次世代を担う子供たちの現在そして未来 -70ページ目

学力の「地域間格差」を気にする方へ(2)

この記事は,私が連載している「ブンブンどりむ 」2010年7月号の原稿を蔵出ししたものです。



●地域間格差は気にしない
 

 大学入試センター試験の都道府県別平均点においては,実は「隠されている傾向」が存在します。ちょっとだけ紹介します。例えば国語の平均点を見ると,


35位 神奈川  39位 東京   41位 栃木  43位 茨城

44位 群馬    46位 千葉  47位 埼玉


 と,明らかに関東圏の各都県の順位が低いのです。ちなみに近畿圏では,奈良(1位),和歌山(2位),大阪(8位),京都(15位),兵庫(21位)と同じ都市圏でも明確に差がついていることを知っておいてください。つまり「何が何でも首都圏がベスト」ということではないのです。

 この傾向について分析した塾・予備校(特に関東)は,私の知る限りありません。これはある意味当たり前のことで,「自分たちの弱点」をわざわざ世間に公表することになってしまうからですね。この原因を私なりに推測すると「中学受験段階・高校受験段階についた悪癖」を挙げることになります。


 具体的に言うと「記述部分を空欄にすることを気にしない」習慣が身についてしまっていることです。高校受験においては,公立受験生を対象とする塾の競争が激しくなっていることもあって,国語でさえ「定期テスト対策の充実」という名のもとに「パターンを覚えて得点を稼ぐ」ことを叩きこまれている生徒が明らかに多くなっています


 「記述が苦手なら捨てろ,その分漢字と文法は完璧に」これも必勝パターンの1つです。中学受験においては,特に男子の「記述力の低下」については国語が専門外の私でさえよく話題にするほどです。その理由として,首都圏の多くの塾が「高校受験と中学受験を並立している」ため,指導する側が,前述の中学生指導(パターン暗記)と同様のことを小学生にも取り入れているのではないかと推測しています。これでは小学生が国語力を伸ばす余地がありません。


 

 いわゆる「地頭のよい」生徒の割合は,地方であれ都市であれ変わらないはずです。首都圏の場合,「普通の生徒にテクニックを教えて点数を取らせる」ことで英語・数学の得点がかさあげされているだけと考えておくべきでしょう。そのテクニックが国語について逆効果になっていることがデータから見て取れます。

 私は,特に小学生のうちは「パターン」より「思考」を優先するべきだと思います。具体的には「読んで,考えを書く」という土台部分を徹底することが大事です。これはどこの地域に住んでいても出来る事ではないでしょうか。



学力の「地域間格差」を気にする方へ(1)

 この記事は,私が連載している「ブンブンどりむ 」2010年7月号の原稿を蔵出ししたものです。


 先日,ある地方で小・中学生の保護者を対象に話しをさせていただきました。「東京から来た進学塾講師」の話しを聞きにくる方々ですから,当然子どもの成績や受験には関心が高く,終了後の質疑応答では非常に熱心な質問がよせられました。

 

 その中で多かったのが「大学受験を想定した場合,都市との学力格差が心配だ。だから今のうちに何をやらせておけばよいか」というものです。地域がら中学受験熱は高くなく,学校も塾ものんびりムードという雰囲気のようで,保護者の方々が心配されている様子がひしひしと伝わってきました。今回は,学力の「地域間格差」について私の考えを述べてみたいと思います。




●「全国学力テスト」の結果と大学受験
 

 報道で紹介される全国学力テストの都道府県別順位をみると,秋田県・福井県をはじめとした地方の頑張りが毎年目立ちます。例えば大阪は小学生が34位,中学生が45位(いずれも09年)で,テコ入れの必要性を知事が訴えていました。ところが,これが大学受験になると必ずしも順位が一致するわけではありません。


 各種学力テストの都道府県別順位

   小学校  中学校  センター試験
1位 秋田   福井   東京
2位 福井   秋田   神奈川
3位 青森   富山   奈良
4位 広島   石川   
大阪・千葉(同順)
5位 石川   岐阜

小学校・中学校・・・産経新聞発表,09年全国学力テスト成績順位
 センター試験・・・大手予備校発表,09年大学入試センター試験5教科950点満点

 

 センター試験の都道府県別順位では,実はこの後6位京都,7位埼玉,8位和歌山,9位兵庫と,見事なまでに首都圏・近畿圏が続いています。このギャップに気づいている保護者の方々だからこそ「学力の地域間格差」を気にされるのでしょう。この順位変動の要因は何なのでしょうか。




●「テストの質の違い」を理解しておく
 

 全国学力テストは「学力到達度」を見るものですから,都市圏の中学受験で出題されるような難問は出題されません。都市に住んでいようが地方に住んでいようが基礎学力がついていれば得点がしっかりとれるものですから,都道府県別の順位(平均点)からは「学力がキチンとついていない生徒・児童の割合」を読みとるべきなのです。


だから,秋田や福井は「全体的に基礎学力がついている(落ちこぼれが少ない)」と読み取ることはできますが「他地域に比べて優秀な生徒・児童が多い」かどうかはわからないのです。逆に都市圏は,「基礎学力のついていない生徒・児童」の割合が多いということが読み取れます。学習習慣はもちろん,家庭のライフスタイルが地方に比べて多様化していることにより,基本的な生活習慣の段階から確立していない子どもの割合が多いことが想像できます。


 逆に大学入試センター試験は,大学合格のための「選抜試験」です。大学受験を考えない生徒は受験しませんし,学力の幅によって得点も大きく変動しますから,この試験の都道府県別平均点からは「地域ごとの優秀生の割合」を読み取ることができます。しかし,はっきり断言しておきますが,平均点が低いからといって,地方の学校が大学受験の段階で手を抜いているわけではありません。皆さんもご存知のとおり,「大学受験は情報戦である」ことを否定することはできないからです。専門のスタッフが傾向を分析し,最善のカリキュラムを組んでいる予備校で「得点へのテクニック」を入手できる環境にある生徒と,予備校そのものが地域になく,自分が通っている学校が持つ情報に頼るしかない生徒との間には,どうしても情報格差が生じます。


また大学選択の段階においても,私立大学の選択肢が多い都市圏では,例えば数学・理科が苦手であれば「私立文系型」の勉強に絞って,センター試験を受験しないという選択の可能です。ところが,大学の選択肢が少ない地方においては「とにかく国立大学へ」という志向が強くなりますから,苦手教科を「捨てる」ことができないままセンター試験を受験することも少なくないのです。これらの要因が複合的に重なった結果が,平均点の格差につながっていることを知っておいてください。


(その2へ続く)



 

ホークス3連勝の裏にある熱い想い

野球に興味のない人にとっては,どうでもいい話題です。


ソフトバンクVS西武,3日間の死闘が終わりました。
プロ野球ニュースで谷沢さんが「まさかソフトバンクが3つ勝つとは」と言ってましたが,まさにその通り。奇跡の逆転優勝が夢ではなくなってきました(道のりは険しいですが)。

球場の盛り上がりも,ここ数年は絶対になかったボルテージ。
本当にいいゲームでした。

最後,自分の感情とは関係なく,目から涙がポロリと。本当に自然に・・・。


そのシーンはコチラ

馬原VS中島
球場の異様な雰囲気が音声で伝わってきます。この打席だけで10分あります。



涙がポロリと落ちてくるのには,長い長い伏線があります。

ホークスは,「勝たなければならない試合」にことごとく負け続けたチームです。ファンの期待をことごとく裏切ってきました。

2004年のプレーオフ。松中が大ブレーキで西武に負けました。嫁でさえ「小久保がいれば」と,無償トレードで巨人へ移籍した小久保のことを口にしました。

2005年プレーオフ。ロッテに負けました。第3戦0対4で負けていた9回に同点に追いつき,サヨナラで勝ったのが唯一の救いでしたが。

2006年プレーオフ。「王監督のために」手術で戦列を離れた王監督のためにチームは戦いましたが,最後は札幌ドームで燃え尽きました。斎藤和巳(スザンヌの彼氏)は,このときの無理がたたって現在も故障中です。

この経過をたどって,2006年オフに小久保が帰ってきました。

しかし,2007~09年は語るに及ばず。


 だからこそ,この3日間は「勝たなければならない試合」だったのです。ファンの信頼を取り戻す「最後のチャンス」として。

小久保も松中も,けっして本調子ではありません。ハッキリいって,もうヨレヨレです。
でも,そのベテランたちの凄い気迫が,画面からもハッキリ伝わってきます。彼らには「もう次はないかも」という危機感がありました。

さすが王さんの愛弟子でした。

この3連戦での彼らのプレーは,凍ってしまっていたファンの心を溶かしたと思います。


気合の小久保


松中気合のヘッドスライディング


松中同点3ラン
89年のブライアントを思い出しました。そういえばあのとき打たれたのは・・・


小久保サヨナラ

モノポリーを教育に

 九大で,モノポリーを授業に使っている講義を発見!


http://www.washizaki.org/basic_seminar/index.html



シラバスを読むと,成績評価の10%が「モノポリーの勝敗」だそうだ。


小中学生に普及させるときのヒントが転がってそう。


いよいよ天王山

 9月に入り,仕事も仕切り直し。来年度の動きもココに来て,急激に固まりつつあります。



それはそれ,これはこれ。


ホークスですよ,ホークス。



例年9月に失速することがお約束の我がホークス,嫁にまで


「どうせ今年もホークスの負けを見て『あぁ,秋だなぁ』というのよ,あなたは」


なんて言われてしまう始末。



でも今年は,例年と違って9月に本拠地の試合が多いのですよ。


ちょっと期待できるかも。



勝負は,


9月18日(土)~20日(月・祝)の対埼玉西武3連戦


9月23日(木・祝)の対千葉ロッテ戦


ここですよ。ここ。いずれも本拠地での試合。



18日(土)はすでに仕事が入っているのですが,19日(日)朝一番の飛行機で移動すれば大丈夫かな。



最長で「実家4泊」の可能性も含めてスケジュール調整です。



もちろん,まだ嫁には内緒ですが。



今週,来週でずっこけない限り,行く事になりそうです。



というより,お願いですから私を福岡に行かせてください・・・。