「好きこそ物の上手なれ」という諺は、まさに的を得た言葉だと思います。


これはご存知のとおり「好きな事にはおのずと熱中できるから上達が早い」ということですが、趣味にせよ、習い事にせよ、スポーツにせよ、好きな事を学んでいるときには、楽しいし、飽きないし、頭にも入るものです。


私の例では、今ちょっと思い起こすだけでも、歌とか、将棋とか、麻雀とか、ボーリングとか、マッサージとかはすぐに上手になりました(笑)。
逆に、楽器とか、オセロとか、剣道とか、水泳とかはなかなかうまくなりませんでした。


勉強でもそうです。
私は数学はルールを覚えれば答えを導き出すのが容易なので楽しかったし、人間が織り成す歴史とかは興味があったので、あまり勉強しなくとも成績が良かったのですが、答えが一つでない国語とか、古い言葉である漢文・古文とかはよくありませんでした。


「好きこそ物の上手なれ」をより実感を持って感じたのは社会人になってから受けた資格の勉強です。


私はこれまでに資格試験を3つ受けたことがあります。
一番最初が一級建築士の資格。
ほとんどの人が日建学院という資格専門学校に通うなか、お金と時間が無かった私は全くの独学でしたが、受験一回で合格しました。
これは私が頭が良かったのではなく、仕事にも絡んでいたし好きだったからだと思います。


次に受けたのが宅地建物取引主任者。
これもかろうじて仕事に絡んでいたのですが、こちらも参考書を読んで学習したのですが、読んでいても興味があまり湧かず、電車の中でもついうとうととしてしまって、学習は決して効率的ではなかった気がします。
幸い、こちらも受験一回で合格しましたが、これはたまたまだと思います。


そして三つ目が税理士の試験。
私の人生の中で唯一受からなかった試験でもあるので、あまり人に話したことが無い(笑)のですが、前の2つの試験に受かって調子にのっていた私は、数字の勉強をするために税理士の試験も取ってしまおうと考えました。
会計や税務の知識が全くなかったのですが、資格学校嫌いの私は、参考書だけ購入してきて独学しました。
ところがなかなか頭に入らないのです。
どうしたのかな? 自分の脳細胞が破壊してきたのかな?・・・と自問自答したのですが、せっかく参考書も購入したからと受験をしてみました。
今も忘れない真夏の大学の校舎で、エアコンの無い中解答用紙の藁半紙が渡され、汗で手が紙にくっつきながら、2科目を受験しました。
結果はNG。


予想はしていたとはいえ、かなりショックでした。
収穫としては、相続税の計算ができるようになったことぐらいでしょうか。


このとき、同じ学習量でも集中力や吸収力にこんなにも差があるものなのか、と痛感しました。

(明日へつづく)