献本していただきました
いつもお世話になっている東京出版様より,新刊を献本していただきました。
- 解法のエッセンス 円編 (高校への数学)/学参 東京出版
- ¥1,404
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- 解法のエッセンス 確率編 (高校への数学)/学参 東京出版
- ¥1,188
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の2冊です。どちらの書籍にも共通していることは「高1の内容(数学A)と重なる部分が多い」ということ。
この書籍が「入試問題から構成されている」ことから考えても,作題者が「何をヒントに入試問題を作成しているか」がなんとなく読み取れる一冊と言えるでしょう。
確率を例にとって紹介すると,
漸化式,攪乱順列,和の条件(x+y+z=aの形),部屋わけ
まで扱われています。逆の言い方をすれば,高校入試でもここまでの出題があるということ。
何を,どこまで学習しておけばよいか
の指標として受験まで手元におきたいシリーズです。
カープ女子
昨日今日とホークスは,マツダスタジアムで広島戦。
今日はTVで試合を見ているのだが,昨日に続き一方的な試合になったためだろうか,広島びいきのアナウンサーと解説者は話を進めるネタにすら困っている様子。
そんなとき,アナウンサーの口から出てきた言葉が
カープ女子
だ。広島ではちょうど「とうかさん」というゆかた祭りが行われているというのだが,今年は浴衣にも「赤のワンポイント」が入っているものが人気だとか。
アナウンサー曰く「今年の流行語大賞に入ってくると思いますが・・・」だと。
それは今後のカープの頑張り次第。今日みたいな試合をやっていたら,せっかく目を向けてくれた女性客の足が遠のいてしまいますよ。
* * *
しかし,カープ女子という売り出し方はとても面白い。女の子が着る「赤」は映えるので見た目も鮮やかだし,あのチームの応援スタイルはダイエットにも効果的(!?)だし。
個人的には,80年代半ば~後半にかけての「プロ野球選手のアイドル化」の影響を全く受けなかったカープにもようやくこの日が来たか,と感慨もひとしお。
80年代半ば~後半といえば,巨人はV9選手からの代替わりが完了し,西武は力のある若手選手たちの大活躍で人気があがり,阪神も85年の優勝をピークに,女性客が球場に足を運んでくれるようになったものだ。
それに対して広島といえば,山本浩・衣笠に代表される「おじさん+パンチパーマ」のイメージが強く,若手選手も即戦力の社会人指名が続いたこともあって華やかさにに欠けた。90年代に入って印象は変わったものの,創設当時のダイエーホークスと並んで「おっさん顔」の選手が多いチームだった。
今日の試合を見る限り,そのイメージは全くない。球場も新しくなって何もかもがスマートになっているので,流行語大賞までたどり着くかどうか大変興味深い。
時代の変化,生徒の気質の変化に鈍感ではいけない
野球に興味のない方にはチンプンカンプンなネタかもしれないが,「かつて結果を残してきた指導者」が久々に監督復帰してみたら,シーズンの半分も持たずにチームが空中分解してしまったという話。
* * *
伊原監督“休養”ナゼ?前近代的な指導や規律にナインの心が離反
「休養」といっても、事実上の解任であることは否定できないだろう。成績不振もさることながら、球団が看過できなかったと思われるのが、伊原監督に対してナインの心が完全に離反していたことだ。
その要因の一つが「前近代的」な指導、練習法だった。今春キャンプ。「地に足を着けて土台をつくる」と宣言した通り、前半は午前、午後で「2部制」のランニングを実施するなどほとんど走り込み。シートノックが初めて行われたのが15日なら、紅白戦はわずか1試合だけだった。開幕前には若手野手を中心に「実戦が少なかったので試合勘が不安」と漏らす選手が多くいた。結果、開幕から貧打が続いた。現在、パ・リーグ首位のオリックスが2月3日に紅白戦を行うなど、実戦練習を主としたのとは対照的だった。
また、就任と同時に、長い裾のユニホームやひげを禁止、門限も午後10時に設定。野球以外の部分でも厳しい戒律を求められたことで、選手は口に出さないまでも反発を強めた。ある球界関係者は「涌井や片岡がFAで移籍したことも、全く無関係とはいえない。時代の潮流に乗り遅れている」と指摘する。シーズンが始まれば、敗戦時にはメディアの前で選手を容赦なく個人攻撃することも少なくはなかった。この姿に「あの人は勝ったら自分の手柄で、負けたら選手の責任」と吐き捨てる選手もいた。
すべては、自らが指揮を執り、02年にリーグ優勝を果たした「古き時代の強いライオンズを取り戻す」ためだったが、当時とは選手気質も違う。11年前同様に「鬼軍曹」を貫いたところに悲劇があった。
スポニチ アネックス(2014.06.05)
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選手⇒生徒 と置き換えると,自分にもあてはまる可能性がある。
「勝つための方法論」は唯一無二ではない。「○○流」というオリジナリティは,指導者として持っておいたほうがよいにかまっているが,一方的にあてはめるだけではうまくいかないこともある。
相手は「心」を持った人間だからね。
プロ野球選手でさえ,プレイ以外の部分でこれだけ「心」が離れてしまえば結果は出せない。
まして,中学生・高校生となれば,言うまでもない・・・。生徒との年齢が離れれば離れるほど,こちらが注意しなければいけない。自戒をこめて。
理系文学
日本経済新聞は、理系的発想力を問う文学賞「星新一賞」ジュニア部門の作品募集を6月13日に開始する。..........≪続きを読む≫
大学入試には「今後50年の間の交通手段の変化」を英作文で書かせる問題があったが,「理系文学」というネーミングも含めてこうしたアイデアは,多くの子どもたちに知ってもらいたいと思う。
携帯電話だって「こんなものがあったらいいな」と想い続けた人によって開発されたのだから。
2050年の日本を支える子どもたちをどう育てればいいの!?(2 )
この記事はぶんぶんどりむ2013年10月号からの蔵出しです。(1)はこちら
(2)英語力の「次」を見据えたグローバル人材を育成せよ
グローバル化が加速度的に進むであろう日本経済を支えるには,皆さんのお子様も「グローバル人材」に育っていく必要があります。グローバル人材と聞くと,我々保護者は「とりあえず英語を強化すればいいのね」と考えがちですが,語学力はグローバル人材にとって当たり前に持っていなければならないもの。語学力の「次」を見据えた教育が必要であると報告書にはあるのです。
具体的には,異文化の人たちに対しても通用する「論理力」と「伝える力」と多様性を受け入れる「広い視野」と「許容力」の養成が求められています。報告書には,文系・理系の枠組みを超えて『国語は「読解力」「文章表現力」の基礎を身につけるための科目,数学や物理は「自分で考える力」と「論理力」を養うための科目』とあります。つまり,英語・国語・数学・物理といった基本科目を徹底的に鍛えろとハッキリ書いてあるので驚きです。
また,国際的な人間関係を構築するためには,文化・歴史・芸術といった人間性や知性の根幹部分で共感を得られるような豊かな「教養力」も必要だとあります(耳が痛いです)。こうした観点から,教室で行われる「広く浅い」授業による勉強だけでなく,個々の興味に応じて特定の分野を深く掘り下げる「知的好奇心」を養っておくことも求められています。
(3)IT化の時代だからこそ「人間関係力」も大切
今もそうですが,社会人として仕事をする上でパソコンを自由自在に使いこなせることは必須条件。それを超えて求められる資質として,デジタル化された大量で多様な情報を分析して活用する「情報分析力」は,2050年には当たり前のように求められる能力となりそうです。そして,報告書には『デジタル化できない情報や技能の価値・需要が高まるので,対人関係を伴う仕事がより重要になり,広い意味での「人間関係力」「社会人力」の重要性が増す』としっかり記載されているのです。
これらは,ビジネスマナーや社会常識といったレベルに留まりません。異文化の同僚とチームを組んで仕事をするわけですから「コミュニケーション能力」や「協調力」がないと人間関係が円滑になりません。リーダーシップを取らなければビジネスが成立しませんから「率先力」「統率力」といった要素も強く求められる時代になるのです。
報告書にはここまで明記されています。『こうしたスキルや能力は,学校の授業よりも小学生時代は友人との遊び,中学校以降は部活動や各種行事を通じて養われる面が大きい。IT化の中で遊びや課外活動の「個人化」が進んでいるからこそ,上記活動の意義を再認識・協調すべきである』と。
どうやら2050年の社会人に最も求められる資質は「自分で考える力」のようです。この一言の中に,感性・主体性・創造性といったすべての要素が取り込まれているのです。自分の考えや意見をしっかり持つことができ,それを「外国語」で主張するのがグローバル化なのです。これがないと,いくら語学に堪能であったとしても仕事で成功することは難しいでしょう。
だからこそ,現在作文講座で取り組んでおられる「自分の考えをまとめて書く習慣作り」は,出来る限り長く続けてほしいと思います。お子様の成長に応じて,英語を初めとする外国語の勉強に気を取られるようになることは当然ですが,母語である日本語で表現できないものを外国語で表現するのは大変難しいものですよね。