先日、日本人+フランス人の日仏家族の会?
(日本人会?)に入会している友達に
「クリスマス会でスノードームを作ろうと思っているんだけれど、
作り方について教えて欲しいことがあって。」
と、スノードームの作り方について聞かれたので、我が家に来てもらい、作り方や材料の入手先などについて教えたのですが
2017年に私が、パリ20区にあるギャラリー施設内で
「日本語deこどもアトリエ」をやっていた時に、
スノードームを作ったのを覚えていたようでした。
「そうか~、もう、クリスマスの催し物を考える時期なんだな…」
↑2017年のこどもアトリエの時に揃えたもの&ゆゆちゃんと試作している様子
というわけで、このブログに
について書き残しておくことにします参考にどうぞ♪
Xmas★フランスでスノードームを作ろう♪
スノードームの材料と購入できるお店
<基本の材料・道具>
☑容器 Petit pot
※赤ちゃん用コンポート瓶やジャム瓶←フタが閉めにくいのが難点。
※透明度の高いプラスチック容器でもいい。
☑精製水 eau déminéralisée/eau distillée
※薬局のものは高価であり(eau distillée(1L瓶)=6€~)、
薬局によっては薬剤師さんに言ってレジ裏手側の棚から持ってきてもらうため面倒。
化粧水を作るわけではないので、
スーパーで売られているアイロン用の水(eau déminéralisée(1L)=1€)で十分!
☑グリセリン Glycérine
※薬局のものは高価かつ量が少ないため(1個分しか作れない量)、
赤ちゃん用品店で200ml(3.5€~)のものを購入するか、
Amazonで500ml~1000ml(12€~)を購入した方が安くて良い。
☑フィギュア、ケーキ用ピック、フェーヴ Figurine
※色落ちしないものを選ぶこと!
ガレットデロワのフェーヴ、ガチャ商品、ガラス製置物、
クリスマスケーキに飾られているピック、小さなおもちゃ・玩具
☑スパンコール、ストーン、ビーズなど Paillettes
※画材屋(Rougier&Plé)やハンドメイド用品店(Cultura)で購入可能。
※スーパーやHEMAやBabouなど、探せばあちこちで見つけられます。
※スノーフレークの代用に、ゆで卵の殻を細かくして使う人もいるようですが、実際にやったことがないので良いかは不明。
☑グルーガン&グルースティック Glue gun & Bâtons
※一瞬で固まるので(熱で溶けて、数秒で冷えて固まるので)、接着剤よりも便利。
※ミニグルーガンなら画材屋やハンドメイド用品店で€で購入可能。
<その他、あれば便利なモノ。>
☑スポンジまたはボトルキャップ
フィギュアの土台用。高くすることで足元が見える。
☑カップ、スプーン
精製水とグリセリンを混ぜる時に使うカップとスプーン。
ドーム用の容器に直接入れて作る場合はスプーンだけ用意すればよい。
☑計量カップ
目分量でもいいけれど、しっかり測りたい人は使おう。
スノードーム(Boule à Neige)の作り方(tuto)とコツ
<作り方>
①スノードーム用の容器の蓋(ふた)にフィギュアをくつける。
コツ:高さのある蓋の場合は、スポンジやキャップ(土台)にくつけて
高さをもたせると、足元が見えるので見栄えが良くなる。
オススメ:接着には、耐水性のある水に強い接着剤かグルーガンを使用しますが、
グルーガンは数秒でノリが固まるのですぐに次の作業に進めて超オススメの道具です!
②スノードームの容器に精製水とグリセリンを入れる。
コツ:一般的に、精製水7:グリセリン3の割合がいいとされています。
グリセリンはどろっとした液体で、ラメパウダーやビーズなどの落ちる
スピードをもっとゆっくりさせたい場合はグリセリンを足してください。
③ストーンやラメを②の容器に入れて、パーツの落ち具合をみる。
コツ:直接容器に入れて作る時、
水やグリセリンを足して調整していく間に溢れてしまったり、
入れたパーツが思っていたほどキレイではないと失敗してしまう場合があります。
それが嫌な人は、別の容器で作ってから、スノードームの容器に注きましょう。
④容器に蓋をする。
コツ:できるだけ容器内の空気を抜きましょう。
スポンジやパーツからも気泡ができるので注意、できるだけ抜きましょう。
容器から空気を完全に抜くためには、容器から液体を溢れさせるとよい。
コツ:蓋が途中で開いて水が漏れないように、蓋の内側に接着剤を塗る人もいますが、
もしも数か月~数年後に水を交換したり、処分したい場合を考えると…
分解しやすいように、あえて接着剤を塗らないとか
蓋を閉めてから蓋を一周グルーガンで隙間を埋めてもいいのでは?と思います。
左:ジャム瓶 真ん中:プラスチック容器 右:ジャム瓶
▲
YouTubeで検索すると、いろいろな方が作り方を公開しているので、
実際に作っている様子、手順を確認してもいいかと思います。
▲催し物(出し物)として、今、調べている方は、
いきなりぶっつけ本番で作るよりも、
リハーサルとして実際に一つ作ってみた方がいいです。
意外に難しかったり、こう作ったらもっと簡単じゃない?とか、
動画では分からなかった事が知れるので、
みんなにアドバイスとかコツを教えながら作れることでしょう。
▲フランス語で調べる時は、boule à neige tutoで検索してみてね。
スノードームのその後(数年後の様子)
<その後(数年後の様子)
約2年経過>
スノードームを作ったとして、 手作りのスノードームの寿命というか、濁り具合というか、
どれくらいまで保つんだろう?と疑問に思う人もいるでしょう。
水の濁り具合は↓
左の濁っているスノードームは、
ゆゆちゃんが幼稚園で作ってきたものです。
たぶんですが水だけで作っていると思われます。
右の透明度の高いスノードームは、
「日本語deこどもアトリエ」の時に作ったものです。
精製水やプラスチックのケーキ用ピックを使ったため、
雑菌も入らず、色落ちもなく、2年たった今でもキレイなままです。
水の量は↓
3個すべて「こどもアトリエ」の時(同時期)に作ったものですが、
蓋の締め具合の関係か、ヒーターの上に置いていたせいか、
水が蒸発して水かさがだいぶ減ってしまった物もあります。
グリセリンの代用として…
<グリセリンの代用として>
・せんたく糊
※フランスで入手不可能!透明度が下がる!
・食器用洗剤
※数滴でいい。オーナメントの色落ち注意!泡立つ!
・工作用液体のり
※にごって綺麗に見えない!
・ベビーオイル
※ベビーオイルのみを入れる。水必要なし。
いろいろと代用として良いと言われてますが、
精製水+グリセリンの組み合わせが最強!失敗なし!
私は12月のこども粘土教室の時にスノードームを作る予定です。 その時はAmazonで購入したプラスチック容器で作ってみるつもりです。
ジャム瓶と違って蓋が回しやすいし、軽いし、処分もしやすいしねw