こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

私の意見を勝手に押しつける、
「~して下さい」
シリーズ↓

「謝って下さい①」
「謝って下さい②」

「謝って下さい③」
「謝って下さい④
「謝って下さい⑤」
「謝って下さい⑥」
「謝って下さい-最終回」
「謝って下さい-その後①」
「謝って下さい-その後②」


「“好き”って言って下さい①」
「“好き”って言って下さい②」

「“好き”って言って下さい-最終回」
「“好き”って言うのは。。。」

「“好き”って言って下さい-その後」


「甘えて下さい①」
「甘えて下さい②」

「甘えて下さい③」
「甘えて下さい④」
「甘えて下さい-最終回」



回を追うごとに
難易度が上がっているとも言われますが、
今日はその第4弾です。
という事は、今まで一番難しいのかな。。。



さて、私の鑑定に来られる方に、
とても頻繁に出るのが、
OSHO禅タロットのこのカード、
「アイス・オレーション(孤立)」です↓

OSHO禅タロット・孤立



全身が凍りつき、
心を硬く閉ざしている人の絵です。



このカードを引かれるのは、
自分の感情を凍らせているため、
“自分が本当は何を感じているのか”が
分からなくなっている方です。

で、感情が凍っているもんだから、
どんな辛い目にあっても、
一見“平気”なんです。

自分の感情に鈍感になる事で、
「痛み」や「悲しみ」から
自分を守れるという利点があります。
でも、「好き」や「愛しい」などの感情も
一緒に凍ってしまいます。

つまり、
“自分は何が好きなのか?”
“何が嬉しいのか?”
“どんな時に幸せなのか?”
が分からない。

何が幸せなのかを感じられないので、
“どんな仕事をしたいのか”も、
“誰が好きなのか”も、よく分からない。


「どんな仕事をしたらいいのか分かりません」
「自分が何をしたいのか分かりません」
「結婚したいのに出来ません」
というご相談で、このカードが出たら、
「そりゃそうですよね」
となります。

まずは、この氷を融かさないことには、
そうした問題は解決できないのです。



自分で分かっている『顕在意識』と、
その下にある、自分ではよく分からない
『潜在意識」。
このカードを引かれる方は、その境目に
記憶や感情が簡単に行き来できないように、
蓋が出来てしまっています。
その蓋が、この分厚い氷だということです。


過去に、“感じたくない感情”があったため、
意識に上がらないように、思い出さないように、
しっかり氷で固めたのです。

しっかり凍っていますから、普段は何も感じません。
でも、それで問題が解決した訳ではありません。

過去の感情は、
『忘れる事』では解消出来ません。
『忘れた』というのは、
潜在意識の底に沈めて凍らせたのと
同じことだから。

しかし、凍らせて保存している状態なので、
冷凍庫の中の食料品と同じです。
つまり、“フレッシュな状態”で保たれている、ということ。

つまり、『忘れた』というのは、
過去に感じた嫌な感情を、“そのままの状態”で、
自分の中に保存しているということです。

この冷凍保存された感情は、普段は感じないだけで、
自分の中に『在る』のです。

つまり、この感情を保存したまま、
この感情と共に、ずっと一緒に生きることになります。

融かして、感じて、向き合うまでは。。。

つづく。



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