いよいよ10月となりました。
例によって夏休みをとらなかった私達は、先週の日帰り温泉ハイキングが遅目の休暇。本当は、初の自転車旅行に出かける計画だったのですが、フィリピン行きが勃発したり、そのスケジュールが変更になったりで、予算的にも時間的にも無理はよそう、ということでキャンセル。その後、フィリピン行きもキャンセルとなり、スケジュールだけぽっかり空いたので、自転車でちょっと遠出でもしようか、とも思ったのですが、頚椎の調子がいまひとつの今、やっぱり無理はよそうということになり、7ヶ月ぶりの日帰り温泉ハイキングとあいなった次第です。
わずか数時間の休暇でしたが、それでも気分的には結構のんびりでき、改めて無理にでも休みをとる必要を感じた1日でした。
〇〇〇
さて、今日は「子供と大人のボーダー」についてです。
早寝の私は、毎晩9時頃から就寝前のストレッチ+ダンベル体操を始めるのですが、ちょうど「きょう〇料理」の開始時間と重なるので、たいてい料理の手順やコツなどを見ながら、せっせと身体を動かしています。が、時々、その日の料理や料理人に興味がなかったりすると、チャンネル・サーフィンを。
で、遭遇したのが、9月半ばに最終回を迎えた、いわゆる月9と呼ばれているドラマでした。そのドラマの中で、佐藤〇市さんの台詞を聞いて、なるほど、と思った私は、早速、パペルに「ドラマでこんな台詞があったよ。」と話そうと思ったら、まず、芸能界に疎いパペルに佐藤〇市さんの説明をするのにひと苦労。(汗)三〇連太郎さんの息子さんと言おうとして、肝心の三〇さんの名前が出てこず、一方のパペルは、佐藤さんが三〇さんの息子だと知らず…。(滝汗)
そんなすったもんだの末、パペルがようやく
「あ~ぁ、あの、一番〇りと養毛剤のコマーシャルに出ている人のこと?」
とどうやら正解に行き着いた様子。と言うのも、私は、一番〇りのコマーシャルはかろうじて数度見たことはあったのですが、養毛剤の方は知らなかったのです。
…とまぁ、こんな苦労までして伝えるほどの代物ではなかったのかも知れませんが(笑)、その台詞はこんな内容でした。
「謝らなければならない時に謝れないのが子供、謝らなくても良い時に謝れるのが大人。」
なるほど、と思いつつ、謝るべき時にさえ、きちんとした謝罪ができる成人が少なくなったように感じる、ということは、今の日本には、「成人子供」ばかりが蔓延しているのかも?と思い、ちょっとぞっとした私。
すると、別の日、別の話をしていて、パペルがのたまいました。
「自分の意にそわぬ相手に不平を並べるのが子供、自分の意に添わない相手をどのように有効に使えるかを考えられるのが大人。」
これは、正に私達がこの10数年間の実践で獲得したスキルのように思います。特に文化差のせいで、相手が自分の思いとは裏腹な行動をとることも多い海外では、そのこと自体を問題にするよりも、どうすれば私達の目的が達成できるかを考えるのが先決、という場面に、多々遭遇しました。
そのような経験を重ねる内に、私達は、これは何も海外でのみ必要なスキルではなく、日本においても有効なものであることに思い至り、現在もしばしば活用している次第です。
さて、私が思いついたのは、もう少し単純です。
「『いいよ』と言われれば、どんな時でも『はい、そうですか。』と従うのが子供、『いいよ』と言われても、時と場合によってはきちんと断れるのが大人。」
想えばこれは、以前、芥〇の『杜〇春』について書いたこととも通底するのですが(「今日のひとこと」2004年08月24日 http://grtaytay.hp.infoseek.co.jp/smlltalk_04_08_01-31.htm#smlltalk_2004_08_24)、身近な例を挙げれば
人が御馳走してくれると言った時、その人に御馳走して貰う理由がない時でも、「ラッキー!じゃあ、これ♪」と、メニューの中で一番高い物をオーダーするのが子供。相手のプライドを傷つけずにきちんと断るか、その時は一歩譲って御馳走になり、それ以上のものをきちんと返せるのが大人。
或いは、
自分の問題で、相手の都合も聞かず人の家をいきなり訪れ、その家の主に、ひとつしかないベッドに寝たらと言われ、当然のようにそこに寝るのが子供、自分の問題で突然時間を奪ってしまっただけでも申し訳ないのにベッドまで占領してしまっては立つ瀬がない、ときちんと断るのが大人。
…などと、色々と考えてみると、子供と大人のボーダーって、結構、具体的で細かい様々なシチューエーションで考えられて、自分はそれらのハードルをどんな風にクリアして来たのか、或いは、未だにクリアしていないのか、しばし、呆然とした想いに捕らわれます。
1度、あなた版の「子供と大人のボーダー」を考えてみませんか?
ラピス(Lapis)
例によって夏休みをとらなかった私達は、先週の日帰り温泉ハイキングが遅目の休暇。本当は、初の自転車旅行に出かける計画だったのですが、フィリピン行きが勃発したり、そのスケジュールが変更になったりで、予算的にも時間的にも無理はよそう、ということでキャンセル。その後、フィリピン行きもキャンセルとなり、スケジュールだけぽっかり空いたので、自転車でちょっと遠出でもしようか、とも思ったのですが、頚椎の調子がいまひとつの今、やっぱり無理はよそうということになり、7ヶ月ぶりの日帰り温泉ハイキングとあいなった次第です。
わずか数時間の休暇でしたが、それでも気分的には結構のんびりでき、改めて無理にでも休みをとる必要を感じた1日でした。
〇〇〇
さて、今日は「子供と大人のボーダー」についてです。
早寝の私は、毎晩9時頃から就寝前のストレッチ+ダンベル体操を始めるのですが、ちょうど「きょう〇料理」の開始時間と重なるので、たいてい料理の手順やコツなどを見ながら、せっせと身体を動かしています。が、時々、その日の料理や料理人に興味がなかったりすると、チャンネル・サーフィンを。
で、遭遇したのが、9月半ばに最終回を迎えた、いわゆる月9と呼ばれているドラマでした。そのドラマの中で、佐藤〇市さんの台詞を聞いて、なるほど、と思った私は、早速、パペルに「ドラマでこんな台詞があったよ。」と話そうと思ったら、まず、芸能界に疎いパペルに佐藤〇市さんの説明をするのにひと苦労。(汗)三〇連太郎さんの息子さんと言おうとして、肝心の三〇さんの名前が出てこず、一方のパペルは、佐藤さんが三〇さんの息子だと知らず…。(滝汗)
そんなすったもんだの末、パペルがようやく
「あ~ぁ、あの、一番〇りと養毛剤のコマーシャルに出ている人のこと?」
とどうやら正解に行き着いた様子。と言うのも、私は、一番〇りのコマーシャルはかろうじて数度見たことはあったのですが、養毛剤の方は知らなかったのです。
…とまぁ、こんな苦労までして伝えるほどの代物ではなかったのかも知れませんが(笑)、その台詞はこんな内容でした。
「謝らなければならない時に謝れないのが子供、謝らなくても良い時に謝れるのが大人。」
なるほど、と思いつつ、謝るべき時にさえ、きちんとした謝罪ができる成人が少なくなったように感じる、ということは、今の日本には、「成人子供」ばかりが蔓延しているのかも?と思い、ちょっとぞっとした私。
すると、別の日、別の話をしていて、パペルがのたまいました。
「自分の意にそわぬ相手に不平を並べるのが子供、自分の意に添わない相手をどのように有効に使えるかを考えられるのが大人。」
これは、正に私達がこの10数年間の実践で獲得したスキルのように思います。特に文化差のせいで、相手が自分の思いとは裏腹な行動をとることも多い海外では、そのこと自体を問題にするよりも、どうすれば私達の目的が達成できるかを考えるのが先決、という場面に、多々遭遇しました。
そのような経験を重ねる内に、私達は、これは何も海外でのみ必要なスキルではなく、日本においても有効なものであることに思い至り、現在もしばしば活用している次第です。
さて、私が思いついたのは、もう少し単純です。
「『いいよ』と言われれば、どんな時でも『はい、そうですか。』と従うのが子供、『いいよ』と言われても、時と場合によってはきちんと断れるのが大人。」
想えばこれは、以前、芥〇の『杜〇春』について書いたこととも通底するのですが(「今日のひとこと」2004年08月24日 http://grtaytay.hp.infoseek.co.jp/smlltalk_04_08_01-31.htm#smlltalk_2004_08_24)、身近な例を挙げれば
人が御馳走してくれると言った時、その人に御馳走して貰う理由がない時でも、「ラッキー!じゃあ、これ♪」と、メニューの中で一番高い物をオーダーするのが子供。相手のプライドを傷つけずにきちんと断るか、その時は一歩譲って御馳走になり、それ以上のものをきちんと返せるのが大人。
或いは、
自分の問題で、相手の都合も聞かず人の家をいきなり訪れ、その家の主に、ひとつしかないベッドに寝たらと言われ、当然のようにそこに寝るのが子供、自分の問題で突然時間を奪ってしまっただけでも申し訳ないのにベッドまで占領してしまっては立つ瀬がない、ときちんと断るのが大人。
…などと、色々と考えてみると、子供と大人のボーダーって、結構、具体的で細かい様々なシチューエーションで考えられて、自分はそれらのハードルをどんな風にクリアして来たのか、或いは、未だにクリアしていないのか、しばし、呆然とした想いに捕らわれます。
1度、あなた版の「子供と大人のボーダー」を考えてみませんか?
ラピス(Lapis)