またチキンビリヤニ
毎月28日は、小牧市のビロティでバングラごはんの日だ。2月はチキンビリヤニだった。チキンビリヤニというと、先日ABBASIで食べたばかりだ。
ディナータイムはいつものサラダとスープが付く。ライタも追加注文300円。
偶然、知り合いのスリランカ人客と居合わせた。ほかにもこの辺にインド料理屋はあるけど、ビロティはおいしいからよく来るって言ってた。また、この日のビリヤニはスリランカのブリヤニに似てるとも言ってた。パキスタンの油たっぷりスパイスたっぷりのビリヤニに比べればそうかも知れない。また、PAHANAのブリヤニにはカリーソースが付いてくるけど、実際スリランカでもそうだと。PAHANA以外の人が言ってるからそうなのだろう。PAHANAのブリヤニはカリーソースを付けることが前提なので、スパイスも味付けも控え気味になっている。土日のPAHANAはしばらくランプライスやナシゴレンをやっていたが、マンジュラさんが帰ってきてからブリヤニセットが復活して、今はカリーソースとライタが両方付くようになった。
また、ABAASIのビリヤニについてきたミント入りヨーグルトはなんなのか、ビロティのミランさんと話したら、それはブルハニだろうと言ってた。ブルハニはミントとグリーンチリ入れるよって。ブルハニを調べてみるとミントの入ったヨーグルトドリンクのことだと出てきた。ということは、ABAASIのブルハニが湯飲み茶碗に入っていたのもそんなにおかしくはないな。でも飲もうとするとむせそうになるくらい辛かった。
セクワコーナー
愛知県豊田市月見町1-8-7にネパール料理専門店があると知って仕事帰りにいてもたってもやってきた。ビルの1階には他の飲食店などがあったがネパール店らしきものが見当たらない。住所はここのはずだが。
と思ったら2階か!
新豊田ステーションビル2FにあるSekuwa Corner
扉を開けるとそこは真っ暗!
ネパール人二人がインド映画を見ているようだった。思わず「ご飯食べにきたけど大丈夫?」と聞いてみる。『どうぞ、どうぞ。』と灯りがついて暖房もついた。
スナック・クラブ店舗物件そのままの店内。
野菜・鶏肉・羊肉の3種類のダルバートのほか、セクワ・スクティ・デロ(ディード)のセットもある。
マトンのダルバート1000円を注文。
マトンは骨付きで硬め肉だが味付けはいい。ジャガイモ・サヤインゲンなどのタルカリ。ダルはスープ状でおいしい。「ジンブーがたくさん入ってますね。」と言ったら、もっとたくさんジンブーが入っているおかわりを持ってきた。豆は『カルダル』と言ってたけど、ウラッドのスピリット(皮付き割りのケツルアズキ)のことだ。アチャールはダイコン・キュウリで辛めでおいしい。初めて食べた“本当のネパール料理”は、今は無き山形のネワブトゥーだったが、そこのアチャールに味が似ている。ネパールは小さい国ながらたくさんの部族やカーストがあって、料理の味付けも違う。他の部族とはあまり交流が無いので味が固定してしまう。アチャールの味付けが、それが顕著にでてるんじゃないだろうか。『ネパールの料理はみんな辛い。』と、この店の人もネワブトゥーの人も言ってた。実際はそうじゃないだろうけど。
ネパールのレストランでは、ダルバートは料理がなくなるとおかわりを持ってきてくれるそうだが、この店もダルバートはご飯もおかずも食べ放題だ。そこまでネパールと同じにしなくてもいいのに。大丈夫なのかよ。サービスでチャイもいただいたし。
スクティとかディードとか、通常メニューにあるのがすばらしい。スクティ(乾燥肉)はネパールから持ってきてるのかと思ったら、店で作ってるのだそうだ。厨房に干してあるのを見せてもらった。
また、メニューのダルバードの内容には“豆のスープ”とか“肉のスパイス炒め”とかになっていて、“カレー”という表記が一切ないのもいい。
日本に来ているネパール人はレストランで働いている人が多く、よそのレストランにお客として行くことはあまりないらしいが、さすがに豊田あたりだと工場などで働いているネパール人も結構いるようだ。土日になるとそういうネパール人たちがお客としてくるから、ちゃんとしたネパール料理を出しているのだ。もちろん、メニューは日本語だし日本語で話しても通じるので日本人客もウエルカムだ。
雪中DIL
北へ向かって車を走らせた先週のとある日の朝。
途中の降雪は予想していたが、その前に高速道路事故通行止め渋滞に遭い、約束の時間より1時間半遅刻して到着した富山県射水市のDIL RESTAURANT。
正月に新潟に帰省した時は雪が少なすぎてがっかりだったが、この日の富山はこんな感じ。
一人遅れてったので、ほかの仲間たちはもうほとんど食べ終わっていた。残しておいてもらったものを温めて盛りなおしてもらった。
カレーは、フィッシュとオジリーとマトンカラヒとチキンジャルフレジ。それと、プラオとサラダ。
※作りたてでもっとおいしそうな写真は、探偵氏の随筆をご覧ください。
フィッシュカレーの魚はスズキ。スープ状なので別の器に。黒く浮いているのはなんだろうかと聞いてみたら、ニゲラ(カロンジ・カリジーラ)だということだ。ニゲラは自分では使ったことがなくて(自宅に置いてあるが)、ベンガルのミックススパイスのパンチフォロンに入っているものとしか認識がなかったが、こういう使い方もあるのか。
マトンカラヒはパキスタン店ではおなじみの品。
チキンジャルフレジはチキンティッカを炒めた料理らしい。チキンティッカマサラなどとはもちろん違う。
事前の打ち合わせメールで「食べたい場所はどこですか?」と聞かれたので、「食べたい場所は“胃”」と答えておいた。場所というはそういう意味ではないだろうが。
というわけでオジリー(胃袋のカレー)。オジリーは未食だったので食べたいと思っていた。コリコリしたようなものを想像していたけど案外やわらかかった。
カレー談義が続いてあっという間の15時タイムアップ。自ら望んでの雪の時期だったけど、話しの時間が足りなかった。