藤原雄一郎の時事通信 -12ページ目

新型インフルエンザへの対応

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新型インフルエンザへの対応


水際作戦の努力もむなしく、国内感染が発生しました。


結局、当初の「新型の鳥インフルエンザ(猛毒)を想定した極めて厳しい対応」が、国内感染の急拡大によって、対応の限界を突破し、結果として季節性インフルエンザ並の対応になってしまいました。そして国はそれを追認したかたちになっています。


このような事態を受けて、神戸地区では猛烈な風評被害が広まって、関係企業では大きな損害を被っています。


今回のことを振り返ってみると、真っ先に行うべきは「新型インフルエンザの毒性の見極め」であったと思います。日本は真っ先に発症したわけではありませんから、見極めの時間はあったと思います。季節性インフルエンザ程度であると、早く見極めることが出来たなら、それ相応の対応を取ることが出来たと思います。(毒性がないことを政府はいち早く把握しているはずです)


猛省すべきは節度のないマスコミの報道と、テレビの申し子、舛添大臣の、「ここが絶好のチャンスとの誇大なパフォーマンス」だと思います。


もともと官僚は「批判されること」を一番嫌います。現実的な対応で、リスクをなまじ取るよりは(出来るかどうかは二の次で)「一番厳格で、誰からも批判が出ない」方法を採用するものです。それに舛添大臣が便乗しました。手柄を独り占めしたかったのです。


そしてマスコミの過剰報道です。日本にとって初めての経験ですから、誰も正解はわかりません。でもそれを良いことに風評被害を膨大に拡大したのはマスコミ特にテレビです。


我が町神戸では、いわれのない風評被害で、観光業などはキャンセルの嵐です。身近にこのような実例を見て、今更ながらに風評被害の恐ろしさを感じました。「神戸は何だかとても恐ろしい所である」かの印象を振りまいていますが、そのど真ん中に住む私は、至って平静であることを知っています。


それにもかかわらず「舛添大臣の英雄気取り」と「マスコミの嵐のような情報の垂れ流し」がこれほどまでに悲惨な状況をもたらすことを実例で知りました。テレビで報道される世界と、現実の何と大きな落差でしょうか。とても恐ろしいことです。


神戸市当局は一番良くわかっている実務者が迅速に、かつ的確に情報を公開しています。慌てて総理大臣がCMに出てきたり、大臣が深夜に緊急会見をして点数を稼ぐが、的確な情報は流さない政府とは大きな違いがあります。


そして兵庫、大阪の知事はもっと現実的な対応を政府に対して要求する見事な役割分担です。現場のほうがよほど冷静だと思います。


民主党代表選終わる

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民主党代表選終わる


民主党代表選が終わって小沢前代表は「会心の笑み」をもらしていることでしょう。綿密な小沢作戦は100%以上の大成功でした。各社の世論調査でもおおむね鳩山代表と民主党が好感を持って迎えられています。国民は小沢奇襲作戦のもとに見事に「ねこだまし」を食らってしまいました。


選挙戦を通じて、「西松建設」「小沢批判」は全く出てこずに、多くの国民が見たのは「挙党一致」の叫び声だけでした。マスコミが仕掛けた「親小沢」「非小沢」は、両候補による小沢賞賛の声の前に、まったくの空振りに終わりました。岡田候補までが「鳩山・岡田の間には政策の違いがない」と仲良し選挙を演出しました。


そして小沢前代表の豪腕の締め付けが大きな効果を発揮して、党内派閥分布どうりの選挙結果になりました。民主党のアキレス腱である、外交、安全保障も全く議論されることはありませんでした。


岡田・鳩山両候補の議論を聞いていると「百年に一度の経済危機」など、どこに存在するのか、まるで「時間が止まった」ような錯覚に陥りました。そして私たちは現実とは裏腹に(現実の厳しさを忘れて)「政権交代が実現すれば、全てが解決するのだ」と、とても幸せな気分になりました。


あれほど批判のあった小沢問題が、これほどまでに綺麗さっぱりと消え去って、しかも小沢氏の権力は見事に維持されました。まさに豪腕小沢の政治的手腕には感服します。オンボロ車の塗装をやりかえただけで、中味は何も変わらないのに、新車同様の大きなインパクトを見る人に与える「小沢マジック」に絶大なる拍手を送りたいと思います。


小沢・菅・鳩山のトロイカに岡田氏が加わり、日教組・輿石参院議員会長の五名の首脳陣がにこやかに笑っています。これで「次回選挙には民主党へ」という流れが出来れば国民は幸せになれるのでしょうか??夢がいつまでも続いて欲しいものです??


民主党代表選

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民主党代表選


民主党が久しぶりにテレビを賑わしています。とても良いことだと思います。代表選を月曜にすれば、テレビ報道は一層過熱し、民主とのイメージアップに大いに役に立ったのにとても残念です。


でも小沢代表は、極めて強引に選挙の日程を定めてしまいました。とにかく小沢代表の意中の鳩山氏を後継に据えるのには電光石火、できれば対立候補なしで決めたかったようです。権力維持のためにはなりふるかまわない強権小沢の面目躍如です。


「選挙期間が長ければ長いほど、岡田有利」との小沢代表の危惧は的中しはじめています。民主党の派閥の原理では「圧倒的な鳩山優位」でした。一方テレビを筆頭にマスコミは「何とかして岡田優位に持ち込む」ことに躍起です。面白おかしく煽って、視聴率を稼ぎたいのです。


そのような状況に、正直者の鳩山さんは、まんまと罠にひっかかりつつあります。その筆頭は「小沢傀儡では絶対的にありえない」発言です。これでは自ら「小沢代表の傀儡政権」を認めたと同じです。言ってはいけない一言でした。また「自分が代表になれば、小沢さんには要職についてもらう」などの発言はあまりに正直すぎます。


それと心底笑ってしまったのは「友愛精神で愛のある政治」です。小沢代表のもと「(愛など少しも存在しない)国民不在の党利党略」に向かって先頭に立って邁進してきた鳩山幹事長が、一体どのような顔で「愛のある政治」などと言えたのでしょう。テレビに出れば出るほど勝手に転んで自滅している鳩山さんです。


マスコミは「親小沢」「反小沢」という極めて分かりやすい構図で視聴率を稼いでいます。小沢さんにとっては、一秒でも早く、選挙の日が来るのを待ち望んでいることでしょう。


とにかく「圧倒的に鳩山優位」の現状を、明日、民主党はどのような判定を下すのか、私だけでなく、多くの国民が注視していることだと思います。とても楽しみです。



辞任会見 小沢氏上機嫌だったわけ

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辞任会見 小沢氏上機嫌だったわけ


あのさっぱり訳のわからない辞任会見の意味が今頃やっとわかりました。小沢代表は皆さんご承知のように「国会での重要事項をすっぽかしてでも選挙運動」「議論が大嫌いで党首討論の敵前逃亡」「政策は苦手で政局ばかり」に見えます。


小沢代表は総理などにはなりたくなかったのだと思います。総理に不適任なことは本人が一番良くご承知です。それよりやりたかったのは金丸仕込みの「闇将軍」で権力を一手に握ることだったのでしょう。


田中角栄の後の中曽根内閣の誕生が「田中曽根内閣」「直角内閣」 などと揶揄されたように、本心は「小沢鳩」内閣を作りたかったのだと思います。それならば、辞任会見で「あたかもヒーローのように振る舞う」ことは絶対条件でした。


政権交代のために全力を尽くし、我が身を捨てて実現することこそ「男の本懐」との異常なまでの高揚ぶりは、心の底からそう思っていたのでしょう。だからこそ、迫力もあり、上機嫌だったのだと思います。


それは辞任会見後の電光石火の後継者選びにあらわれています。誠に強引に土曜日に選挙を実施することをゴリ押しし、反対する長妻氏ら四人組を名指しで恫喝したと言います。まさに豪腕小沢の面目躍如です。


そこには西松建設などカケラもありません。「去りゆくヒーロ」の演出で、首尾良く鳩山代表が実現すれば、選挙を取り仕切って、選挙運動に没頭できるのです。これからしばらくの間、鳩山代表実現にむけ、恐怖で民主党内を締め上げることでしょう。


民主党がまさにためされています。福田前総理との間で、せっかく大連立を取りまとめたのに、民主党生え抜きの原理主義者から反発を食らって実現しなかったように、「ここ一番」という時には民主党の良心を見せて欲しいと思います。このまま易々と小沢恫喝政治に屈するとも思えません。是非「民主党の魂」を見せて欲しいと思います


これだけ注目を浴びることは民主党にとって良いことだと思います。政権奪取にむけて正念場を迎えた民主党です。大いに活性化して欲しいと思います。


小沢代表辞任

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小沢代表辞任


昨日民主党の小沢代表が辞任しました。党内での「小沢辞任コール」が表面化する前に手を打ったのでしょう。でも記者会見は「何を言っているのかさっぱりわからない」と誰しも思ったのではないでしょうか。それに輪をかけたのが記者団の実に拙劣な質問でした。


その後のテレビの報道番組でも、まともな解説は皆無でした。今朝の新聞を見ると、まともま解説が出ています。テレビは報道に関しては完全に「死んだ」と思いました。


さて横道にそれましたが、結局小沢代表ならびに民主党は「小沢代表がなぜ巨額の献金を受け取り、それを何に使ったのか」という素朴な疑問には答えることなく、表舞台から退こうとしています。民主党は党としてこの点を明確にし、小沢代表と決別しないと、今後裁判の推移では「小沢代表の罪=民主党」となってしまいます。民主党はそこの所を理解しているのでしょうか。


これまで私は小沢民主党にに対して厳しい意見を述べてきました。その理由は「重要な場面で国会を欠席する」「議論が大嫌い」そして何よりも「政策よりは政局」すなわち「全ての道は政権交代」と「国民不在の党利党略」であったからです。ということは小沢総理が実現すると「何をしでかすかわからない」恐怖があったからです。


今、民主党が一番しなければならないことは「代表選出選挙」です。ここでまた「両院議員総会での代表選び」に逃げてしまうと、国民の信頼を一挙に失墜します。あの自民党ですら、密室での総裁決定はは森元総理で終焉し、とにかく選挙を行っています。是非代表選出のために「党員を含む選挙」をやって欲しいと思います。


下馬評では鳩山、菅、岡田氏が取り沙汰されていますが、鳩山、菅両氏ではこの難局を乗り切れないと思います。岡田氏は原理主義者と呼ばれていますが、今の民主党に要求されているのは、明確な政策ではないでしょうか。原理主義者、大いに結構だと思います。


岡田民主、前原民主、野田民主が実現すれば私は大いに応援したいと思います。今の自民党は一旦下野すべきだと思います。


補正予算審議 民主党ガンバレ

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補正予算審議 民主党ガンバレ


過去最大規模の14兆7000億円という補正予算の審議が連休明けから始まりました。「選挙目当てのバラマキ」との評判ですが、このような抽象的な論議ではなく、具体的にその根拠を示して欲しいです。


経済危機の「いま」全世界で財政出動が行われていますが、まさに「賢い使い方」すなわち財政出動がその何倍にもなって経済の活性化に寄与するものでなければなりません。


補正予算といえば、省エネルギの家電商品や自動車のエコポイントばかりが目立ちますが、これはマスコミの大いなる不勉強です。早速国会審議で「マンガの殿堂」に100億円以上のお金をつぎ込むことが明るみに出ました。

また民主党の細野議員の質問で、何と15兆円近い補正予算の2割以上もが、官僚の天下り団体に配分されていることが明らかになりました。


その額はなんと46基金、4兆3674億円もあるのです。すでに廃止が決まっている、あの「私のしごと館」の雇用・能力開発機構にも150億円もがついています。


民主党の細野豪志議員は、「役所がそれぞれの予算をつけられないので、基金を作って団体に丸投げという手法。46の基金のうち、まだどこに預けるのかどこが事業をやるのかも決まってないものがある」「廃止が決まっている組織に予算がつくというのは、組織の延命以外のなにものでもない」と噛みついています。


これでは民主党の言うようにとても「賢い予算の使い方」ではありませんね。経済への波及効果も全く見込めない「死に金」となることでしょう。


ところがメディアの反応がとても鈍いのです。これだけの大問題を、メディアが取り上げないものですから、国民は知るよしもなく、スルリと逃げてしまいそうです。その他にも整備新幹線など、メディアで報道される目玉の使い道以外に、「ひっそりと隠れてムダ使いのオンパレード」が存在するのではないかと思われます。


このお金が天から降ってくるのなら、何も文句をいいません。でも麻生総理自身が明言しているように、消費税増税がすぐ目の前です。私たちの税金を盛大にムダ使いされてはたまったものではありません。


民主党も「徹底審議」というならば、しつこく、メディアが大騒ぎするまで、ムダ使いの徹底追求を行って欲しいと思います。


正直者の民主党には笑ってしまう

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正直者の民主党には笑ってしまう


産経新聞に『「小沢氏進退論」大合唱 思惑外れた民主党の有識者会議』とあるのを見て、思わず笑ってしまいました。


記事には次のようにあります。


『西松建設の違法献金事件を受け、民主党自らが立ち上げた「有識者会議」(座長・飯尾潤政策研究大学院大教授)の論議が、事件の法解釈上の問題点などを検討するという鳩山由紀夫幹事長らの思惑を外れ「小沢氏の進退論」に集中、党幹部を慌てさせている。説明責任のための会議が小沢氏に「引導」を渡すことにもなりかねない。(今村義丈)


 会議は、小沢氏の事件への説明が不十分との批判があることを踏まえ、鳩山氏主導で設置した。「議論を公開して批判をかわす」(周辺)狙いだった。』


とあります。もともとこの会議の開催が決定したとき、あまりにも「見え見えで結論ありきの民主党」の態度にあきれたことを藤原通信でも書きました。


民主党がしみじみと「お人好し」だと思うのは、この有識者懇談会を公開にしたことです。会議の内容はネットでも知ることが出来ます。本来は「さすが民主党」と褒めなければいけないのですが・・・・


http://www.dai3syaiinkai.com/


このホームページでは次のような告知がありました。


「次回委員会について、5月7日開催とご案内をしておりましたが、誤解による混乱が予想されるため、5月13日に変更をいたします。なお、本委員会では、このホームページ掲載の記者会見などで御説明しているように、小沢代表の進退問題などを議論しているわけではありません。」


要するに民主党の思い通りに行かないから、会議開催を延期するというものです。この会議が「小沢擁護の砦」となると考えて公開したとするならば、まさに戦略のなさを暴露したのも同然です。そして思う通りにならないからと、慌てて軌道修正するくらいなら、このような会議をしなければ良いのです。


「ずるくてしたたかな自民党に比較して何と幼稚で、思考能力の無い正直者か」と思います。最近このような正直者は見たことがありません。でもこの程度のことしか考えられない政党に国の運営を任すとなると、恐ろしさを感じます。


これでは海千山千の官僚に手もなくひねられるだけでなく、権謀術数の渦巻く国際政治の世界では、まるで「うら若き女性が裸で道を歩く」ようなものではありませんか。民主党には知恵者はいないのでしょうか。古い自民党の体質を継承する小沢代表なら、このような稚拙な発想はありませんが、自分自身のこととなると、止めることも出来なかったのでしょう。


自民党政治に愛想をつかし、民主党政権を待ちわびる国民にまたもや冷水を浴びせてしまう民主党。もっとしっかりしてくださいな。


麻生おろしも凪状態

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麻生おろしも凪状態


自民党、民主党共に、いま、奇妙な凪状態にあります。総選挙を間近に控え、双方共に「本当は党首としてかつぎたくない」党首を持っているからです。民主党が新しい新鮮な顔を立てると、またぞろ「麻生おろし」が再燃するのでしょうか。


それにしてもチョットした一言が状況を変えるものです。昨年末の第二次補正予算をめぐり、党首討論で麻生総理が、施政方針演説とは打って変わって、安全運単に徹して民主党を攻めなかったばかりに「一夜にして」支持率を大きく落としました。そして定額給付金をめぐる迷走が始まりました。


あの当時は「一体誰が総理総裁か」わからないくらいに、次々と総理の発言を政府・自民党の要人が否定し、それぞれが勝手な発言を繰り返し、麻生総理の足を引っ張りました。これで支持率が落ちなければ不思議な状態でした。そして「麻生おろし」が猛威をふるい、加藤、亀井、管、山崎の3KYや渡辺離党問題などが荒れ狂いました。でも度胸のない「麻生おろし」は実現するはずもなく、次第に下火になってきましたが、依然として「麻生では選挙は戦えない」との声がついこの間まで公然と聞かれました。


それが今年に入って、麻生総理が「今年度の補正予算で野党がゴネたら解散もある」と5月解散の可能性を打ち出してから、あれほど吹き荒れていた「麻生おろし」の動きはピタっと止まりました。そして今まで散々総理の足を引っ張っていた、「総理の発言を否定して総理の尊厳をズタズタにする」動きも止まりました。

思えば安部元総理の時は社会保険庁問題に加えて、松岡大臣の自殺や「バンソウコ大臣」の不祥事など、政府と自民党がよってたかって安部総理の足を引っ張り、自滅したのです。自民党の人気を自民党自身が引きづり下ろす現象が長らく続きました。


それに比較すれば現時点では、一応「総理総裁のもと」政府・与党の不協和和音は聞こえてきません。これが正常な姿でしょう。時々鳩山大臣が「素っ頓狂」な意味不明の妄言をするくらいのものです。このような大臣は早く更迭して、「総理総裁のもと一致団結して国難にあたる」姿勢を国民に示すことが選挙勝利への近道であることを自民党は心に銘記して欲しいものです。


やがて小沢代表が辞任した時、また昨年来の自民党に戻るならば、それこそ「最後のチャンス」すら失われたと見るべきでしょう。自分達が選んだ総理総裁を、自分たちの私利私欲で引きずり下ろす愚行だけは、もうやめて欲しいです。


憲法記念日

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憲法記念日


昨日は憲法記念日でした。安部元総理の登場で「我が国のありかた」の基本である憲法について、真っ正面から取り組む姿勢を示し、まず憲法改正の第一歩として「国民投票法」が制定されました。でもこの法律で決められた事項は全く進行していません。


北朝鮮のミサイル迎撃実戦配備、海賊対策での自衛艦出動など、現実には自衛隊の役割は高まるばかりです。いつまでも「嘘に嘘を重ねた」とまでは極論しませんが「誰が見てもおかしい」問題を放置していて良いのでしょうか。


憲法改正のための国民投票法に基づき、一昨年8月に衆参両院に設置された憲法審査会の扱いですが、民主党を始めとする野党のサボタージュで2年近く経過した現在も全く始動さえしていません。


自民党も自民党で、目先の選挙にばかり目が向いて、安部元総理の目指した「美しい国」はおろか、日本をどのような国にして行こうとしているのかなど全く眼中にありません。でも半世紀にわたって国政に携わってきましたから、自民党の政策はわかりすぎるほどわかっています。


でも自民党の政権に愛想をつかした国民がその選択肢として選ぼうとしている民主党の国家観、中でも国家の基本をなす「国民の生命・財産を守る」外交・安全保障については「真剣に議論すれば党が分裂する」状態で民主党は逃げ回っています。このような人びとが日本の国政を担当すると考えるだけでもゾッとするではありませんか。


一刻も早く憲法審査会を始動し、国民の目の前で憲法論議をする責務が政治家にはあります。憲法記念日にあたり、このような最も重要なことに注意を喚起し、「占領軍の占領軍による占領軍のための」日本国憲法を「日本人の日本人による日本人のための」日本国憲法設定へと一刻も早く踏み出すべきです。


クライスラー破産申請

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クライスラー破産申請


クライスラーの破産申請と日本の社会保険庁。この二つが何だかだぶって見えてしかたがありません。

アメリカの自動車産業は「高給をはむ経営者」「強い組合」のもとに放漫経営に走り、技術力が著しく低下しています。そして「強い組合」はオバマ大統領の支持基盤です。


片や日本の社会保険庁は「無責任なその場しのぎの高級官僚」「働かない組合:官公労の中でも最も強い組合」「民主党の強い支持基盤」のもと、実に無責任な仕事が長年続けられました。


今回のクライスラー破産申請は結局「強い組合の権益を守り、債権者の債権を放棄させて身軽になる」そして「身軽になったところでフィアットとの提携」の筋書きが丸見えの出来レースです。オバマ大統領は組合に「心配するな」と言っています。組合も譲歩したと大きくPRしていますが、その数字は全く発表されていません。


「強い組合」問題を解決しないと、クライスラーの再建が容易でないことは明白です。さらに破産後の筋書きとして組合が55%の株式を持つことになっています。これで抜本改革が出来るとは思えません。フィアットも実際に経営に参画して、再建がほど遠いとなると、さっさと資本を引き上げるかも知れません。


ここは自由主義のアメリカらしく、何もかも白紙にして再建計画をゼロから始めるべきでした。共和党ならそうしたでしょう。


今回の一件でアメリカの社会保障制度の脆弱さが明確になりました。退職者の年金と医療費は企業の責務になって、企業にとって大きな負担になっているだけでなく、企業が倒産すると、国民の生活が危機に直面します。


日本の「国民皆保険」や「年金制度」は色々批判はあるものの、私たちの老後の大きな安心になっています。私たち国民が心を一つにして、この制度を守ってゆくべきだと思いました。