こうして歳をとっていく
高校1年の夏,
博多→大阪→紀伊半島一周(車中泊)→名古屋→東京→長岡(車中泊)→富山→京都→出雲市(車中泊)→下関→博多
の移動を,全部普通列車(青春18きっぷ)でやりきっても平気だった。
大学1年の夏,友人のところに泊まりながら
東京→大阪→広島→博多
と普通列車で移動したときは,さすがにつらくて帰路に新幹線を使った。ただし自由席。徹夜して朝一番の新幹線に乗り,東京に着くまで寝る作戦。
社会人になって,
「指定席」の価値を知る。
仕事で疲れた帰りに「座れない」悲劇を避けるため,また一刻も速く帰るために。
結婚すると,
新幹線より飛行機が優先。
嫁と一緒に「東京→博多」を新幹線移動したとき,鬼の形相で「ありえない」を連発され,以後飛行機へ。子供ができると,よりいっそう「速く移動すること」を意識するようになる。
40を過ぎると,
速さ+快適さを求める。
飛行機のエコノミー席がつらくなり,できる限りプレミアムクラスへ。JR普通列車の移動でも,グリーン車を使うようになる。新幹線は,いわんやおや。
今日,京都からの帰路で久々に「指定席」に乗ったが,全然快適じゃなかったなぁ。
【連絡】数学強化月間のお知らせ
最近,「ブログ見つけましたよ」と声をかけてくる生徒が増えたので,実験的に連絡事項を流してみます。
来月のプライム館は,
数学強化月間
です。
具体的には,1ヶ月で200枚の計算テストに合格してもらいます。
授業の合間とか,ご飯食べながらとか,とにかく時間を見つけて解く。塾にいる間はもちろん,家に持ち帰って解くのも可。
10級 都立の入試問題レベル
から
1級 超有名私立高校の入試問題レベル
まで,徐々に難度が上がる設定にします。
200枚すべて合格したひとには,さすがに何か賞品を考えないとネ。
ここまで読んで,「エー!」と声をあげたそこの君,200枚のテストを作る身にもなってくれ。
大学進学率が50%を超える時代の「大学生就職活動事情」(2)
この記事は,私が連載している「ブンブンどりむ 」2009年9月号の原稿を蔵出ししたものです。
大学進学率の推移は,コチラ で確認しながら読み進めてください。
●大学生の就職活動の実状
こうした情報(大学進学率の推移)を知った上で「大学生の就職活動」に関するニュースに触れると,注目すべき点は2点に絞られます。
まず「優秀な女子学生を採用できる企業」が限られている点です。女子学生の動向に大きな変化が起こっているのがここ数年ですから,その変化をつかんでいない企業は出遅れます。男女の差無く,実力に応じて仕事が与えられ評価されるシステムがあることが求められますし,出産・育児に対するフォロー体制も重視されることでしょう。かつてのような結婚→退職ではない,トータルなライフプランを提示できなければ優秀な女子学生には選んでもらえないのです。
「女子学生に選ばれる企業」であることは,企業が今後成長していくための一つの条件であると私は思います。
逆に「企業が学生を選ぶ基準」も厳しくなります。今はエントリーシートと呼ばれる書類一枚で第一次審査が行われることも多いようです。私の時代では市販の履歴書に写真を貼って送ればよかったのですが,今は企業が用意したシートに志望動機から自分の性格まで,面接で聞かれるようなことを事前に書いて提出するそうです。このシートだけで落とされることも少なくないらしく,私の周辺でも「エントリーシートの書き方」といった本を読んでいる学生をみかけることがあります。
私は,選抜方法が厳しくなっている原因について,もちろん景気動向の影響で採用人数が少ないこともあるのかもしれませんが,企業側が「この10年で増えた10%の枠に入っている大学生」をまずふるいにかけているのではないかと推測します。私が普段接している大学生をイメージする限りでは,チェック項目は「大学名」などより「字の汚さや誤字脱字」あるいは「論の組み立て方」といったレベルで十分だと思われます。
運よくこの審査を通過できたとしても,次に筆記試験が待っています。数学を高1で捨てても大学生になれる時代ですから,これらの学生にとっては筆記試験も高い壁になることでしょう。これでは,大学時代のみならずトータルに自分が経験してきたことが問われますから,大学時代によほど改心して努力していない限り,「何十社受けてもダメだった」という事態を招くことでしょう。
おそらく1999年(平成11年)から数年の「超就職氷河期」と呼ばれた時代も,今と同様だったのではないかと,私は推測しています。確かに景気は最悪であったけれど,氷河期の原因が景気のみとは私には思えないのです。
実は4年制大学への進学率が初めて30%を越えたのは1994年(平成6年)であり,そのわずか3年前からおよそ5%もアップしています(1991年の進学率は25.5%でした)。さらに,ここからわずか8年後の2002年(平成14年)に初めて40%を越えているのです(ちなみに20%→30%とアップするのに22年間かかっています)。
これによって大学生の質の低下が起こったとすれば,企業側の見る目が厳しくなるのは当然です。進学率から見ると,やはり2000年前後には「学生がちょっとおかしいぞ」と企業が気づいていたと見るのが自然だと思います。この時期と氷河期が重なっているのは,単なる偶然ではないはずです。
「4年制大学の進学率が50%を越えた」という事実は,誰もが何となく感じていた「とりあえず大学さえ出ていればなんとかなった時代」が完全に終了していることを改めて教えてくれました。
おそらく就職に関しては,「どこの企業からも誘いがかかる学生」と「何社受けても採用されない学生」の二極化がさらに進むことが予想されます。
「どの大学を出たか」が問われる時代から「大学で何を学んだか」を問われる時代となり,そして「大学に入る以前のトータルな経験」が問われる時代になってきます。 小学生のうちからしっかりと自分の考えを作文に表す経験を十分に積んでいることは,受験のみならずきっと就職活動においてもプラスの要因となることでしょう。
大学進学率が50%を超える時代の「大学生就職活動事情」(1)
この記事は,私が連載している「ブンブンどりむ 」2009年9月号の原稿を蔵出ししたものです。
2009年8月のある日,新聞に「今春の4年生大学への進学率が現役・浪人合わせて初めて50%を突破した」という記事が掲載されていました。
大学進学率といえば,普通は「4年制大学+短期大学」への進学率のことを指します。
この数値は2006年(平成18年)からすでに50%を越えていましたが,いよいよ4年制大学へ高校生の半数が進む時代がやってきたのです。高校進学率が98%に達する時代ですから,簡単に言えばお子様が通う公立小学校で,クラスの半数が4年制大学へ進むわけです。進学率50%ということは,偏差値50の学生でも4年制大学に通えるため,偏差値70の学生と一くくりで「大学生」と呼ばれる時代なのです。
●女子学生の大学進学率が急増
まず,大学進学率の推移を表にまとめてみました。
大学進学率(学校基本調査より)
|
4年制大学への進学率 (過年度高卒者含む) |
短大を含む大学進学率 (過年度高卒者含む) |
||||
|
合計 |
男 |
女 |
合計 |
男 |
女 |
1965年 |
12.8% |
20.7% |
4.6% |
17.0% |
22.4% |
11.3% |
1975年 |
27.2 |
41.0 |
12.7 |
38.4 |
43.6 |
32.9 |
1985年 |
26.5 |
38.6 |
13.7 |
37.6 |
40.6 |
34.5 |
1995年 |
32.1 |
40.7 |
22.9 |
45.2 |
42.9 |
47.6 |
2000年 |
39.7 |
47.5 |
31.5 |
49.1 |
49.4 |
48.7 |
2005年 |
44.2 |
51.3 |
36.8 |
51.5 |
53.1 |
49.8 |
2009年(平成21年) |
50.2 |
55.9 |
44.2 |
56.2 |
57.2 |
55.3 |
これを見て最も目をひくことは,「女子学生の4年制大学進学率」が急激に伸びていることです。女子学生の場合,かつては短期大学への進学率の方が高く推移してきました。例えば1985年には4年制大学進学率13.7%に対して短期大学進学率は20.8%だったのです。これが初めて逆転したのは1996年(平成8年)のことですから,それほど昔の話ではありません。
それが今年(2009年)には,4年制大学進学率44.2%に対して短期大学進学率は11.1%と,女子学生の短期大学離れが加速度的に進んでいることが見て取れます。なお,女子学生の4年制大学進学率が初めて20%を越えたのは1994年(平成6年),初めて30%を越えたのは2000年(平成12年),初めて40%を越えたのは2007年(平成19年)と,本当にここ数年の話しであること,そして私が見聞する限り「女子の方が優秀だ」とおっしゃる先生が多いこともお伝えしなければなりません。
(2)へ続く(コチラ をクリック)