珈琲と虹と鯨の棲む場所 -43ページ目

珈琲と虹と鯨の棲む場所

東京都三宅島をフィールドに直感を綴る


通常、枝分けして植えたら一年目は咲かないと言われているプルメリア
ゴールデンウイークに植えたのに過去最速で花が咲いた。
鉢植えだけじゃなくて、庭に試験的に地植えした枝にも花芽が出ている。
これは株分けしてもらった元々のオーナーさんの育て方(プルメリア愛)が良いのかもしれない。

植物の成長は「愛」だと思っている。どれだけ「愛」を注げるか。
地植えのプルメリアに花が咲いたら、これはかなり嬉しい。
庭のハワイ化計画の夢がまた一つ叶う。

人生は長いようで短い。のんびりとしたスピード感や感覚の乖離を埋めるなんて、
そんな余裕はもうない。個人的なことは自分たちの力で切り開いて、ガンガンやるほうが良い。
簡単に手に入れたものは、簡単に失うし、苦労して手に入れたものは、大切に長く扱うものだ。
目指す目標を定めて、じっくりやったって、花が咲くまでには時間がかかる。
同時に10個くらいやって、1つか2つ、花が咲けばそれでいいと思う。
1つやって1つ成功するなんて、10割の結果はあり得ない。
野球だって3割打ったらすごいことだ。4割、5割ならメジャーで結果を出したイチローレベルだ。
↓昔読んだユニクロ創業者、柳井さんの本に書いてある。

 

ついでに、ドラッカー「マネジメント」より
①強みよりも弱みに目を向ける者をマネジャーに任命してはならない。
できないことに気づいても、できることに目のいかない者は、やがて組織の精神を低下させる。
②何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を保つ者をマネジャーに任命してはならない。
仕事よりも人を重視することは、一種の堕落であり、やがては組織全体を堕落させる。
③真摯さよりも、頭のよさを重視する者をマネジャーに任命してはならない。
そのような者は人として未熟であって、しかもその未熟さは通常なおらない。
④部下に脅威を感じる者を昇進させてはならない。そのような者は人として弱い。
⑤自らの仕事に高い基準を設定しない者もマネジャーに任命してはならない。
そのような者をマネジャーにすることは、やがてマネジメントと仕事に対する侮りを生む。  


ちょうど高校生の時に公開されたスピルバーグのSFファンタジー映画

劇場は満席で通路に体育座りして観たのを覚えている。
なにげに久しぶりに見た「E.T.」かわいい。
映像は古いけど、いろいろなパーツが映画の中にちりばめられていて、
今後の布石というか、いろいろな隠れキャラが映り込んでいた。
今見てもぜんぜん古く感じない(もちろんCGとかはないけど)映画のすばらしさを再確認した。


作者や私が通った都立新宿高校は、かつて学生運動があったことを
入学と同時にどこからともなく知らされる。
それはOBの坂本龍一さんや演歌歌手石川さゆりさんの元旦那さんの馬場憲治さん
政治家の塩崎泰久さんなどが校長室をバリケード封鎖し自由を求め
制服制帽や試験、通信簿の廃止など7項目を訴えた歴史があり、
私たちが通う頃に新宿高校がなぜ制服がなくて自由服、自由な校風なのか、
そのあたりが伝説的に伝えられた。私たちは創立60周年の入学生徒だった。

エスケイプ/アブセントを読むと、作者との共通の歴史がぼんやりと思い浮かぶ。
こういう話は黒歴史として闇に葬られることが殆どだが、作品で断片的に触れられて
遠い記憶の片隅にある引き出しから、引っ張り出してきた思い出を
フィクションであり、ノンフィクションでもある感覚が絶妙である。

絲山さんの作品をこれまで続けて読んでいると、全く別の人生を送っているのに
同じ気持ちで過ごしてきた錯覚を感じざる得ない、
そして作者は実際に体験してきたことを書いているのではないか?
という勝手な妄想にもつながるくらい描写が緻密であり人物がリアルである。

たしか、同級生に双子もいたし、京都大学に行ったやつもいた。
遠い高校時代を思いながら、孤独を埋める読書は続きそうだ。


三宅島の海底で波の洗礼を受けた骨はだいぶ奥まで石が入り込んでいたり、
脂が抜けて巣になっていたりする。だからこそエネルギーを十分に溜めているし、
信じがたい話かもしれないが、集中して彫っていると魂が持っていかれてしまう。

三宅島の荒波に巻かれた鯨骨で彫る作品は、
紐を編んでから巻くところまで、「これをする者に幸あれ」と念じて完成させている。
これは師匠であるハンセンさんの教え。

コロナ禍の時間で、これまでお世話になった方や遠い過去の友人たち、
思い浮かぶ人たちにいろいろな形で連絡をとっている。
作品を作る時、デザインする時に相手のイメージがあると描きやすい。
架空の人物を思い浮かべて、イメージを膨らませるのはなかなか難しい。

まずはノートにデザインを描き、表には出さないテーマやネーミングを考えて、
それから彫る大きさや形にあった鯨骨を選びカットする。
後は一心不乱に彫り続ける。そしてやり過ぎず、どこでやめるかが一番大事
最後にハワイアンラッシングという巻き方で紐を撒いて、
カットした紐の端をライターで処理をするとこまで、
一連の作業は考えることなく自動的な動きでフィニッシュ

完成したら、一度自分の剣状突起にあてて、鏡で確認して、
そしてスマホで写真を撮ってインスタグラムやピンタレストに記録を残して終了
ま、それだけなんですけどね。