為替市場で円が115円台まで円安が進んだことや、ポールソン米財務長官と尾身財務相の電話会議で日米当局の連携が市場に安心感をもたらしたことで日経平均は後場に入って一段高となり16000円台回復する場面があったが、売買代金が2兆7000億円強と低調な商いとなったため滞留出来高の多い16000円を抜けきれず押し戻されて取引を終えました。
後場に入り円安を好感され8080円まで買われた●東京エレク(8035)が7930円の120円安、また●ファナック(6954)も11360円まで買われたものの10950円の170円安で取引を終えました。円安を好感し戻るかに見えた輸出関連株が伸び悩んだことで、主要株価指数も押し戻された感じです。
円相場のチャートを見ると先週末111.60円まで急速に円高が進みボリンジャーバンドのプラス3σ(112.67円)を大きく上回った反動で円安にブレてはいるものの、中期線の13週移動平均線、26週移動平均線が上向き転じ、週足ベースの一目均衡表の雲を昨年5月以来1年3ヵ月ぶりに上抜いており、基調は円高に向っている感が強く、現状は急速に進みすぎた円高の修正で一服しているところのような感じです。
円相場の動向を見ると積極的に輸出関連株は狙いづらく、この急落場面から戻りを狙って内需関連株に注目したいところです。
なかでも、●近鉄(9041)など信用取引の貸借倍率が1倍割れ銘柄が多い電鉄株や、●みずほFG(8411)など日証金ベースの融資残の整理が急速進んできた銀行株などは要注目と思われます。