3月になりました。
7日までの予定前で兵庫3府県が解除となり
飲食店の時短営業要請も緩和されました。

よーし、頑張ろう!と思いたいところですが、
活動が活発になることはコロナウイルスの
拡散リスクでもあるだけに
まだまだスッキリしない状況が続きそうです。

3月は卒業シーズンです。
人事異動もあります。
季節も少しずつ春らしくなってきます。

再び緊急事態の発令とならないように
感染対策の意識は継続して保持していく必要があります。

また、新しい生活様式への意識シフトが進んでいることも気になります。
コロナ前には戻らないのは確かでしょうから
しっかりと対応していく動きが求められます。

実質的な解除はニューノーマルの始まり。
色々な意味で衣替えの時期となりそうです。









何と、あの旅行業界のガリバー企業であるJTBが中小企業になるのだと。

JTBは現在の資本金23億4000万円から1億円に減資するとありました。

税制上、中小企業の恩典を受ける条件が資本金1億円以下であることによります。

 

以前、シャープが業績悪化で台湾企業の傘下に入り経営再建する際に

資本金を1億円に減資するとの方針が出されたことがありましたが、

さすがに上場企業でそれはないでしょうと、取りやめになったことがありました。

 

今回のJTBはガリバーとは言え、未公開企業である点に違いはあります。

さらに、今回のコロナ禍で旅行業界へのインパクトは甚大であるだけに

キャシュアウトを減らすためには可能な限りの策をとる必要があると言えます。

 

減資するといっても資本金の減少額が資本剰余金に振り替えられるだけです。

その後、欠損てん補に充てられるのでしょうが、「純資産の部」内部での振替だけなので

実質的には何も変わっていません。

 

しかしながら、形式上とはいえ中小企業であることで税制上の扱いが異なります。

 

中小企業税制で大きな主なメリットは、まずは税率の差(23.2%⇒15%)にあります。

また、過年度の赤字額(欠損金)の繰越控除の差(50%控除⇒100%控除)もあります。

さらには、赤字会社でも適用される事業税の外形標準課税が適用対象外になる点は大きいです。

 

大企業が形式的な中小企業となることには直感的に違和感はありますが、

企業存続のためにはそんな体面は二の次、三の次とするぐらい

危機的な状況だとの判断からなのでしょう。

 

未公開企業の場合、オーナー企業であることも多いだけに

トップの危機感は相当なものだと思われます。

そして、いざとなった時には思い切った策が取れることが強みでもあります。

 

コロナ影響が一日も早く収束、終息することを祈るのみです。

 

 

 

SDGs(持続可能な開発目標)についての広告をよく見かけるようになっています。

そのなかで最近よく聞かれるのが脱炭素への取組みについてでしょうか。

 

今日の日経1面トップにも『水素供給網 整備が進む』の見出しが出ています。

わが国は2017年に世界で初めて国の政策として水素基本戦略を策定していたんだとか。

FCV(燃料電池車)は世界でも日本がリードする技術であるとも。

 

『1番でなければダメなんですか?』

ちょっと懐かしいセリフではありますが、1番のパワーはやはり大きいでしょう。

技術立国、日本の誇りを感じますねーー。

 

ところで、エコカー関連でも当然のようにアルファベットの略語が登場していて

すぐには何のことやら??で、確認してみました。

 

HV(Hybrid Vehicle:ハイブリッド自動車)

エンジンとモーターの2つの動力で走る自動車のこと。

(代表例)プリウス(トヨタ)、セレナ(日産)、フィット(ホンダ)、アクセラ(マツダ)など。

 

EV(Electric Vehicle:電気自動車)

バッテリーの電力だけでモーター駆動する自動車のこと。

(代表例)リーフ(日産)、i-MiEV(三菱)

 

PHV(Plug-in Hybrid Vehicle:プラグインハイブリッド自動車)

自宅や充電スタンドで充電できるHVのことでHVとEVのいいとこ取り型。

(代表例)プリウス(トヨタ)、アウトランダー(三菱)

 

FCV(Fuel Cell Vehicle::燃料電池自動車)

水素と酸素で発電してモーター駆動する自動車のこと。

二酸化炭素の排出量はゼロ、究極のエコカーといわれている。

(代表例)MIRAI(トヨタ)、クラリティ(ホンダ)

 

 

 

 

日経平均株価が30年半ぶりに3万円の大台に乗ったと活況に沸く

株式市場ですが本当に世の中の景気はいいのかなぁーーーとも。

 

しかしながら、このコロナ禍で多くの企業(特に中小企業が多いですが)が苦悩するなかでも

確かに業績がいい会社はあります。

 

一般的には、いわゆる巣ごもり需要をとらえた会社といわれていますが、

創業者が主導する会社が株価を大きく上げているとありました。

ニトリホールディングス、キーエンス、日本電産、ユニチャームなど。

 

これらの企業はその時々の経営環境や需要の変化に対して

柔軟に対応してきた企業だといいます。

 

DX(デジタルトランスフォーメーション)といわれて、変革への意欲は高まっているものの

実際の変革の動きはほとんど進んでいないようです。

 

テレワークへの対応から目先のIT機器の導入などは行われているようですが

本来のビジネスモデルの変革といったことにはつながっていません。

 

コロナ禍をきっかけにアフターコロナに向けて何とかしなければとは思いつつ

では、どうする?で、思考停止状態に・・・・(つらい!)。

 

業績低迷の会社がある一方では業績好調の会社があります。

変われているかどうかの差なのでしょうか。

 

変化しないことは退化につながります。

しっかりと取り組まなければと、思いばかりの日々が・・・・。

 

 

 

 

五代友厚の物語とあってその映画を見てきました。

西の五代、東の渋沢と称される近代日本経済の基礎を作り上げた人物。

五代友厚役の三浦春馬氏の遺作となった作品でもあります。

 

ちょっと、はしょった感じもあって、理解しづらいところもありましたが

薩摩出身であったことや坂本龍馬、伊東博文、岩崎弥太郎など有名どころとの

交流があったようでなかなか面白く描かれています。

 

天外者(てんがらもん)とは鹿児島の方言で『すごい才能の持ち主』を意味するらしい。

確かに、今の世の中でも名前が知られている人物だけにその才能は大きかったに違いないです。

 

『地位か名誉か金か、いや、大切なのは目的だ』の言葉通り、

若くして亡くなった後に残ったのは借金だけだったとも。

 

ラストの通夜のシーンでは、妻が誰も弔問に来ないことに

『結局誰にも分かってもらえなかったんですね』と嘆いていると

娘が外の様子を告げにきて、出てみると長々と続くちょうちん行列が!

 

いやー、ジーンとさせられましたね。

世の中はちゃんと評価していたということでした。