云いたいこと。利息は目に見えにくいお金です。ですからつい判断が甘くなります。しかし,利息の計算は簡単です。ネットで探せばすぐ出来ます。ですから借りるときに返済総額を計算して見てください。お金を貯める,生活防衛の一つの大切な手段です。あとリボ払いは延々と借金を続けてしまう危険の高い返済方法です

さて,ついに,武富士も倒産し,会社更生することになりました。
破産,過払い事件を多くやってきたベンゴシとしては感慨深いものがあります。

近年の過払い金返還のおかげで,消費者金融の淘汰は非常に進んでおります。
これにより,健全な家庭の金融の便が悪くなり,消費を落ち込ませる,という意見もありますが,それはそれでまあ一つ正しい意見なのでしょうが,私としては,健全な家庭の金融が困るより,ちょっと金銭感覚に疎いばっかりに借金地獄に陥る人が減る方が社会によってよいと思っております(これが正しいとはいいませんよ)。

さて,こうして,いわゆるサラ金は減少しておりますが,今後もクレジットの利用は増える一方でしょう。

現行法では,多くの取引では18%が金利の上限です(最大20%)。オリコ,ニコス,モビット,三井住友ビザなど様々なクレジットカードがあり,キャッシングの利率は多くは18%となっております。
この18%は,適法な金利ですが,消費者の生活防衛,家計の安全性からみて,妥当かは一考でございます。

リボ払いというのがありますね。月々の返済額が一定で毎月の目先の返済が楽な返済方法です。
仮に2010年11月1日に30万円借りて,翌月12月27日から毎月1万円を返済した場合いつかえし終わるか。

2014年5月27日に最後8360円を支払って終了です。支払い回数42回,総返済額408360円。30万借りて利息は約11万,元金の36%相当。
これが安いか高いか。
30万円も短期に用意立ててもらって,月々1万円でありがたい,という感覚もあるでしょうが,私の感覚では,このように思う人はお金がたまらない人だと思います。

金利18%が平気な人というのは,まず経営者としては落第だと思います。
年18%の金利を返すためには,利払いだけのために,年18%以上の運用(営業成績)をしなければならないということです。利益を出すにはもっと高利率な運用(営業成績)が必要です。
これは並々ならぬ努力だろうと思うわけです。商売はぼろくありません。
たとえが適切ではないという批判を甘受していいますが,社債というのがあります。これは民間企業が行う借金です。この利率,5%とかあったら相当高いです。世界のトヨタの社債の利率は約1.3%です。つまり,トヨタは,借金をするときに,1.3%以上の利率を払うのは危険だと考えているわけです(本当はトヨタの信用が高いからとか利率設定の理由はありますが,一つの単純化した見方としてこういいます)。
銀行も15%とかでお金を貸さないでしょう。そんな高利率で貸したら貸付先がつぶれることが貸す側も分かるからです。

人生も個人個人の経営,家庭生活は家族の共同経営といえましょう。
家計は,その経営の経済的か観点から見た結果です。
この家計に,金利18%の借金を組み込むことは危険だと思いませんか。
目に見えるのは毎月の1万ですが,その1万のために目に見えない多くのを犠牲にしていませんか。

ある本で,保険の支払のために四苦八苦して家族の団らんを犠牲にしていたら何になるのか。死後金を残して何になるのか,という趣旨の文章がありました。何か示唆を得られる気がします。
たかが1万ですが,1万に苦しめられる事は多いと思いますよ。
個人破産などで,家計簿を作ってもらうのですが,本当に1万円はバカにならない。
利息は目に見えにくいものなので,借りるときに計算してください。
例えば,利息計算ソフトは無料でダウンロードできます。利息計算ソフトで検索すればいっぱい出てきますので,活用を。

以上は,単に金利18%が高いという話なのですが,次にに,リボ払いの本当の危険を話します。

リボは,月々の返済額が変わらないので,借金全体が見えにくいのです。

そして,後からした追加的借金や買い物のローンをリボ払いの枠内に組み込みます。

例えば,上記の例と同じで,30万を年利18%で借りて,月々1万返済で,10回返済すると,残高が約24万5千になるのですが,この時,5万を追加で借りると,25万円の借金と5万円の借金の2本立てになるのではなく,29万5千円の借金になるのですね。リボ払い方式では。こうすると,元金が29万5千になるため,利払いの負担が大きくなります。これがリボの怖いところであり,貸す側の美味しいところです。
利息=元金(借金本体額)×年利率×運用日数÷365日

利息は,このような計算で出すので,元金が減れば,利息も減るのですが,元金が増えると利息も増えてしまう。
せっかく10回払って25万まで元金を下げたのに,5万円を借りて元金を元に戻すと,利息が多くなるのです。
24万5千円に対し,1万円払う,5万円に対し1万払う,という二本立てするより,貸す側にとって美味しい話です。

最初に借金をしたときは,家計がマイナスになったからだと思うんです。
それを借金でまかなった。しかし,借金は返さないといけない。最初の家計のマイナスを改善していかないと,借金から逃れられなくなります。
家計が改善しない限り,再度リボで追加借金をする危険が高い。
一度リボに手を付けると,リボを利用し続ける可能性が高いのです。
こうして,延々と借金を続けることになるのです。
リボは,長期的にみて,ものすごいもったいない利息支払いを発生させる危険性のある返済方法です。
リボは近づかないほうがいいです。

他方,これは貸す側から見てすごくおいしい。
返す方は,1万だから何とかなると思って割と気軽に借りてしまう。
貸す方が,これに引き込むと,延々といつまでも借金を続けて利息を払ってくれる人を捕まえることになる。だから,後からリボ,とかいってリボ払いを勧めるんです。三井住友ビザのウリボーとかいっているCMをみると貸金業のエグさを感じてしまいます。


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 まあ,離婚事件とか,浮気相手に対する慰謝料請求事件の相談していると,やっぱ今は携帯メールですわ。証拠の宝庫ですね。携帯電話のメールは。

 これ写真撮ってくる,データ移してくる,やる人はきちんと持ってきますよ。相談者は。
 持ってこない人には,ありそうなら何とか確保するようお願いします。

 たまに,メール出したこと否定する往生際悪い人いますけど,裁判でも裁判官はまず電子データは疑いませんね。

ところで,まめにメール消している人いるでしょうね。慎重な人は。

 メールに痕跡がない場合に一つ提案。
 携帯電話のメール作成画面の変換候補を見てください。
 たとえば旦那のフーゾクを疑うとき。
 例えば「へ」を選択すると,最初に「返事」とか来るのが普通じゃないですか。
 でも例えばですよ。変換候補の上位に「ヘルス」ときたら「ヘルスで検索!モバゲーっ!」て感じで 検索しているんじゃない?「で」なら「デリヘル」。
 「あ」なら「愛している」とか・・・「会える」なんてもあるかな。
 多いのは「お」で「おやすみ」も多いかな。
 「あ」ってうって「愛している」とか出てきたら自分の携帯メールを確認しましょう。もらってないなあって。
 そしたら,その変換画面をデジカメで写して下さい。変換候補はたぶんデータ移転できないと思うので。
 これ立派な証拠の一つね(相手は特定できないけど)。
(でも,自分で変換して陥れちゃだめよ)
 変換候補まで気が回っている人はちょっと少ないんじゃないかな,と思います。
 
 何かの参考にどうぞ

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今晩は。FPBです。このブログでほお,と思っていただければ幸いです。人気ブログランキングへ

さて,わたくしは基本的に医療保険については,
よ~く考えよぉぉ,お金は大事だよぉぉ,(アフラック!)
と云うのです。なぜなら,みんな最強の公的保険である健康保険という医療保険にすでに入っているからです。医療保険は基本的に屋上屋です。

一方,ペット保険は入った方がいいと思います。これ経験的にそう思うのです。
ペット人口は今や,日本の子供の人口より多いとか,どっかで見ました(子供って何歳までかは憶えてませんが)。とにかくいっぱいいるわけです。
しかも,家族としてペットを待遇している人が増えているのですよね。ペットは多くの人の精神的支えになっているわけです。
その割にペット保険の加入率は低いといいます。ちょっと前の記憶ですが3割だったような・・・。

ペットと云っても蛇とかもあるのでしょうが,ワンちゃんか猫ちゃんでしょ,ほとんど。
治療費,バカにならないですよ。ワンちゃん,猫ちゃんは。
ちょっと手術と入院すれば10万とか,20万とかすぐかかります。
これ全額自腹は,普通の家庭では重たいでしょ。かなりね。

ワンちゃんであれば小型の室内犬が多いと思いますが,小型犬はちっちゃいから,誤って踏んだりなどして,骨折とかさせてしまいがちです。また誤飲結構もあるでしょう。
骨折して手術,ボルト入れて,入院などとなれば,かなりの出費です。
うちのトイプーも1歳前に手術入院して16万程度。その後もチョコ食べて救急にかかって1回4万とかありました。

家族同然,しかし小さく誤飲などあり,割と危険性がある。その回復の出費は高い。
こういうときこそ保険が必要でありましょう。

医療保険や生命保険に漫然と入りながら,ペット保険にけちるというのはいただけません。
むしろ,医療保険や生命保険を見直して支出を減らしてペット保険に充てることを検討した方がいいのではないかとも思えます。
どうぞ,ペットを飼う方は保険に加入を。


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 火災保険は,住宅保険と名称を変更した方がいいと思うんです。

 だって,火災保険って,風災,ひょう災,雪災,落雷,爆発,による住宅及び家財の損害にも対応しているんだもの。
 火災保険,火災保険って憶えていると,雪災,雹(ひょう)災害とか風災(たぶん竜巻とか)すぐに思い浮かばないでしょ。

 落雷があって,家電製品,例えばテレビとかが「ブチッ」と消えて,以後おかしくなった,なんて場合に,火災保険は家財を対象としているので保障の対象なんです。
 修理見積もりと,証拠写真なんかをちゃんと取っておけば,テレビ買換は火災保険で出来ます。

 でも,請求しないと払ってくれませんからね。知っていないと完全に「もったいないなねぇ~」で終わってしまいます。

 住宅保険って憶えておけば,ちょっとは違うんじゃないかな。

 実際の商品には,「住宅○○保険」という名称のものもありますが,多くの人の意識には「火災」保険なんじゃないかと思います。
 
 なお,火災保険をより保障を厚くしたもので,ちゃんと「住宅」総合保険という名称の保険があります。これは,水害,給排水設備の事故による水漏れ,盗難も対応です。
 住宅総合保険だと,空き巣に10万円とられた,なんて被害も保障です。
 通帳盗まれて引き出された,というような場合も保障有りです。

 こうなると火災保険の火災って言葉よりかなり身近な出来事の保険になりませんかね。


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たばこ税が増えましたね。
以前私もたばこを飲んでいましたが,やめました。
司法試験受験時代の金欠が理由です。
今ではたばこが嫌いです。のど痛めるからです。

そんなたばこ嫌いにピピンと来たネタです。
禁煙すれば1000万円貯められる?オールアバウトの記事です。

投資をしている人は,常に年利回りを考えています。つまり,年○○%になるとか。
こういうことをいつも気にしている,世の出来事を利回りとか%の利益とかって考える癖って大切ね,と思いました。

ちょいとまとめると因果関係はこうです

たばこをやめる。→1日300円の貯蓄に回す。→月額9300円,約1万円の貯蓄。1万の貯蓄は,月収30万の人には3.3%の貯蓄率。→年12万円→30歳の人が禁煙して65歳退職時まで年12万貯蓄すると12万×35年=420万円。

 ここからは,記事と私とで違うのですが,考え方の基本は同じなので,続けます。

 →普通,金銭は運用する。年12万ずつためて,年利4%の複利運用をする。年4%は預貯金じゃ難しいので,投資信託あたりを使う。
 
 →結果65歳時に8,838,267円になる。
  年12万を貯めながら4.5%運用だと9,779,594円,つまり約1000万円になる。

これで,たばこをやめれば,65歳,老後のために1000万円貯められる,というわけです。
はっきり言って公的年金だけでは食っていけません。
僅か1日300円,年間12万だけど,きちっと投信などで運用すればこうなるのです。

ちなみに,上記のような計算をするのは「年金終価係数」というのをネットで検索すれば簡単にできます。これは,一定期間一定利率で毎年一定金額を複利運用で積み立てたとき、将来いくらになるかを計算するときに利用する係数です。

お金の運用について知っておくことは重要だとおもいませんか?

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 今晩は。アリコの終身型医療保険のCMを見てぴんと来たので,愛犬トイプーを膝に抱えながら文章ひとつ。

 終身型医療保険は「一生涯」保障,と宣伝されているのは誤りではありません。
 しかし,情報が足りません。この辺がCMのCMらしさです。
終身型医療保険は,保険期間が本人が生きている限り続く医療保険です。 
  ※保険期間=保険の保障がある期間。
 終身型か医療保険は人気があるようです。年齢が上がるほど,医療にお世話になる可能性が高いと思われるので,終身型は安心感とお得感があるのだと思います。
 ただ,この「終身」については,保険商品を買う際,きちんと理解しておくことが大変重要であると断言致します。
 大切なのは次の点です。よく憶えてください。
 この「終身型」は,入院給付金(保険金)を一生涯無制限に受け取れるという意味ではないのです。
 医療保険には,「通算限度日数」という制約があります。
 この「通算限度日数」というのは,保険期間中,トータルで給付金を受けられる最大限の日数のことです。
 つまり,死ぬまでの間に,最大限この期間を限度として入院給付金を受けられますよ,という制度になっているのが終身型医療保険なのです。
 この「通算限度日数」は上限は1095日と定められていることが多いです。アリコ,アフラックなどCMで人気の医療保険も1095日です。
 通算限度日数1095日の終身医療保険というのは,死ぬまで保障はあるけどその保障の限度は1095日で,1095日を超えたら給付金は出ないという保険なのです。
 実際に,1095日というのは3年の保障なので,これを全て消費するというのはかなりの長期の闘病生活を送る人,ということになるので,たいていの人は十分な保障だと思います。
 しかし,このことはパンフとかHPをみるときちんと書いてありますがCMでは分かりません。ですから,何となく終身=一生涯保障と思っているといざというときがっかりしかねないので,知っておくといいだろうな,とおもって書きました。
 なお,通算限度日数は,1095日より短く,その分保険料が安いものもあります。

 最後に,私は医療保険を批判するものではありません。ただ,保険も商品だから,しかも高い商品だからよく検討しようね,という提案をするものです。あと,CMというものはいつも過大につくられるものだ,ということも当然だと思っております。CMを作る側からすれば限られた時間で,いいところを強調するのは当然です。

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生命保険に限らず,一般的に保険制度を定義すると次のようにいえます。
 保険制度は,一般的には,多くの者が,金銭を出し合って蓄積しておき,一定の偶発的な事故を被った者に一定の給付を行う制度である。

 皆さんがすぐに想像される典型的な生命保険もこのようなものではないでしょうか。
 つまり,一家の大黒柱である夫が死亡した場合に,残された妻子の生活を保障するために,生命保険に入る。           
 また,自動車事故に備える自賠責やいわゆる任意保険と呼ばれる自動車保険は,万が一事故を起こした場合に,被害者に対して支払う,ときには億となる多額の損害賠償支払義務に備えて自動車保険に入る,というものです。

 このように,保険制度は,多くの保険加入者から集めた保険料を蓄積しておいて,万が一生じる偶発的な事故によって多額の金銭的支出の必要性が出た場合に,その保険事故にあった人に蓄積した保険料を使って支払ってあげるという制度です。このように,多くの保険加入者から保険料を集めることで,万が一生じる多額の支出に備えることが出来る。これにより,通常は個人ひとりでは負担できない多額の支出に耐えられる。このようなメリットを保険加入者全員が受けられる。これが保険制度の典型的なメリット・効用ですね。

 保険制度がどのようにして成り立っているか,保険料のことも合わせて見ましょう(なお,単純化するために数字は適当です。)
 仮に,40歳台の男性の死亡率が1000人あたり1人だったとします※。
 そして仮に,40歳台の人の遺族に必要な金額が4000万円だとします。
 一般の人で,40歳台に4000万円を貯蓄しておくことは非常に難しいですね。一家の大黒柱を失った遺族は大変です。
 しかし,保険制度を作っておけばこうなります。
 1000人の加入者がいれば,ひとり4万の掛け金を集めておく。そうすると,4万円×1000人で4000万円貯まる。そうして,保険加入者からでる死亡者(の遺族)に対して,集めておいた4000万円を支払う。こうすることで,みんな4万円という少額の掛け金で,4000万円の保障(安心)を得られる。もちろん,死ななければ保険金はもらえませんが,入らなければ保障を受けられる可能性は0で,安い掛け金で安心を買っているのですからいいのです。
 ところで,集めた保険金4000万円はただただ保管しているだけ,なんて状態にはしません。普通は運用します。銀行に預けて利子をもらうという運用でも,株式でも何でもいいのですが運用します。
 仮に年5%運用出来るとします。5%で運用して1年後に4000万円にするには,38,095,238円あれば足ります。そうだとすれば,1000人から集める保険料は,38,095,238円÷1000人=38,095円です。
 こうして,年5%の運用益を見込む場合,保険料は38,095円になります。
 1000人の加入者は,年間38,095円の保険料で4000万円の保障を買うのです。これが保険の保障機能です。

 これが,典型的な保険と保険料の仕組みです。
 さて,貯蓄は三角,保険は四角という言葉があります。次の図を見てください。次の図は,1000万円を貯蓄した場合と保険で保障を買う場合の図です。

FPB(FPベンゴシ)-貯金は三角保険は四角
 貯蓄は,少しずつ貯めていくので時間軸を横に取り,積立額を縦軸に取ると,徐々に積み立てられるので三角になるのです。
 これに対して,保険は,加入したときからすぐ保障が保険契約で決めた保障がすぐに得ら,時間に関係なく,期間中ずっと同じ保証が続くので四角になります。
 このように保険はすぐに必要額を得られるので,期間中の万が一のリスクに対する有効な備えとなるのです。
 
 以上が私が典型的と考える保険の仕組みです。
 この典型的な保険の仕組みでできあがっている生命保険商品は,「定期保険」と呼ばれています。
 定期保険は,一定期間中,掛け捨ての保険料を払って,一定額の保障を得られる保険商品です。
 上記の図の右図のように,10年間,月額1328円の掛け捨て掛け金で,1000万円の保障を得る,というような保険です。
 
 さて,定期保険は,期間がくれば終了します。掛け金は掛け捨てですから,お金は戻ってきません。
 しかし,しつこいですが,典型的な保険商品である定期保険は,「万が一に備えて,安心を低価格で購入するもの」ですから,これでいいのです。掛け捨てはもったいないというのは,警備会社に警備をしてもらって何も起きなかった後で,何も起きなかったから警備は無だったからお金を返してくれとか,検査入院して何も悪くなかったら検査は無駄だったから費用を返してくれ,というのと同じくらい図々しいことです(なお,この警備会社のたとえは,後田亨氏「生命保険の「罠」 (講談社+α新書)」


 保険と貯蓄は全く異なるものであると考える。
 さて,死亡保険で,終身保険という保険というのがあります。
 これは,定期保険と異なり,保険期間が終身,つまり一生涯です。
 この終身保険は,定期保険と保険としての性質がよっと異なると思います。終身保険ということは,死ぬまで保障ということです。保険加入者は全員いつかは死ぬわけですから,時期はずれますが,いつかは加入者全員に保険金が支払われることになります。この加入者全員に保険金が必ず支払われるという点が,定期保険と異なる点です。いつ死ぬか分からないので,一応偶発的な事故に備えるという性質は維持していると思いますが,しかし時期が分からないだけで必ず保険事故*(=死亡のこと)が生じるということが違います。
 定期保険は,死ななかったら保険金が支払われず,保険料は掛け捨てです。終身保険は必ず保険金がもらえます。つまり掛け捨てになりません。では,終身保険の保険料はどうやって決まるのか。定期保険は,先ほどの例ですと,1000人のうち,1人だけが保険金がもらえて,のこり999人はもらえない仕組みになっています。だから,低額な保険料で高額な保険金を保障できるのです。しかし,終身保険は,全員保険金もらえるのですから,結局自分の保険金を自分の掛け金で用意しなければならないのです。
 前述の,単純化した例で説明すると,仮に1000人の加入者がいて,保険金を4000万円とすると,1000人全員が4000万円をもらえるので,最終的には40,000,000,000円(400億)必要なはずなのです。このため,自分の保険金は自分の掛け金の積み立てでまかなうことになります。そうすると,保険金4000万円もらうためには,4000万円の掛け金を支払う必要がある。しかし,実際そんな掛け金を支払えないので,保険金の額を低額にせざるを得ない。実際に終身保険商品の保険金は100万とか500万円とか,定額保険の保険金と比べて低額です。
 結局,終身保険は,わたしが云うところの典型的保険ではなないと思うんです。むしろ貯蓄商品です。そうすると,終身保険は,貯蓄として,合理的か,という判断で購入を検討するべきはずなのです。ちなみに,先ほど紹介した後田氏は先の本や生命保険のウラ側 (朝日新書)
で保険に貯蓄性を求めるのは不合理として定期保険を勧めています。

 ※平成20年厚生労働省簡易生命表では,40歳台の人の死亡率は,1000人あたり,男性1.34人,女性0.73人です
 *保険事故=保険契約において,死亡,病気など,保険金(及び保険給付金)の支払いが約束された出来事。                               

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おはようございます。FPベンゴシです。

さてさて。みなさんは、遺言(読み方ですが「ゆいごん」とか「いごん」と読みます)について、どのようなイメージを持っているでしょうか。
 漠然と遺産を相続人や愛人などに残す方法というくらいにしか考えていない人もいるかもしれませんね。
 遺言は、「ビルとか山とか不動産を、いっぱいもっている人に必要なんだ。」「財産なんて内から関係ない。」とか、「死後の後始末は、きちんと親族に話して聞かせてあるから遺言書なんて書く必要ない」とか、「今死後のことなんて考えられる状況ではない。縁起が悪い」などと思うこともあるでしょうね。
 多くの方は、遺言を残さずにこの世を去ります。
 何となくこんな風に感じていて、遺言の必要性を感じないのでしょう。

 しかし、実際には、遺産に関するトラブルは多いとかんじられますし、また一度問題となると深刻になる傾向があるように思われます。
 
 「死後のことはきちんとしてくれるだろう」、「家族は私の意思をよくわかっているだろう」、「子供は残された母を大切にしれくれるだろう」と、遺族を信頼している方がおおいんだと思います。その方はとても誠実な人です。
 しかし、弁護士という職業から、誤解を恐れずに言わせてもらえば、自分以外の他人のことなどわからないものですし、予想できるものではありません。
 
 たとえわずかな財産であっても、譲り受ける側からすれば、少しでも多く分配にあやかりたいと思うのが人間というもののようです。
 また、誠実な人でも、その人に関係している人たちの思惑に影響されると言うこともあります。たとえば、自分から見て、子どもたちをはじめとする相続人の仲がよく、遺産分割でもめることはないと思っても、相続人の配偶者などの思惑が絡んで話がこじれてくると言うことは多くあることです。
 さらに、たとえ、あなたが生前に配偶者や子供などの家族親類に、口頭で遺産の分配方法を伝えていたとしても(たとえば山は売るなとか)、いざ遺産分割が現実のものとなり、財産の内容を知ると、分配でうまみを得ない相続人が「そんなことを言うはずがない」とか、「そのような遺言は死ぬ間際に言ったことだから本心かどうか怪しい」とか言われることもあります。
 あなた自身は、財産内容をよく知っているけれども、あなた以外の人は財産の内容をよく知らないとか関心を持っていないという場合があるわけです。しかし、相続となれば、自分のことになるのでそこで初めて関心を持ち、財産の内容を知ったら、ちゃんと権利を主張したいと考えるようになることだってあるはずなのです。
 
 だから、あまり、自分の死後をきちんとしてほしいと思う方は、楽観せずにきちんと遺言などで死後の整理をしておく必要があるのです。

 遺言は別に面倒ではありません。ちょっと興味を持ってもらえるといいと思います。

 以上とおなじことは保険金についてもいえますので,またの機会にかきます。

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 高校生の奨学金は各都道府県へ。

 むかし,日本育英会といった奨学資金を出してくれたところは,2004年に日本学生支援機構という団体に組織が改編されました。
 いま,高校生の親になるという方は,日本育英会の頃の人ですから,まだ奨学金と云えば育英会と思っている方も多いでしょう。

 さて,日本学生支援機構に組織改編されてから,高校生の奨学金は,都道府県へ移管されました。

 東京都の場合は,東京都育英資金といって,従来の東京都の奨学金と一本化して事業が行われています。
 次の例は,東京都育英資金の場合です。
  高等学校、専修学校(高等課程)の生徒
   国公立:18,000円  私立:35,000円
  ※ただし、私立の平成20年度以前の入学者の貸付月額は30,000円となります。
  やむを得ない理由により自宅外から通学する生徒については、貸付月額を5,000円増額することができます。
  高等専門学校の学生
   国公立:18,000円  私立:35,000円
   ※ただし、私立の平成20年度以前の入学者の貸付月額は30,000円となります。
  専修学校(専門課程)の学生
   国公立:45,000円  私立:53,000円
 
 額,条件などは,各都道府県で異なりますので,各都道府県へ。
 
 ちなみに,愛知県の場合,月額私立は30000円,国公立は18000円です。
 神奈川県は,国公立は月額20000円,私立は40000円と,東京都より手当が厚いですね。
 
 北海道の場合は次のとおりです。北海道高等学校奨学会
 国・公立高等学校等生徒 ①10,000円 ②15,000円 ③20,000円 ④25,000円から選択
 私立高等学校等生徒 ①10,000円 ②15,000円 ③20,000円 ④25,000円 
            ⑤30,000円 ⑥35,000円から選択

得する!届け出ハンドブック (PHPハンドブックシリーズ)これ,1000円ですけど。1000円の価値ありますよ。毎年改定されていますから,一家に一冊どうでしょうか。


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知っている者が勝つのが世の常です。
こんにちは。FPベンゴシです。しつこく再度高額療養費制度です。だってすごいんだもの。これ知っていると医療費に対する不安はかなり払拭できますよ。
ちなみにこれを書くきっかけは,明治安田生命のCMを見たからです。おいおい,そんなに医療費かかる事態ってないじゃない?って突っ込み入れてしまいます。

さて,通常,医療費について,窓口では3割負担ですね。
医療費の7割部分は,健康保険又は国民健康保険から捻出されております。

しかし,医療費が高額になった場合は,3割負担ももっと軽減されます。

例えば,医療費が500万円の場合。
自己負担額を3割とすると150万円が自己負担額になるはずです。
これはかなりきついですね。 
 しかし,高額療養費請求制度を使えば,一般人は約13万円に収まります。
 3割負担150万→約12万円です。
 これすごくないですか?

 高額療養費制度は,自己負担の額が一定額以上になったばあいに,医療費負担軽減というそもそもも公的医療保険の目的に立ち返り,高額療養費を支給して救済するという制度です。

 高額療養費制度の概要は簡単ですから,どうぞこのままお読みください。そして,漠然とした医療費の不安を払拭してください。

 高額療養費制度は,まずサービスを受ける人たちを所得に応じて3段階に分けます(本当は70歳未満と以上で分けており,70歳以上はもっと安いのですが,とりあえず70歳未満の説明です)。

 1 低所得者=住民税非課税者のこと。生活保護受けている方とか文字通り所得が低い方。
 2 上位所得者=月収53万円以上(国保の場合年間「所得」600万円以上)
 3 一般=上位所得者,低所得者に該当しない人。

 その上で,最終的な負担医療費は次のようにして計算されます。
 1 低所得者 35400円。これ以上負担しません。
 2 高額所得者の場合
   150,000 円+(総医療費-500,000 円)×0.01(1%)
   例 医療費総額500万円(3割負担額ではないですよ)の場合
   3割負担なら150万円です。
   しかし,上記の計算式だとこうなります。
   15万円+(500万円-50万円)×1%=19万5000円
 3 一般の場合
   80100円+(総医療費-267000円)×0.01(1%)
   総医療費500万円の場合
   80100円+(5,000,000-267,000円)×0.01(1%)=127,430円 


 この計算式簡単ですから,憶えてみましょう。

 ちなみに保険について私のおすすめ本後田亨氏「生命保険のウラ側 (朝日新書)」819円ですが,読めば何十倍も回収できますよ。

 
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