心の整理収納アドバイザー丹羽志津子（にわしずこ）です。
嫌なことがあると、つい誰かのせいに
したくなりませんか？
あの人のせいで、こんな目にあった。
つい自分は「被害者」で相手が「加害者」
この意識を手放し、フラットな視点が
もてるようになると、穏やかな気持ちでいられる。
幸せを感じられるように変わるんですね。
可哀そうな人を止めよう！被害者意識を手放し幸せになるヒント①
可哀そうな人を止めよう！被害者意識を手放し幸せになるヒント②
可哀そうな人を止めよう！被害者意識を手放し幸せになるヒント③
前回の続きです。
夫に対して、怒りの感情を抱えたまま
10年近く過ごしました。
普段は忘れていても何かの拍子に
私を苦しめるできごと。
心の深いところに、圧縮ファイルとして
存在し続けていました。
そこから抜け出すことができたのは
被害者の意識を抜け出し
自分を客観的に見る視点を持ったことでした。
私は、夫に対して
普段は一人で育児を頑張っているけれど
体調の悪いときぐらいは、手伝って欲しい。
と思っていました。
しかし本音では、体調が悪くなくても
普段からもっと
育児も協力して欲しい。
家事も手伝って欲しい。
と願っていたんです。
でも一度も口にだして
お願いしたことはありませんでした。
この願いを口に出せなかったのは
「家事も育児も女性が頑張ること」
という思い込みがあったから。
夫は外で働いて、大変な苦労をしているのだから
負担をかけてはいけない。
無理なお願いをしてはいけない。
と、自分の気持に
フタをしていたんです。
本当に甘え下手。
子供の頃から、長女として育てられ
甘えないで頑張ると褒めてもらえた。
認めてもらえた経験は
こんなところで、頼りたくても
人に頼れない
不器用な生き方しかできなかったんです。
ここで注目すべきことは
私は自分の思いを
何一つ言葉にして伝えていないこと。
これで伝わったら、逆にすごいです！
私の視点が変わったのは
ここに気づいたからでした。
過去の辛い出来事に対して
一方的に夫を悪者扱いして
私は悪くない。
責任は全て夫にあると
思い込んでいましたが
果たして、自分はできる限りのことを
したのだろうか？
という、疑問が湧いてきたんですね。
電話をもらったとき
「熱は少し下がったけれど、子供たちの
お風呂を入れるのは、ちょっと辛いから
早めに帰ってきてお風呂に入れて欲しい」と
素直にリクエストしていたなら
きっと夫は、リクエストに応えてくれただろう。
「大丈夫」なんて言わずに
「まだ、体がしんどいよ」と言ったら
まっすぐ帰ってきたのではないだろうか。
私は、仕事の邪魔をしない
良い妻でありたくて
子育ても、家事も人一倍頑張る妻で
ありたかった。
外で働いていない分
家のことぐらいしっかりやらなきゃ。
そう思い込んでいたんですね。
夫に協力して欲しいと思いながら
具体的に言葉にして伝えていない
自分で招いた結果だったと
気づきました。
子育ては、大変です。
外で働いていなくても
毎日、エネルギーを使います。
増してや働きながら子育てをしている
ママさんたちは、もっともっと苦労しているはず。
家事も育児も、協力しあって
いくのが理想的
なのに私は「一人で頑張れます！」と
勝手に思い込み
辛くて苦しいと感じている
自分の心の声を無視。
気づいてくれない夫を
悪者にしていたことに気づいたんですね。
そこから、過去のできごとを
思い出しても「冷静な気分」で
いられるように変わったのです。
自分の心の声を聞いて
大切なパートナーに
言葉にして伝えること。
相手の立場や、考えにも
思いを巡らせること。
そんなフラットな視点を
手にいれることができたら
「幸せな気持ち」になれる。
私は、そう思うのです。
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