外為市場で約1週間ぶりに116円台まで円安が進んだことで、買い安心感が広がるかと思われましたが意外に輸出関連株の上値が重く日経平均も昨日高値16333円を一度も上回ることなく軟調な相場展開となりました。東証1部の売買代金上位をみても、値上がり銘柄は●みずほFG(8411)6000円高、●キャノン(7751)230円高、●住友鉱山(5713)60円高と10銘柄のなかで値上がりは3銘柄、昨日上昇していた●トヨタなど自動車株、●三菱商事など商社株、●新日鉄など大型鉄鋼株など利益確定売りに押され反落しています。


なかなか物色の方向性が見えてこない感じで商いが盛り上がらない状況が続いています。

昨日も掲載しましたが2番底を確認してから、方向性を確認してからでも買いは遅くはないのではと思われている投資家が多いのではないでしょうか。


現在の状況は、昨年6月の状況によく似ており
 6月13日に14218円安値【騰落レシオ(25日)が54.3%】をつけた後、7月4日に高値15710円をつけ7月18日に2番底14437円をつけています。その後9月4日に16414円、10月24日に16901円と上昇していきました。
今回も、17日に安値15262円【騰落レシオ(25日)が56.6%】をつけた後戻りを試す展開となっていますが、来月中旬あたりに2番底をつける場面があるのではと思われている投資家が多いのではないでしょうか。


とりあえず、2番底を確認するまでは短期投資に徹するのが無難な感じです。


また、ここまで相場のなかった連日売買代金トップの●みずほFG(8411)の動向は銀行株全般を見る上で指標となるとみられ要注目と思われます。



証券会社が格付け変更・目標株価変更した銘柄は、


【三菱UFJ証券】
●高島屋(8233) 新規1。
目標株価1500円
比較的堅調なファンダメンタルに比して株価水準は低いと判断。


【ドイツ証券】
●ニコン(7731) Hold→Buy 引上げ
目標株価4140円→4500円
 デジタルカメラ最上位モデルの刷新は、同社デジタルカメラ事業の中期的なリスク要因を払拭するに十分な収益的なインパクトをもたらす。

●レーザーテック(6920) Buy継続。
目標株価4460円→5140円
 半導体の微細化進展で恩恵。


【みずほ証券】
●日本郵船(9101)  3→2。引上げ
目標株価1350円。
 大手3社の中では収支改善の持続性と安定性が最も高い局面に入ると予想。
●商船三井(9104)  3→2。引上げ
目標株価1900円。
 高水準の業績が当面期待される中、目先の株価調整幅が大きく、投資判断を引き上げた。
●川崎汽船(9107) 4→3引上げ
 株価調整により、投資判断を引き上げた。


【クレディスイス証券】
●ダイキン工業(6367) Neutral→ OUTPERFORM。引上げ
目標株価3350→5900円
 空調売上高は創業以来初めて国内から欧州へ

●住友大阪セメント(5232) OUTPERFORM継続。
目標株価510→370円
 業績予想の下方修正で目標株価を引き下げたが、PBR0.8倍と割安感が強いことから


ニコンが賑わっています

米国株高、円安を好感され主要株価指数は急反発、後場に入り日銀金融政策決定会合で利上げが見送られイベント通過の安心感から後場一段高となり日経平均は16300円台まで買われて取引を終えました。新興市場は、ジャスダック、マザーズが高値引け、マザーズは5%を超える急反発となり5日移動平均線を奪回して取引を終えました。
日経平均、新興3市場ともやっと切り返しの兆しが見えてきた感じです。

ただ、売買代金は2兆6000億円台に留まっており商いの盛り上がりはいまひとつです。
東証1部の売買代金上位の銘柄を見ると


 ●みずほFG(8411)
 ●三菱UFJFG(8306)
 ●三井住友FG(8316)
など大手銀行が1、3、4位


 ●キャノン(7751)
 ●トヨタ(7203)
 ●コマツ(6301)
など輸出関連が5、6、7位


 ●新日鉄(5401)
 ●住友鉱山(5713)
 ●三井物産(8031)

非鉄、商社なども上位10位に顔を出しています。


やはり、ここまで相場を牽引していた商社、素材、機械、輸出関連が買い戻されるのか、ここまで相場のなかった銀行株などに資金が向うのか本日の動きでははっきりせず投資家に迷いがあるため、なかなか商いが盛り上がらない感じです。


とりあえず本日の戻りは売られ過ぎの自律反発とみられ、今後資金がどちらに向うのか見極めていきたいところです。


どちらに向うのかは、2番底をつけた後の動きがポイントとなりそうです。


証券会社が格付け変更・目標株価変更した銘柄は、


野村証券
●エス・イー・エス(6290) 新規3
 苦境のバッチ式洗浄装置から太陽電池製造装置などへ多角化。


クレディスイス証券
●情報サービスセクター Market Weight→OVERWEIGHT
 情報サービスセクターの主要20企業の来期予想平均PERは約20倍と2003年春の水準にまで低下。一部の高バリュエーション銘柄を除くと、来期予想平均PERは17倍強に留まる。


野村證券は太陽電池の将来性を高く見ている感じです。

米国株が落ち着いてきたものの、日銀の金融政策決定会合を控えていることや、外人投資家が信用収縮で投資余力が少ないことで市場参加者が限定的で上値の重い展開が続きました。東証1部の売買代金は2兆億円と低調な商いとなったことから主力銘柄の戻りは鈍かったものの、新興市場の小型株に急速に切り返す銘柄が散見されました。


マザーズ市場では、
 ●カービュー(2155)  334000円△37000円
 ●GCA(2126)  369000円 △24000円
 ●ディアライフ(3245)  355000円 △51000円

ヘラクレス市場では、
 ●ブロードバンドタワー(3776) 106000円△7000円
 ●ネクストジェン(3842) 399000円 △40000円
 ●ゼンテックT(4296) 191000円 △5000円

ジャスダック市場では、
 ●楽天(4755) 36600円 △2150円

上場来初の減収減益にもかかわらず、楽天は堅調な動きとなりました。徐々に株式市場は冷静さを取り戻してきた感じがします。


また、本日の引け後●ブロードバンドタワー(3776)の説明会に行ってきましたが、今期増収大幅営業減益と費用増加で営業利益は58%減を予想しています。会社側はネットワンシステムとの業務提携、IRIとオリックスグループとの経営統合によるオリックスグループの連携により、連携強化で今期を底に急回復をイメージしていました。株価はどのように評価するのか、難しいところです。
詳しくは週末には、決算説明会のレポートを会員サイトに掲載する予定です。よろしければご覧ください。
http://www.firstmake.co.jp/

証券会社が格付け変更・目標株価変更した銘柄は、


ゴールドマンサックス証券
●ヤフー(4689) 「中立」→「買い推奨」。引上げ
目標株価48000円→50000円


モルガンスタンレー証券
●エルピーダメモリ(6665) Equal-weight-V→Overweight-V。引上げ
目標株価4600円→6000円
 70ナノプロセスやRexchipの順調な立ち上がりにより業界内の優位性が高まっている。


クレディスイス証券
●ノーリツ(5943)  NEUTRAL継続。目標株価2200→1750円
 システムバスとキッチンが業績の足を引っ張り、会社側が通期の営業利益予想を下方修正したため。

●千代田化工建設(6366) NEUTRAL[V]継続。
目標株価2700→2400円
 カタールにおけるプラント建設の採算性が熟練工不足、人件費増などから採算が低下してきている。

●日本システムディベロップメント(9759) Neutral→OUTPERFORM。引上げ目
標株価1870→1910円
 直近の株価調整で割安感が台頭。

●大同特殊鋼(5471) OUTPERFORM[V]継続。
目標株価960→1120円
 同社予想で今期営業利益は従来予想399億円から457億円へ上方修正。会社予想370億円を大きく上回る見通し。

為替市場で円が115円台まで円安が進んだことや、ポールソン米財務長官と尾身財務相の電話会議で日米当局の連携が市場に安心感をもたらしたことで日経平均は後場に入って一段高となり16000円台回復する場面があったが、売買代金が2兆7000億円強と低調な商いとなったため滞留出来高の多い16000円を抜けきれず押し戻されて取引を終えました。


後場に入り円安を好感され8080円まで買われた●東京エレク(8035)が7930円の120円安、また●ファナック(6954)も11360円まで買われたものの10950円の170円安で取引を終えました。円安を好感し戻るかに見えた輸出関連株が伸び悩んだことで、主要株価指数も押し戻された感じです。


円相場のチャートを見ると先週末111.60円まで急速に円高が進みボリンジャーバンドのプラス3σ(112.67円)を大きく上回った反動で円安にブレてはいるものの、中期線の13週移動平均線、26週移動平均線が上向き転じ、週足ベースの一目均衡表の雲を昨年5月以来1年3ヵ月ぶりに上抜いており、基調は円高に向っている感が強く、現状は急速に進みすぎた円高の修正で一服しているところのような感じです。


円相場の動向を見ると積極的に輸出関連株は狙いづらく、この急落場面から戻りを狙って内需関連株に注目したいところです。


なかでも、●近鉄(9041)など信用取引の貸借倍率が1倍割れ銘柄が多い電鉄株や、●みずほFG(8411)など日証金ベースの融資残の整理が急速進んできた銀行株などは要注目と思われます

証券会社が格付け変更・目標株価変更した銘柄は、


【三菱UFJ証券】
●沖縄電力(9511) 3→2 引上げ
 今期末予想1株受信産6270円を下回っておりPBRに割安感がある。


【大和総研】
●マブチモーター(6592)  4→3引上げ
 AV機器向けなど低採算製品から自動車向けなど高付加価値製品への入替が想定以上に進展している。
●高島屋(8233) 3→2 引上げ
 好業績に対して株価は低水準。


【ゴールドマンサックス証券】
●信越化学(4063) 中立→買い推奨。引上げ
目標株価10500円継続
 300ミリの収益性は更に上昇する可能性が高い。

●三井化学(4183) 売り推奨→中立 引上げ
 今後会社側の業績予想の上方修正、コンセンサス予想の切り上がりが予想されることから。

●東レ(3402) 買い推奨→中立 引下げ
化学/合繊業界の主要調査対象企業20社のなかで、東レのアップサイド(19%)を上回る銘柄が過半を超えた。

●住友ベークライト(4203) 中立→売り推奨。引下げ
目標株価800円→PBR約1倍の660円。
 第1四半期の営業利益は前年同期比24.5%減益の36億円、進捗率は上期計画に対し37.5%、通期計画に対し16.8%にとどまった。


【ドイツ証券】
●野村ホールディングス(8604) Hold→Buy 引上げ
市場低迷が加速したとしてもPEなど収益源の多様化が相殺するとみられることから予想PER15.8倍は割安と判断。

●三井住友海上火災保険(8752) Hold→Buy 引上げ
株式への投資リスクが依然として高いが長期的にはリスク削減方向にあることなど。

●損保ジャパン(8755) Hold→Buy 引上げ
 株価の調整により時価ベース修正PBR0.67倍はヒストリカルなレンジの下限に近づき割安感が出てきた。


【モルガンスタンレー証券】
●三菱UFJフィナンシャルグループ(8306) Overweight→Equal-weight。引下げ
目標株価180万円→134万円。
 
●三井住友フィナンシャルグループ(8316)  Equal-weight。目標株価130万円→104万円。
 国内貸出市場の伸びの鈍化、役務取引等利益の成長の鈍化、海外での収益の不安定性の増加、経費の増加など。
 
●住友化学(4005) 新規にOverweight。目標株価1000円
 ペトロラービグの収益貢献を織り込み始める。


【クレディスイス証券】
●日本ガイシ(5333) OUTPERFORM継続。
目標株価3450円→4200円
 発展途上国向けのガソリン車用排ガス浄化フィルターの市場獲得メリットや米国の規制強化による乗用車、建設機械市場拡大の評価はほとんど行われていないことから株価上昇余地はまだ残ると判断。

週末の米国でのFRBの利下げ表明でNYダウも7営業日ぶりに大幅高、それを受けて久し振りに安心して見ていられる相場展開でした。しかしながら、主力、新興市場の区別なく寄付もしくはその直後に高値を付ける銘柄が多く見受けられ、日足は陰線で連続した足型は非常に良くない足型となっています。自律反発したとのコメントも今日は良く出ていますが、下げ止まったというほうが適切なような気がします。一番わかりやすいのが、松井証券の信用顧客の買い方の評価損率は先週末で-23%、今日で-20%と3%しか改善していません。今晩米国市場が明日の相場にも色濃く出そうです。


そのなか一歩先の銘柄としては、今年2月高値をつけた内需関連に注目しておく場面と思われます。ハイテク、商社、非鉄などここ賑わった銘柄は信用のしこりも出来て戻りは売られ、暫く日柄調整が必要と思われます。内需関連でひとつ上げるとすれば●東急(9005)ではないかと思われます。75日移動平均をブレイクすればトレンドが変わります。

野村証券
●塩野義製薬(4507) 3→2引上げ
 海外クレストールからのロイヤルティ収入が急速に拡大する見通し。
●エーザイ(4523) 1→2引下げ
 直近、米国で副作用問題などから新薬がなかなか承認されない状況にあり、この傾向が続くことが当社の長期業績拡大のリスク。
●オーエム製作所(6213) 新規2
主力の立旋盤が、航空機、造船用エンジンなど大型の資本財を加工する際に使用、主な販売先は、航空機、造船などの重厚長大産業。

 
三菱UFJ証券
●ミサワホームホールディングス(1722)  新規3
 PERは低水準だが中計未達懸念や希薄化から妥当で新規3。
●オリックス(8591) 2→1引上げ
 営業リスクと投資家の期待とのギャップに注目。


ゴールドマンサックス証券
●プロデュース(6263) 「買い」を再度強調。目標株価62万5千円
  売上高の上振れは同社製品に対して電子部品製造、太陽電池製造、FPD製造など多方面から非常に強い引き合いが来ている。


クレディスイス証券
●栗田工業(6370) Neutral→OUTPERFORM。
目標株価2200円→3300円
 2008年度以降の水処理装置業績拡大継続に伴うコンセンサスを上回る業況を評価。
●ニトリ(9843) OUTPERFORM継続。
目標株価6800円→7500円
 対米ドル1円の円高で、年間粗利益率を0.25%強、粗利額で5.5億円程度引き上げる要因。
●塩野義製薬(4507) Neutral→ OUTPERFORM。
目標株価2500円→2200円
 最近の株価下落により、割安感が台頭