このPV、結構インパクトがありましたね。この曲は、1982年にデビューアルバム "Kissing To Be Clever" からの第三弾としてシングルカットされ、彼らにとって初の全英 No.1(Musical Youth の "Pass The Dutchie" に取って代わった)となりました。アメリカではデビューシングルとしてリリースされ、以前にも書いたように、Duran Duran の "Hungry Like The Wolf" と競うようにチャートを上昇し、1983年3月26日付でこの曲が2位(1位は Michael Jackson の "Billie Jean")、"Hungry ~" が3位となって、80年代の British Invasion の本格的到来を告げることとなりました。さらに、アイルランド、フランス(ミリオンセラー)、西ドイツ、スイス、オーストリア、デンマーク、スウェーデン、カナダ、オーストラリアで1位、オランダ、イタリア、ノルウェー、ニュージーランドで2位、日本ではオールジャパンポップ20で1位。なお、Boy George によると、この曲は、Culture Club のドラマーで当時彼の「ボーイフレンド」だった Jon Moss のほか、当時つきあっていた全てのおホモだちのことを歌ったものだということです。

 

 

Culture Club を代表する曲といえばこちら。

 

 

1983年全英1位(UB40 の "Red Red Wine" を蹴落としてトップに立ち、Billy Joel の "Uptown Girl" にその座から引きずり下ろされたが、ミリオンセラーを記録)、84年全米1位(Yes の "Owner Of A Lonely Heart" からトップの座を奪い、Van Halen の "Jump" にその座を譲ったが、ミリオンセラーとなった)をはじめとしてアイルランド、オランダ、ベルギー、スイス、スペイン、スウェーデン、ノルウェー、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど世界16か国で1位、西ドイツで2位、オーストリアとフィンランドで3位というビッグヒットとなりました。日本でもヒットしましたね(オールジャパンポップ20で1位)。「カーマ、カマカマカマ・・・」というサビのくだりは、Boy George が自分のことを歌っていると日本人は誰もが思ったはず(笑)。

 

こちらのセカンドアルバムに収録。

 

「ボーイ」の表記が変なのはご愛嬌(笑)。

 

ところで Culture Club といえば忘れもしない1984年の来日。頑張って早起きしてウドーに整理券を取りに行き、かなり早い番号をゲット! で、いい席が取れると喜んでいたところ、肝心のチケットの発売当日寝過ごしてパーに、という苦い思い出、33年経った今でも忘れられません。結局、「生ボーイ・ジョージ」は見られずじまいとなりました。