、正確にできるかを考え、ムリ、ムダ、ムラを
削除して、再構築します。
すると、効率はアップし、品質も良好になり、スピードも短縮できる。
一つひとつのモジュールを、このように、スリム化、高品質化できれば
当然、時間短縮と、実績向上の両立が、簡単に実現できるのです。

こんにちは、田原祐子です。

日本の働き方を変えるための国策、働き方改革。
本来は、企業側が自ら推進して行わなくてはならぬこの施策を、
政府が進めているのは、このまま私たち民間に任したままにしておいても、
変えていくことが難しいと感じているからに他なりません。

長年、メンバーシップ制で培われた日本的な組織や働き方を変えるのは難しく、
新入社員が、入社してすぐに、旧態依然とした職場の仕事スタイルに驚き、
大きなギャップを感じています。

コンサルティング会社である弊社も、
大手企業や業界団体から、毎年新入社員研修を依頼されます。
新入社員の皆様は、総じて真面目で、研修中に眠っている者など一人もおらず、
AI導入で、今後自分たちの仕事はどうなるかと案じながら、
必死で生きていくための仕事を覚えようとしています。

しかし、「新人のおどろき」についての調査では、

「仕事のマニュアルや説明がなかった」
「仕事をだらだらやる」
「データに基づかないアナログな判断が多い」

と、いう結果が出ています。

幼少の頃からインターネットや様々な端末に日常的に触れることが
当たり前な彼らにとって、人に聞くより、
「いつでも見られる」「調べられる」「わかる」というのは
なくてはならない感覚だと感じます。
また、それが、これからのスタンダードになるのではないでしょうか。

仕事においても、仕事を見える化し、誰がどこまで仕事をするかを
明確にモジュール化(分化)して、マニュアルを作っておけば、
誰もが、仕事を上手くできるようになります。

すると、<見える→わかる→できる→成果があがる→楽しい!>
という好循環が起こり、仕事が楽しくなります。
また、仕事を見える化・モジュール化することで、仕事ができる人は、
「何を」「どう考えて」いるから、仕事ができるのかという暗黙知やノウハウ、
知恵が見える化できます。すると知恵のデータベースが構築できます。

AI導入に備えるためにも、この知恵のデータベースは、
何よりも貴重な企業の財産ともなるのです。


当協会主催の
「こんなに楽しい!「知的」働き方改革&健康経営セミナー」では、
「楽しく」効率良く業務を見える化し、
改善できるシンプルなメソッドを紹介いたします。

今の働き方をさらに良い状態へ改善したい方々、ご参加をお待ちしております。

こんにちは、田原祐子です。

政府の勧める「働き方改革」や「ワークライフバランス」
などの施策の影響もあり、働くことに対する意識が
大きく変化しています。

日本の高度成長期を支えて来た世代の方々は
「ある程度の残業は当たり前だろう」
「仕事が面白くて、あの頃は休みの日も仕事をした」
と感じておられる方も多いのではないでしょうか。

そういった方々から、今の新入社員や若い社員を見ると、
働くことの意識もずいぶん変わったものだと
感じておられるでしょう。

では、世代が違うとなぜ考え方や感じ方も違うものなのでしょうか。

私たちの価値観は、時代背景に大きく影響されています。
興味深いことに「世代ごとの価値観」は
自分が社会人になって初めて稼いだお金を使えるように
なった時代背景が大きく影響してるともいわれています。

その時が「戦後の高度成長期」だったのか、「バブルが弾けた後」だったのか
「就職氷河期」だったのか、はたまた「リーマンショックの頃」か
「大きな震災後」だったのかといった状況によって
大切にしたいと思うことやこだわりが、大きく異なるものなのです。

目の前で共に働く人が、自分とは異なる考え方をしていて
価値観の相違にぶつかったとしても、
人の考え方には、時代や周りの環境が大きく影響している事に
思いを馳せて、その人の背景を理解し、想像して、接してみましょう。

すると、自分の思考や対応が柔軟になり、
自分とは異なる相手の価値観を受け入れることができる
ようになってくるでしょう。

一般社団法人フレームワーク普及促進協会では
「業務の見える化・モジュール化」ができ、
新人でも、転入者でも、すぐに仕事に取り組めるシンプルなメソッド
『フレーム&ワークモジュール(R)』をお勧めしています。

本メソッドは、単に仕事を分化して見える化するだけでなく、
「なぜ?」「何のために」「どうする」までを
見える化し、人や仕事に対する想像力も培うことのできるメソッドです。

当協会主催の
「こんなに楽しい!「知的」働き方改革&健康経営セミナー」
では、「楽しく」効率良く業務を見える化し、
改善できるシンプルなメソッドを紹介いたします。

今の働き方をさらに良い状態へ改善したい方々、ご参加をお待ちしております。