更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」 -6ページ目

「トメ入ってる」女たち

少し前、黒木瞳のドラマの番宣で大笑いした。

最近の若い人は姑のことを「トメ」というって話。

あー、ありそう~。と思いました。


友達どうして「今朝トメから電話があってさ~」とか
「うちのトメ、大福が好きなのよね~」とか。
面倒くささと敵対心、それにちょっぴりの親しみ?(善意の解釈)
それを口に出しやすい形に進化させた言葉というのか。
けっこう感心もしてしまいました。



で、思った。
そう言ってるのはもちろん若い人だろうから
そなると、その「トメ」ってのが、
私と同じくらいの年齢の人であったりするわけで叫び




なんてことを思っていたら
数日前、同年代のママ友数人とお茶をする機会があった。

みなさん子供(男の子)は基本、もうじき社会人。
彼女がいるのはともかく、それももう長く付き合っていて
一緒に旅行(それも海外とか)に行ったり
相手の家に行ったりする間柄だったりすると
このまま結婚へとなだれこまない限りでもない…という状況の人も数人。



となると!




なんだなんだ?「男の子の母親」ってこういうもの?

みんな
「(結婚して)向こう(彼女)の実家の近くに住まれたら困る」とか。

結婚関係なくても、家を出て一人暮らしはじめたら、
「生存確認?のため一日1回メールして欲しい」とか言うのよね~。



さすがに「向こうの家の近くに住まれたら困る」ってある人がいったときは
別の人が


「トメ入ってるわよ!!」



と指摘してましたけど(笑)




うーん。

これだけ時代が変わっても「男の子の母親」の意識って
「いつまでもそばに置きたい」っていう囲い込み思想が多いのか???

女のコ=嫁を「もらう」ってのが根っこにあるような気がする。



私はまだ息子に彼女がいたことがないので
あくまで妄想・想像だけで話しているため
説得力に著しく欠けますが(笑)



でもね、私自身は三人姉妹で男の子がいない家庭で育ったため
両親は「娘たちが小さい頃から、この子たちはいつかいなくなると
自分に言い聞く聞かせながら育ててきた」って話を昔聞いたのでね。
男女関係なく、私も「子供はいつか出ていって手元にいなくなるもの」
と自分に言い聞かせてきたんですね。
男も女も、結婚するときは家を出るとき。
家を出て、自分たちで新しい家をつくる。

住む場所がどっちの実家であっても、それは関係なく
どっちがどっちの家のものになるわけではない、というのが
個人的な私の考え方。

したがって私の辞書には「嫁をもらう」って言葉はありません(笑)



そもそもうちの場合子供がひとりしかいないから
海外転勤となったら、もうそばに誰もいないわけですし。

また私の姉夫婦は20年近く仕事の都合で海外で暮らし、
義兄は両親ともその間に亡くなっている。

っていうのもそばで見てきたし。



覚悟しておかなきゃなーっていうのは常にある。

期待してたら、そうならなかったときに自分が辛い。

だからなるべく期待しないようにしたい、というのが本音かもしれない。




ま、これはあくまで個人の考えで、善悪の問題ではもちろんないし
どう考えようがとうぜん自由なんですけど。



結婚話が出る前から囲い込みを念じていたら
そりゃ~結婚相手に「トメがさ~」とも言われるでしょうね~。
と思った次第でございます。


とはいえ結婚できない男性が増えている今日この頃。
それでも誰かと結婚できればいいですけどね~。



それにしても、驚いた。
私の友達にして、もうそうなんだもの。





「わが母の記」〜昭和のセレブの暮らしを見たり!〜

$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-わが母の記



昨年公開の作品で、モントリオール国際映画祭・審査員特別グランプリを受賞。



これは昭和の大作家、井上靖の自伝小説を元にしているお話です。


老いて徐々に記憶を失っていく(端的にいうとボケていく)母親を
井上靖役の作家が、自分の娘たちや妻、姉妹らと
力を合わせて世話をして看取るまでの約10年を、
割と淡々と綴っています。


わけあって幼い頃母と別れて育った作家は
そのため母に「捨てられた感」をずっともっていて
でも長く世話をしていくうち、次第にわかりあえるというか
許し合えるというか、受け入れていくというか。


しみじみとしたいいお話でした。

主演は役所広司。母親は樹木希林。
三女に宮崎あおい。



とまぁ内容的にはそんな感じで。



私が「ほう~~~」と見入ってしまったのは
その大作家の生活なんですの。


彼と家族は、世田谷にある自宅兼事務所、
母と姉夫婦が住む伊豆の実家。
そして作家所有の軽井沢の別荘。
この3箇所を行き来して母親を見ているのですけどね。


世田谷の自宅は事務所も兼ねているせいもあり
家も大きいしお手伝いさんや秘書、見習い?
そこに出版社の人たちも出入りして、まさに大所帯。
そこはかとなく…どころか、家のしつらえや生活ぶり、
みなさんの服装ひとつとってもリッチ感たっぷり。


でもふと気がつくと、お話のはじまりは1959年。

まだまだみんなが貧しかった(たぶん)その時代に、
母親のお誕生日を祝うため
一族総出で伊豆あたり?の海が見えるゴージャスなホテルで
ゴルフ&ディナー、そしてサプライズの生演奏。

同じ頃、伊豆の村娘は
かすりの着物着て泥だらけで山道歩いてましたもの。


作家の三女は大学院を出たあとハワイに留学、
そのときは叔母さんたちまで一緒に豪華客船でハワイまで?
送りに行くし。


1960年代といったら、まだ東京だって
未舗装道路がたくさんあった時代ですものね。
さすが大作家。


そして私は、
ゴージャスなホテルではしゃぐ一族の映像を見て


おお、これはもしかして



昭和の庶民を描いた向田邦子ドラマのセレブ版か?



と思いました。



うっとりでございます。




そんなわけで、母親ものとはいいながら
そんな見どころもある映画でございました。

「アフロ田中」〜松田翔太の声〜

$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-アフロ



なぜか最近、松田兄弟をチェックしないと気が済まない病(笑)

そんなわけで松田翔太主演の「アフロ田中」を DVD鑑賞。

原作は青年誌連載の人気マンガだそうだけれど、読んだことはありません。
TSUTAYAで表紙だけ見ましたが。


彼女いない歴24年の天然パーマのアフロヘア青年田中が
彼女つくろうとがんばる、という内容。


青年誌連載のマンガだから、もっと下ネタ満載なのかなーと思ったら
意外や田中はそんなにガツガツしてないし、マジメ?というか。
まぁ原作知らないのでなんとも言えませんが。


にしても、アフロのカツラすごすぎ(笑)
とにかくあり得ない大きさ。
途中で1回、田中の憧れの女性・佐々木希が
田中の生え際をぐーーーっと押すシーンがあったのだけれど
あの瞬間「ズラがズレる!」と私まで心配してしまいましたもの。


でも夫と意見が一致したのは
あの大きさでもなんとなくバランス成り立ってる感があるのは
松田翔太のプロポーションあればこそ(笑)
普通の身長で普通の顔の大きさだったら
とんでもないことになってるはず。



そして佐々木希。


この人、顔がお人形さん的に可愛すぎて、
今の言葉でいう二次元的というのか、マンガの中の少女みたいで
普通の日常生活にはなじまない感じがしていたのだけれど
巨大アフロの田中と並んでいると、
案外しっくり見えるのよね。
さすがマンガ原作ってところでしょうか(笑)




全体には、大笑いはないけれど、ゆるっとしていて
田中の性格もなかなかよいし、
退屈はしませんでした。
何より松田翔太が、今度こそイケメン脱出記念碑的作品かなぁ
と思って見ておりました。
お兄さん龍平で言えば、「恋の門」ポジションの作品かも。


$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-恋の門



松尾スズキ監督「恋の門」はおもしろかった。けっこう笑ったし、好きでした。


あ、そういえばこれもマンガ原作で、童貞主人公のラブストーリーが主軸のお話!

ふ~む。
無意識にお兄さんの足跡をたどっているのか、
あるいは若手がイケメンから演技派に移行するときの通り道なのか。

と、勝手にそこに意味をみつけようとしてもね…
失礼しましたガーン





さてさて、そんなわけで。



この映画のわたし的収穫は…


はい、なんで今まで気がつかなかったんでしょう。

松田翔太、すっごくイイ声なんですね!!!


イケメンキャラじゃないと、声のよさが際立つという法則?発見(笑)

とにかく、正統派二枚目ボイスです。



ナレーションとか吹き替えとかやっても素敵そうです。


「テルマエ・ロマエ」〜ある意味アメリカ映画的(笑)〜

原作マンガのファンなので映画も見たかったが
劇場鑑賞する気はなくレンタルされるのを待っていました(笑)



$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-テルマエ



テレビで激しく宣伝されていたので
ご存じの方も多いでしょう。


古代ローマの浴場(テルマエ)設計技師のルシウス(阿部寛)が
現代日本の公衆浴場や温泉にタイムスリップ。
進んだ文化や温泉を楽しむ知恵に衝撃を受け、
それを古代ローマに帰って再現し
先進的なテルマエを作る…というお話です。



映画は……
まだ続いている長い長い原作を
コンパクトにまとめたな~という感じ。
正直思ったほど笑えませんでしたが(原作は読んでいてけっこう笑うのよ~)
阿部ちゃん、がんばってました。好感度アップ(笑)
彼ありきの映画です。



なのでわたし的に気になったポイントは
お話うんぬんではなく…



「吹き替え」問題でした!!



だって阿部ちゃんは古代ローマ人。
古代ローマと現代日本を行き来するのですから、あれれ、言語はどうするのだ?
(なんてことには見るまで気がつかなったのだが)



答えは、「アメリカ映画方式」。




古代ローマのシーン(ローマ風のセットにローマ風衣装を着た外国人俳優が出演)でも
普通に日本で話しているのです!!



これ、アメリカ映画では普通のことで、
フランスの古典小説が原作の作品でもなんでも、
普通に英語で通しますからね。


でも日本では、たとえ顔が似ていても
日本人が中国人や韓国人になりきって
言語も日本語で押し通すってことはほとんどないと思う。
ドラマではあるかもしれないが、
少なくとも映画においては、私は見たことがないので
決して一般的とは言えないと思う。



ところがこの映画では、やってくれました。



古代ローマ人の阿部ちゃん、普通に日本語を話しています。


てことは、外国人俳優に日本語吹き替えをあてているってことです。


とはいえ、ハドリアヌス皇帝も市村正親だし
主な登場人物は日本人なので、
外国人俳優は、ルシウスの妻とか友達とかほんの数人ですが。



最初に阿部ちゃんが古代ローマの街を歩きながらしゃべりはじめた瞬間、
おお、と意表を突かれたというか
思わず「日本語~(笑)」と言ってしまいましたよ。



でもね、これが不思議。


思っていたほど違和感がない……


ま。主演が日本人だからってこともあるでしょうけど。



そして、それじゃ日本にタイムスリップしたときはどうするの?

と、思ったら。

なるほどね。



ルシウス、ほとんどしゃべらず、
心の中の独り言で話を進行させる(爆)

これはまぁ原作でもそうなんですけどね。
なんせまったく民族も違うし、言葉が通じないのもわかっているから
ルシウスは日本ではあまりしゃべっていません。

で、たま~にラテン語?でしゃべりましたが、
ほんの何回か。


これでなんとか「古代ローマ←→現代日本」を
巧みにやりくりしていましたよ~。


お見事?!




そんな「テルマエ・ロマエ」でしたが
ちょっと疑問に感じたことは。


日本の銭湯(男湯)シーンで、お客さんがほぼ老人だけだっていうこと。


普通の銭湯って行ったことがないからわからないけど
そういうものなのでしょうか???

田舎の、イイ感じのひなびた温泉も、お湯に入っているのはおじいさんだけ。


それはないでしょー?と思ったけれど……

うーん、どうなんでしょうね?




原作が、そのへんどうだったかは思い出せません。


「まほろ駅前番外地」を見て「傷だらけの天使」を思い出す

で、見ました。

瑛太・龍平主演の深夜ドラマ「まほろ駅前番外地」第1回目。

おもしろかったです。

とくに松田龍平の脱力演技に脱力、じゃない脱帽。
別にあれが「素」なわけではなく
どろどろ暴力的な役もできた上での純粋演技的脱力なので
深いな~と感心してしまった(笑)


さて。


若い人にはわからないでしょうから恐縮ですが
このドラマを見てふと思い出したのは、
ショーケンこと萩原健一と、若き日の水谷豊がによる
伝説的なドラマ「傷だらけの天使」。



$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-ショーケン




って、私も子供だったのでよくは知らないのだが
いま調べたら放映は1974~75年。

しかも放映時間が夜の10時からだから、
あきらかに子供対象の番組ではない。

しかも中身がけっこう暴力的だったりエロかったりしたため
子供である私には「見てはいけない番組」的な存在であることが
うすうす感じられ……
基本見てなかったくせに、でも見た記憶はある(笑)
再放送で見たのかな~。


とにかく当時、超かっこよかった。
という記憶が鮮明なのだ。



お話は、ショーケンが探偵なんですね。
で、水谷は相棒ではなく、ショーケンを勝手に慕う弟分。(ホモ説あり)
「あにき~~」ってのが当時流行っておりました。



でも、アウトロー的な「男二人」という設定は「まほろ」と同じ。
まほろは同級生どうしなので関係も対等ですが。




ま、「傷だらけの天使」と似てると思う人が世の中にどれくらいいるか知らないけれど
百歩譲って似ているとして(誰に百歩譲ってるんだ?)(笑)。




時代の移り変わりを感じますです。



世の中からドロップアウトしたとはいえ
ショーケンがぎらぎらしていて野卑で暴力的でセクシーだったのに比べ
瑛太も龍平も、ぜんぜんエグくない。
てかショーケンを漂白してさらさらにした感じ?



それが時代なんだと思う。



もちろん「傷だらけ」は探偵で
「まほろ」は便利屋だから
そもそも暴力やエロはあまり出てこなそうだし(笑)



でもね、薄くてさらっとしてるけど
ドロップアウト組の男二人のやりとりというのは
それだけで見ていてなかなかおもしろい。
夢のようなお話として「こんなのもいいな、格好いいな」と思えるというか。



あとはあれね、脚本の質かな。


いま調べたら「傷だらけ」は13人の脚本家が書いていて
中には市川森一とか鎌田敏夫とか
その後大脚本家になる人たちが。
なるほど、おもしろかったということは
役者はもちろんだけど
脚本の質もそれだけ高かったのだった。


あれー「傷だらけの天使」、見てみたくなったわ~。



そうそう、ひとつだけ。
「まほろ」でけっこう驚いたのが
龍平が喫煙してること(瑛太もかな?)
昔のドラマの中では
大人のカッコイイ男というのは必ずタバコすってましたけど
いまはほとんどないでしょう?
なので龍平の喫煙を見て
ほほー。今どきのドラマでもアリなんだーと。

久々に新鮮でした(笑)

なんてこといったら怒られるのかな~。

でも「教育上よろしくない」とかクレームついて
それによって二人が禁煙してしまったら
それもちょっとね~。



「まほろ駅前番外地」。近頃の深夜ドラマって

「まほろ駅前多田便利軒」という三浦しおんの直木賞受賞作を
2011年に瑛太・松田龍平の主演で映画化。



$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-まほろ



個人的には小説のほうはほとんど印象に残らず
映画も、はぁそうですか的に見てしまい…
ただ映画は瑛太と松田龍平ともに好きなので
二人を見られたお得感はあった。


でも原作に興味がなかったので
その続編というかスピンオフ的なものとして出された
「まほろ駅前番外地」という本は読んでいないどころか知らなかったのだった。



そして今日。



新聞のテレビ欄を見ていたら、
「まほろ駅前番外編」という深夜ドラマが今日からはじまり
主演は映画と同じく瑛太と松田龍平。

(で、そこから調べて、小説の続編があったことを知る)



テレ東、0時12分から。


というドラマに、瑛太と松田兄というゴージャスな配役!



しかも、映画と違い、監督はテレビの「モテキ」を撮った人らしい。

お、こりゃおもしろいかも。



私は基本ふつうの時間のドラマは見ないし
テレビ自体もあまり見ない。


そんな私が
「見逃してしまってソンした~」
と思ったのが、数年前のオダギリジョー主演の深夜ドラマ「時効警察」。


もうドラマは終わる頃、おもしろいという評判を聞いて
あわてて見てみたらおもしろかった。
が、すぐに終わった…。



そのあとの「モテキ」は、放映にまったく気づかず
偶然最後の数回見たら、まんまとハマッた。
そして楽しみに映画(DVDだけど)を見たらイマイチで
あらまードラマのほうがおもしろかったわと思った次第。


つい最近も、夜の11時台か?
姉が見ているというので、長澤まさみが刑事になってる
「都市伝説の女」をラスト2回見たらけっこうおもしろかったし
後輩刑事?の溝端淳平との関係も胸キュン(古!)ぽく
好ましく思えたのだった。


他にもいい深夜ドラマはたくさんあるでしょうが
私が知っているのはこのくらいで。
(あ、夫がエンケン主演の「湯けむりスナイパー」っていうの見てた)


つまり…


昔の感覚だと、ゴールデンタイムのドラマに主演する俳優に比べ
深夜ドラマの俳優はあきらかに格落ち感があったが
いつの間にやら、そうではなくなっているような。



はい、もちろん私が知らないだけなんでしょうけどね。

今さらのようにそう思って、今さらのように驚く私(笑)。



あるいはゴールデンタイムのドラマもおもしろいのが
けっこうあるけど知らないだけかも。




とりあえず、超久々にドラマを「見る気」で見るぞ~。



さてさて、それまでもう少し仕事しますわ。

新年カレーのCMよ、いずこ?

「おせちもいいけどカレーもね♪」


という歌とともに、お正月になると必ず流れたカレーのテレビCM。

あれって相当昔からやっていて
代々出演者は代わっているのだろうけれど
私の場合、いちばん印象的なのは西城秀樹でありまして(笑)


そのCMを、このお正月は見なかった気がするんです。

見逃しただけかしらん。


でも去年あたりもやっていなかったような??



考えてみると、もはや「お正月三が日はおせち」って時代じゃないものね。

三が日にファミレスに若い家族がいっぱい入っていったの見て驚いた私は
もはや年寄りグループであるわけで。



みんなお正月といっても、いつものものを食べるし、
いつものものを食べたければお店もやっているし。
だから家でカレー作る必要ないし。



つまりお正月のカレーのCMは、その役目を終えたということでしょうか。



なんか自分で書いていて自分で納得した(爆)




それとも私がCM見逃しただけかな~。

「レ・ミゼラブル」できちんと泣いてきた(笑)

あけましておめでとうございます。



昨日、見てきました。


$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-ミゼラブル


ちなみに本年度第1回目の夫婦50割利用(笑)
なんか未だにトクした感じがしますよ。
私が年取る楽しみは、60歳になって映画がいつでもシルバー料金で見られるってこと。
今のところ楽しみなのはそれだけだけど…


さて。


原作はご存じビクトル・ユーゴー。
それをミュージカル化して世界中で大ヒット。
今回それを映画化したのが、「英国王のスピーチ」のトム・フーバー監督。


158分と超長いのですが、長さをぜんぜん感じさせず…

と言いたいところですが、すみません、個人的には
前半少々長いな~と感じでしまいました…。


しかし後半から一気に追い込みをかけ
ジャンバルジャンの話ではなく
革命を志す学生たちの群像劇あたりからぐおーっと盛り上がり、
そのまま怒濤のラストへともつれ込んでいくあたりさすがの手腕で、
しっかり感動して泣いてきました。


お正月の晴れがましいイベントとしては
けっこうなものであったと思います。
思っていた以上にキリスト教的な内容だったことに驚きましたが。



主人公のジャン・バルジャンを演じたのはヒュー・ジャックマン。
この人はミュージカルもちゃんとやる人なので歌も巧いし体も大きいし。
そして顔が、若いときのクリント・イーストウッドに似ている…。


年末最後にアン・ハサウェイの話を書きましたが
この映画でロングヘアをジョキジョキと切ってスポーツ刈りに…


しかしいつものことながら、一昔前なら
ハサウェイが演じたような「貧乏のどん底で、マジで泥まみれ」みたい役でも
美人女優を使って「汚っぽくしがらもキレイに作り込む」感じだったと思うのだけれど
今はほんと女優もたいへん!
本当に顔は素に近いし、顔をリアルに汚くしてるし。

ていうか逆に、そうしてもなお美しく見えるって
どんだけー?と思いました目



そのハサウェイの娘のコゼット役がアマンダ・セイフライト。


この手の顔は人気若手女優に数人いて、たぶん今流行の美人なのだと思う。
そして私も、この今様美人顔がとっても好きなのだった。


特に最後の花嫁姿。
髪に白い花を飾った清楚で初々しい姿(を演じているわけだが)には
それだけで涙。(←これは完全に老化現象です。昔はなかった。なぜか泣けるのだ~)


ラッセル・クロウもがんばって歌っていたし。



と、感想はそんなところで(エンターティメントなのでそれほど言いたいこともない)……



今回、行く前から気になっていたのは例によって原作(笑)


この原作を最初に読んだのは小学生のときで、
世界文学全集に入っていた「ああ、無情」(コレ、よく考えるとすごいタイトル)
そして高校生?くらいのとき「レ・ミゼラブル」を読んだと記憶しているが
内容は忘れまくり。

しかしこの映画はかなり原作に忠実に作られていたため
見ながら「ああそうそう」とかなり思い出していったのだった。


しかし。
映画では「1切れのパンを盗んだだけで19年間投獄」されていて
仮釈放されたあと、教会に泊めてもらっておきながら銀の食器を盗んで出奔。
すぐに警官につかまって神父さんの前に突き出されるも、
神父さんが咄嗟にかばって、
「食器は差し上げたものです。でも、いちばんいい銀の燭台も差し上げたのに
忘れていってしまった」とかいって、追加で燭台もくれるのです。
それによって心を入れ替えたバルジャンが、新しい人生を歩み始める…

ってのがお話の冒頭部分。


ところがここを見て私は「あれ?」と思ったのですよ。


私の記憶では、最初に盗んだモノがパンではなく
銀の燭台ってことになっていて。


なので気になってあらすじを検索したところ(すぐ出てくるから便利~)
あらまあ私の記憶違い。
映画のほうがあってました(当たり前か)。


このまちがいはたぶん「銀の燭台」という言葉のインパクトによるものだと思うの。


今から数十年前。
昭和の小学生(=私)は、「銀の燭台」なんて言葉を聞いたこともなく、
よくわからないけれど、すっごく素敵に感じたわけです。
銀の燭台が何かは、たぶん本の挿絵でわかったのだと思うのですが…


燭台…平たくいえばろうそく立て。
今の言葉でいうとキャンドルスタンド?(あちゃー、情緒ない~)




私が子供の頃=今よりずっと「西洋」が遠かった時代。


本の中に出てくるモダンな?ものってすごく印象に残っているんですよね。

前にも書いたけど「マッチ売りの少女」の「七面鳥の丸焼き」とか(爆)





って、あれ~、レ・ミゼラブルが七面鳥の話に…ガーン



ま、お正月だからいいか??(笑)




ちなみに私は「ああ無情」と
「巌窟王」=「モンテ・クリスと伯爵」を激しく混同したりもしていますあせる

巌窟王も調べてみなくちゃ~。





「ダークナイト ライジング」のラストでがくっ。


$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-ライジング

ご存じバットマン映画最新作は、165分と超~長くて
家でようやく見ましたよ~。

これはクリストファー・ノーラン監督による
「バットマン ビギンズ」「ダークナイト」に続くシリーズ3部作の完結編。

前作が、亡くなったヒース・レジャー演ずるジ
ョーカーという邪悪な悪役のインパクトがめっちゃ強く
お話としても「傑作」の呼び声高かっただけに
最初からハードル高くなってしまった完結編ではありました。


が、普通におもしろかったですよん。
この長さを退屈させずに一気に見せちゃう力量だけでもたいへんなもの。

ただ世間一般の風評?と同じく
私も、やはり前作には及んでいないな~とは思いましたが。

しかしこれだけの大がかりな娯楽作を
きっちり作ってしまうのではハリウッドにしかできないワザ。
と。いわゆるハリウッド映画はあまり好みでない私ですら思いましたです。

主役のクリスチャン・ベイルは、「前作の怪我で引退?し、疲れ切ったバットマン」を
ほんとうに疲れて、廃れて、ちょっとわびしい感じに演じていてさすがでございました。




そして今回私が注目しちゃったのが
本作のお色気担当、キャットウーマン役のアン・ハサウェイ。


日本で有名になったのは「プラダを着た悪魔」の新米編集者役。
メリル・ストリープにしごかれる役ですね。


あのあたりではいわゆるカワイコちゃん女優という感じでしたが、
(最初に有名になったのは「プリティ・プリンセス」だし)
どうしてどっこい、そのあともいろんなテイストの映画に出ていて
2008年の「レイチェルの結婚」という暗い映画(笑)で演技がんばって
あの頃から演技派?めざしてる感がありましたが
「ラブ&ドラッグ」というラブコメでは(正直、私はこれ好きじゃなかったですが)
豪快に脱いでくれるし(有名になったあとなのに)
女優根性まんまんな感じがしていました。


$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-レイチェル


そうそう、いま公開中の「レ・ミゼラブル」では
生歌披露しているんですよね(これ、見たい!)


というアン・ハサウェイが、最近私は好きです。

ってだけの話でした(爆)




さて、話を「ダークナイト ラインジング」に戻しますと…


はい、充分楽しめたし、最後はそれこそハリウッド映画らしく
気持ちよ~~くわかりやすく終了してくれましたのも、
まぁよいことなのだと思われます。



が、が、が。



ネタバレになるので詳しくは書きませんが。


最後の最後、中性子爆弾=核爆弾が出てくるのですよ。
悪者が、それで街を丸ごと破壊しようして、
それをバットマンが阻止しようとする
いわば作品のクライマックス。



ここで、がくっ。となったわけです。


「中性子爆弾」の扱い方が、あまりに軽くて。



見ていて「あれ?」ってマジなっちゃいました。

息子と一緒に見ていたんですが、息子はリアルに体が「がくっ」となってましたよ(笑)



かの国では、いまだ
原爆ってこんな認識なのか~と思わずにはいられなかった。



娯楽作品でそこ突っ込むのは無粋?だからか
公開当時あまりそういう声は聞かなかったような気がするけれど
これだけの規模の映画を制作するにあたり
どれだけたくさんの関係者がいたかわからないのに
その中の誰も、「ここ、ちょっとへんじゃね? やばくね?」と
言う人はいなかったのか。


と、思いっきり無粋なことを考えてしまった私。


ま、娯楽作ですから。バットマンですから。


そこ以外は素直に楽しめたからいいんですけどね~。


あと、最近人気の癒し顔俳優ジョセフ・ゴードン=レビットが
意外に重要な役どころ出ていたのにはびっくり。
やはり注目株なんですね。
この人の「(500)日のサマー」。
ちょっと切ない、非情にセンシティブなラブストーリーで
私は好きでした。

$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-サマー
↑この顔です(笑)


以上でーす。


$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」-ライジング

「孤島の王」〜北欧の厳寒風景の効果〜

$更年期をヒラリとかわす!女のプチ鬱ヒーリング日記「笑いながらタメ息」


2010年のノルウェー映画です。

1900年から1950年代までノルウェーのバストイ島にあった少年の更生施設
…って、日本でいう少年院のようなものなんでしょうか。
そこで1915年に実際に起こったという少年たちの暴動。
それをもとに描かれた映画です。



とにかく惨い。
少年たちの扱いが。
王様のようにふるまう院長、その下でこそこそ性的虐待をする寮長、
過酷な労働、懲罰…といかほとんど拷問?みたいな。


そこにある日やって来た(舟で来るわけですよ)エーリングという反逆児。
大人たちに反抗的な態度をとり、罰を受け
それでも自由を求めて脱走を企て、院に波紋を起こしていく。



このエーリングと、
院の優等生で釈放(卒業といっていたが)間近のオーラブ、
そして院長と寮長。
ここらへんがお話の中心人物となります。



暗くて辛くて哀しい話です。

しかし北欧のこの時代の映画で、
私にとっては耐えがたく暗い映画も(「ペレ」とか)けっこうあり
そして私は「ただ暗くて辛いだけで終わる話」って嫌いなのだけれど。

この作品は、辛くて暗いけれど、ひと筋の希望がある。
そしてどんなイヤなヤツにも、ひと筋の人間らしさがある。
脚本もいいと思った。
エーリングとオーラブの間に芽生える友情とか
他の子どもたちの心の動きとか。
最後の暴動シーンはドキドキしてしまいましたよ。


そして決定的に思ったのは…



北欧の島の寒そうな様ったら、ハンパない!




同じ重労働させられるったって、
びゅーびゅー風は吹いてるわ
雪が吹き付けるわ…
まぁ灼熱の重労働も死にそうに辛いわけだけど…




でもねぇ、思うんですよ。

北欧の「寒そうな風景」の映画的効果ってすごいなって。


とにかく空気までもが凍りついてる感じがする。
心も凍りつく。
色調はどこまでも暗く、どこまでもグレー。

こんな状況で酷い環境にいたり酷い目にあったりしたら
あっという間に神経むしばまれること受け合い。
といつも思う。

寒さが人間の心にもたらす効果ってすごいと思う。

しかも島だし昔だし、家の灯りすらない。



こころ、死にます




最近の映画では「ドラゴンタトゥーの女」、
それよりもっと寒そうだった、その元ネタの「ミレニアム」。
この映画の冒頭で雪に閉ざされた孤島が映ったら
もうそれだけで不吉なことが起こりそうな気配満々だったもの。


「ぼくのエリ 200歳の少女」というヴァンパイア映画も
あの雪が降りしきる暗い街って、
あまりにも血の色が鮮やかに映え過ぎちゃって怖さ倍増だったし
何か起こりそうな予感も満々。



北欧ものといえば、クリスマスストーリー的な
あったか素朴な物語もたくさんあって
それだと雪景色もおとぎ話的効果を発揮する。

でも私の中では、
厳寒→怖い、暗い、心凍る
というイメージのほうが強い。

そしてこの映画もまた。




よくできたよい映画だと思いました。
最後はぐっときます。



ただし、気力体力充実しているときに見ることをおすすめします(笑)