こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

昨日の続きです↓
「謝って下さい-その後(1)」


「謝って下さい」シリーズの記事を読んで
本当に子供さんに謝って下さった方が
いらっしゃいます。
「謝って下さい(6)」にコメントを下さったKさんです。

その時の様子を、ご自分のブログに書かれています。
「謝りました」
「謝りました②」



この記事を読んで、私は、とても心を動かされ、
気づいた事がありましたので、シェアさせて頂きます。

この方は、不登校のお子さんを含めた4児の母であり、
占い師さんでもあります。


ご本人の許可を得て、ブログ記事を
一部、転載させて頂きます。


以下、転載↓

守田のり子さんの「謝って下さい」
と言うタイトルのブログを読んで、
私は子供達4人に謝りました。

何を謝ったかって?
子供達を私が叩いた事をです。

(途中略)

のり子さんのブログで、
『かつて、子供を日常的に叩いていた方は
「あなたは悪くないのに、叩いてごめんね。
叩いた私が間違っていた。」
と、子供さんに謝って下さい。

理由は、子供さんの『自己肯定感』を
高めるためです。
子供の自己肯定感を下げてしまった責任が、
叩いていた親の方にあるからです。

過去に叩いていた我が子に謝る事は
自分の決意さえ出来れば、可能なはずです。
自分が決めて、
自分が実行すればいいのですから。』
と書いてありました。

私は日常的に叩いたり、
ましてや虐待をした覚えはありません。

でも二女のある一言にハッとしました。

1ヶ月くらい前だったでしょうか?
二女が、
「どうしてママは、弟を叱らないの?
私は小さい時にママにいつも叩かれても
それは当たり前だと思っていたよ。」

「え?いつも?それはないでしょ(笑)」
とその場では軽く流してしまいました。

でも後になってモヤモヤしてきました。

いつも叩いた覚えはないけど、
二女にはそう記憶されている。

もしかしたら私が忘れているのか?
どちらにせよこれは謝らなければいけない!

そう思った私は、長女と二女に謝りました。

長女は覚えていないと言いました。
多分、長女の方が心の傷として深い為、
むしろ記憶がなくなってしまったのでしょう。

でもとにかく私は謝って、ホッとしていました。

そして今日、のり子さんのブログを読んで、
さらに気づきました。

「あなたは悪くない」って言わなかったと。
もう一度真剣に謝らなきゃ!


「あなたは悪くないのに、叩いてごめんね。
叩いたママが間違ってた。」

今日真っ先に二女に言うと、
「ありがとう」と、一言、言ってくれました。

ごめんねって言ってるのに、ありがとうなんだ…
すごく不思議な感覚でした。

長男や二男にも謝りました。
イライラしてポカッと叩いた事があります。

長女はまだ眠っていたけど、起こしました。
寝ぼけていたけど返事するまで謝りました。
耳にはピアスが刺さっています。
先月、私の反対を押し切って拡張もしました。

娘の耳を改めて見て、
全部私のせいだったんだな、
自分の体を傷付けてまで、
私に教えようとしてくれてたんだな。
なのに、私は気づかずに
ピアスに嫌悪感だけ感じて
反対しかしなかったんだな…

眠っている娘が愛しくてたまらなくなりました。

我が家は、他の家庭より
ずっと仲が良いと思っていました。
それは本当かもしれません。
そんな家族が大好きでした。

でも私はなんにもわかっていなかった…

子供達が自分の人生や体までを削ってまで
私に必死に教えてくれていたのに。

私の中の心の闇を。

だからこれから私の気づきは、
どんどん進んでいくと思います。



転載以上。


この記事を読んで、子供さんに謝れるお母さんって、
素晴らしいなと思いました。
“自分が絶対正しい

と思い込んでいたら、出来ない事です。

Kさんは、自分自身の準備が出来ていたから、
すぐに行動に移せたのだと思います。


そして、
「どうしてママは、弟を叱らないの?」
と自分の気持ちを、素直に伝えられた次女さんも
凄いなと思います。

そして、驚いたのは、次女さんから、
「小さい時、いつもママに叩かれていた」と
伝えられた時のKさんの返答。

「え?いつも?それはないでしょ(笑)」
とその場では軽く流してしまいました。



ここで、私はガーンときました。

親は、いつも叩いていたつもりはない。
子供は、いつも叩かれていたと思っている。

どちらが正しいとか、
間違っているとかではありません。

たとえ回数が少なかったとしても、
子供はいつも”と感じるのかもしれません。
親は、しょっちゅう叩いていたとしても、
大した回数じゃない、
と思っているのかもしれません。

そして、Kさんは、次女さんに
「ママにいつも叩かれていた」と指摘された時、
軽く流したと書かれています。


子供の側からすれば、
その様子は、もしかしたら、
“はぐらかされた”
“きちんと受け取ってもらえなかった”
“自分のいう事を信じてもらえなかった”
“否定された”
と感じられるかも知れません。


私はこれまでに、鑑定に来られるお客様から、
幾度か、こんな話をお聞きしています。

それは、子供の頃、叩かれていた時や
家から閉め出された時の辛かった気持ちを、
親に伝えた時、
「そんな事はしていない
」と
否定され、更に傷ついたという話です。


その話を聞いた時は、
自分を正当化するために、事実を捻じ曲げるなんて、
“酷い親やな”と感じたのですが。。。

それって、嘘をついたりしている訳じゃなく、
本当に、“そんな大したことじゃない”と
軽く考えているだけなのかもしれないな。。。
と気づかされました。



私は、Kさんと面識はありませんが、
文面から、とても優しく子供思いの方のように
感じられました。
子供たちに嘘をついたり、誤魔化したりするつもりは
なかったと思います。

それでも、
「え?いつも?それはないでしょ(笑)」
と答えられたのです。

Kさんは、このことに、ご自分で気づかれて、
その後、もう一度きちんと謝れらています。



でも、気づかないままの方が多いんやろうな。。。
と私は思わずにはいられませんでした。


“自分の思い”と“子供の思い”、
親子でも、同じじゃない。

“言わなくても分かってるはず” はない。
お互い、自分の思いを確認しあう作業が、
必要なのかもしれないと、改めて感じました。

そして、自分がたとえ、どう感じていたとしても、
相手の思いを否定しない事も大切なのだと。


またまた新たな気づきを頂きました。
謝った時の事を記事に書いて下さって、
感謝しています。
Kさん、ありがとうございました。



読者登録してね