FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』 -17ページ目

FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

  不定期更新
  FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』


『その17』から つづく。)


当初の改造メニュー洗い出しの時点で見落としていた、

 ~ アウトプット・ジャックの位置変更。

こちらはダミーによる “ なんちゃって “ 仕様で再現いたします。


以前 別の連載記事で Ibanez 『RR550』のリペア用に購入したものの、ネジ切り部の高さが足りなくて使えなかった標準ジャック。

これを再利用いたします。確か 300円くらいだったのであまり気兼ねなく。
まあ、標準ジャックなら探せばストックやジャンクの中にいくつもあるのですが、改めて引っ張り出すのも面倒だし。


加工のための武器はこちら。

「NASA」も使ってる『フリーウェイコッピングソー』。

これ、10数年前に一度買って Tokai『Talbo』のボディを切ったことがあるので確実に家の中のどこかに眠っているはずなのですが、発見出来ず。(← 近年頻発している、「 “ ここ “ にしまってあるはず。」と思ってた場所に無くて途方に暮れるパターンのヤツ。)
仕方がないので新規で本体買い直しと、そのついでに焼入れ材も切れる「ダイヤ・ノコ(替刃)」を購入。

フツーの糸ノコと違って、360° 全方向に切り進むことが可能。(しかも、押しても/引いても 切れます。)
尤も、今回は特にその機能は要りませんけど・・・。

万力にチャックして、ナットをガイドにしながら慎重に切り進みます。



切り離したらダイヤモンドヤスリで断面を軽く仕上げ。


ギターのボディに穴を開けてしまうのを躊躇してこんな “ なんちゃって “ なフェイク仕様にしたので、当然ながら穴部分の再現はフェイクとなります。
廃物利用。パーツの口紙を黒く塗装したものを切り抜いて、ジャックの穴を裏側から塞ぎます。



出来上がった “ なんちゃって “ のダミーのジャックを『Coupe』のトップに貼り付けるのですが、その前にちょっと遊んでおこう!

 ★ アウトプットはこちら ↓ です。 ★


首筋とかに着けた方が “ それっぽい “ 気もしますが、いずれにしても標準の フォーンジャック & プラグ ではあまりサイバー感は醸せないな・・・。



それはさておき。

気が付いたらネックが逆反りしてたので、禁断のトラスロッド調整もやってみる。

↑ ちょっと分かり難いですが、逆反りしてます。


ネック調整に関しても遠い昔ギターを始めたばかりの頃にやらかしているので、けっこうトラウマになっております。
当時、初心者向けの教則本に割とフツーにやり方が載っていて理屈も分からぬまま無闇にロッドを回してしまったという次第。
それ以降ネック調整は「プロフェッショナルの領域」として自分で触るのは避けて来ました。
とはいえ、確かに周囲の温度/湿度などの環境変化に応じて日常的に調整が必要な、割と基本的な心得の様な気もします。新品のギターを買えばロッドを回すための六角レンチが付属していることも多いので、ってことは「自分でやれ。」というお話かと。(違うか?)
今はネットの情報も豊富だし、複雑な捻れとかでなければ慎重にやれば大丈夫な気がする。

ということで、カバーを開けてロッドを回してみる。


「逆反り」の場合は「反時計回り」とのことなので、少しずつ 回しては/確認して・・・の繰り返し。
ただ、感触的には最初の 1周分くらいは恐らく掛かりのない空回り状態だったと思うので、実際にロッドが効き始めてからトータルで 120° くらい・・・だったはず。

↑ ちょっと分かり難いですが、順反りに補正済みです。
ややオーバー気味な気もしますので、また弾きながら再調整しようと思います。


因みに。
『CASINO』のビンテージのトラスロッドカバーは、固定用のビスが 上/下 各 1本使いで計 2本。
対して、手持ちの『Coupe』も『’65年 リイシュー』も 上 1本/下 2本の計 3本止め仕様になってます。
ビンテージモノのヘッドがどういう構造なのかは分かりませんが、現行品についてはカバー下側のセンター位置にはビス止めする場所がないので、ここはスルーいたします。


ネック調整を終えて ちゃんとオクターブピッチを調整したところ、逆付けしたブリッジ後ろ側のビス頭と弦の干渉はギリギリでクリアーしてました。



“ なんちゃって “ なアウトプット・ジャックを貼り付けて・・・。



そして、最後の最後にとっておいた “ アレ “ です。
ジョン使用機 フロント側に残されたピックガード取り付けビスとブッシュの再現。


ここはもう魂を吹き込むというか、達磨に目を入れる感覚・・・か?
今回は両面テープではなく、ちゃんとビスをねじ込んでパーマネントな仕上げに。



ついに全行程完了!



あまりに長かったので、長くなりついでに次回ホントの『最終回』にて総括いたします。(← 予定。)




『その19』に つづく。)




■ FJスズキ ■


  


FJスズキ ソロにて出演させていただきました。


● 2021年5月22日(土)・清水 Izakaya Moto Studio
 【 不完全調和 9 】


『AKI』さん と『鈴木NG秀典ーだー。』さん の共同企画。

出番前にイベントタイトルの意味を訊き忘れていたので、冒頭トークでは「あとでじっくり教えてもらいます。」と話したものの、そのままうっかり訊き忘れました。


出演は、

 ◆ FJスズキ
 ◆ 三林夏子
 ◆ 鈴木NG秀典ーだー。
 ◆ 田中としお

の 4組。
石川県出身の『三林夏子(みばやし なつこ)』さん の静岡県ツアーの中日に組まれておりました。
(静岡入りの前は東北を回られていたそう。)



ここ最近、「10年ほど前に〜」とか「10年ほど前から〜」といったフレーズが浮かぶケースが多々ありまして。
これは主に私の現形態でのソロ活動が 10年ちょっと経ったことに由来しますが、この日もライブのトークや、その後の雑談の中でも何度か飛び交っておりました。

私の場合はかなり密度は薄いのですが、それでも『観る方』/『演る方』含めた音楽関連でもう 10年くらいのご縁のある方々と “ 10年前 “ の話が出来るってのは ひとつの財産かな〜と思っております。
今このご時世の中で『観る方』にしても『演る方』にしても続けたくても続けられない人がたくさんいる状況下で、私自身が蜘蛛の糸 一本程度でもどこかに繋がっていることで それがまたどこかで誰かが繋がるきっかけのひとつにでもなっていればよいな〜と。

ってゆーか、「蜘蛛の糸」って最強の素材とも言われているらしいので、” 儚いもの “ の例えとしては相応しくないな〜・・・と、自分で話の腰を折る。



今回はナゾのアングル。




ということで、みなさま おつかれさまでした & ありがとうございまいした!!



■ FJスズキ ■



 


『その16』から つづく。)



『なんちゃって JLカジノ 2』、いよいよ最終工程。

 ● 1-4:コントロール類を移殖。


『なんちゃって JLカジノ 1』から外したコントロール類を『〜2』の方に移植します。

既に『その14』にて、P.U. セレクタースイッチの黒い丸プレートは移植済み。

 


こちら ↓ が今回目指している “ ホンモノ “ の ジョン使用機。

(シンコー・ミュージック・ムック 「エレキ・ギター・ブック 2」 より)

とはいえ、ゴールはあくまで “ なんちゃって “ 止まりですけど。

因みに、ジョン機 の現存の最終状態ではノブは 4個ともメタルトップのゴールドのハットノブに戻されてます。

改めてフルサイズの『CASINO』に対する『Coupe』のボディの比率で見ると、黒プレートの直径が相対的に若干大きいのが気になって来た。

やっぱりプレートは作り直すことにいたしました。

ということで、レスポール用のスイッチプレートを購入。

ギブソンのオリジナルもそうなのかは存じませんが、こちらは裏面に粘着シート付きでした。

正直、今回の様に裏返して使うのには粘着シートはジャマ。
なので、とりあえずベース材のところまで無理やり剥がして・・・

↓ 残った糊を拭き取ってテッカテカに。


φ23mm でケガいて・・・


ハサミで切り抜き。


・・・って、たったこれだけの作業を語り過ぎ。
なんだかこの連載が終わってしまうのが名残惜しくて、出来るだけ引っ張りたい気分。

 

 (都合により本文一部修正済み。(2021.06.25))



あ、そうそう。

外した大きい方の黒プレートはまた『’65年 リイシュー』に戻します。そうすれば、こっちはこっちで ジョン使用機 のオリジナル状態(新品の時)の再現になるので、『なんちゃって JLカジノ 1.5』ということにしてしまえばよいことに気付いた。

以前同様に自作した 外した方の黒プレートは、“ ホンモノ “ の写真でスイッチの丸ナットとの比率を割り出して約 φ24mm に設定してました。
“ ホンモノ “ のプレートの実寸法は分かりませんが、必然性のあるところで「1インチ(= 25.4mm)」ってところでしょうか。
こっちはまた改めて。
・・・ってことは、まだ連載を終われない口実が出来た。



コントロール類でもうひとつ重要な要素。
フロント P.U. 用ボリュームの黒いノブについて。

以前、『なんちゃって JLカジノ 1』では遠目に見てとりあえず黒ければ OK との判断で、メタルプレートの付いていない透明樹脂オンリーの黒いハットノブ(画像 ↓ 左側)を採用しておりました。

実際には “ ホンモノ “ はメタルトップタイプのノブのプレートが外れた状態とのことなので、今回はそこのところも再現することにします。新品(画像 ↑ 右側)を購入し、プレートを剥がします。

ただ。
以前ネットのどこかで見掛けたお話で、

 ~ ゴールドのノブの裏側の金色塗装を一旦剥がして、黒に塗り直している。

というのがありました。
正直、改めてそれを裏付ける情報も見付からなかったので ここは素直に(?)黒いノブを使用。
せっかくなので、加工する前に部品の比較をしてみます。
画像 ↓ 左が『CASINO Coupe』のオリジナル/右が『SCUD』製。

『Coupe』のトップのプレートは年輪状にヘアラインが見て取れます。ってことは、このドーム形に削り出してるってこと?
一方『SCUD』の方の面のスムーズさはプレスっぽい仕上がり。
フツー(?)に考えるとプレスの方がはるかに合理的な気がいたしますが どうなんでしょう。


たまたまですが、ギブソン純正のハットノブが半分余っていたのでこれとも比較してみます。

一番左が ギブソン純正。こっちもプレートはヘアライン状になってます・・・って、どうせ外しちゃうので もうそこは どうでもいいんですけど。



文字も含めた全体的な造りは、『Coupe』よりも『SCUD』製の方が ギブソン純正に近い感じ。


で、問題はこのプレートの外し方。
無理にこじたりすると、恐らく外周の薄~いフランジが破損します。往々にして透明樹脂は脆いので。
そこでちょいと策を講じて、まずはドリルでプレートをえぐります。(貫通しないギリギリのところまで。)

このドリル穴の凹みをきっかけにして目打ちでプレートをめくり上げて・・・

ラジオペンチで引っ剥がします。

透明のゴム系接着剤らしきものが残ったので、これまた タミヤ の『エナメル塗料 溶剤』で溶かしながら拭き取り。

接着剤による侵食の痕なのか底面がちょっとボツボツと荒れてますが、そこは気にしない。
そもそも “ ダメージ “ の再現だし。


コントロール類を取り付けた「After」状態は ↓ こちら。



むむっ!

今更ながら気付きました。

そうでした。
フルサイズの『CASINO』はアウトプット・ジャックがトップにありますが、『Coupe』はサイドで/且つジャックプレート付きの仕様となっております。


う~む。
ここはやっぱりジャックをトップに移動すべきか。

・・・とも思いましたが、実用上あまりよろしくない。
というのは、"ホンモノ " のジャック位置は『GK-3』コントローラー のインプットに近過ぎるので、パッチコードの取り回しを考えるとサイドのままにしておいた方が吉です。


大体、そもそも ジャックを移動しようにも以前書いた通り これは『ボトルシップ職人』もしくは『Mr.マリック』でなければ不可能な作業だと思いますので。

 

とは言いながらも、ビジュアル的には ここはちょっと攻めたい気分。

「なんちゃって道」の本懐、またまた くだらな〜い思い付きを実行することにします。
“ ダミー “ のジャックでお茶を濁す・・・。



ということで、次回に持ち越し。自ら “ 泥沼 “ にハマりに行きます。
まだまだ引っ張ります。




『その18』に つづく。)



■ FJスズキ ■

 


静岡 UHU の『おでん祭り』、通算で 5回目の開催だと思いますが。
FJスズキ ソロで出演させていただきました。


● 2021年5月4日(火・祝) 静岡 LIVEHOUSE UHU
 【 オレンチェおでん祭り 】

 ◆ FJスズキ
 ◆ ねころんぷちゅ
 ◆ SHIZUOKA Flower Girls
 ◆ オレンチェ


とりあえず私は置いといて、他の出演者みなさん 元々お客さんがクロスオーバーしている状況に輪をかけて相互に 盛り上げよう/盛り上がろう という意識が高いので。
結果 私もそこに便乗させていただいて、まるで私自身が “ 人気者 “ であるかの如き錯覚を抱かせていただきました。(笑)

もう日常には戻れない・・・。




↓ 雰囲気重視のヤツ。


機会があれば、また潜り込ませていただきたい。

ツイキャス配信でご覧いただいた方もありがとうございました。



ということで、みなさま おつかれさまでした & ありがとうございました!



■ FJスズキ ■

 


前回記事に書きましたが、ライブ前にビオカメラ用の卓上三脚の脚が 1本ポッキリと。

脚の付け根部分の鋳造部品が疲労で逝っております。


次回ライブに間に合わせるために近所の家電店をのぞいてみたところ、小振りな三脚は 1種のみ。(カラーバリエーションは 4色ありましたが。)

ボールジョイントの固定用ツマミの特徴的な形状から、これまで使っていたモノ ↑ と同じメーカーだとすぐにわかりました。
・・・ってことは、同じ壊れ方をするんじゃなかろうか。

とはいえ、1,000円程度だし/5年以上は使ったと思うので、充分元は取れた気がする。
それに、コンパクトながら脚が伸びる機能が追加されているらしく便利そう。

まあ、どのみち他に選択肢はないので購入いたしました。


家に帰って見比べてみると、多少の仕様違いはあるものの やっぱり基本的な造りは同じ。
同一メーカーってことで間違いなさそう。

ん?
ってことは??




あぁ! 脚 伸びた!!


5年も使っていて気が付かなかった。
ってゆーか、購入時点では台紙の説明を読んでるはずなので知ってたと思うんですけど。
その必要に迫られる局面が無かったからなのか/単に私がぼ〜〜〜っと生きてるからなのか。すっかり失念(?)しておりました。


そういえば、同じく 5年乗ってる車の購入時にオプションで付けたカーナビ。
CD ドライブが付いてるってことを、つい最近知りました。
こっちも取説は一通り目を通したはずなんですけど・・・。
iPod で事足りていたので、CD 読む必要が無かったってのは事実ではありますが。



・・・と考えると。

私 FJスズキ にもまだまだ潜在的に眠っているスゴイ能力があるかも知れない。
いや、あるに違いない。


ということで、FJスズキ の新機能が発掘される可能性を秘めた次回ライブ出演は ↓ こちら。

★★★★★★★★★★★★★★★★★

  ~  FJスズキ ソロにて出演 ~
 ● 2021年5月4日(火・祝)
  【 オレンチェおでん祭り 】
  会場:静岡 LIVEHOUSE UHU
   静岡県静岡市葵区七間町9-10 ワイシーシー第二ビルB1
  OPEN 17:00 / START 18:00
  料金:2,200円(ドリンク別 500円)
  ★ツイキャス生配信あり(¥1,000)
   https://twitcasting.tv/livehouse_uhu
  ★配信チケットは ↓ こちらから
https://twitcasting.tv/livehouse_uhu/shopcart/69298
  出演:FJスズキ/ねころんぷちゅ(亜桜ゆぅき)
     /SHIZUOKA Flower Girls/オレンチェ

★★★★★★★★★★★★★★★★★


イベント名称は ちょっと変わりましたが、ライブハウス UHU の「おでん祭り」第5弾。
今回はなかなか華やかな出演陣でございます。
(過去回がアレだとかは言ってませんよ。)

今や、UHU BOSS の「三陸おでん」にありつける希少な機会でもございます。
因みに、「しぞ〜か(静岡)おでん」ではございませんので、念の為。



ということで、お時間と ご興味のある方、ぜひ!!




■ FJスズキ ■