甘えて下さい②

こんにちは、タロット占い師・守田のり子です。

昨日の続きです↓
「甘えて下さい①」

タロットと出会う前の私は、
「甘える」＝「悪」
「なんでも自分でする」＝「正義」
だと思っていたので、
人に甘える事が出来ませんでした。

出来る事は、何でも自分でするのが当たり前。
もし出来ないなら、自分で出来るように
努力するのが当たり前。
人に甘えたり、頼ったりするのは、
“悪い事”だと信じていましたから。

なぜこんな風になっちゃったのか？

先日、その理由がよく分かりました。

数日前に、実家で、
母と一緒に晩ごはんを食べた時の事です。

その日は町内会の集まりがあり、
母は午後７時に家を出なければなりませんでした。
ご飯を食べ終わった時に、７時少し前だったので、
私は母に言いました。

「後片付けは、私がやっておくから、
はよ行きや～。」と。

すると母は、「ありがとう」ではなく、
「ええよ、ええよ。
帰ってから片づけるから、置いといて。」
と言ったんです。

私は、えっと思い、もう一度言いました。

「帰ってきてからやと大変やん。
洗いものや片づけは、私がしておくから。
はよ（早く）、準備して行っておいで。」

母：
「ええから、置いといて～。
あんたは、はよ（早く）家に帰りや。」

私は“なんでやねん”と思いながら、
更にもう一度言いました。
「片づけるって言うてるやん
自分の食べたものぐらい、自分で片づけるって。」

母：
「じゃあ、テーブルの上だけ、片づけといて。
洗い物は帰ってから、自分でするから。」

私：。。。

結局、私は、母には黙って、
後片付けをすべてしてから、家に帰りました。


母に悪気が無いのはよく分かっています。
母は、人に頼らず、何でも自分で
やっちゃう人なんです。

この母の姿を見ながら、私は育ちました。
そして、同じことを、日々、
自分がしている事にも気が付きました。

普段は、晩ごはんの後、
ダーリンが先にお風呂に入ります。
でも、私が疲れているなと感じると、
「洗い物は僕がしておくから、先にお風呂に入り～。」って、
ダーリンは言ってくれます。

私はそんな時、
「うん、ありがとう。」ではなく、
「お風呂上がってから洗い物するから、置いといて～。」と
言ってしまうんです。

するとダーリンは、不機嫌になります。
せっかく、優しくしてくれているのに、
私が拒否している事になるからです。


つまり、この状態↓

そんな時、ダーリンは、
「僕は皿を洗いたいんだ洗わしてくれ～」と
冗談っぽく言ってくれます。

そう言われることで、
私は、ダーリンが差し出しているカップを
受取ろうとしていない事に気が付き、
言い直します。
「わぁ、助かるわ～。ありがとう」

すると、機嫌よく洗い物をしてくれるダーリン。


私は、頑張れば自分で出来るけれど、
ダーリンに“甘えて”、食器を洗ってもらう。

これは、もちろん「悪」ではありません。
ダーリンは、私の役に立ったこと、
私に喜んでもらえたこと、
つまり、差し出したカップを受け取って貰えたことで、
幸せな気持ちになるのです。

つまり、“甘える”ことで、自分は楽が出来るし、
相手を幸せにも出来るんです。


つづく。