アマゾネス系女子のためのコーチ 伊藤史子です

 

 

 

前回の記事 

https://ameblo.jp/fmk110/entry-12459853241.html

 

〔感想 7〕 

Part.Ⅰ 女性のキャリアが行き詰るとき

第2章「あなたが今いるところ」

(vol.5)

 

 

これまで紹介した3人の女性の悪癖は、

キャリアを始めた頃には良い行動だったのだが、

次のレベルに上がる際には、逆にそれが邪魔となっていました。

 

 

 

<エレン>

最初は、一匹狼なトップが率いるベンチャー企業では、

自画自賛や自分のやっていることをアピールしないのが良かったが

 

次のキャリアでは、巨大企業でどの部署も目立とうとしている状況では、

「何をしているかを話して『上司の時間を無駄遣いさせない』やり方は不利に働いた。

 

 

 

<キャリー>

最初は、身を粉にして働くアプローチが早く昇進できたが、

 

次のキャリアでは、コツコツと働き専門性を持つことよりも、

リーダーシップが求められ、

 

「人間関係を築くことを後回しにしたり、

指示を求める人たちを無視することはやってはならない」ことだった。

 

 

 

<ミランダ>

最初は、人に喜ばれたいと言う強い気持ちは

忠誠心であり仕事に対する献身とみられ、

 

短期間に昇進したので「イエス」と言えば報われるものだと

思うようになってしまった。

 

次のキャリアでは、「コミットするためには戦略的に範囲を絞るべき」なのに、

 

その範囲を超え、彼女のためにあまり役に立たない仕事も自発的にやることで、

 

自分の戦略的パスをしっかり考えている同僚にうまく利用されてしまった。

 

 

 

これら3人の女性のケースは、極めて献身的に働く女性が

 

「あなたがここまでになるのに役立ったものは、ここから先に行くのには役立たない」

 

ことを学べば、多くを得ることができることを示しています。

 


 

この本の著者は、これらの悪癖は習慣になってしまっており、

 

「自分の性格に固有なもので、それが自分なのだ」

 

と思うようになってしまっていると言っています。

 

 

 

例えば、人事考課で自分が何を達成したかを話すのがためらわれる時、

 

母親がいつも

「自分のことを話すのは自己中心的な人だけよ」

と言っていたことが思い出されるように。

 

 

古い習慣を変えようとしたら、

 

あなたの反応を習慣化してしまった今までの積み重ねや経験を

撥ね退けていかなくてはならない。

 

それは時間のかかる、身のすくむようなことで、専門家の指導が必要なことも多い。

 

 

 

だが、古い習慣を新しい習慣に置き換えるように行動を変化させるアプローチはあり、

 

皆さんも過去に自ら悪癖を直した経験もあるでしょう。

 

 

 

その悪癖を克服する過程で、

 

「それはあなたの性格の一部ではなかった」

 

「『本来のあなた』を反映するものでもない」

 

と気付いたのでは!?

 

 

 

そのように育ってきてしまっただけで、

 

その行動があなたにとってのデフォルト設定になっていただけだった!

 

 

 

そして、習慣になったのには何かきっかけがあり、

習慣はその行動を引き起こした状況がなくなった後にもついてくるものだ!!

 

 

 

つまり、あなたの悪癖はあなた自身ではない! 

 

何も考えずに勝手に動く、「自動操縦」をしているようなものだ!

 

 

 

そして、自動操縦時には、この状況・瞬間・問題・求められる反応などを全く考えておらず、

 

快適になった形で反応しているだけであり、

そうすれば頭脳はエネルギーを節約しカロリーも消費しない。

 

だから、あなたの行動が今あなたのためになっているのかどうかを考えないのだ。

 

 


 

この3人の女性の悪癖は、いわゆる成功体験というものでしょうか。

 

かつて上手くいった方法を、それこそ自動操縦でやってしまっていた!

そんな印象がします。

 

 

 

慣れない環境や、次のキャリアのステージなど、

慣れ親しんでいない不安の大きなものであるからこそ、

 

過去の成功体験に従って上手くしよう!と考えてしまうのかもしれません。

 

 

 

また、このような悪癖は、何かのきっかけで習慣化されたのものであり、

 

その中には、例にあったような親の言葉のような、

 

子どもの頃のしつけや教育、社会観念

(女性はこうあるべき のような)

 

の影響も多大に受けていると思われます。

 

 

 

この悪癖が自分自身ではなく、自分の性格でもない!

 

それに気づけたら、それを変えてより自分のためになる良い習慣が身につけられそうです。

 

 

 

次回はその「足踏み状態から逃れる」です。

 

 

 


 

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次の記事はこちら

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アマゾネス系女子のためのコーチ 伊藤史子です

 

前回の記事 https://ameblo.jp/fmk110/entry-12454997170.html

 

 

〔感想 6〕 

Part.Ⅰ 女性のキャリアが行き詰るとき

第2章「あなたが今いるところ」

(vol.4)


 

 

 

 

 

キャリーの事例「協力者を作らず、じっとしている」

キャリーは、新しい部門のトップになるという昇進をした。


彼女はこれまでとは異なる馴染みのない業務であったため、
まずは、専門領域を短期間で理解してから、崩壊した部署の
人間関係を築こうと考えた。

しかし、初日から対応や助けを求める声に忙殺されたり、
トップから連絡を密にするよう求められたが、
社内に助けてくれる人がいることを知っていたが、
自ら説明できるようになるまで、サポートを求めなかった。


専門領域を短期間で理解することを優先し、周囲と距離を置いたため、
近寄り難く、冷たい人とされてしまい、

幹部からは何か隠しているのでは?と不安視され
 

最後には、よく知るCEOから、

 

「みんなが彼女を信頼しているからこのポジションに就かせたのに、

なぜかその信頼に応えられていない」

 

と言われてしまった。
 

 


キャリーは
 

悪癖その3

 

「専門性を過大評価する」
「初日から協力者を得ようとしない」

 

をしでかしてしまった。
 


 

私も全国転勤だったので、馴染みのない土地に転勤して、

すぐ仕事に取り掛からねばならず、

 

「とにかく担当になった業務内容を理解しないと!」

と必死だったのを覚えています。
 

 


殆どが、初めまして!のメンバーだったので、

誰に何を聞いて良いかも分からず、
 

地元の非常勤職員さんで親切な方が、

きっと見るに見かねて声を掛けてくださって、


それこそ書類の在り処や、文房具などの物品など教えてくれていました。
 

 


「専門性を過大評価する」も、よく分かるところで、
「この業務について詳しくなることが重要だ」と

どこかで思い込んでいた感じはします。
 

 


ただ、この近年は、自分よりも詳しい非常勤職員さんがいれば、
その力を頼って(活かして)仕事をすれば良いんだ!
と思えるようになり、


分からないことが出てきたら、「誰かわかる人〜?」と叫んで(笑)、

対応して貰ったりしたので、私も全体を観ることに力が使え
 

 

 

また退職時には、非常勤職員さんから

「任せて仕事をさせて貰えたので、楽しく仕事ができた」

と言って貰えました。
 


 

 

ミランダの事例「喜んで貰おうとしてやり過ぎる」
 

 


ミランダは、グローバルな法律事務所で確実にキャリアを築く必要があると考え、
 

昇進するには重要な委員会のメンバーになっている

各地のオフィスのリーダーに知って貰う必要を理解し、

 

様々な委員会に参加したりしたが、効果的ではないことが分かった。
 

 


そのうち本来業務が急増しバランスをとるのが難しくなったところに、
 

同僚から、事務所内の新たなプロジェクトにミランダを

共同リーダーとして推薦されてしまい、それも引き受けてしまった。
 

 


しかし、そのプロジェクトもミランダの昇進に繋がる事は無く、

更に業務が忙しくなっただけだった。
 

 

 

そして、限界まで無理をしている自覚するに至ったため、

プロジェクトを諦めようと思ったが、

推薦してくれた同僚をガッカリさせるのでは?と心配した。
 

 


同僚に話すと、「その仕事は見返りが不確かな為に、負担が大きいよね」と言われ、

 

「なぜ自分を推薦したのか?」と尋ねたら、

 

同僚は「自分は凄く忙しかったからから。

それに、君は基本的にイエスと言う人だと思ったから」と言った。

 



ミランダは、悪癖その8
 

「喜ばせたい病」
 

で躓いていた。

 

 


 

 

この悪癖も思い当たることが多々あります。
 

「喜ばせたい思い」でやっていると、自分が無理してでも引き受けてしまう!
そして自分の負担は増えていく
 

 


若い頃は上からの指示には応えないといけないと考え
(ある意味当然ではあるのですが)

そこで自分が役に立って嬉しいと思ってしまうと、
 

それが逆に

「期待されているから、自分が頑張らないと」

という気持ちを持つようになり

頑張り過ぎて身体を壊したり、自己犠牲感が強くなりました。
 

 


また、残念ながら、ミランダの同僚のように、

自分がやりたくない事を押し付けてくる人もいたり、
 

上司も「これ(=私)に頼んでおけば良いだろう」と自分が楽したいが為に、

仕事を振ってくる人もいましたね。
 

 


「良い人」をやっていては、便利使いにされます。
 

 


「人を喜ばせたい」と思いがある人は、

クールに

「この仕事は自分のキャリアアップに繋がるものだろうか? 
それとも、ただ便利使いにされているだけだろうか?」

と、見極めることも必要かと感じます。
 

 


 

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〔感想 5〕 

Part.Ⅰ 女性のキャリアが行き詰るとき

第2章「あなたが今いるところ」

(vol.3)

 

 

 

前回の記事 

https://ameblo.jp/fmk110/entry-12453566760.html

 

 

 

前回で、男女の仕事で得られる満足の違いや、

女性が良しと感じて取る行動が、

 

キャリアを進めていくうえで、途中から足踏みさせる原因となる 

ということでしたが、

 

 

 

その「行き詰まりの問題」について、著者は次のように述べています。

 

 

 

・前進を妨げている何か、こういう人生を送りたいと思っているのにそうさせない何かがあるように感じる

 

・あなたの足を引っ張ろうとしている状況を打破できないと感じる

 

・あなたの貢献が認められていない、あるいは評価されていないように感じる

 

・周囲の人はあなたが何をできるのか、まったくわかっていないと感じる

 

 

 

多くの人は、「行き詰まるのは、状況のせい」に思える。

 

この「状況のせい」とは、あなたの立場や、

あなたに対して権限や影響力を持つ人の失敗の結果に思われる。

 


 

この行き詰まりの内容は、いま改めて読んでみると私もそのように感じるわ!と思います。

 

 

 

「こういう人生を送りたいのにそうさせない何かがある」も、

 

私も全国あちこち飛び回りたいと言った覚えはない!のに、

 

自分の生活や人間関係も大事にしたいと思っていても、

 

それが叶わないような人事に振り回された と感じ

 

 

 

「あなたの貢献が認められていない、あるいは評価されていないように感じる」も

 

まさに、「その通り!!!」と声を大にして言いたい!

 

そんな気分です。

 


 

しかしこの本では、

 

この見方には多少の真実があるが、

 

「自分自身で行き詰まるようにさせていることは何かを考えてみる」

 

ことも言っています。

 

 

 

なぜなら、

「あなたの行動が周りの人のあなたに対する反応を作り出し

その反応が、状況を作り出すのだ」

 

 

 


 

本の中で「得意なことが周りから認められていない」

という事例があげられています。

 

 

 

エレンは、有能なエンジニアであり、同僚と比べ

「社交的で、他人の気持ちを思いやることができる」

社会的なスキルを身につけている。

 

 

 

エレンは自ら「頼りにされる人」だというが、

 

 

 

ある日上司からの人事考課で

 

「組織でもっと知られる存在になる必要がある。

もっとプレゼンスを高め、もっと積極的に

我々の部がしていることを宣伝すべきだ」

 

と言われた。

 

 

 

エレンは、自分の努力とスキルが認められていないことを知り、

貢献していることが知られていないことにショックを受けた。

 

 

 

人事考課2~3月後、キャリア指導コーチから

 

「自分の価値に正しく注目してもらうよう積極的に動く必要がある」

 

と聞いて状況を理解した。

 

 

 

それは「自分がみんなをつなぐ役割を果たしていることを上司が見過ごしていた」理由は

 

『私が何をしているか、上司に話したことがなかった』

 

『上司が分かっていると勝手に思い込んでいた』

 

 

 

エレンは次の2点の問題があったことに気づきました。

 

 

 

悪癖その1の「自分の実績をきちんと言わない」

 

 

 

悪癖その2の「あなたの仕事ぶりをほかの人が自然に気づいて報いてくれると期待する」

 

 


 

多くの女性がこの悪癖に当てはまるのではないでしょうか?

 

 

私も読んでいて、エレンの上司のように、具体的に指摘を受けたかった!と感じました。

 

 

そんな必要があるとは、誰も教えてくれなかったのです!

 

 

 

日本の伝統的な、特に女性に対する躾では、

 

出しゃばるとか、自己アピールすることはよろしくない とされてきました。

 

 

 

そんな躾を受けてきてしまった女性たちは、

まさか人の気持ちを汲んで行動するけど、

 

謙虚で控えめでいること(目立たず静かにしていること)が悪い方に働いているとは

ゆめゆめ思っていないでしょう。

 

 

 

このエレンも、

 

「何をしているのかを話して

『上司の時間を無駄遣いさせない』やり方」は、

 

エレンの不利に働いていたのです!

 

 

 

同じようにされている女性の方も、これを知ったら愕然とされるのではないでしょうか?

 

 

 

今まで良かれと思ってやってきたことが、逆効果だったとは!?

 

 

 

次も、悪癖で行き詰まりが起きている事例を紹介します。

 

 

次の記事 https://ameblo.jp/fmk110/entry-12459853241.html

 


 

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前回の記事はこちら  https://ameblo.jp/fmk110/entry-12453137892.html 

 

〔感想 4〕 

Part.Ⅰ 女性のキャリアが行き詰るとき

第2章「あなたが今いるところ」

(vol.2)

 

 

 

この章の中で、「成功をどう定義するか」とありますが、

 

著者は、「男女で成功の定義が違う」と言っています。

 

ということは、

 

組織が想定する成功の定義は、従来の(主に男性の)定義

 

ということになります。

 

 

 

著者が行った調査

 

「職場で、男性と女性がどのように考え、仕事を決め、満足感を得るか」

 

の結果は

 

 

 

男女とも、大きな満足感を得る共通の類似点は

 

・チームのリーダーとなること

 

・期待以上の成果を出すこと

 

・仕事を認めてもらうこと

 

 

 

男性は

 

・高い地位と高い給与

 

・自分自身だけでなく他人も肩書と給与で判断する

 

・そのため、成功した男性は、家族、友人、地域といった重要な関係に十分な投資をしない

 

(これらの人間関係は、人間の幸福と満足に不可欠ではあるのだが)

 

 

 

女性は、

 

・仕事で得られる経験

 

・職場での過ごし方や自分の貢献が及ぼす影響に大きな価値を置く

 

・同僚や顧客と楽しい関係を持つ

 

・ある程度自分で時間をコントロールできる

 

・仕事が世の中に役立っていると信じる

 

・高給で高い地位でも、職場環境の質がひどいと退職する可能性が高い

 


 

この男女の類似点と違いはとても印象深く

 

類似点は(私は女性ですが)、「男性も同じように考えているのだな!」と確認ができましたが、

 

男女の違いが、言われてみればなるほど!と再認識するものもあります。

 

 

 

男性が高い地位を重要視することは、私自身も体験したことがあり

 

前職で企業訪問等する際、当然自己紹介して名刺を出しますが、

 

ほぼ名刺を渡す相手は男性で、

 

何も役職が付かなかった一般職の時と、昇進し役職が付いてからでは、

明らかに態度が違う!!

 

と感じたことは多々ありました。

 

 

 

特に男性は、ビジネスや仕事の現場では、

 

「どんな人か?」よりも「どんな肩書の者か?」

 

を、意識しているのだなと感じます。

 

 

 

仕事以外の場でも、男性は常に「○○会社の社長」とか、

「△△会社に勤めてます」みたいな、

 

まるで「仕事とその人がセット」になっているかのような印象を受けます。

 

 

 

「××好きの○○さん」なんて自己紹介も聞いたことがなく、

 

仕事以外の印象が残らない方が多いです。

 

 

 

だから、著者も指摘しているように、「人間関係には投資をしない」ため、

 

「定年後」(楠木新 著)という本で指摘されているような、

 

定年退職した男性が「居場所がない」ということも起きてしまうのでしょう。

 

 

 

逆に、女性の特徴は、共感できることが多く、

 

私自身全国各地転勤してきて、その土地の思い出の良し悪しは

結構、「その時働いた人達との関係性」で印象が残っていたりし、

 

 

 

また、もちろん給与も地位も大事ですが

 

(特に、私は「将来管理職になるのだから」と若い頃に叱咤激励を受けた口なので、

 

そのポジションに手が届きそうになった頃に組織変更や人事制度が激変し、

 

おそらく管理職にならないだろうことが感じられたため、

 

退職する理由の大きな一つになった訳ですが)

 

 

 

「仕事でどんな経験が得られて、仕事でどう貢献できるのか」

は大きなポイントだなと感じ、

 

また一緒に働く人(職場の雰囲気)がどうか?で、

 

仕事が大変であっても楽しく生き生きと働いていたと感じられることもあれば、

 

職場環境が悪い場合は「金のためだと思って仕事をしたら?」と

 

割り切って仕事するようにアドバイスを受けても、

 

根本的に無理っ!となっていました。

 

 

 

女性は、医療・介護業やサービス業など

 

「世のため人のため」に貢献するような仕事に付いている方が多いように感じるのも、

 

そうなのかもしれないと感じました。

 

 

 

この辺りの、女性が働く上で重要視していることは、

 

企業内の人事やキャリアコンサルタントの方々も押さえておく必要はあるかもしれません。

 

 


 

また、この章の中で著者は

 

「個人的に仕事のできる人」から、

「リーダー」に変身するのは

負けず嫌いの男性には極めて難しい。

 

 

それは、リーダーの仕事は

「ほかの人たちを勝者にすることだ」ということに気付かない。

 

 

 

女性はこのような変化には苦労せず、

勝者になるよりも、

組織やチームが勝つ手助けをすることに喜びを見出す。

 

が!!

 

 

 

これには「負の側面」もあり

 

・ほかの人のキャリア構築を助けるために時間をかけるのに、

自分の成功のためには投資をしなさ過ぎることに繋がる

 

 

 

この「自己犠牲」の本能は、女性を一所に足踏みさせる日々の行動の根底にある

 

 

 

女性の才能とチャンスを最大限生かすコツは、

思いやりや寛大な心を捨てることではなく

 

「目的と意図を持って選択をし、行き詰まり状態にさせている行動に取り組むことだ」

 

 

 

女性が元々持っていた強みを否定するのではなく、

 

「意図的に行動を変えていくこと」が求められているようです。

 

 

次回は、この「行き詰まりの問題」です。

 

 

次の記事 

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〔感想 3〕 

Part.Ⅰ 女性のキャリアが行き詰るとき

第2章「あなたが今いるところ」

(vol.1)

 

image

 

 

この本の中で、著者が指摘している「女性を立ち往生させる外的な障害の問題」については、

 

・入り込めない男性のネットワーク

 

・女性差別をする上司

 

・女性の話が耳に入らない男性

 

・会議で女性のアイデアを横取りしてしまう人

 

・家族の存在を考えないキャリア・コース

 

・それとは分かりづらいが男性に有利に作られた人事考課制度

 

・無意識のうちに存在する採用や昇進におけるバイアス

 

 

が挙げられています。

 


 

これらの外的な障害は、「入り込めない男性のネットーワーク」は、

私自身が全国転勤者だったから余計そうなったのかもしれませんが、

 

組織改編で他部署から来た男性陣と同じ班になり、一緒に仕事をしましたが、

世間話の段階から入れない という私も経験があるものもありますし、

 

 

 

転勤した先での役職者の男女構成を見ると、

「男性優位だな!」と感じたこともありますし

 

 

 

ひどいところでは、夫婦同じ職場で共働きだと、

夫である男性職員が昇進するのと引き換えに、

妻である女性職員を退職勧奨させている様子が伺えたり

 

 

 

前職で企業に対し、女性活躍に関して調査やヒアリングをした際にも、

 

人事制度や昇格要件の資格取得の勉強が時間外に設定されていて

女性が勉強しにくい状態になっている…

 

 

 

など、女性一人ではどうしようもできない外的障害は存在すると感じます。

 

 

 

しかし、この本では

 

これらの外的障害が存在し、

残念ながら女性の前進を妨害し続けているが、

 

この本では外的要因を特定したり、

避けて通る方法を伝えるのではなく

 

 

 

「あなた自身の求める成功の妨げとなる行動を、

自覚するお手伝いをする」ことだ。

 

 

 

なぜなら、「あなたの行動はあなたがコントロールできることだ」からである。

と訴えています。

 


 

「仕事を通じて身につけたプラスにならない癖や行動、態度」

を取り除くのは、あなたの意志でできることだ」

 

 

 

このメッセージは、

 

自分で変えられるもの、変えられないものを見極め、

 

変えられるものに注力することは、

 

「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー著)の

 

「影響の輪」「関心の輪」

 

にも当てはまるかもしれません。

 

 

次の記事 

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