(前日からつづき)
「好きなこと」は勿論ですが、「海外留学に行きたくて英語を勉強する」とか「彼に料理をつくってあげたくて料理教室に通う」など、「目的」が明確な場合にも比較的吸収が早いのではないかと思います。

私の税理士試験の場合は、この「目的意識」が希薄だったのだと思います。

そういう意味では、「好きなこと」や「目的があること」を合わせて、「感心があること」と「感心が無いこと」では、吸収力やそのアウトプットにおいて差が出てくるのではないでしょうか。

「嫌いなこと」「興味の無いこと」「目的の無いこと」は、おそらく頭に入る情報量が1/10ぐらいしかないような気がします。

ところで、これを仕事に置き換えると、仕事は必ずしも「好きなこと」や「興味のあること」ではないことがあります。
「電話を取ったり」「コピーをとったり」「荷物や書類整理をしたり」など雑用系の仕事は特にそうかも知れません。

でもこういった仕事も、すべての基礎になっているもので、将来やりがいのある仕事をするためのステップだという目的意識を持ったり、これらの仕事そのものに「楽しみ」や「やり甲斐」を見つけるということはとても大事なことだと思います。

例えば、電話を取っていることで社内の人達とのコミュニケーションが良くなったり、コピーを取っているうちにコスト削減策を考え付いたり、荷物や書類整理をしながらより効率的な整理方法を発見したり、とプラスアルファが出てくるものです。

上司から見ていると、「あいつはどんな仕事でもきちんとこなしているし、モチベーションも高いみたいだから、今度はこの仕事を任せてみようか」と期待と信頼が大きくなっていくものです。

嫌な仕事でも「好き」になってしまう、もしくはそう思い込むことは、仕事内容を吸収したり、より高いパフォーマンスを出すうえで、とても重要なことです。