五代友厚の物語とあってその映画を見てきました。
西の五代、東の渋沢と称される近代日本経済の基礎を作り上げた人物。
五代友厚役の三浦春馬氏の遺作となった作品でもあります。
ちょっと、はしょった感じもあって、理解しづらいところもありましたが
薩摩出身であったことや坂本龍馬、伊東博文、岩崎弥太郎など有名どころとの
交流があったようでなかなか面白く描かれています。
天外者(てんがらもん)とは鹿児島の方言で『すごい才能の持ち主』を意味するらしい。
確かに、今の世の中でも名前が知られている人物だけにその才能は大きかったに違いないです。
『地位か名誉か金か、いや、大切なのは目的だ』の言葉通り、
若くして亡くなった後に残ったのは借金だけだったとも。
ラストの通夜のシーンでは、妻が誰も弔問に来ないことに
『結局誰にも分かってもらえなかったんですね』と嘆いていると
娘が外の様子を告げにきて、出てみると長々と続くちょうちん行列が!
いやー、ジーンとさせられましたね。
世の中はちゃんと評価していたということでした。