・・・・・・・っということで、ウクライナ戦争の和平交渉に、クシュナーなる人物が同行していますが何者?
どんな資格で参加?
ぼくには胡散臭さしか感じません。
トランプ第1期政権の時は、大統領顧問(およびイノベーション局のトップ)という肩書きで政策に参画しています。
ところが第2期のいまは無資格であるにもかかわらず、外交交渉に堂々と参加しています。
明らかな「利益相反」です。
なぜなら第1期政権離脱後に湾岸諸国のファンドから巨額投資(20億ドル規模)を受けているんですよ。
政治的立場を利用して自己の利益を得るのは、あってはならないことです。
ところが、トランプ政権は露骨にビジネスマンである自分の身内(イヴァンカの婿)を重要な外交に参加させているのです。
はて?さて?これを許していいのでしょうか?
「トランプだから仕方ない」という諦めが浸透してしまっているんじゃないでしょうか。
クシュナーは父親の不動産会社を継いだ2代目の経営者です。
外交どころか政治のド素人です。
良く言えば、ディールのプロ。
トランプの経歴とよく似ています。
・・・・・・・
ここで気付いたのです。
外交を外交のプロだけに任せるのは正しいのか?・・・です。
外交とは妥協の芸術です。
妥協するという心構えを持って、最初は強気の態度を取るのが常套です。
ところが、「建前」だけでは妥協できないことがしばしば起きます。
建前は(国民に対して)説明しやすいのです。
ですから、建前に固執しすぎると交渉は決裂してしまうのです。
ここに外交以外の要素であるビジネスカードを持ち込むのです。
ビジネスは経済的な損得です。
すると、交渉の幅が一気に広がります。
現実の外交はこの経済的な損得が裏にあるのです。
ここで妥協すれば、経済的に得だよという交渉には相当な威力があります。
普段の外交はほとんどの場合、建前の裏に経済的な損得があるはずですが、それをなるべく表に出さないのです。
トランプの特徴はそれが露骨なだけです。
なぜなら彼には外交の素養がまるっきり欠けているからです。
ですから彼はビジネスの成功者であり、ディールの名人であるというイメージを広げているのです。
ウクライナ戦争を終結させればレアアースなどの資源の利権が得られるとか、ロシアとのビジネスでクシュナーが大儲けするという案に飛びつくのです。
ガサ戦争でも、トランプを冠したレジャー施設を建設するとか、とんでもない案を出しましたね。
彼は過去の歴史を学ぶなんて面倒なことはまるっきり考えていないのです。
・・・・・・・
大統領という地位を得たのだから、一族が大儲けしない手はないとの発想は道徳的に感心しないのは正論です。
でも、外交にビジネスを持ち込むのは常套手段であり、それによって決着させるのはいいことだという考え方を一方的に悪だと決めつけるわけにはいきません。
こういう考えは「潔癖すぎる」のです。
この潔癖すぎることが日本外交の弱点ではないでしょうか?
まあ、自戒を込めていますが。(;^_^A
ちなみに、クシュナーはガチガチの正統派ユダヤ教徒で、イヴァンカは結婚のためにユダヤ教に改宗しています。
