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遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 三日前の夕方、近くのクリニックに行ったら、道の正面の家の直ぐ上にお月さまが昇ってました。


月

 それが地上の家との比較で、月が天空にあるよりも異常に大きく見えました。こんな月を見たのは久し振りです。東の空が晴れているのと月の出のがタイミングがあわないと見られないですね。スマホで撮りましたので少しピンボケすが。


西

 西を見ると、空は夕焼けです。晩秋の空が美しさで溢れていますね。

 天気も良かったので、ぶらりと上野まで美術展を見に行きました。コートールド美術館ってロンドンにあったかなって思いながら、東京都美術館を目指して上野公園を歩いていました。今年は暖かかったせいか、紅葉が殆ど見られません。


ueno

 昔は各デパートなどにも小さな美術館があって、よく廻ったものです。何時からかデパートから美術館がきえていき、ある時期美術館に大勢の人が訪れました。「団塊の世代」と呼ばれる戦後のベビーブームの頃に生まれた人たちが定年を迎え、暇を余して美術館や音楽会に詰めかけたのです。


 その頃レオナルド藤田(藤田嗣治)の回顧展がありましたが、会場の前の広場は押しかけた人々で埋めつくされていました。諦めて後日再度訪れましたが同じ状況なので諦めた記憶があります。以来美術館には殆ど行かなくなりました。


exibition

 印象派と後期印象派の作品が60点、実業家コートールドが個人で収集した作品がもとになっています。日本の実業家である松方幸次郎みたいですね、彼の個人収集品をもとに上野の西洋美術館があるからです。コートールド美術館はロンドン大学の美術館になっているらしい。丁度ケンブリッジ大学のフィツウイリアム美術館のようかな。


post card

 ロンドンには幾度か行っているが、テート美術館とナショナル・ギャラリーには行きました、だがロンドン大学のコートールド美術館までは気がつかなかったです。普通我々が日常目にしているのは本や雑誌などのプリントされたものでしょう。ですからこんな有名な絵がこんな所にあったのかという驚きです。マネの「草上の昼食」などその典型的な例です。スーラ―の代表作の「グランド・ジャット島の日曜日の午後」がシカゴの美術館を訪れたときに見ました。


 足腰が痛むので美術館廻りも楽ではないのですが、日本人が大好きな印象派だけの美術館の作品を見られて大満足でした。

 フランソワーズ・サガンが1959年に発表した「ブラームスはお好き」Aimez vous Brahms? 映画化され「さよならをおもう一度」と原題は変わった。1959年といえば60年前だから大半の方は記憶がないと思う。


 ここで使われているのがブラームスの交響曲3番の3楽章である。ブラームスといえば1番と4番が有名だが、2番と3番は余り演奏されない。でも2番も3番もとてもブラームスらしいいい曲です。ベートーベンの4番の交響曲も余り演奏されませんが、4番もこよなく美しいく穏やかな曲です。




 最近はアマチュアのオケしか聴きに行かなくなりました。先月の12日には神奈川県の逗子で先輩が参加しているオケの演奏会がありましたが、台風でギブアップ。昨日は妻が参加しているオーケストラの定期演奏会に行って来ました。


oke

 もうこのオーケストラに彼女が参加して長くなりますが、会場は決まって代々木公園内の青少年総合センターの大ホールで、小田急線の参宮橋から行きます。ところが不思議なことに聴きに来る聴衆は一向に増えないのです。もう少し何とかならないのかな、、、、。決して下手ではないのだし、不思議と本番になるとシヤキッと演奏する団員です。


 昨夜のプログラムはベートーベンのフィデリオ序曲、リストのハンガリー狂詩曲2番とブラームスの交響曲2番でした。アマチュアの演奏を真面目に批評すると、大変ことになるので止めますが、全体的に大変いい演奏でした。もっと聴衆が聴きに来ればなあ・・・と惜しいですね。


 YouTube(ユーチューブ)でハンガリー狂詩曲2番を見るとバックの絵が「トムとジェリー」の漫画になっています。ピッタリと絵と音楽が一致して面白いですよ。


 東京は午後に雨、という予報だったのに、夜帰るころ降り出しました。変な天気。

 去年のハロウインは渋谷の交差点で若者(馬鹿者といった方がいい)が暴れて醜態をさらした記憶しかないのですが。


halloween

 市の絵画教室に行く途中にハロウインが来るが度に可愛いハロウイングッズを玄関先に飾っている家がある。奥ゆかしい感じなので写真に撮って置いた。


 ハロウインというアメリカの行事が日本に紹介さたのが70年代らしい。原宿にあるキディーランド店がハロウイングッズを販売したのが初めてで、80年代には原宿でハロウインの仮想行列が行われたそうだ。


 本来古代アイルランドのケルト人が11月1日を新年とし、前日の10月31日を年末としていたのが始まりである。10月31日はイヴで死者が戻って来ると信じられていた。日本のお盆みたいですね。


かぶ
                   写真はウイキペディアよりお借りしました


 ジャック・オ・ランタンというカボチヤをくりぬいて明かりを作るのだが、アイルランドではカブを使っていた。ジャックという悪党が死んだ時に天国でも地獄でも入るのを断られ、暗闇をうろついていた時に明かりを手にしたのでジャックと名付けられたらしい。19世紀にアイルランドから大勢の移民がアメリカにやってきたが、大型のカブがなかったので、カボチャを使ったのが始まりらしい。


 キリスト教は異教徒の風習なので、受け入れなかった。アメリカでも単に行事として残ったようだ。仮装行列は行われるが、公共の場での飲酒は禁止されているので平穏で馬鹿騒ぎなどしない。


 イギリスに関係のある国で残っているが、ヨーロッパ諸国や南米諸国ではハロウインはない。その代わりローマカトリックでは11月1日を万世節として休日である。


ミネソタ
        昔アメリカに住んでいたころのカボチャと子供の写真


 アメリカでは子供達が仮装して「トリック・オア・トリート」と叫んで近所を廻るが、各家庭が駄菓子を用意しておかなければならない、でなければ小銭を用意しておく。日本でなら一般市民を巻き込んだ行事としては無理だろう。


 さて今年のハロウインはどうなる?渋谷で騒ぐ?

 もう歳だからヴァイオリンを諦める?


 ギターなんか歳をとってもバンドを組んで引いている人もいるらしい。私にとって楽器を止めるのは音楽を諦めるのと同じだ。その上疲れた時や気分の落ち込んだ時には楽器は活気につながる。指を使えば認知症の予防にもなる。認知症予防のためにお医者さんがピアノを始めたってテレビで見たことがある。


 まだ続けてみるか。ブラームスのソナタも終わったことだし。但しこれに5ヵ月もかかってしまった。次は何にしようか?


 フランクのソナタをと考えたが、とうせこれが最後になるだろうからベートーベンの協奏曲をやってみようと思う。


bethoven

 腰が痛い、足が痛い、背中が痛い、更に三叉神経痛と五体不満足だし、弾き終わるまで8カ月は掛かるだろうけどね。


 ベートーベンといえば思い出すのが、ウイーンのチケット売り場で「ベートーベンの弦楽四重奏曲を・・・・?」と聞いたが、どうしても意味が通じない。そこで演奏会の一覧表を指したら、「ああ、ベートーフェンね」。ドイツ語でならそうなるけどね。