2歳~3歳にかけての夜泣きは
新生児と違って体も声も大きくなるので
抱っこするのも一苦労ですよね。
2、3歳で突然夜泣きが始まった!
と思っていたらじつは
「夜驚症(やきょうしょう)」だったという
場合もあるかもしれません。
夜驚症(やきょうしょう)とは?
夜驚症は幼児や子どもに見られる睡眠障害の一種。
- 夜中に突然泣き叫ぶ
- 呼吸が早くなったり大汗をかく
- 声をかけても反応しない
- 眠り始めて3時間以内に出ることが多い
- 5分以内におさまりその後は普通に眠る
といった特徴があり
夜驚症の原因は?夜泣きと何が違うの?
夜驚症は深い睡眠からとつぜん覚醒することで起こります。
そのとき脳の一部しか覚醒していないため
声をかけても反応しないのです。
突然目が覚めてしまう原因ははっきりとわかっていませんが
「過去の恐怖体験」が関係しているのでは?
と言われています。
人の感情の中でも”恐怖”は記憶に残りやすいからです。
夜中のトイレを一人で行かせる
怖がっているのに「大丈夫」と受け流す
暗がりにお化けがいると脅かす
など
私もついやってしまいがちですが、
大人は気にならないことでも
人一倍恐怖を感じていることが
あるかもしれませんね。
一方、夜泣きは眠りが浅いときに起こるものなので
電気をつけたり、声をかければ目を覚まします。
浅い眠りのときに起きる夜泣き
深い眠りのときに起きる夜驚症
いずれも
子どもの”睡眠”に注目してみることが大切ですね。
対策はある?
夜驚症は声をかけても反応しないため
様子を見守る
しかありません。
睡眠障害とはいえ、
脳の発達とともに自然消滅していきますので
治療の必要がないことがほとんどです。
何かしらの恐怖を体験していないか
を今一度見直すほか
あまりにも頻繁に起きる
夢遊病のように動き回って危険がともなう
といった場合は
医師に相談してみましょう。
ママが
悩む
迷う
困る
のは子どもにとってもよくありません。
我慢しなくてすむ方法を
一緒に考えていきましょう!