最近、一つの流れを感じます。
それは個人の利益が重視されてきていること・・・。
例えば書店に行くとベストセラーになっている本が並んでいると思うのですが、「成功」・「儲かる」・「勝利」・「~術」・「~力」というキーワードが含まれているものが実に多いのです。
抽象的・大局的なものから、より具体的・直接的に生活に密着、もしくは個人のスキルや収入に直結するものが受け入れられていることが分かります。
これらのうち何冊か実際読んでみたのですが、自分の夢が実現、収入が倍増、能力が向上、など夢のような話が並びます。
確かに一瞬、自分も・・・と錯覚するのですが、世の中そんな簡単なものではないように思います。
これらの書籍は成功事例やテクニック的なものを伝授しているものが多く、本質的な部分が薄いように思えてしまうのです。
最近、ビジネス著名誌である「週刊ダイヤモンド」の編集長のセミナー(!?)に出席する機会があったのですが、同誌の売上を左右する特集において、テーマのキーワードがとても大事で、最近はより「個人の利益」に直結したものでないと売れなくなってきているという話をされていました。
もちろん、今の日本経済において、このような明るい話題や経済的にメリットがあるようなものは必要だと思いますし、それによって実際にそのようになる人達が増えれば経済が活性化してくる部分もあると思うのですが、なんとなく片手落ちになったり、大事なことが忘れ去られたり・・・というマイナス要素もあるのではないかと懸念してしまいます。
この流れは当面止まらないものと思いますし、私の考え過ぎかも知れませんが、何事も程度問題ってあるような気がします。
