心の整理収納アドバイザー丹羽志津子（にわしずこ）です。
嫌なことがあると、つい誰かのせいに
したくなりませんか？
あの人のせいで、こんな目にあった。
つい自分は「被害者」で相手が「加害者」
この意識を手放し、フラットな視点が
もてるようになると、穏やかな気持ちでいられる。
幸せを感じられるように
変わるんですね。
可哀そうな人を止めよう！被害者意識を手放し幸せになるヒント①
可哀そうな人を止めよう！被害者意識を手放し幸せになるヒント②
前回の続きです。
風邪で寝込んでいた私に
電話をかけてきた夫。
定時で帰宅し、子供たちをお風呂に
入れてくれるだろう。
期待していましたが
定時で帰らず
職場に電話をいれると
すでに退社しているとのこと。
私は夫の行先が
どこかすぐにわかりました。
職場の近くにある遊技場に
電話をかけて呼びだしてもらったんです。
間もなく、電話に出た夫に
私は怒りの感情を抑えきれませんでした。
「何やってるの！今すぐ帰ってきて
子供たちのことを、お風呂にいれてちょうだい！
そうじゃなきゃ、実家に帰るよ！」って。
35年の結婚生活。
後にも、先にも夫に対して
あんなに感情をぶつけたできごとは
これ1回だけ。
間もなく帰宅した夫。
無言で子供たちを
お風呂に入れてくれましたが
悲しくて、悲しくて仕方ありませんでした。
泣いているところを
子供に見られたら、
子供は心配するかもしれない。
でも自分の感情を
抑えきれなかったんです。
なんて思いやりのない人なんだろう。
一生、添い遂げるつもりだったけれど
こんな思いやりのない人とは
一緒にいられない。
子供たちが成長するまでは
我慢するけれど
子供が大きくなったら別れよう。
自分の理想との違い、ギャップ。
コミュニケーション不足からくる
すれ違い。
自分の本心を伝えずに
分かってくれるだろうという
私の思い込み。
さまざまな要因が絡み合って
こんな結果を生んでしまったのです。
ここからが、またまた私のしつこいところ（苦笑）
夫は、自分の行動を反省し
謝ってくれました。
しかし、私の怒りの炎は
心の中でくすぶり続け
ちょっとしたきっかけで
思いやりのない態度を夫が取ると
それが地雷原に。
あの日の悲しみ、苦しみが
私の心を支配し
夫に対して「不機嫌な態度」を取ってしまう。
夫も、はじめのうちは
（申し訳なかった）という態度で
対応してくれたものの
何度も、何度も蒸し返しては
反省を求められたら、たまったモノじゃ
ないですよね（苦笑）
すると「いい加減にして欲しいな」という
顔を見せるのです。
その表情が、再び怒りの感情に
油を注ぐ状態です。
私は「あなたが悪いことしたんだから
謝るのは当然でしょう！」という
被害者の立場を振りかざし
心に傷をつけたのは、あなたなんだから
あなたが謝らないと私は気が済まないのよ！
こんな風に思っていたんですね。
あのころ、マインドワークを知っていて
感情解放のワークを学んでいたら
10年近くも嫌なできごとに
翻弄されることもなかったと思うのです。
さて、私はどうやって
このグルグルから抜け出したのか…
それは、視点を変えたことから
冷静にいられるようになった。
できごとの捉え方が変わったのです。
長くなりましたので
次回に続きます。
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