小っちゃなハロウインみつけた | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 去年のハロウインは渋谷の交差点で若者(馬鹿者といった方がいい)が暴れて醜態をさらした記憶しかないのですが。


halloween

 市の絵画教室に行く途中にハロウインが来るが度に可愛いハロウイングッズを玄関先に飾っている家がある。奥ゆかしい感じなので写真に撮って置いた。


 ハロウインというアメリカの行事が日本に紹介さたのが70年代らしい。原宿にあるキディーランド店がハロウイングッズを販売したのが初めてで、80年代には原宿でハロウインの仮想行列が行われたそうだ。


 本来古代アイルランドのケルト人が11月1日を新年とし、前日の10月31日を年末としていたのが始まりである。10月31日はイヴで死者が戻って来ると信じられていた。日本のお盆みたいですね。


かぶ
                   写真はウイキペディアよりお借りしました


 ジャック・オ・ランタンというカボチヤをくりぬいて明かりを作るのだが、アイルランドではカブを使っていた。ジャックという悪党が死んだ時に天国でも地獄でも入るのを断られ、暗闇をうろついていた時に明かりを手にしたのでジャックと名付けられたらしい。19世紀にアイルランドから大勢の移民がアメリカにやってきたが、大型のカブがなかったので、カボチャを使ったのが始まりらしい。


 キリスト教は異教徒の風習なので、受け入れなかった。アメリカでも単に行事として残ったようだ。仮装行列は行われるが、公共の場での飲酒は禁止されているので平穏で馬鹿騒ぎなどしない。


 イギリスに関係のある国で残っているが、ヨーロッパ諸国や南米諸国ではハロウインはない。その代わりローマカトリックでは11月1日を万世節として休日である。


ミネソタ
        昔アメリカに住んでいたころのカボチャと子供の写真


 アメリカでは子供達が仮装して「トリック・オア・トリート」と叫んで近所を廻るが、各家庭が駄菓子を用意しておかなければならない、でなければ小銭を用意しておく。日本でなら一般市民を巻き込んだ行事としては無理だろう。


 さて今年のハロウインはどうなる?渋谷で騒ぐ?