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+Sleep
鶴田名緒子です。
6月15日(金)は藤沢市の明治公民館でひよこ学級に登壇します。
1歳6ヵ月以上の幼児(未就園児)の保護者の21名様が参加される予定です。
伝統ある明治ひよこ学級でお話できるのが、今から楽しみです。
みなさまよろしくお願いいたします。
そのときの資料などを作っているのですが、今回はお昼寝についても少し詳しくお話しようと思っています。
今まで乳幼児向けの睡眠講座を多く担当してきました。
意外と多かったのが、子どものお昼寝についてのご質問でした。
また、今私が乳幼児睡眠アドバイザーとして活動している、「NPO赤ちゃんの眠り研究所」のアドバイザー仲間でもお昼寝について話し合う機会が多いです。
私が受ける質問で多かったのは、
「お昼寝をなかなかしてくれない。」
「日中は上の子に合わせて出かけることが多いので、お昼寝の時間を作るのが難しい。」
「お昼寝の時間が足りているか心配。」
「お昼寝時間が長すぎる。夜何度も起きてしまう。」
というような内容です。
4歳ぐらいに徐々にお昼寝はなくなっていきますが、お昼寝がなくなるのも個人差があり、もう少し早くなくなる子もいます。
お子さまがうまく眠れない場合ですが、「ゴロゴロタイム」という時間を作って、体を休める時間にしましょう。
活動と休息のメリハリをつけることが大事。
「ゴロゴロタイム」には安心感やリラックスを心がけて。
次の活動までに気力や体力を復活させてあげられるといいですね。
「ゴロゴロタイム」は、「NPO赤ちゃんの眠り研究所」の代表の清水悦子さんが以前、お話してくれました。
すごく優しい言葉だと思っています。
あとは、移動の時間はベビーカーやだっこ、おんぶ、車などで赤ちゃんやお子さまがぐっすり眠っているなんてこともよくあります。
私もそうした赤ちゃんをお散歩中などに見かけると、微笑ましく、ほっこりします。
そのウトウトもお昼寝時間にカウントしてみてもOK!
ただし、毎日外出続きだと赤ちゃんやお子さまも疲れてしまいます。
おうちでお昼寝がとれるような日も意識して作ってあげられるといいですね。
お昼寝をしない子がいる一方で、長くお昼寝をしすぎてしまう子についてはどうしたらいいか?
もし夜に頻回に起きてしまう場合は、寝かしつけの変更をしていきます。今は年齢に関係なく、欲しがるままにおっぱいを上げ続けるという親子関係も多いそうです。
いわゆる「卒乳」という考え方ですね。
それでも、1歳を過ぎたら、夜だけは「夜間断乳」するなど、計画授乳をしていきましょう。
睡眠は脳をはぐくみ、心を安定させることにもつながります。
また、体を成長させたり、体の修復をする時間としても夜の睡眠をたっぷりとらせることが必要です。
夜の睡眠をまず主役級に考えて、夜だけでも10時間確保できることを目標に、就寝時間と起床時間を決めるようにします。
そして、全体の睡眠時間を補う部分としてお昼寝を考えていきます。
夜たっぷり眠れるようになったら、お昼寝時間も自然に短くなっていくと思います。
お昼寝が長すぎてしまうときは、途中で起こすなどして、その分早く就寝させるようなリズムに戻していきましょう。
我が家も、お昼寝が長くなりすぎて夜眠れなくなってしまったときには、お昼寝を短く切り上げさせました。
途中で起こすと、まあ、大概すごく怒るんですけど・・・。
毎日の睡眠が乱れて生活リズム全体が不安定になってしまうよりは、1度「えいっ!」とトライしてみた方が結果的に睡眠リズムはもとより、親子関係も良くなるなぁ、と感じました。
あとは日中の活動を考えることも大事です。
お日様の光を浴びたり、大人やお友達とのふれあう機会を作ること、お散歩や公園遊び、五感を働かせるようなリトミック、ベビーマッサージなど、活動的に過ごしましょう。
適度に体が疲れて心地よい夜の安眠にもつながります。
これは赤ちゃんやお子さまだけではなく、大人にも、みんなに言える快眠ポイントなんです。
活動の際には、紫外線対策もお忘れなく!
・つばのある帽子をかぶらせる
・直射が当たらないようにする
・水分をこまめに補給 など
次回は「お昼寝環境」について書いてみたいと思います。