それはズバリ、
商品の企画から製造、販売までを
一貫して自社で行っているから。
平成のはじめ頃に登場した
SPA（製造小売業）＝自ら作って自ら売る、
というシステム形態で
それまでのアパレル業界の仕組みが
大きく変わるきかっけになりました。
注）SPAと言っても雑誌の名前でも
リラクゼーションでもありません（笑）
いまは懐かしい「平成ブランド」として
脚光を浴びたショップも人気を博しました。
それまでは
素材の調達、企画、製造、物流、
在庫管理、店舗販売、といった機能を
それぞれ別々の企業が分担するのが
普通だったんですね。
これらの工程を一貫して
一つの会社で管理することで、
中間マージンがなくなり
商品の価格を安く設定することが
可能になったのです。
それとともに、
店舗での商品動向の情報が
いち早くつかめるようになったため、
それを即、次の商品の企画に
フィードバックすることができ、
効率の良い売れ筋の商品供給が
実現することとなりました。
余計なコストを排除し、
商品調達にかかる時間を
大幅にカットできたことで
大手企業が牽引する
ファストファッションのお店では
昭和の時代から比べると
びっくりするくらいの低価格が
当たり前になったのです。
お洋服の
価格に対する
価値観が
大きく
変わってしまった
と思います。
なので今の時代、
安いからそれなり、いまいち、
ではなく、
とてもお値打ちでクォリティの高いものが
多く出回る時代になったと思います。
それらを大いに利用、活用して
手軽にファッションを
楽しみたいものですね。