更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」 -4ページ目

「少年は残酷な弓を射る」〜妊娠の恐怖が加速する?〜


$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-少年


昨年公開のイギリス映画。

少年が、実の母親に、これでもかこれでもかと嫌がらせをしてついに狂気に至る。

みたいなお話です。


内容わかっていて、だから見なかったのだけれど
いろいろなところで褒められているのでつい見てしまったら
あまりに陰惨で辛かったです…



最後に少年は世の中を震撼させるような凶悪事件を起こし
母親は世間から断罪され、孤独と苦しみの中で
息子との関係を頭の中でたどっていく…


子供が胎内にいるときに母親が子供を望まなかったから。
生まれた後も、自分の自由を奪われたと苛ついたから。
だからこんな子供になったのか、
それとも生まれついての異常者だったのか。

そのへんはわからない。


でもひたすらキッツいお話ですよ~


わたし的に、この映画ですばらしかったと思うのは
主演、母親役のティルダ・スウィントンの演技かな~。
演技派女優っていわずにはいられない演技ではありました。



内容についてはそんな感じで…



もうひとつ気になったのは、
最近いくつか妊娠コメディを見ていて
(ちょっと前に「恋愛だけじゃダメかしら」と紹介しましたが)
どれも私の心にはヒットしなかったのだけれど
それらに共通しているのは


妊娠すると母親はひどくとまどい、迷い
出産で自由を奪われることにめちゃくちゃ抵抗しようとする…


ってこと。



そしてこの「少年は…」はシリアスな映画なのだけれど
話の発端は、母親が妊娠を喜べず
生まれたら生まれたで自分の輝かしいキャリアがとまってしまい、
そのことで子どもに対して苛立つ…そのへんは
他の妊娠コメディと一緒。



いまの世の中、妊娠・出産ってことが
そんなにとほうもなく恐ろしいことと思われているってことよね。




私が子供を産んだ20数年前は……




やはり恐ろしかったです(笑)




私個人のことでいえば、ですけど。
どんだけ子供に自分の自由を奪われるのか、とかね。
マジで怖かった。
(生んでみたらそれらはすべて杞憂だった…
とは言えません。
でも苦しいことはたくさんあれど、いいことのほうがずっと大きかった。
とりあえずのところは)




でも今の方がもっと「恐ろしさアピール」がヒートアップしてる気がする。

世の中がどんどん大変になっているってことかしら。




そして妊娠コメディたちは、作品の善し悪しは別にして
「でも結果オーライ、妊娠・出産は悪くない!」ってアピールしていて
つまりは妊娠・出産をあとおししてるように思える。


逆に考えると、世界的に女性たちが妊娠・出産に対し尻込傾向が顕著なのか。





って、この「少年は…」を見ると
最初から妊娠を大喜びしなきゃあとでたいへんな目に遭うわよ!
って言われているようで怖さを強烈にあとおしされちゃういそうだけどね(笑)




「イップマン」で思い出した“シリーズもの”の件

$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-序章



$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-葉問




最初の「イップマン 序章」は08年香港作品。
これが大ヒットしたため「イップマン 葉問」が10年に作られた。


かのブルース・リーのただひとりの師匠といわれる
伝説のカンフーマスタ-、イップマンの生涯を描いた3部作の1と2なのである。


いわゆる正統派香港カンフーアクションの名作といわれており
主役のイップマンを演じるのは
いま一番のカンフーの使い手ドニー・イェン。


いやこれ、両方ともおもしろかった。
そしてドニー・イェンのカンフーの切れ味ハンパないです。


最近のカンフーものに必ずといってもいいほど出ているドニーですが
この映画でのアクションは、今までみたなかでいちばんすごい気がする。
クライマックスの戦いは、本当に見ていてドキドキしたもん(笑)



カンフーが、映画やなにかで「お金になる」ものとなるよりずっと前の話。
ひたすらカンフーを極めようとする
イップマンは、まさに求道者。




ま、それはいいとして。


実はこれ、1,2のヒットに勢いを得て、3もあるのよ。
「イップマン 誕生」

タイトルからしてわかるように、
イップマンの若き日に時間を巻き戻したお話。
主役も、だからドニーではない。


正直、これは……見なくてもよかったなーとガーン





考えてみると、
シリーズ3部作で完結!っていう映画はたっくさんある。

もちろん最初の作品がヒットすることが条件なんでしょう。


でもそのおもしろさを最後までキープするのはなかなかたいへん!



と一度は思ったものの……


たとえば最後までおもしろかったシリーズとしては
同じ香港からは「インファナル・アフェア」かな~





$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-インファナル


これは超かっこよかった時代のトニー・レオンと
アンディ・ラウの2ショットが見られるという点でも
お宝シリーズといえると思う(二人とも好きなものでね)。

3作目は、イップマンと同じく
ふたりの若き日を描いたものなのだが
若き日の役にエディソン・チャンとショーン・ユーという
当時の香港イケメン俳優代表をもってきてくれたので
ビジュアル的にも満足だったし、お話もおもしろかった。



そしてもうひとつ取り上げるのは、
大胆にもあの名作「ゴッドファーザー」(笑)



$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-ゴッド



いうまでもなく1と2は大名作!

しかし正直、3は、それほどでも、という感想でしたわ。



でもあの重厚感とか前作からの流れの勢いとかもあり
つまらないとはまったく思わなかったし
それ相応に楽しんで見た。
クオリティも高いんでしょうね(大昔のことなのでよく覚えていない)




…などとダラダラ書いていたら、長くなっちゃった。



これがまたアメコミのシリーズものとかだと
話はぜんぜん違うしね。

3部作ってことをナシにすれば
シリーズ物って、さらにめったやたらたくさんあって
それこそ玉石混合。
ハマると見続けるけど、最初から見る気がないものもあり。




なが~~いシリーズでは
とりあえず「007」は見ている……

ものの、これって一度も劇場で見たことないのですあせる



いつもいつも「レンタルになったら見よう」と思う。
大好きなダニエル・クレイグになってからも
劇場に行こうとは思わないわね~。




これで好きと言えるのか?




いちおう好きですけどね~(笑)


まとまらない話で失礼しました~。





みんなストッキングをはいている♪

去年?一昨年あたりからだと思うが
若い人がタトゥーストッキングっていうの?
シアーなナチュラルカラーの地に
(実際の脚に)タトゥーをしているかのような柄がはいってる
ストッキングがはやり始めた。


それまでなら生足でいたところに
生足っぽいストッキングを着用するようになったということだ。


それを見たとき私は思いましたね。




お!もしやこれってストッキング復活の兆し?!



ここ10年?くらい(超適当)、女性の生足というのは
怖いくらい普通になった。
ちゃんとしたオフィスに仕事に行く人とか
仕事上必要な人以外は、みんな素足が当たり前、みたいな。
じゃなきゃ年寄り、みたいな。

それで年寄りたち(私含む)がんばってストッキングをはかないでいた…
(のは、私だけか?)(笑)


もちろん夏の暑い日に外をふらふらするには素足最高!
ストッキングの縛りがないのは本当に楽だった。
(昔は大人の女性は、真夏でもなんでもストッキングをはいたものです)

しかし一歩電車や商業施設、オフィスビルに入ると
素足はひじょう~に寒くて辛かった。



私なんかオフィスに入ったとたんにトイレにはいって
ストッキングはいたりしてたもん(笑)



話がそれました。



そして今年。



この前原宿を歩いていて気づいたのですが
今年はとにかくみんなストッキングをはいている!!!


生足っぽく見えるタトゥーストッキングから1歩前進?して
ショートパンツなんかにも、薄い色の柄ストッキングをはいていたり。
てかみなさんが着用しているストッキングの種類が豊富で
去年あたりの「画一的にタトゥーストッキング」という状態では、もはやない。



数年前の新聞で、「タイツは売れるがストッキングは売れない」という記事があり
街で見ている状態のまんまなんだなーと思っていたが
ここにきてついに状況打破か。


とにかく実際、若い人の街、原宿や渋谷には
いろーんなストッキングが売っているし。
むしろ生足の人のほうがずっと少ないという印象。
(真夏になったらどうなるのかな)


わたし的にはこの現象、大歓迎!


シアーなナチュラルカラーの柄ストッキング、
さっそく何足も購入いたしました(笑)


これでもう無理しなくてもいいのね~音譜
(って誰にも頼まれていませんけどね!)(笑)

「恋愛だけじゃダメかしら?」〜妊娠中って幸せ?たいへん?〜

$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-妊娠


昨年度のアメリカ映画で、キャメロン・ディアス、ジェニファー・ロペスなど
豪華女優陣でおくるラブコメ、というか妊娠コメディ。


原作は「妊婦のバイブル」と呼ばれる大ベストセラー本ということで
何組もの妊娠カップルが出てきて、
妊娠中のたいへんなあれこれ、精神的とまどいなどを
おもしろおかしく(ほとん笑えなかったけど)披露してくれます。




これって「まだ妊娠したことがなくて、これから」って人が見たら
あー、こんなことも、あんなこともあるのね~
って感じになるのかもしれません。




でも私のような20年以上前に出産した人間にとっては…
(何十年たっても当時のことをよく覚えている人もいるでしょうが)
そうだっけ~?
そんなたいへんだっけ~??
と思ってしまっただけでした…。




確かに肉体的にはチョーきつかった。
たいへんなんだろうなと想像してたけど
私の場合は、想像以上に苦しく感じたとは記憶している。



でもね、当時の印象としては
「たいへんなことはめっちゃ多いけど、心理的には超ハッピーだった」ってこと。
心配だったし苦しかったけど、楽しみだった。


(もちろん妊娠中にシリアスな状況になった人とか
妊娠以外の不幸が怒った人とかは別。
あくまでも、客観的には順調な妊娠の場合です)



そしてね。



幸せな気持ちで出産したそのあとに……


おっそろしいほどの「現実」が襲ってきて
毎日が怒濤のように過ぎていく。



本当にたいへんなのは、
子供を産んでから。



と、今の私は思っています。



だからこそ妊娠中の「たいへん」が、あまり記憶に残っていないのかも。
そのあとの「たいへん」に比べたらささやかなものだったし
そのあとの「たいへん」に押し流されちゃった?みたいな。


なのでこの映画にはあまり共感できなかったし
コメディなのにほとんど笑えなかった。


妊婦映画といっても、作りようによっては
「大昔出産したした人も共感できる」ものって
いくらでもできると思うのだけれど…
コメディにしたから??




それはともかく。


妊娠出産に夢だけを持っているカップルは
これを見るととてもよいかもしれません。

……って、今どきそんな人いる?と思うので
言い直します↓




妊娠出産についてほとんど知らない人が見たら
きっと。なるほどなーと思えることでしょう。

むしろ妊娠出産はいや!と思っている人が見れば
励まされる?かも。



ラブコメだけあって、ちゃんとハッピーエンドになっていますからドキドキ




「生徒と学生の違い」、docomoCMの場合

ずーっと前から疑問に思っていた。
「学生」という言葉の使い方。



私の分類では、


中学生は「中学生」、または「中学校の生徒」。
高校生は「高校生」、または「高校の生徒」。
それ以上、大学生とか専門学校生を「学生」という。
したがって、高校生は「学生」ではない。



と思っていた。


(だって中学高校は「生徒手帳「生徒会」
大学生は「学生手帳」「学生番号」っていうでしょ)




ところがだいぶ前からだが、
テレビに出ている人たちが
自分の中学や高校のときの話を
「学生のときに」と言うのを聞くようになった。


そして最近では、この前は人気女優も言っていたし
前よりもっと「高校生=学生」という使い方が広まっているように感じていた。


そこにもってきて、最近のドコモのCM、
みんながわけのわからないキノコの帽子被ってるヤツね。



あのなかの「学割がお得」訴求バージョンにおいて
中学生か高校生に見える学ラン姿の子供に向かって
「我が家の学生さんは大事」みたい台詞を言うのだった。




ドコモでも「中学・高校生=学生」と言い出した!!!





私にはコレ、けっこう衝撃的でしたのよ~。




うーん、ってことは、もう世間ではそのように認知されているといっていいのか?
あるいはドコモが、あやまった言葉の使い方を広める片棒をかついでいるのか?(笑)




ていうか、書いていて気がついたけど
生徒手帳・学生手帳とか明確に分けている一方、
昔から定期の「学割」は中学生から大学生までみんな共通よね~。


ってことは、交通機関が言葉の使い方をいい加減にした?(笑)




ま、それはともかく。



この「生徒と学生」に関して
私としては「ぜんぜん」を、否定ではなく肯定に使い始めた頃のような
気持ち悪い落ちつかなさを感じずにはいられないのだった。



はい、昔の人ですから。




そんな折も折?



夕べの深夜番組で、「間違えられやすい言葉の比較」というのをやっていて
そこに「生徒と学生」が!!!



聞かれた芸人さんたちは、やはり「中学生も高校生も学生」と答えていました。



しかし、ぶっぶーー。それは間違い。


ただしくは



中学生・高校生は「生徒」
大学生は「学生」。
だそうです。





ほ~~~らね!!!



と一瞬私は鬼の首を取ったような顔になりましたが…




あららら…


「学生」は「大学生」に限るのですと!!




えええーーー?

私は高校以上の学校もろもろに当てはまるのかと思っていたから
これまた微妙に間違えてた~~、残念!!!


(ちなみにこれは「学校教育法」の定めるところ、とのこと。
それと日常使われる言葉との違いが、時代とともに出てきたのでしょうね。
いま調べたら、高専は「学生」、という記述も見つかりました)





しかし話は戻りますが、ドコモのCM。

メジャーな広告で堂々とやられたら
それが正しいってことになるのが成り行きなんでしょうかね?



言葉は変わっていくのですね……。
と、またしても実感。


この言葉に関しては、まだ私は受け入れていませんが。


(「ぜんぜん」の新しい使い方はとっくに認めてます)(笑)


「パリ、ジュテーム」〜オムニバス映画と短編小説〜

$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-パリ


2006年、フランス=ドイツ映画。

世界の名だたる監督が18人結集、
パリを舞台にした5分くらいの作品をつないだオムニバス映画です。


この映画ではパリ20区のうち18区が舞台となっていて
出てくる俳優もさまざま(けっこう楽しみ)だし
移民の都だけあって人種もさまざま。

「ジュテーム」=「愛してる」というタイトルですが
愛といっても、恋人どうしから倦怠期の夫婦、同性カップル、家族愛と
多様な愛を描いてとてもバランスがよい。



実はこれ、昔から何度も手にとっては見たことがなかった作品。


なぜなら、私は「オムニバス」ってものが苦手だから。





あまり感動したことないんですよ~。
なぜかしらね~。




それでも今回見たのは、パリ好きの姉が
すてきなパリ案内として映像だけでも楽しめるし
お話もバランスがよくテンポもよくておもしろい、
とすすめたから。



まぁ確かにバランスいいし、好きなお話もあったし
映像も素敵♡



でもねぇ……



5分って、やっぱり短すぎて見た気がしないの。

はい、ヤボを承知でいいますが。




私はせっかちだしいつも人生前のめりぎみでやってきましたが
なぜか短いお話は苦手。



そして小説も、短編は苦手なんです。

連作短編は好き。
続けて読んでいくと、ひとつの長編のように読めるやつね。



でも小説だと、すっごく質のいい短編小説なら
読むとちゃんと感動できます(笑)



でも映画だと、短編って、世間がどれほど「いい」と認めているモノでも
感動したためしがない…


なにか感性に欠落した部分が???





「パリ、ジュテーム」も、日本でもとでも評価が高い作品なんですよね。


はい、本当に素敵な作品です。




ただ私のゆがんだ?感性とはマッチしなかっただけでした…

「プンサンケ」「破戒僧」「シェイム」〜男の美体〜

$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-プンサンケ



韓国俳優はだいたい背が高い。男も女も。
男性の多くは180cm以上はあるというし、
そのうえみんなガタイがいい。
兵役があるせいなのか、
男は強くたくましく、と求められるお国柄からなのか
めっちゃ「大きくたくましい」体をしている人が多いのだ。



「プンサンケ」は昨年度の韓国映画。
キム・ギドクの弟子といわれるチョン・ジェホン監督作品。
主演はユン・ゲサン…という人なのだが、私はたぶん初めて見たような。




このユン・ゲサンのカラダがすごい。



アジア人としては理想的??
大きくたくましく、しかも美しい。
みとれちゃいました。



ユン演じる主人公が、38度線を越えて
北への闇の運び屋をやっているというお話。


なので38度線越えのときは沼を渡ったりするので裸が多いの。
さらに南北のスパイたちにつかまって拷問されたりするから、
このシーンがまた裸。


作品もけっこうおもしろかったですけど
(キム・ギドク世界というより、
それがありながら~の完ぺきなエンタメになっています)
ユンさま(笑)の美裸体のインパクトがいちばんでございました。





アジア代表(勝手に~)(笑)美裸体の次は
フランス代表。

こっちはやや年取っておりますが
美裸体ではなく、美しいプロポーションと申しましょうか。
どっちかというと洋服着てるときのほうがより美しいラインを見せてくれる
ヴァンサン・カッセル(モニカ・ベルッチの夫)。
キレイなだけじゃない、
着衣でも、カラダのラインだけで超セクシーに見えるのです。
そこがスゴイ。



この人、容貌はかなりハードですけど(笑)
カラダのラインの美しさは世界一と思います。
タキシードとかきてると、度肝抜かれます。



で、彼のたぶん最新作は、日本ではほとんど話題にならなかった
「破戒僧~マンク」




$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-破戒僧



舞台は中性の修道院。

160年も禁書になっていた物語を映像化!ってふれこみですが
宗教の話なので、日本人にはそうそうのめりこめないお話です。


立派な僧侶が、情欲に溺れ、悪魔に魂を売り、
人を殺したりレイプしたりでもうたいへんなことになり破滅していく物語。


ヴァンサンさまは、残念ながらほぼ全編
もっさりした麻袋みたいな僧服を着ていたので
美体もなにもなかったですが
自分の好きな娘を犯したあと、一瞬だけ全裸を披露。
やっぱり均整撮れてるわ~♡


この人のプロポーション、いえ
セクシーな着衣スタイルを堪能できるのが
2001年の「リードマイリップス」。
この中で彼は刑務所帰りのチンピラ役でしたが
バーのカウンターに立つ姿がたいそうセクシーでございました。
サスペンスとしてもよくできた映画だったと思います。





$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-リード





そして美裸体かどうかしらないけれど、
最後に、最近見た映画で一番裸が印象的だった
イギリス映画「シェイム」。



いまもっとも旬のドイツ出身の美形俳優マイケル・ファスベンダー主演。





$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-シェイム




見てみて思ったけど、一流(をめざす)俳優がこれに出る決断するってすごいわ~
ハリウッドじゃありえないかも、ポルノ俳優ならいざしらず。



ファスベンダー扮するブランドンは
一見普通のホワイトな社会人だけど、実は深刻なセックス依存症。
その彼の家に恋愛依存症の妹が押しかけてくるって話なんですけどね。


役柄が役柄だけに、しじゅう裸なんですね。


最初のシーンからして、全裸でしどけなくベッドに…
じゃない、死んでるのかな?と思われる表情でベッドに寝ているんです。


そうなんです、愛がないというか
愛を感じられない人。
あらゆる種類の性行為に励んでも、愛はそこにみつからない。

あるのは虚無・虚無・また虚無。


みたいなお話です。




ファスベンダーが巧いのか、
ほんとうに「目が虚空を見つめてる」感じなんですよー。
何をしているときでも。



エロチックって、感情が入ってこと成立するんだなー。

なんてことも思ってましたが、事実上彼は裸だし(笑)



たぶんとてもキレイなカラダなのだと思いましたが
裸っぱなし(そんな言葉ないか)だし、
美しいカラダのムダ使い?をしているお話なので
美体もまた虚しい。

というか、むしろカラダがぜんぜん思い出せない……


逆に、裸の上に乗っかってるファスベンダーの
虚無的に美しい顔が印象に残っています。


やっぱり美形だわ~



この作品も、色ものキワものかと思いきや
けっこう嫌いじゃありませんでした。




最後はなぜか顔の話になってしまいましたが…



以上。


最近の「大丈夫」の使われ方

最近というか実はけっこう前からですが
「大丈夫」という言葉が、
“違う”使われ方をするようになってきたみたいですね。
若い人の間で。


たとえばこの前もコーヒー屋さんのカウンターで
私の前にコーヒーを買っていた若い女性が
店員さんの


「コーヒーにミルクとお砂糖をおつけしますか」


という問いに



「大丈夫です」



と答えていました。



これは「ノーサンキュー」という意味でありまして
本来の日本語でいうところの



「けっこうです」



にあたるお返事です。




若い子、といっても女の子により強くその傾向があるように思うのだけれど
これ、いったいいつ頃から?



「けっこうです」という言葉は
もうなくなったのかしらん??




最近は「ずばっと言い切る」言葉使いを避けたがる傾向があるので
「けっこうです」と言い切ることに不安を感じるということなのか…


でも言葉というのはそのときそのときの使い方で
同じ言葉でも適切だったり失礼になったりいろいろなので
その都度使い分けるべきと私は思うのだけれど
少なくとも上記のような場合は
あくまで事務的に聞かれているのだから
わかりやすく(しかもいちおう丁寧語だし)答える方がいいと思うわけで。


だって「大丈夫です」って、「欲しい」って意味にもなってしまうような?



そうそう、「マスタードはどうしますか?」と聞かれて
「大丈夫」と答えたらマスタード入れられちゃった
という笑い話?を聞いたこともあるし。



なんでしょうね、この「大丈夫」の万能な使われ方。


そういえば店員に「○○して大丈夫ですか?」って聞かれたこともあるわね~。

大丈夫って丁寧な言葉ではないから
店員が客に使うべきではないような気もします。
堅いことを言えばね。




たとえば、聞くときは

「○○してかまいませんか?」
「○○してよろしいですか?」


答えるときは

「けっこうです」
「ありがとうございます、いりません」


とか、その時どきでふさわしい言い方はいろいろだと思うのだけれど
今後は「大丈夫」に1本化されるのか…



少し前にうちでご飯食べた若い女の子も
「おしょうゆいる?」と聞いたら
「大丈夫でーす」と言っていた。


一瞬「どっち?」と思った私が
昔の人なんでしょうけどね…。









「桐島、部活やめるってよ」〜上層・下層のヒエラルキーは今も〜

$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-桐島本


先頃直木賞を受賞した朝井リョウが
すばる新人文学賞を受賞した高校生群像小説。
ある日、桐島というバレー部のエースが
部活を突如辞めるというニュースが学校を駆け巡り
それを巡って桐島まわりの生徒たちに波紋が広がる…

っていうようなお話で
私はけっこう好きだった。


リアリティがあるという評価が非常に多く
もちろんそうなのだろうが、
私がいちばんぐっときたのは、小説の中で表現される
「現代の高校生は、成績とかではなく、
ほとんど見た目と振る舞いで
イケてる組とイケてない組に分けられていて
その歴然としたヒエラルキーは絶対に越えられない」

という部分。



そしてイケてる組=上層部の生徒たちは
そのなかだけで恋愛関係も完結していて
そこに下層の生徒たちは絶対に入ることはできないし
上層部の生徒は下層の生徒がほとんど目に入ってさえいない。


マザーテレサのだっけ?
有名な言葉に
「愛の反対は、無関心」とかいうのがあったような気がするけれど
それがいかに普遍性がある言葉かってことを再確認させられたのだった。




ていうか、私の個人的な考えでは
そういう「見た目ヒエラルキー」は
昔のほうがひどかったと思ってたんですよね。



昔の子は、素のままの顔で学校に行っていて
だから顔の善し悪しだけでほとんど見た目評価が決まってしまって
それをくつがえす手段はなかったし
派手な格好をしたりメイクしたりするのはキレイなこの特権で
“美人外”の子は「目立たないように」するのが通常。
という不文律?があった。



ところが今の子って、高校生でもメイクする…のはともかく
美人もそうでない子も、等しく?つけまをつけたり
短いスカートはいたりするでしょ。

プリクラの補整で、どんな子もみな同じ顔に見えるし
そのためか、みんな写真が大好きで。
(昔はたいていの子が写真を恥ずかしがってましたが)



本当にいい時代になったものだー。
ルックス関係なく、だいぶ平等になったのだなー。


と、思っていました私は。



ところがこの本を読むと、ぜんぜん違う。


相変わらずルックスヒエラルキーはあるし
それどころかむしろ昔よりひどい???みたいな。


そしてそれが「今の高校生のリアル」と評価される……



そういう意味で、この本は衝撃作でした(笑)




それを昨年映画化したのが、喜田大八監督。






$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-桐島映画



ちょっと前に天才子役といわれた神木隆之介が
下層民の映画部部長として出ているが
それ以外、私はほとんど知らない若い役者ばかり。



でも見事に原作のあやうい世界を再現していたし
演出もテンポもよく
むしろ原作よりいいかも~とさえ思いました。




ちなみに私が好きな最近の高校生映画として
2008年タナダユキ監督の「俺たちに明日はないッス」
2007年岩田ユキ監督の「檸檬のころ」があるけれど
この映画は最新なだけあって、さすがに一番「いまどき」な感じがします。



沖縄の猫とウチの猫

ご無沙汰しております。


実は私と姉と妹、姉妹3人で石垣島に行ってきて
少し前に帰ってきたところなのでした。


今回は欲張って、石垣島に加え
竹富島、西表島にもちょっと行って来ました。

石垣島新空港オープン直後に行きまして(偶然です)
たぶん観光客もぐっと増えていたのではないでしょうか。




それはともかく、沖縄の猫。



石垣では、あの美しい川平湾の砂浜及びその周囲に
猫がたくさんいてびっくり。

中でも、真っ白な猫で、片目がブルー、片目がグリーンという
神秘的というか激レアな猫ちゃんを間近で見て大感激。


竹富島でも、ビーチの少し手前くらいに
たんまりと猫ちゃんたちがおりました♪



しかーーーし!

びっくりしたのは、島の猫ちゃんの体格!!




みんな全体に華奢で小さく、
そしてとーーっても痩せている!!!





島の気候のせいなのでしょうか。


家猫ではなく、外にいるせいももちろんあるでしょう。


でも東京では野良猫だってあんなに痩せてない!!

とにかく全体に小さくて、そのせいか鳴き声もか細いんです。

かわいかった~~。





そしてもうひとつ。

今回は、西表島にある野生生物保護センターというところに
わざわざ行ったのですが、それは……





$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-山猫



はい。これは↑保護動物である
イリオモテヤマネコの剥製です。


イリオモテヤマネコ、はジャングルの中ではなく
人の住むエリアに近い低い土地に生息しているそうで、
そのため道路に飛び出して轢かれるという痛ましい事故がいくつも起こってきました。


この剥製は、そんな事故で命を落としたヤマネコちゃんの一匹なのでした。



ここ1年半で急にネコ派になったくせにして
さもネコ好きぶって?私ったらわざわざ野生動物保護センターまで行って
ヤマネコの剥製見て、涙ぐんだりなんかして…しょぼん




そしてこれは

$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-橋1



$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-橋2


西表島の仲間川(マングローブで有名なところ)には
新しい橋がかかっていて(平成4年にできたらしい)
その橋の端(← 一休さんのギャグか!)に飾られていた
↑ヤマネコの彫刻。




そして思わずヤマネコTシャツやら
手作りのヤマネコ箸置きなどなど
ヤマネコグッズをまんまと買い込んでくる
見事な観光客の私。
(でも一部はヤマネコ保護の資金になったりするものもありましたよ~)




そして先ほど家に戻りまして…


我が家のお姫様、ネコのタバサと久々の再会。



その瞬間



その立派な体格にびっくり。




でございましたガーン




いえ、特別大きいネコじゃないんです。

アメリカンショートヘアの1才8ヶ月のメスで、ちょうど4キロ。

なので、ごくごく普通の大きさだと思います(小さくはない)。



しかし…

島の小柄華奢な猫ちゃんたちに比べると
遙かに大きい!!


いまはさっそくパソコンに向かっている私の膝の上で
大きな体を丸めて眠っていますが…



$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-睨む2


↑最近のタバサ。


にらみをきかせております。



気が強くて動きが激しくて、たいそう甘えん坊。


ネコだけあってよく眠ってはいますが

まったりのんびりのイメージはぜんぜんないです。




ネコといっても、本当にいろいろなんですねぇ。




島のネコちゃんたち、かわいかったです♪