お高い成果を求められて一人頑張っている女性リーダーのためのコーチ 伊藤史子です
あけましておめでとうございます。
昨年はブログを読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の「いいね」が励みになっています!
今年も、あと残り僅かになった本の感想と、
読書会の内容を書いていきますのでよろしくお願いいたします。
働く女性に、この本はとても役立つ!と実感し、
ブログで概要と私の体験・気づき・感想をシェアしています。
さて、遅くなりましたが昨年最後の読書会を開催しました。
16回を迎える今回も、5名の方がご参加くださいました。
会社員の方、税理士さん、女性向けのサロンを開く方、
児童施設でクレヨン教室を12年開催続けている方、
アンガーマネジメントの先生 と、
多彩なキャリアの方にお集まりいただいています。
英国ロックバンド「クィーン」の写真コーナーのような貴賓席です!
※読書会中は、もちろんマスク着用で読んだり話していました!
写真撮影時のみマスク外しています(撮影後、すぐ着用)
自己紹介の際に、今回は昨年最後でもあり、
「印象的だったこと」をシェアしていただきました。
・税理士独立スタートしたこと。
税理士登録してHPも作成、ブログもスタート。
色々やってみると分かることが多い。
来年はクラウド会計や農業関係にも関心がある。
・今年読書会に参加したこと。
来年は仕事を辞めるかも。
コロナでライブのオンライン配信を聞くようになり、
知らないアーティストを知ることができ、広がった。
・コロナ前は海外旅行に行っていたのが、コロナで海外に
行くことができず、国内旅行をすることになったが、
国内や身近な場所に目を向けるきっかけになった。
ワインも好きだけど、国産ワインで美味しいものがあることも知り
「メイド・イン・ジャパン」を意識するようになった。
・色々流れが来て、来年はサロンをオープンすることになった!
・乗馬にハマり、馬が可愛くて仕方ない。
競走馬が引退後は殺処分されると知り、将来は競走馬が
殺処分されないで生きていけるようにしたい。
と、様々なお話が出ました。
自己紹介から私の知らないことを知ることもあり、
また皆さんの活動も知るとご参加者の方への関心も深まります。
読書会の本は、いつもブログで取り上げているこの本
「コーチングの神様が教える『できる女』の法則
〜女性特有の「キャリアアップを邪魔する12の悪癖〜」
(サリー・ヘルゲセン&マーシャル・ゴールドスミス著 日本経済新聞出版社)
今回は、具体的な悪癖の7つ目です。
(悪癖は12個紹介されています)
今回も本の内容からの気づきだったり、
皆さんの経験などたくさんシェアしてくださいました。
今回は、第12章 悪癖その8「喜ばせたい病」
を読みました。
※内容のブログはこちら
(本の概要です)
・女性に多く見られる「喜ばせたい病」
自分が忙しくても、「いい人」と思われたいと
意識的・無意識にそういう行動を取ってしまう。
・そのために、自分のためにならない、時間を取られる
仕事を依頼されると引き受けてしまったり、
愚痴をこぼすのが好きな人に同情して時間を費やしてしまったりする
・喜ばせたいという人は、人の役に立ちたいと思い、
過去に彼らを頼ってきた人に負担を与えたり、
がっかりさせたくしたくないと思う。
・女の子は、従順で愛想が良く、他の人の役に立ち、
「いい人」であることで、家庭でも学校でも褒められるため
職場でもそのようなふるまいをしてしまう。
・喜ばせたいと思う気持ちはキャリアの初期段階では
プラスになるかもしれないが、
上に行くにつれ、妨げとなり、
リーダーシップを発揮する能力を弱めてしまう。
読んだ後のシェアでは、
・「人が喜んでくれるのなら…」と引き受けていると、
「私ばっかり」「私ばっかり」「私ばっかり」が積み重なり、
最後にバーンと爆発することになってしまう
・自分の状況を理解してもらうために人に説明したりすることも大事だが、
そこに気を取られず、自分がすることを進めていくのも大事
・愚痴をこぼす人は、話し終わるとすっきりしているが、
聞かされた方はグッタリする。
良い人と思われたいがために相手をしても、
自分にとっては何のメリットもない。
・女性は他の人の役に立つ「いい人」であることで認められてきたせいか、
職場でも女性は職場の雑用を率先してやっている。
職場で若い男性に「コピー機の用紙補充はするように」と指示しても、
「何でですか?」と聞き返される。
・職場のお茶くみも、かつては女性社員にはお茶くみの研修があった。
その当時はそんなもんかと思っていたが、年配の男性社員から
「お茶を女性から出してもらうと嬉しい」と言われ違和感を感じた。
・自分の職場ではお茶出し(お客だけでなく、社員全員。
コーヒーだと砂糖やミルクの有無まで!)が未だにある。
そして、電話応対も女性が出るもの との暗黙の意識がある
(ほとんどが男性社員への問い合わせなので、代わるのだが)
女性社員がお茶出しをして不在でも、男性は電話を取ろうとしない。
などなど。
※お店のお正月飾りの写真です
「要として頼られすぎる」「喜ばせたい病の共通点」
(本の概要です)
・メディカルセンターで働いているナンシー。
最初短大を出て受付で働いていたが、
働きぶりが評価され、責任あるポジションに昇進した。
・昇進後も、ナンシーは今の業務以外にこれまでの業務も
引き受けてしまっていた。
・それは子どもの頃ナンシーの家族が「成功者は傲慢だ」と
言っており、そうはなりたくないと考えていた。
・また同僚も、20年のベテランであるナンシーなら
困難な患者の対応も慣れており、自分たちがやるよりも早いと
ナンシーを頼りきっていた。
・そのため、ナンシーは「よろこばせたい病」で
断ることができず、仕事を抱え込んでいた。
・ある時ナンシーの状況をみた会社は、ナンシーにコーチをつけた。
コーチは、ナンシーが喜ばせたい病であることに気づき、
今週行った任務をすべて書き出し、そのうちナンシーの任務だけ
印をつけさせ、思い出させるツールとした。
・そして、印の無い仕事にノーを言うことは
ナンシーには強い自制心が必要だったが、
行動を変えただけで、良い結果が出始めた。
・ナンシーは、喜ばせたい病は、
「いなくてはならない存在であると感じていたいと言う欲求から、
多くのことを引き受けすぎていた」ことから来ていたと気づいた。
読んだ後のシェアでは、
・この本のナンシーの職場は医療機関なので、
看護は命もかかり、ゆっくりしていられない。
ナンシーは20年も働いていて人の繋がりもあるので、
引き受けないのは難しかったのではないか。
・自分ができる許容範囲があり、リーダーが全てやってしまうと
下は「何をしたら良い?」となる。
・「傲慢な人に見られたくない」と周囲に気を使って、疲れてしまう。
自分のキャパは分かっているので、できない理由をいちいち説明している。
それで疲れてしまう。
基本的に「いい人に見られたい」という思いが根底にある。
・ナンシーは、信頼と実績、安心があるから頼られてしまう。
しかし時には安易に頼らせない空気も必要。
自分を持つことが必要。
・ナンシーに対し、会社がコーチを雇いコーチングで気づかせたのが凄いと思う。
普通は、見ても見ぬふりが多いと感じる。
ナンシーのコーチが、「1週間のうちに行った任務を一覧表に書き出させ、
彼女の任務にだけ印をつけさせた」
「書き出す」のは明確になり目に見えるので効果があると感じた。
・ナンシーのように、1人で抱え込んで頑張りすぎる人は
SOSを出せないと、見過ごされてしまう。
・「ナンシーは、関与しすぎるのはすべて自分のこととしたいからだと
言う事実を直視する必要があった」
これは、「自分がしてます!」と思いたいからだと自分も思う。
「家庭での喜ばせたがり屋」
(本の概要です)
・ナンシーは、「喜ばせたい」衝動は、家庭生活を複雑にしていることに気づいた。
子どもたちから世界で一番素晴らしい母親だと思ってもらえるよう動き回っていたが、
「仕事が大変だから子どもたちのことをすべてやらなければいけない」との罪の意識があった。
・息子のサッカーの練習も「息子が来なくても大丈夫」だと言うのに行ってしまい、
専業主婦の母親達がが手作りのお菓子を作り、
ものすごい誕生日パーティを開くのを見て、
自分の子どもが嫌な思いをしているのでは?としていた
・社会学者も現在は「母親業は世界でかつてなかったほど労働集約型」で、
子どもの生活に関与するレベルは前例をみないほどだという。
これは極めて多数の女性が働きだし、
高いポジションに就きだしたのとまったく同じ時期に起きている点だ。
・働いていることの罪の意識から、
度を超えた期待をされても「できない」と押し返すのに躊躇する
ようになっているという。
・ソーシャル・メディアがこのプレッシャーを強め、
誰か母親がFacebookに子どものパーティの写真を投稿し
ケーキも衣装も凝ったものにしていると、
それを見た他の母親は、自分も同じように手をかけたことをしなくては!
と思ってしまう。
・どんどんエスカレートしていくこの動きを止める唯一の方法は、
優先順位を明らかにして、自分のよって立つところに自信を持ち、
本当に自分にとって、また多くの場合あなたの子供にとって
重要ではないことを期待されてもお断りすること。
・ワークライフ・バランスは「仕事と家庭の融合」と
最近では言われることが多くなったが、
女性は「すべてほしいもの」を手に入れられる、
それができないのはどこかに欠陥があるからだ、
という基本的なメッセージには変わりがない。
・ますますエスカレートしていく環境で平静を保つには
自分の優先順位をじっくり慎重に考える必要がある。
心の底からなりたい自分、
そして自分の人生で達成したいものは何かを考えるべきだ。
・プレッシャーにさらされて、
後ろめたく思うことが数多くあるから、
喜ばせたい病に抵抗して押し返す道を見つけるのは
かつてないほど重要になってきている。
読んだ後のシェアでは
・SNSでキャラ弁の投稿が多く、それが競争になってくるので
学校でキャラ弁が中止になったと聞いた
・自分も外で働く分、子どもを喜ばせようとしていた。
・自分が週休二日制で土曜日休みの時、子どもが小さい時
勝手に朝パンを食べて学校に行っていたこともある。
意外と子どもも自分でやるもんだと思った。
・今の親は子どもの習い事やスポーツにも付きっ切りで
送迎や先生の指導も親がメモを取っている。
ただ今は1人で通わせると不審者がいるため難しいところもある。
・自分が働きだした時、夫が「子どもをちゃんとせんと!」と
言ってきて、それで余計「子供に手をかけないと」と
考えるようになったと思う。
「夫自身はこどもをちゃんとしないと」とは考えていない。
などなど、皆さんの貴重なご体験からのお話、
いつも大変参考になります。
昨年は読書会は10回開催し(うち1回はZOOM開催でした)、
のべ43名の方にご参加いただきました。
今年も読書会を開催しますので、よろしくお願いします。
そして、読書会オフ会も企画中!
皆様が安心して想いが語れる場を提供していきます。
読書会で、ホッと一息つける時間を提供しています!
(読書会で大切にしているものです)
今回も皆様のご体験や、雑談でもお役立ち情報など、
お話が楽しくて、あっという間の2時間でした。
本だけでなく、ご体験からのお話がとても参考になります。
また、ご参加者の皆様の知識もシェアしてもらえ、
より理解が深まります。
読書会が、あるコーチの方が仰っていた「上質な雑談」のような時間になっていれば幸いです。
今年の初読書会開催します!
第17回「男性社会で頑張っている貴女の為の読書会」
〜日本一ゆる〜い読書会〜
(通称:アマゾネス読書会)
日時:1月14日 19:00〜21:00
方法:ZOOM
参加費:無料
定員:6人(定員に達し次第締め切ります)
※残り2人です
お申し込み、お問い合わせは下の「お問い合わせはこちらから」か、
Facebookのコメント、メッセンジャーからお願いします。
本を読んで(予習不要)、その感想を語って体験や気づきをシェアするだけ!
そんなゆる〜い時間です。
仕事帰りに、ホッと一息つける場を提供しています。
コーチングや、働く上での悩み・困り事のご相談もお問い合わせください。
(前職では労働行政で、ダイバーシティや女性活躍推進、仕事と家庭の両立、
働き方改革、ハラスメント対策の推進を担当し、
企業や労働者の方からのご相談にも応じていました)
長文ご覧いただき、ありがとうございます!





























