・・・・・・・っということで、今日のナショナルリーグ優勝決定戦はスゴかった。
ブリュワースはとても強いチームなのに、1勝もできずに4連敗。
ブリュワーズの強さの要因は監督のパット・マーフィーであることは解説者の説明や戦いぶりを見ていれば容易にわかることです。(それ以上にGMの存在が大きいそうですが。)
それに比べ、ドジャースのロバーツ監督はどうでしょう?
常勝軍団を率いているにもかかわらず、とても「名将」には見えないんですよ。
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今日の試合を見て、ドジャースは大谷が加入する前はこんなに強かったのだろうかと疑問を持ちました。
実は強かったのです。
勝率は驚くほど高く、地区優勝は近年10/11を誇っているんです。
大谷が加入したから強くなったのではなく、加入してさらに強くなったというのが事実なんですね。
ドジャースが強い秘訣は、平たく言えば「金持ち」だからなんですね。
球界トップ3の金満チームなんです。
金持ちだからベッツ(元レッドソックス)やフリーマン(元ブレーブス)や大谷などのビッグネームを獲得できるのです。
じゃあ金の力だけかと思うけど、選手を育てるノウハウも持っているんですね。
ドジャースの2軍レベルは他球団の一軍で通用すると言われるくらい選手層が厚い。
・・・あっ!やっぱり金の力か。(;^_^A
ぼくには金だけじゃない何か、球団の哲学があると睨んでいます。
そこにはロバーツ監督の哲学が強く働いているのか?
すぐピッチャーを交代させたり、調子のいい選手にはベタ褒めするけれど、悪い時は選手のせいにするコメントを聞いていると、とてもじゃないが名将とはいえない。
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ドジャースは徹底したデータ野球なんだそうです。
そういえば、選手たちがタブレットを見たり、情報交換するシーンがとても多い。
強いのは監督のリーダーシップじゃなくて、データを重視するからなんです。
ロバーツ監督はデータどおりの指揮を取るそうです。
じゃあ何でロバーツを監督として使い続けるのか?
彼はハーモニーを重視する監督だからなのです。
ドジャースの内部は驚くほど平等(フラット)なんだそうです。
ビッグネームだからといって威張っていない。
若い選手たちが対等に話せる。
そういう文化のチームなんだそうです。
だから、監督は「凡将」でも、選手たちが自主的にレベルアップしていく。(逆に凡将だからいい。)
自由な調和を保つことに専念するのが監督の主な役割なんですね。
なんか分かった気になりませんか?^m^
金の力だけじゃなく、そういう文化を育てたのは、やはりドジャースの優れた点でしょう。
大谷にとってエンジェルスからそんな哲学を持つドジャースに移ったのは、本人にとってもチームにとっても幸運だったと言えるでしょう。
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決して裕福とはいえないブリュワーズと裕福なドジャース、凡将と名将。
その対照的な2チームの試合を見て色々と学ぶところは多かったです。
