おばちゃん研修医 in U.S.A. -43ページ目

おばちゃん研修医 in U.S.A.

アメリカ・ワシントン州の田舎町生活ほぼ30年の主婦です。
大人になってから理系に目覚め、40過ぎから始めた大学で生物学の学士号、
大学院で医療科学の修士号を取得後、医学部に入学。
現在はファミリーメディスン研修医。
地域に貢献できる医師になるのが目標です。

未だ・・2010年1月を停滞中・・
そろそろ前に進むかな。

解剖生理の2週間に一度の定期テスト、第一回がやってきた。

テストは50問のマークシート形式。

とは言え、選択肢がいっぱいで、
単純にひとつ選ぶものは稀で

aとc・・とか
上記全部・・とか

いろんな組み合わせがあり、
ちゃんと勉強していないと、
勘で点数がとれるようなものではない。

100点満点中80点がこのテスト。
テストの当日までに、5~6ページほどの宿題を完成させて20点追加。

それに加えて、5~8点もらえるエクストラクレジット・・
つまりボーナスポイントがついてくる。

このボーナスポイント問題、内容は教科書に載っていないような、
講義に出ていないと分からないもの。が1~2問。
手書きで解答する。

それから、あと1問は好きなことを書いていい。
と言っても、このテストの範囲内で、せっかく勉強したのに
テストに出なかったこと、を書く。

なので、100点満点だけど実際のところ
108点満点くらいになる。



お金も払わない「聴講生」の私も

大歓迎!!

してくれた教授のご好意で

「試しに」

テストまで受けさせてもらえることになった。


これで成績が悪ければ、正式にこのクラスをとらなければいい。
なんせ「聴講」だから、悪い成績は記録に残らない。

今、なんとか点数がとれるなら、
次回正式にとった時はもっといい成績がとれる。

どっちに転んでもオイシイ、という計算だ。
そう考えれば気が楽・・


・・・とは言え、テストなんて20年ぶり・・くらいか?



目標は、何とか問題の内容を読み間違えないようにすること。
意味を取り違えれば、努力も何もかも水の泡。

ボーナスポイントもしっかり回答して
もらえる点数はできるだけもらう。

あぁ・・だけど、こんな難しい問題50問+手書き問題
50分で全部答えられない~~~~(x_x;)

タイムアップ!!

あー・・空白が何問もある。
ダメだー。




もう少し時間が必要な人は
今から場所を移動するから。




え?続けていいの?


本当に心の大きな教授だ。



結局、30分くらい延長してもらって一応全問回答はした。


とりあえず、やることはやった。
あとは結果を待つだけ。




だけど、この緊張感、年齢重ねても慣れないな・・
もう日本はとっくに元旦は過ぎ去っている時間ですが、

新年あけましておめでとうございます


何をするにもやることが遅い・・
それが初心者のどんくさいトコロだと思います。
でもここ現地時間はまだあと1時間ちょっとは元旦・・
お許しくださいませ。

まだブログを始めて1週間ちょっとで・・
何をやってるのかイマイチ把握していない状態で・・

とりあえず、一番初めに登録する時に
必要最小限だけ入力して、あとでおいおい更新していこう。
と言いながら・・

一番初めにしたことは・・

ピグを作った・・σ(^_^;)

いろいろと顔で遊んでいるうちに、
自分とは似ても似つかない顔に仕上がってしまい
収拾がつかなくなった。

ま、いっか。
後でゆっくり違う顔に変えれば。

だけど・・
初心者につき知らなかったことは・・
顔を変えるにはアメが必要だということ。


え。
貯金ゼロにつき、整形はできません。

とりあえずは、かわいいままにしておこう。


このブログで書きたいことはなんとなく決まっている。
1年前から通い始めた大学のこと。

今は冬休み中だから、去年1年間のことは
今のうちにまとめて書いてしまって、
学校が始まったら、現在進行形でお伝えできるようにしよう。

やっぱりそんなことはできなかった。
まだ去年の1月で停滞しているし。

こんな仕事の遅い初心者の
読者になってくださった方、アクセスしてくださった方、
ペタをつけてくださった方、コメントを下さった方・・
どうもありがとうございます。

今年はのんびり成長していきたいと思います。
根気よく、お付き合いをよろしくお願いいたします。m(..)m

まだまだ2010年1月をウロウロ・・

解剖生理の講義と平行して、実習も週に一度行われる。
お金も払わない「聴講生」なのに、丁重な待遇を受け、実習にも参加。

第1週目は忘れもしない。
「脳」の実習だ。

秋学期には、本物の「死体」を使って、筋肉の実習があったそうだが、
都合により、冬学期からの参加なので、
人間の「死体」はこの時点では、未だお目にかかったことがない。

テキストによると、羊の脳を解剖するらしい。
それでも、初体験なのでかなり、ドキドキ・・ラブラブ
変な物が飛び散らないように、髪をまとめて、
一番ボロい服を着て登場した。

初めての実習のくせに・・30分も遅刻した。
到着した頃には、もう羊の脳はすべて2つに切断されていた。
残念なような・・ホッとしたような・・・

脳の部位の名称に加えて、
脳神経の名称も手にとって学んでいた。

目 あの~・・私も触って・・いいですか

ゴム手袋をはめて、脳の触診(ちょっと違うケド)初体験。

目 あ、結構硬い。

もっとブニョブニョなのかと思っていた。
先生によると、本当は軟らかいはずだけど、
保存剤のせいで硬くなっているのだそうだ。

合格 人間の脳も触ってみますかぁ?

TA(教授助手)が、突然ビンに入った脳を持って現れた。

目 は~いパー 触りたいで~~すビックリマーク

ビンから取り出した人間の脳は、保存剤の量が少ないのか?
羊より軟らかい。

目 結構、弾力ありますねー。

両手で包んで押してみる。

目 本物の脳は初めて触ったけど、
もっとキモチ悪いのかと思ってました~。
全然大したことないですね(‐^▽^‐)
あ~、なんかこれがカリフラワーに見えてきた~
お腹すいたなぁ~



隣でやたらおとなしく座っていたダンナが、
青くなっていた(゜д゜;)

まだ・・2010年1月の話。

一応、大学のスケジュールには、中間テスト期間と
期末テスト期間が設定されているけれど・・
中間テストと期末テストだけしかテストの無いクラスは、
今まで聞いたことがない。

大抵、途中でレポートの提出があったり、
もっと頻繁にテストがあるクラスがほとんどだ。

この解剖生理のクラスは、2週間に一度のペースでテストがある。
いきなり学生に戻ったかと思うと、こんな難しい内容の教科の
しかも、途中から飛び込んで、初めての章は、
一番難しいと言われる「脳」についてだった。

講義の内容は、ほとんど生理学・・体の特定の部位が
どのような働きをするのかを学ぶこと、がほとんどだ。
だけど、それを学ぶには、それぞれの部位の名称を
知っていないと話にならない。

分厚い教科書の脳の写真を見ながら、
部位の名称の暗記を試みた。

cerebral cortex
corpus callosum
thalamus
hypothalamus
hippocampus・・・あせる

全然大したことの無い内容も、英語で書かれているというだけで
やたら難しく思えることも多々あるけれど・・
ほんのちょっと脳の表面を引っかいただけで、
意味不明の言葉続出。

丸暗記は得意なはずの日本人の私も、
まるで関連性が見えない単語を見ながら半泣き。

なんかいい方法ないかなぁ・・

楽な道をつい選んでしまう私。
ネットを見ていて、目に付いたのがコレ↓




高校時代に英単語を覚える時よく使った語呂合わせ。
ちょっとバカバカしくて、それが余計に頭に入る。

その第二弾もある。↓



目 それにしても・・解剖学者ってのはひねくれてるね。
よりによって、こんなややこしい名前をつけなくっても・・

無知な私の言葉に・・

これ、英語じゃなくて、ラテン語

とサラリと言うダンナ。



・・・・横文字は全部英語じゃないのか。
2010年1月。

年が明けてすぐに冬学期が始まった。

アメリカの学校は、毎年9月から新学年だ。
私の通う大学は、クォーター制と言って、つまり1年に4学期ある。
秋学期から始まり、冬、春、夏学期。

だけど、夏学期は開講しているクラスの種類も少なく、とらない人が多い。
なので、実質3学期制のようなもの。
夏は夏期講習、くらいの感覚である。

科目のほとんどは、秋学期に始まり、分厚い教科書を3学期にわたって勉強する。
その科目の1学期目の単位をとって初めて、2学期目に進める。
3学期目をとるにはもちろん、2学期目の単位をとってから。

科目によっては落としたヒトのために、冬学期や春学期に、
秋学期にやるはずのクラスが再度、開講されるクラスもある。

・・が、解剖生理の1学期目のクラスは、
秋学期にとっくに終わってしまっている。
落としたヒトは来年の秋学期まで、おあずけ、ということだ。

だけど、今回は教授が特別に許可をくれ、秋を飛ばして、
冬から入れてもらうことになった。
ものの・・・・

秋学期にやった内容はまるで理解していない。
どうしよう・・

大丈夫だっ!!

体も声も心も大きな教授は、やたらポジティブでもあった。

Piece o'cake!! (つまり、「楽勝!!」)

後々、コノ先生の

Piece o'cake!!

が出たら、用心するようにしている。

特に難しい時に限ってこんな気休めを言う。
・・いや、コノ先生は省略法が好きなのかもしれない。

つまり・・

「今学期はいきなり、脳の構造から始めるけれど、これは解剖生理の中でも一番難しい分野だ。
だけど、週末も返上して、死に物狂いで勉強すれば、今学期は落としても
きっと来年の冬学期に、このクラスをとる頃には・・」という部分が省略されていて、

Piece o'cake!!

の余韻を楽しませてくれているのではないか、と解釈している。

とにかく、始まってしまったからには、前に進むしかない。
やるからには真剣にやる。

けど、どんなに頑張っても敵わないなら、まだやめられる。
なんたって、私は単なる「聴講生」なのだから。

そんな甘ちゃんな気持ちは、
第1回目のテストが終わる頃には消えていた。
人体解剖生理学(以下、解剖生理)って、名前からして
医療関係に進む人のためにあるようなクラスだ。
看護師はもちろん、理学療法士、作業療法士、歯科衛生士などなど・・
になるためには必ずとらないといけない必須科目。

だけど・・・医者や歯医者はとらなくていい。

はてなマークはてなマークはてなマーク

これって大矛盾では・・・

・・・と、思いきや、医大や歯科大に入るためには、
別にとらなくてもいいということだ。

つまり、看護師やら理学療法士は、学士課程を修了した段階で、
もちろん国家試験はあるけれど、資格がもらえる。
だけど、医者や歯医者はまるで別物。
まず、4年制の大学を卒業して、そこで初めて医大や歯科大に入り直す、
権利を手に入れることができる。

その権利を手に入れるために、特に解剖生理を学んでおく必要は無い、
というだけのことらしい。

なんだ、うっかり医者になる方が楽なのかと誤解するところだった。


さて、その解剖生理の教授は、週に一度は顔を合わせるけれど、
あんまり話したことがなかった。
奥さんは気さくだから何度も話したことがあるけど、
当の本人と言えば、体も声も大きくて・・

目 あの~・・・・

なんだー!!

目 キャー、ごめんなさい・・・・・。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

と言いたくなりそうな雰囲気。


いくらあんまり話したこと無くても、顔見知りだから勝手に「聴講」してたらきっと

なんだー!?

と思うに違いない。
やっぱり一言お願いしてから「聴講」した方がいいよねぇ・・でも・・・・


そこで登場するのは、体も声も態度だって大きなウチのダンナ。

目 ねぇ、あの教授にちょっと探り入れてくれないかな。


早速、探りを入れてくれたその結果は・・・

大歓迎。

講義を「聴講」させてもらうだけでなく、ついでに実習にも公認で、
もぐらせてくれるらしい。
全部で300人以上も生徒がいるマンモス科目なのに、
そこまでしてもらっていいのだろうか。

よかったら、試しに試験も受けてみたらどうだ?

体と声だけでなく、心まで大きな教授だ。

結局、ウチのダンナも一緒にクラスをとることになり、
いよいよおっちゃん、おばちゃん大学生の誕生。

英語が分からない時は、ダンナに頼っちゃおー音譜

なんて、お気楽に構えていたあの日が懐かしい・・・・
ギリギリな性分がたたって、今学期は入学できないと分かった私。
学校が入れてくれないなら、こっちから入ってやるか。
あくまでも、「聴講」という名目でネ。

さてと、どのクラスをとるかな・・いや、どのクラスにもぐるかな、だ。
そもそも、大学に行く目的もはっきりしていていないのだ。

漠然と思っていることは・・
この不況の中でも、絶対にあぶれない仕事に就けること。

・・・

医療関係しかない。

景気が良くても悪くても、ヒトは病気になる。ケガをする。

ちょこっと調べてみても、医療関係の仕事っていっぱいあるぢゃないですかー ( ̄▽ ̄)=3
この方面は今も将来も有望に違いない。

とりあえず、医療関係に進むには~・・・・・やっぱりね。
理系のクラス必須。

遠い昔に卒業した大学って、文系中の文系。
一般教養にも選択科目にも、理系のクラスなんてひとつも無かった。
理系なんて、高校以来?
だいたい、女子が理系が得意なわけがない、と偏見を持っていた高校時代。
成績もあんまり、パッとしなかったなぁ・・(鬱)

この田舎町に大学があるということで、近所に教授の知り合いも何人かいる。

あー・・理系のクラス教えてた教授がいたなぁ・・
何のクラスだったっけなぁ・・


人体解剖生理学ぅ~!?


決まりだ。
年の暮れに突然大学に行こうと決めた私。
年が明けたら、元日だけは休みだけれど、
次の日からすぐに学校が始まる。

入学手続きをしようと思ったらいろんなものが足りなかった。
20年前に卒業した日本の大学の卒業証明書、成績証明書を
それ専門の会社が英語に直したものがいるのだそうだ。

あの・・でも以前に、ここに留学してたんですケド・・
それじゃ、ダメ・・ですか?

1年ほどの交換留学だったから、即答でNOだった。

こんなことなら日本の大学を卒業したなんてこと、
言わなければよかったな。
めんどくさ~い・・

だけど、それにしても高校の卒業証明書だとかがきっと要るに違いない。
やっぱりめんどくさ~い・・

今学期は無理ですね。
来学期から始めたらどうですか?

と、事務の人。

突然決めて、急に学校には行けないらしい。
自分のいつものギリギリな性格をちょっとだけ恨んだ。
その反面、心の反対側でちょっとほっとする自分もいた。

せっかく思い立ったのに今行かないと、
今度思い立つ時は20年後だったりするかもしれない。

この際、大学がどんなものなのか、体験することにしよう。
聴講という名の
「もぐり」
を決意したのは、この瞬間だった。

ただし・・今学期だけね (*゚.゚)ゞ
あれは、2009年の年の瀬。
州公務員の夫が突然、

大学に行こうかな。

と言い出した。

・・と言っても脱サラではない。
州の公務員は給料が安い代わりに、
州立大学に超おトクな学費で通える特典がついてくる。

だけど、働きながら、を考慮に入れてなのか、
とれるのは1学期に最大6単位。
1~2クラスが限度だけれど。

私も行こうかな。

ちょっと置いてけぼりな気がして、つい言った一言。
本当に実現するなんて。

夫の学費は安いけど、私はローン借りないといけないし。
「この年」でちゃんと理解できるのかな。
大学に行く目的は何だろう。

まだ考えがはっきりと定まっていないけど、バタバタな年の瀬。
なんとか年内のうちに手続きをしてしまわないと。
年が明けたら、学校が始まってしまう。