Cinema,British Actors -12ページ目

「オペラ座の怪人」The phantom the Opera

やっと、やっと観てきました。試写会にはどれも時間が合わなくて行けなかったから、公開を楽しみに楽しみにしてたんです。

感想は、一言で言うと「背筋がゾクゾクした」

あのOvertune。
鏡に映るthe Phantom。

ロンドン公演のCDを聴き慣れているので、ジェリーのthe Phantomはどんな感じだろう。とちょっと怖々でしたが、聞き入ってしまいました。事前に「舞台版のファンからは散々な評価で、まるで入れ歯のずれたような歌い方といわれている」なんて情報も得ていましたが(苦笑)

ロック調、という表現に納得。でも、押しの強いファントムもOK!(笑)

タイトルソングの「The Phantom the Opera」が一番大好きだったのですが、映画を見てちょっと変わりました。そう、「The Point of No Return」のセクシーさにやられましたよ。

ファントム、かっこよすぎ。セクシー過ぎ。強烈!!
クリスティーヌも思いっきり惹かれてるし。
ラウルまでもが言葉をなくしてファントムのPOWERに引き込まれてる感じがします。
この時、クリスティーヌは完璧にファントムにいっちゃってるように思いました。

一番心に残ったのは、クリスティーヌにkissされた後のファントム。
パンフレットの解説によれば、あれはファントムのファーストキスだとか。初めてキスされて、喜びと同時にクリスティーヌを得られないことを悟った、そうですが、解説を読むまでもなく、あのファントムの心の動きはダイレクトに伝わってきました。

嬉しさと、
哀しさと、
なんだろう・・
いっぱい入り混じって、
とっても複雑。
でもやっぱり、哀しい、がぴったりかな。

クリスティーヌが選んだのは自分ではない・・・
彼女の心は手に入らない。
彼女の愛は、最終的にはラウルのもの。
でも、確かに彼女は一度はファントムに惹かれていたのに。
お互い、強烈に惹かれあっていたのも嘘じゃなかったのに。

でも、あそこでクリスティーヌを離したことは、
ファントムの愛でもあったと思う。
例え「憎しみに変わった」と言われても、
クリスティーヌを連れ去ることもできただろうに。
サルのオルゴールが奏でる「マスカレード」
仮面舞踏会・・・
オルゴールの前で涙をこぼすファントムがあまりにも哀しすぎました。

屋上でラウルとクリスティーヌが愛を歌う時にフルフルと震えるファントムがあまりにもselfishだ、と思ったりもしたのですが、生きてきた中で一度も憐れみや愛を受けたことがなかったのなら子供みたいな感情の生まれ方も一概に悪と言えないのかもしれない、と思いなおしたり。

あと2~3回観に行きたいなと思います。

しかし、見事に舞台を映画にしたなぁ~と関心です。
ロンドンで1度だけ舞台を観た事があるので、映画化されたらどーなるんだ?と不安が先行してたんですけどね。地下の雰囲気はやっぱり映画ならではだな~とか、始まるシーン、シャンデリアが吊り上るのに合わせて寂れたオペラ座がその時に戻っていく特殊効果。

今年またロンドンに行く予定があるので、また舞台を見ようと思います。

オペラ座の怪人追加はこちら
オペラ座の怪人2回目の感想はこちら
オペラ座の怪人USDVD情報はこちら
オペラ座の怪人洋書ガイドブック情報はこちら
オペラ座の怪人UK版DVD情報はこちら




The Phantom of the Opera (Original Motion Picture Soundtrack) (Special Edition)
日本版のこの映画のサントラ、初回限定版は早くも売り切れ続出みたいですね。どのショップサイト覗いても、終了のところばっかり。
ま、豪華でなくてもいいや、ということでalexは海外版のSpecial editionにしました。歌詞はロンドン公演と同じなのでそっちのブックレットについてるし、大体は聞き取れるのでOK♪



Highlights From The Phantom Of The Opera: The Original Cast Recording (1986 London Cast)
こちらはロンドン公演(クリスティーヌ:サラ・ブライトマン)のハイライトCD




劇団四季ロングラン10周年記念キャスト
オペラ座の怪人(日本語キャスト)
こっちは劇団四季の日本バージョン
四季の舞台は観た事がないのでなんとも言えないのですが、日本語っていうのに引っかかってなかなか見に行く気になれないんですよね。う~ん。やっぱ原語で観る方が好きなので。


-それは、哀しくも美しい愛の物語-
公式サイト(日本):http://www.opera-movie.jp/
公式サイト(英語):http://www.thephantomoftheopera.com/



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「ネバーランド」Finding Neverland

「ピーター・パン」の物語は悲しみを乗り越えるために生まれた--たくさんの透き通った涙を夢と希望に変えて

公式サイト(日本):http://www.neverland-movie.jp/
公式サイト(英語):http://www.miramax.com/findingneverland/

2つのサイトを見比べてみると分かりますが、日本と英米のサイトのつくりがかなり違いますね。
ジョニー・デップとケイト・ウィンスレット、そして空を飛ぶ子供達(「ピータ・パン」の1シーン)をメインに出したのが、海外。バックは白。
同じジョニー・デップでも、メインとなる三男坊のピーターとのツーショット(ラストシーンの)をメインにしているのが日本。バックは緑。
日本版公式サイトトップページにはケイト・ウィンスレットは影も形も(^^;


で、観ました。「Finding NeverLand:ネバーランド」

前評判がかなり良かったし、オスカーオスカーとうるさいので(この時期はどの作品もそういうコピーが付くのはお約束ですが)、どんなもんかなぁ~と期待度70%くらいで。

はい。泣けました(TOT)
「パイレーツ オブ カリビアン」の酔拳&金歯から黒髪&短髪なんてまたえらい離れたキャラクター。と思ってましたが、案外(って言ったら失礼かな?)変じゃなかったです。
alexは中盤くらいから目がウルウルしたような気がします。まずはやっぱりあのピーターでしょう。他の兄弟が転げまわって遊んでいるのに、独り冷めてて現実的で妙な落ち着きがある。周りと距離を思いっきり置いている。

釣りに行く約束をしたのに、約束をした翌朝儚くなってしまった父親。
多分ピーターは父親の病気の深刻さを知らず、「すぐに元気になって、一緒に釣りに行ける」という言葉にとても喜んだのでしょうね。釣りの準備を始めたのに、その成立からほとんど時間を置かずに破られた約束。永遠に履行されない約束。

父親が死んでしまったことプラス、大人は自分に嘘をついていた。悲しみとそれに勝るとも劣らない怒り、しかもやり場のない。
キャッチコピーにあるとおり、ピーターの涙は透き通っている、という表現がぴったりの涙でした。

それと、長男。祖母のこと、嫌いじゃないんでしょうね。母親と対立するし口やかましいし、自分達とバリを遠ざけようとするし、祖母のバリに対する態度は決して快いものではないけれど。

「祖母は彼女(母)をこれ以上傷つけたくないんだよ」

非難するのではなく、誰をも傷つけないように言葉を選んだ長男。
そう、だからその言葉を持って、それを最後にして長男は「大人」になった。
男の子から男になる瞬間、バリはかつての自分を長男の中に見ていたのかもしれませんね。

自分の世界に閉じこもれる弟くんはいいけれど、お兄ちゃんはしっかりするしかない。弟達と、母親を守る為に。

現実と夢の世界が境目なくいきなり始まることで最初はちょっと戸惑いましたが、そのうち慣れました。特にクライマックスのあたりで、自宅で上演したピーターパンのシーンは違和感なく、ウルウルしながらalexも思わず微笑んでいました。

バリの妻。彼女はただバリの名声とそこから想像される華やかな世界を夢見て結婚したんでしょうね。本当のバリを知らずに結婚してしまい、自分を見てくれない淋しさに打ちひしがれることになってしまって。彼女がシルヴィアのようにバリと共に空想の世界を創り、楽しめるような人物であれば悲しみは減ったでしょうに。でも、「初日は外さない」あたり、それでもきっと彼女はバリを好きで、バリも彼女への多少の想いはあったのではないかと、勝手に思います(苦笑)

そーそ。ピーター・パンを演じていたのは、ケリー・マクドナルドでしたね。「ゴスフォード・パーク」で使用人メアリ、「トレイン・スポッティング」でレントンの彼女を演じていた女優さん。目力なのか、なんかちょっとしたオーラを感じるalexでした。

う~ん。どうせそのうち特典いっぱいつけてDVDが出るんでしょうねぇ。
なかなか良かったから、さっさとUK/US版を買おうかとも思うのですが・・
英米では3月に発売されることですし。またお手ごろ価格だし(~~;

英国版DVD(2005/03/14発売予定)のジャケット写真は最上部にある写真と同じです。
米国版DVD(Widescreen Edition)(2005/03/22発売予定)はまだ写真が出てな~い。

でも、最近は日本版もお手ごろ価格になってきたから・・金欠なのでもうDVDは日本版の発売をもうちょっと待つことにしませう♪

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「ゴスフォード・パーク」




「ゴスフォード・パ-ク」

公式サイト:http://www.uipjapan.com/gosfordpark/

お茶は4時、
ディナーは8時、
真夜中には殺人を・・・・


アカデミー賞受賞:脚本
監督:ロバート・アルトマン

あらゆるコントラストが複雑に絡み合うアンサンブル劇

”ゴスフォード・パーク”と呼ばれるカントリー・ハウスでパーティが催され、様々な人々が集まってくる。彼らの共通点はイギリス貴族であるということ。いや正確には自らを「貴人」であると思い込み、例外なく他人を見下すこと・・・”

イギリス映画が嫌いな方にはお勧めしません(笑)あと、登場人物が多いアンサンブル劇が嫌いな方も、多分まったく楽しめないと思います。

作品の年代は1930年代。第一次世界大戦が終わった後のイギリスで、当然のことながら階級社会。
「貴族」でない者はすべて見下し(もちろん貴族の中にも階級あり)、使用人など人間とも思わずにモノのように使う「階上」の人物達。しかし、彼らは人間とも思っていない「階下」の使用人達がいなければ、水筒の蓋を開けることすら出来ない。
優雅な貴族を演じつつも、その実財政が火の車で招待主の資金援助を頼りにしている者もいれば、事業が失敗したり新しい事業を立ち上げたりのために資金援助を頼みに来た者もいる。金のために貴族でない金持ち娘と結婚したものの、貴族のルールを知らない妻を恥じる夫がいれば、財産目当てに招待主の娘を狙う若者貴族もいる。

主人に忠実に仕えているのかと思いきや、主人や客のゴシップネタで盛り上がったり、自分の主人よりも位が低いと「階上」の客をこき下ろしたりする「階下」の人物達。ドレスや宝石、靴などから、招待客を品定めしたり笑ったり。屋敷の女主人よりも実は強い使用人も。

「階上」と「階下」で繰り広げられる人物劇。

登場人物がやたら多く、しかも夫婦や親子、親戚ばかりなので誰と誰がペアで誰が誰の家族/親戚なのかを把握するのにちょいと時間がかかります。さらには各ペアに1~2人の使用人が付くから、誰が誰の使用人/世話係なのかを把握するもの結構難しい・・
初めて観た時、最初はほんとに誰が誰か分からず戸惑いました。

が、人物関係を把握してからはこの作品の面白さにはまりまくり、今でもよく観ています。
さすがアカデミー賞で脚本賞を受賞しただけのことはある、という脚本です。
繰り広げられる会話に様々な情報がこめられており、そこから人間関係や秘められた過去、それぞれの現状、弱み、が見えてきます。常に誰かが話しているので、1度見ただけでは話はつかめないかもしれません。

殺人事件が起きますが、犯人が誰かを必死で探すわけでもなく、死者を悼むわけでもなく(嫌われ者だったので仕方ないですが)自分達の「いつもの習慣、普段の生活」を決して崩さない「階上」の人間。
女主人はダンナが死んだ翌日も、いつもどおり朝は乗馬してます。喪服に身を包むでもなく。

「階下」では、数人の使用人は主人の死を悼むものの、大半はこれまたいつもどおりの生活を崩さない。

狂言回しのような形でアメリカ人が数人出てきます。当然貴族のルールも知らなければマナーも知らない。
貴族達からは完全に見下されているのですが、あまり気にしていないのか、バカにされていることが分かっていないのか。ステレオタイプ的かもしれませんが、歴史の深さというか文化の違いが分かってかなり笑えました。
最後の方の朝食のシーンなんて大爆笑。してやったり、と思ってしまったあたり、やっぱりalexは英国びいき。

貴族世界なんてまったく知らないalexには、「マジで?」と思うようなシーンがたくさんでした。使用人がホントに人間として扱われていなくって(^^; 
ですが、この作品は徹底的なリサーチの元に作られ、実際に有名な貴族に仕えていた元執事や使用人から当時の話を聞いたらしいです。
DVD特典で監督と脚本の作品解説がありますが、特に脚本家の解説は当時の貴族社会についてかなり詳しく語っていて、驚きの連続。貴族社会の知識がまったくない為に、映像を見ていてもそこにこめられた意味など全然分からなかったのですが、脚本家の解説を聞いて目から数え切れないほどのウロコが・・・ 
これからこの作品をご覧になる方は、絶対に監督&脚本家の解説を逃さないでください。理解度が上がって面白さがウン十倍になります!

やっぱり、アカデミー賞を受賞するだけのことがある脚本です。
観れば観るほどスルメのように味が・・

キャストも豪華。
マイケル・ガンボン/ヘレン・ミレン/マギー・スミス/クライブ・オーウェン/ジェレミー・ノーザム/ケリー・マクドナルド/エミリー・ワトソン
などなど(他にも大勢)

「階上」の方々はまぁもぉSnobbishな話し方をするんですよね。。聞き取りづらいというか、クセをつかむまでは難しい。
メインの使用人、メアリはスコットランド出身と言うことで訛りがきつすぎて何を言ってるのかまったくさっぱり(?_?) 字幕出さずには居られません。ちなみにメアリ役の女優さん(ケリー・マクドナルド)は「トレイン・スポッティング」でユアン演じるレントンの彼女役でしたね。
「ハリー・ポッター」シリーズのマクゴナガル先生で有名なマギー・スミスは貴族がものすごく似合っていました。
ヘレン・ミレンって作品ごとに人相というか雰囲気がガラリと変わる気がします。
で、この作品でalexの最注目株はクライヴ・オーウェン。重要人物の一人ですが、華があるわけでもないのに結構いいです。なんだろう、地味~なんですけどね、この方。「ボーン・アイデンティティ」でも「キング・アーサー」でも、主役なのに全然スポットライトを感じさせないくらい(苦笑) でも、ちょっと目が離せなくて、なんか好きです。(でも、さすがにアンジョリと共演の「Beyond Borders」は見る気になれなかった・・


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「Equilibrium:リベリオン」クリスチャン・ベール

今日はコレ。alexの一番のお気に入り。
原題:Equilibrium。 邦題:リベリオン-反逆者-

第3次世界大戦後の近未来。生き延びた指導者は、人間が持つ「感情」-特に残虐性、暴力性などを抑制しなければ次はないという結論を出し、絶対的な警察国家を設立。国民は感情制御剤「プロジウム」を毎日注射することを義務づけられ、独裁体制の下で絵画も音楽も詩集もない、全ての「感じること」を禁止された中で生きている。
プロジウム摂取を拒み、芸術を愛でる反乱者を取り締まる第一級クラリック(聖職者)プレストン(クリスチャン・ベール)は国家の為に忠実に任務を遂行していた。しかし、いくつかのきっかけから任務に疑問を抱き始めたプレストンは、感情を取り締まる事に疑問を抱き始める。絶対的な国家権力に、最強の武術ガン=カタを駆使して闘いを挑む事にするのか・・・。


会社で散々PCを使い、WEBシステムを構築していることから、「家でまでPC触りたくない!サイト開くなんてもっての外!」と思っていたalexに、自サイトを作らせたのはこの作品でした。
日本で公開されたのが2003年3月。US版DVDが出たのが2003年5月。
劇場で見た2ヵ月後からDVD観まくっていました。




DVDパッケージを見ると分かるとおり、どこかあの「MATRIX」をパクったのではないか?と思わせる部分がありますが、蓋を開けてみればどっこい。MATRIXとはまったく違います。

alexが見てきた限りでは、この作品にハマる人は2パターン。
ガン=カタがかっこいいと思う武術系。
ストーリー&役者に呑み込まれたalex系。

ガン=カタについては触れません(笑)なんつーか・・・西洋が思う「マーシャルアーツ」像が見えたような気がしました。剣道・柔道etc(カンフーとかはなかったかな?)もぐら叩きもどきの闘い方は、alexにはどーーしてもかっこいいとは思えなくって(^^;

で、ストーリーと役者です。
元々はショーン・ビーンが出てるから、という理由だけで公開終了間際に観に行ったのですが、映画館から出てくる頃には、ショーンはもちろんのこと主役を演じたクリスチャンにどっぷり魅せられていました。
感情を抑えた鉄面皮のクリスチャン演じるプレストンが徐々に感情を取り戻していく様。ほんの些細な仕草、瞳。

例えば、手袋を外して手すりに触れる手とか、
苦しい理屈をつけて子犬を相棒の手からひったくっていったりとか、
窓ガラスに張られた不透明シートをビリビリと破っていく指とか、
外を見た時にこみ上げてきた感情に飲み込まれそうになる表情とか・・・

感情を抑えきれずに慟哭する姿。
自分に大切なことを教えてくれた人を救えなかった姿。
我が手で殺してしまった同僚の傍でやりきれなく謝罪の言葉を口にする姿。
同僚が遺した言葉の意味を本当に理解したであろう時の姿。
自分が成すべきことを決め、決意を新たにした姿。

もともとにぱっという笑顔というよりは、はにかんだ笑顔の持ち主なのでなおさらこの作品のストイックさ、クールさが際立ったかも。
この作品の為にちゃ~んとトレーニングして身体作ってるし(この方、トレーニングしない地は多分「Laurel Canyon:しあわせの法則」のサムみたいな体型だと思われる)、長身だからガクランが似合うこと似合うこと。最後の衣装はきっと日本人なら誰もが「ガクランかいっ!」と思うでしょうし、一部「海軍・・」とも思うかもしれないですね。

この作品ではクールビューティなクリスチャンが堪能できます。
でもって共演者もかなりいいです。

全てのきっかけを作ったのはこの人だと言ってもいいかもしれないパートリッジを演じたショーン・ビーン。「The Lord of the Rings」でボロミアを演じたことが記憶に新しいですが、前半で姿を消してしまうとはいえ、めちゃくちゃ渋い演技をしています。

イェーツの詩集越しにプレストンをみやるグリーンの瞳。
炎に包まれる名作の絵画を見つめる瞳。
静かに朗読するイェーツの詩。
トリガーにかけられる長い指。
冒頭、プロジウムの作用下にあるがゆえに仕事に何の疑問も抱かずまさしく任務を遂行しようとしているプレストンを見る瞳。
“But I've beeing poor・・・” の声が耳から離れませんでした。
ショーンファンは絶対に見逃せないでしょうね、この作品。




紅一点のエミリー・ワトソンに新たな相棒テイ・デッグス。
この2人もそれぞれに強烈な存在感&演技だったと思います。
あと、ショーン&クリスチャンに次いで「やられた!」と思ったのは、長男役の子役!まじですか?恐るべし、子役・・・

「華氏451」とか「1984」にもインスパイアされてるみたいですね。
巨額の予算とVFXに頼らなくてもこんなに素晴らしい作品が出来る。

突っ込みどころはかなり満載ですけれど(苦笑)、アラ探しは後にしてもいいと思います。実は初期脚本はもっと違っていて、ラストの終わり方も全然違います。
(初期脚本etcに関する情報はalexのメインサイト「Forget-Me-Not」で語りまくっています。監督のインタビューから明かされたプレストンの赤ちゃん時代、両親こととか、人工授精の世界だとか、そーいうことも。最近更新止まっていますが・滝汗)



リベリオン -反逆者-



華氏451

「華氏911」は、この作品のタイトルをもじったものです。
リベリオンがこの作品の衣装などを参考にしているのがよく分かります。



著者: ジョージ・オーウェル, 新庄 哲夫, George Orwell
1984年
この作品、リベリオンつながりで観たのですがなかなか衝撃的でした。
日本ではDVD化されていないようで、レンタルビデオで発見して見ました。
1949年に書かれたとは思えない...今もある意味こんな世界なのではないでしょうか。
特に自分が正義だと信じている某大国など。思想統制に近づいてる気がします。
英米Amazonでは買えます↓
Amazon.co.uk:1984


Amazon.com:1984



Equilibrium各国バージョン♪

◆韓国版!なんでこんなにパッケージがかっこいいよ?


◆アメリカ版! 特典少ないです(--;


◆UK版! 特典映像多し!


◆ドイツ版!


◆スカンジナビア版!




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「LOTR- The Return of the King」SEE DVD鑑賞

UK版:The Lord of the Rings: The Return of the King (Extended Edition) [2004]
(PALの為、NTSCのTVでは再生不可)

US版:The Lord of the Rings - The Return of the King (Platinum Series Special Extended Edition) (2004)  
(リージョンコード1。日本国内用DVDでは再生不可)

かの有名な3部作「The Lord of the Rings」の第3章、「The Return of the King」SEE(スペシャルエクステンディッドエディション)DVDを一足早く海外版で鑑賞しました。
特典映像はともかく、本編は字幕もあるので鑑賞には問題なく。
 
まぁ、「Fellowship of the Ring」を初めて観た時は「おぉぉぉ~~」と感動したものですが、まずあの字幕のひどさに幻滅し、また徐々に原作を離れた監督の解釈作品になって行ってしまったので当初の興奮はすぐに冷めてしまいました。と言っても全部劇場で観ていますが(^^;

まずはTROTK(The Return of the Kingの頭文字並べた略語です)の感想から。(ネタバレしてます)

う~~ん。詰め込みすぎ?
TTT(The Two Towers:二つの塔)がシェロブの前で終わってしまったので3部目にそれを詰め込んでその他のシーンが割愛されるのはどーしーよーもないのでしょうけれど、「王の帰還」と銘打ちながら、「王」についての描写がないのはなんなんでしょうねぇ。

長らく失われていた「王」。
執政家も、ゴンドールの民も、自分達を放り出して長らく失われていた「王」を待ち望みつつも、「俺が王だよ~ん。正当なイシルドゥアの末裔さ♪ほら、指輪も剣も持ってるよ!」とやって来られても諸手あげて歓迎は出来ないはずなんですよね。

モルドールを目の前に、敵と闘い必死こいてゴンドールを守ってきた執政家。いつまでも現れない王を待ち疲れた民。
彼らに自分が「王」であることを納得の行く形できちんと示す必要がアラゴルンにはあり、原作では彼はまさしく「王」でしか出来ないことをやって、ゴンドールの民に自分が「王」であることを示しています。

それが、SEE(スペシャルエクステンディッドエディション)の中では・・・ほんの十数秒?しか出てこない。それも原作を読んでいない人だったら何をしているのか(というより、彼の行動の持つ意味)を理解できないだろうな~というような場面。言葉での説明が一切ないから余計ですかね。
VFXでごまかしがきかない部分が出てるような気もします。

SEEを観てよかった、と思えたのは、ファラミアでしょうか。
David Wenham(←ちなみに、Family Nameの正確な発音はウェナムだと思う。ウェンハムはどーやったってローマ字読みだろ。オーストラリアのDVDでは、「ミスター.ウェナム」って言われてるし。hを発音するなら、ベッカムもベックハムになるぢゃんよ)の瞳がもう哀しくて切なくて。

「MY SON」とつぶやく父デネソール。ファラミアを向いていても、その瞳はファラミアを捕らえておらず、その隣の虚空に。デネソールの呼びかけに笑顔で応じるのは、亡きボロミア。

自分を「息子よ」と呼ばない父。
兄だけを寵愛し続けていた父。
兄の死に悲嘆に暮れる父。
「お前ではなくて、ボロミアが行くのだ」とファラミアの申し出を無視して敢えてボロミアを指輪への旅へ行かせたくせに、「兄ではなく、私が行っていれば良かったとお思いなのでしょう?」と問うファラミアに「そうだ」と答えた父。
虫の息ながらまだ生命のあるファラミアに油を注ぎ、火を放とうとした父。(デネソール本人も油を浴びていましたけれど)

ファラミアは、最後には心を失くした(?)デネソールに何を思ったのでしょう。
細く開けられたあの瞳が何を思ったのか・・・

デネソールが発狂(?)したトリガーが、瀕死のファラミアだったのか、alexはちょっと汲み取りきれずに悩んでいます。
う~~ん。愛情と憎しみは背中合わせで、ファラミアへの愛情があったのか?
それとも、穿った見方をすれば、ファラミアが死ぬことによって執政家の血が途絶えること、自分の存在した証を残せなくなることがイヤだったんじゃないか?とも思えたり。

ま、原作を読む限りではデネソールはファラミアが持つ力を怖れていたのでは?とも思えます。愛息ボロミアには備わっていないgift。民を率いていくのに必要かもしれない能力。

しかし・・・映画でのあの死に方はなかろうよ・・・PJ。
誇張しにゃぁならんというか、その方が効果が高いのは分からなくはないけれど、やっぱり原作を歪め過ぎだと思います。デネソールは単純なただの悪人じゃないでしょぉ。
映画しか観てない人には、デネソールがファラミアに冷たい狂人だと思われておわりじゃないですか(~~;

と、長くなったので一旦ここで。
特典映像の日本語字幕は欲しいけど、どーせ特典をしらみつぶしに観ることはないだろーし(Davidのインタは観る!)、日本版SEE_DVDの予約、キャンセルしようかなぁ~。

なんつっても、値段が高いし!
日本版の定価は福沢さんお一人様プラスアルファ。
割引が入っても20%どまり。
米国版の定価は39.99$ 日本円に換算すると、日本版の約半額?!さらに、米Amazonの割引率は40%。 こいつを日本円に換算すると、$1=¥102として¥2500ほど。海外郵便の送料を入れても日本で買う映画DVD1枚分のお値段。
英国版は米国よりはちょっと高い(^^;
定価L35.99。日本円に換算すると日本版20%offのお値段くらいかな?
でも、もちこんここも割引率は36%。ってことで日本円換算すると、L1=¥190として¥4400 ほど。つまり、日本版の半額以下。
そりゃねぇ、パスポート発行したりプレゼントキャンペーン打ったり、日本独自のサービスしてるし、特典入れて4枚分の日本語字幕をつけるのにコストがかかるのは分かる。でもだからって、海外版の2倍以上の値段つけるのはどーよ?!

プレゼントもキャンペーンもいらんから値段安くしてくれよ。
その方が買う人増えるんじゃないのかねぇ....(ってのはマーケティング上成り立たないのだらうか--;)

わたしゃ、送料入れても日本版の半額程度なら、英米版でじゅーぶんさ。

UK版:The Lord of the Rings: The Return of the King (Extended Edition) [2004] (PALの為、NTSCのTVでは再生不可)
US版:The Lord of the Rings - The Return of the King (Platinum Series Special Extended Edition) (2004)  (リージョンコード1。日本国内用DVDでは再生不可)
日本版:



タイトル: ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション

どーよ、この価格の差は。(--;