映画とネコと、私の好きなもの。 -90ページ目

「ミナリ」、余韻あふれる名作。

 

 

先週に引き続き、

昨日も映画館へ。

 

「ミナリ」、観ました。。。。

 

「ノマドランド」も、本当に圧巻の作品だったけど、

 

この「ミナリ」も、素晴らしい。

実に、さまざまなことを考えさせてくれるし、

どんな状況になっても、

希望を失いたくない、

そういう強いメッセージを受け取ることができた。

 

 

以下、ネタバレもしてますので、

未見の方、ご容赦。

 

 

 

 

舞台は、80年代、レーガン政権の時代。

 

韓国からの移民一家が

カリフォルニアからアーカンソーの田舎町に引っ越してくるところから始まる。

 

広い原っぱにぽつんと置かれた長いトレーラーハウス。

ここが自分たちの住まいだと妻モニカに言う夫ジェイコブ。

一家は、長女のアンと、末っ子のデビッドの、4人家族。

子供たちには車輪が付いた家が珍しくて、興味シンシン。

 

ジェイコブは、その大地を耕して韓国野菜を育てて、

それで稼いでいくことを計画しているのだが、

モニカには、それは現実ばなれした絵空事にしか思えない。

デビッドは心臓が悪いのに、

病院まで車で一時間もかかるのも、妻には不安でたまらない。

 

とりあえず、夫と妻は、ひよこの性別作業の仕事で食いつなぐ。

 

昼間、子供を見てもらうために、

韓国からモニカの母に来てもらうことにするが、

このハルモニが来てから、家の空気が変わり始める。

デビッドは初めて会う祖母に、嫌悪感を露わにして、

好きになれない。

でも、このハルモニも型破りで、

典型的な韓国ハルモニなら料理も得意だけど、

彼女は料理もできない、

孫にお愛想言うわけでもなく、

花札やったり、テレビ見たりのマイペース。

 

こうした環境の中で、

さあ、ジェイコブの農業はうまくいくのか、

妻の気持ちは変化していくのか、

ハルモニは、デビッドや家族たちとどう暮らしていくのか、

そして、デビッドの心臓病は?

不安材料をいくつも抱えながら、

物語が展開していく。

困難、また困難。

次々と過酷な運命に襲われる。

 

「ノマドランド」のように、

この映画も、淡々と進んでいく。

モニカとジェイコブの派手な喧嘩はあるものの、

ドラマティックな効果を狙うわけでもない。

静かで落ち着いた演出が

かえって観る者をぐいぐいと引き込んでいく。

静かだけど、作り手側の熱いたぎりはしっかりと伝わってくる。

 

何よりも、この作品の肝は、
ハルモニとデビッドの絆だと思う。

 

最初は、初めて会うハルモニに、どう接していいかギクシャク。

ハルモニから感じる韓国の匂いも好きになれない。

でも、だんだんと、彼の中で、変わっていくものがある。

ハルモニの天然の人間性と呼応するかのように、

彼も自分の内面を、母には見せないような内面をあらわにしていく。

それは、ハルモニの、母親とは違う優しさを感じ取ったからだ。

 

やがてハルモニを襲った思いがけない運命。

それだけではなく、

彼女は、家族をも危険に晒すことになりーーー

でも、デビッドは、
そんな中でも、ハルモニを心配する。

そして、ハルモニのために、走る。

心臓が悪いために走ることを禁止されていたデビッドが

ハルモニのために走る場面。

涙が溢れて止まらない。

 

 

このデビッドの姿は、

監督のリー・アイザック・チョンの少年時代を投影したもの。

 

実際に監督の両親はアーカンソー州で農場をやっていた。

 

両親の口喧嘩が絶えなかったことも、

十字架を背負う男の話も、

祖母が火事を起こしてしまう話も、

彼が実際に経験していることだという。

 

どんなに頑張ってみても、

うまくいかない時もある。

何かが上手く行っても、

他の何かが足を引っ張ることもある。

人生なんて思うように進むことはできない。

それは、一種の諦めかもしれないけど、

でも、希望は失わない。

家族がいれば、家族がいるからこそ、

困難に立ち向かっていこうと思う。

愛があるからこそ、みんな、生きていこうと思う。

 

 

この映画から受けた、前向きのメッセージ。

 

 

ある意味、彼らも、

韓国からはるばる移ってきたノマドたちではあるが、

あのノマドと決定的に違うのは、

農場を作る、つまり、

大地に根を張って生きていこうという姿勢。

それが、とても強い。

ここを根っこにして、息子の代になれば、

きっと成功の希望があるに違いない、と信じる。

 

まさに、それは、タイトルになっているミナリ=セリの姿。

水辺で自生するセリは、逞しく、どんどん根を張って育っていく。

 

ハルモニが種を蒔いたセリを摘みに行くジェイコブとデビッド。

 

そのシーンで終わるエンディング。

 

あーここで終わるのか、と思うと同時に、

深い余韻が胸の中にす〜っと広がっていく。

 

見事な終わりかただと思う。

 

 

 

 

 

ユン・ヨジョン。

もう、彼女の演技に脱帽。

 

実際に彼女は6年ぐらいアメリカで生活しているので、

この映画のインタビューなどは、英語で受け答えしていて、

それも、とってもカッコいい。

 

「ユン食堂」でバリやスペインで食堂を開いている時も、

進んで英語で会話してたしね。

「ハウスメイド」などでは、

妖艶なおばさんに変身しちゃったり、

「それだけが、僕の世界」など、多くの作品でのオンマ役も見事。

とにかく多彩な面を持ち、多才な女優。

ウォシャウスキー姉妹の「センス8」にも出演していることは、

このパンフで初めて知った。

 

アカデミー賞助演女優賞、是非、あげたい〜

 

 

 

で、子役のアラン・キムも、すごい。

彼は、これが映画デビューらしいけど、

ハルモニへの微妙な気持ち、

その表現には舌をまく。

 

 

 

お姉ちゃん役のネイル・ケイト・チョーも、
演技初めてとは思えない。
両親、祖母、弟の間で揺れ動く心を表現して愛おしくなった。
 

 

 

 

そして、ジェイコブを演じたスティーヴン・ユァン。

妻モニカのハン・イェリ。

 

 

ユアンは、

私がお初は「バーニング」テレビ版で、

その後、ポン・ジュノのもう一つの傑作「オクジャ」

とても印象に残っている。

メガヒット「ウォーキング・デッド」、私はスルー組なので、

これに関しては語れませんが。

 

今までの活躍ぶりから、

韓国人というよりアメリカ系役者としての認識が強かったけど、

この映画では、

成功を夢みて、アメリカの大地で生きようとする

普通の韓国人をリアルに演じている。

 

彼もオスカー主演男優賞ノミネートの快挙!

 

一方のハン・イェリ。

ちょうど先日、「ハナ 奇跡の46日間」で

初期の彼女に接していて、

さらに何と言っても

ハン・イェリといえば、「六龍が飛ぶ」のチョク・サグァン役!

 

公開後のメディア露出などは、

 

ユン・ヨジョンが圧倒的に多くて、

彼女は陰に回った感もあるが、

この映画の中でのモニカ役は本当に素晴らしいので、

もっと認知度が高まってくれることを祈る。

 

 

ジェイコブとモニカ。

夢見がちな夫と、地に足のついた妻。

 

何があっても、農場のことしか頭になかったジェイコブが、

火事の中、初めて妻を思いやる姿は、

ああ、やっぱり、愛の力だよねー

と、心震える思いで見られたし、

過酷な運命に立ち向かうことができるのも、

やっぱり、愛があればこそ、

そういう、家族愛、夫婦愛の姿を

さりげなく示してくれて、

この2人、忘れられない。

 

 

 

また一つ、名作が私の棚の中に置かれました。

 

 

先週の「ノマドランド」も圧巻だったけど、

こちらも味わい深く、

甲乙つけがたい名作。

 

 

アカデミー賞の行方が気になってきました〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ノマドランド」、魂を刺激する映画体験。

 

 

 

今年初、にして、何ヶ月ぶりか。

の映画。

 

「ミナリ」と「ノマドランド」と、

どっちから見ようか迷ったけど、

 

「ミナリ」は時間が合わず、

 

「ノマドランド」に。

 

 

これが、、、、、

 

予想以上に素晴らしく、

 

言葉では言い尽くせない、作品だった。。。

 

 

 

 

 

 

以下、ネタバレ、というか、、

 

思いを綴っております。

 

 

 

ノマドとは、車上生活者、流浪の民。

 

様々な理由(多くはリーマンショック)で職や家を失い、

キャンピングカーなどにわずかな必需品を詰め込んで

(パソコン、あるいはスマホは必須)

全米を移動する。

そして、要所要所で、短期アルバイトをしながら、

生活を繋いでいる。

 

アマゾン社は、クリスマスシーズンの箱詰め作業などに彼らを雇う。

その間、彼らの車も会社が契約した駐車場に自由に止められるらしい。

そのほか、

レストランや、国立公園などでも雇ってもらえる。

 
そうしたノマドたちの実態を取材した原作ルポルタージュに、
フランシス・マクドーマンドが惚れ込み、
映画化を企画。
監督にアジア系女性のクロエ・ジャオを抜擢した。
役者は、
フランシスと、デビッド・ストラザーン以外、
ほとんどが、本物のノマドたち。
 
 
 
とにかく、観て圧倒されるばかり。
 
もう、
この108分に充満されたエネルギーの凄さ、と言ったら。。。
 
静かだけど、
実に濃密で内に熱さを秘めていて、
一瞬も目が離せない。
ここまでの映画力を湛えた作品、
なかなか、出会えるものではない!
 
 
映画は、本当に静かに始まる。
 
夫を亡くし、夫の会社も倒産。
住む町も、郵便番号まで廃止されて町としての機能を失い、
車上生活を選んだファーン(マクドーマンド)は旅に出る。
特別に劇的なことは起こらず、
ノマドとなって生き始めた彼女の視点で展開していく。
多くのノマドたちと触れ合い、会話し、
時には、コミュニティーの集まりで時間を共有し、助け合う。
 
ノマド1人1人がそれぞれの人生を語る。
その言葉の一つ一つが、胸に迫ってくる。
本物の人生の重みに、涙が溢れてくる。
言葉はさりげなくても、
そこで語られる過去、彼らの物語は、どれも想像を超えた壮絶さだ。
 
季節は、クリスマスの頃から、雪多き冬を越え、
やがて春から夏へーー
そして、再び、寒く厳しい冬へと巡っていく。
 
アメリカ大陸の様々な場所での季節が映し出され、
それとともに、
私たちはファーンの人生を見つめ続ける傍観者ではなくて、
さらに深く、
彼女の人生に同化していく気分を体験する。
我々も、そこに一緒にいるような、
ノマドになったような、、、。
 
ノマド仲間のデイブ(ストラザーン)という男性と親しくなるが、
ファーンは必要以上に彼と親しくなるまいとしている感じもある。
唯一、ドラマらしい展開があるのは、彼とのパート。
デイブは、その後、息子夫婦との同居を選び、車上生活に別れを告げる。
その彼を訪ねた時、
一緒にここで暮らさないかと誘われるも、、、
結局、そこを去っていくファーン。
 
彼女がその後で、
海に面した断崖で、風と波のしぶきを浴びながら、
何か吹っ切れたような笑顔でいる場面、
とても印象的だった。
 
家と、家族と、その暖かいホームの居心地でなく、
大自然と一体となり、
大自然と同化しながら、
生きていくこと。
 
それは、本当に厳しい生きる道に違いない。
 
でも、そんな生活を一度知ってしまったら、
人間として、完全に違う世界に入ってしまうのかもしれない。
 
物も財産も地位もない、
でも、彼らは、
全てを超越した、
本当の自由を手にしているのだ。
これは、何物にも代えがたい、
すごいことではないだろうか。
 
もちろん、それを維持していくためには、
鉄のメンタルも必要。
究極の孤独と向き合い、
それに負けないという強靭な意志がなくては。
 
ファーンは精神力が強靭な女性だと思うが、
そんな彼女でも、
夫や家族との思い出の写真を眺めながら、涙する場面もあるし、
(彼女は今までの愛の想い出を生きる支えにして自分を鼓舞しているんだと思う)
灯りもない中で、
美味しくもなさそうな食事を食べている場面など、
観ていて堪らなくなる場面も。
 
それでもーー
ノマドたちの精神の気高さ、というのだろうか。
ファーンも含め、
人間として、知性にあふれ、教養も深い人たち。
彼らの潔い生きざまが、
どんどん、我々の心の中に浸透してきて、
感動、というより
もっと強烈な感情で私たちを揺さぶる。
 
 
映画の中のノマドたち、
ほとんどが、60代以上の高齢者たち。
基礎疾患のある人たちも多い。
医療制度がバカ高いアメリカでは、
病気になることは、命を失うのと等しいぐらいに怖い。
それでも、
入院して手術を受けるデイブの姿も出てきて、
こういう人たちのための免除制度みたいのがあるのかなとも思った。
 
 
映画は、
ファーンが、以前に住んでいたエンパイアという町に戻り、
かつて暮らした家を訪れ、倉庫に預けていた家財の全てを処分し、
また、
ノマドとして旅生活に出ていくところでエンドマークとなる。
 
 
 
でも、
映画は、これで終わるのではない。
 
これは、
私たちに向けられた映画だ。
 
では、私の人生は?
私は意味のある人生を送っているだろうか?
 
それは、強制的に作り手から問いかけられるのなく、
自然発生的に、
観ている私たちの内側から、突き上げてくる。
 
ノマドたちの人生を一緒に体験して、
では、私たちの今の人生は、何だろう。と。
物欲、金銭欲、名誉欲、権力欲、その他、
世のしがらみとともに生きている、
私もその1人。
車を手放したことで、今になってそのショックの波が押し寄せて、
ともすると、寂しい気分になったりする。
この映画を見ていると、そんな私の気分なんて、甘い、甘い、と思う。
 
また、コロナ禍という特殊な状況に合って、
誰もが、今まで経験したことのない状況、
「個」「孤」と向き合っているからこそ、
このノマドたちの生き方に、
自分を重ねてしまう人もいるかもしれない。
 
 
映画を見終わっても、それで終わらずに

我々に向けたメッセージが、生き続け、

思いがどんどん溢れてくる映画。

 
久しぶりに、
魂にまで響いてきて、
そして、心が洗われるような、
稀に見る、貴重な映画体験だったーーーー
 
 
この映画は、映画賞をも超越した高みにいるので、
もう、
オスカーをとったから、どう、
ということもないけど、
フランシス・マクドーマンド以外の人が演じていたら、
ここまでリアリティが出たか、
ということもあり、
絶対に、彼女に、三度めのオスカーをあげたいと思う。
(私は彼女の「ファーゴ」が生涯ベストの中に入れるほど好きで、とにかく、現代最高の女優です!)
 
 
 
↓
ちなみに、これが原作です。アマゾンに注文します!
 
 
 

ところでーー

映画を観た後に、ネットでこの映画に関して調べていて、

ノマドになぜ、白人が多いのか、という興味深い記事を発見しました。

それは、白人ならば、路上駐車していても、

警官に取り締まりを受けたり、暴徒に襲われる率が低いから、らしい。

逆に言えば、黒人が車上生活者として生きたくても、

不審者扱いされてしまい、警官や暴漢に狙われるリスクも高い。

なので、家のない黒人たちは、シェルターや教会などに身を寄せるという。

(それで、ウィル・スミス主演「幸せのちから」を思い出しましたけど)

 
こんな、底辺のところでも、人種の壁、というか、そういう問題があるのか、、
ということも、新しい発見だった。

 

 

ちなみに、
この映画、パンフレットが販売されていない。
パンフを作ってないというのが信じられないびっくり笑い泣き
 
配給は、フォックスを傘下に置くディズニー。
こんなに素晴らしい作品のパンフがないなんて、
一体、何故でしょう?
ヒットしないから?
採算が見込めないから?
 
びっくりプンプンプンプンプンプンプンプンプンプン
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アカデミー賞ですよ〜。<追記あり>

今年も、アカデミー賞の季節、、、

 

ていうか、

 

例年だったら、、

 

とっくに終わってる時期ですよーー

 

それが、コロナのせいで、

今年は、授賞式が4月25日だそうです。

こ〜んなに遅れたのは、前代未聞じゃないでしょうか?

 

しかも、

 

私の知らない間に、ノミネーションも発表されてたし。。。びっくり笑い泣き

 

 

大体、

私のオスカーへのモチベーションも年々下がっては来てまして。。。

 

 

かつては、

アメリカ時間朝5時ぐらいの発表を見逃すまいと、

どんな手を使ってでも、

それをライブで体験しようと頑張る自分がいたものだーー

 

E!エンターテイメントとかで、

かつては実況中継してた記憶もあり。

 

インターネットで公開、となってからは、

パソコンの前に陣取って、

カウントダウンしながら、

その瞬間を見逃すまいとワクワクしてましたよーー

 

レオがノミネートされれば、狂喜乱舞してたし、

他の俳優たちについても、

 

あー、予想が外れた〜

とか、

あの作品,入ってよかった❣️

とか

あの人,ノミネートされた〜❣️

とか,

かと思うと、

なんで、あの人が入らない?

なんであの作品が入らない?

 

って、

自分のことのように熱くなってましたっけ?

 

それが、

 

今では、、、

 

ふ〜ん、

発表されたのね、ノミネート。

 

てなもんだしね。。。爆  笑爆  笑爆  笑

 

 

この変わりようは、

 

自分でもちょっと寂しい、

 

とは思ってますよ。。。

 

年のせい?もある。

 

年々、映画観に行く回数が減っている上に、

昨年はコロナでほとんど行けず、

映画を見るのは、Netflixというのが常識になってしまって。。。

 

 

で、今年のノミネート作品賞、こうなってます。

 

「Judas and the Black Messiah」
「Mank/マンク」

「ミナリ」

「ノマドランド」

「プロミシング・ヤング・ウーマン」

「サウンド・オブ・メタル」

「ファーザー」

「シカゴ7裁判」

 

馴染みのないタイトルが多すぎ〜爆  笑えーんえーん

 

私が見ているのは、

Netflixの「シカゴ7裁判」と「マンク」のみ。

 

「ミナリ」と「ノマドランド」は

チャンスがあれば見たいと思っているものの…

映画館に行くことが,まだ私の中ではハードル高くてねー

 

で、これらをちょっとリサーチしてみたら、

「Judas and the Black Messiah」が見たくなった。

 

 

 

 

これは、

ブラックパンサーの指導者フレッド・ハンプトンが暗殺されるまでのストーリー。

 

彼は、「シカゴ7裁判」でも登場したので、覚えている方もいるはず。

あの中でも、暗殺される話が出てきたが、

ブラックパンサーのボビー・シールの裁判が他の7人と別扱いにされてしまうので、

メインストリームのストーリーではなかった。

 

なので、そのブラックパンサーに光を当て、

指導者を描くこの作品は、

大いに注目したいところ。

演じるのは、

「ゲットアウト」での演技も印象的だった

ダニエル・カルーヤ。

 

 

ただ、彼、主演男優でなく、

助演男優賞でノミネートされている。

この理由、映画に関して詳しく調べてないので、わからない。

また、原題のままなので、

日本で見られるのかも、まだ未定、ていうところかな。

 

その主演男優のカテゴリーでは、

ネトフリで見られる

「マ・レイニーのブラックボトム」の

今は亡きチャドウィック・ボーズマン、

「マンク」のゲイリー・オールドマン、

「ミナリ」のスティーブン・ユアン、

「サウンド・オブ・メタル」のリズ・アーメッド、

「ファーザー」のアンソニー・ホプキンス

などがノミネート。

 

一度取ってる人は除外するとして、

ヒース・レジャーの例を持ち出すまでもないが、

チャドウィックに行く可能性も結構あるのかな?

あるいは、

聴覚を失ったドラマーを演じたリズ・アーメッドも気になる。

 

 

 

主演女優賞は、

もう、あまり興味なくて、、びっくりガーン爆  笑

スイマセン。。。

 

「ノマドランド」が好評なので、

取ったら3度目になるけど、

フランシス・マクドーマンドの可能性は大なり、とも思ってます。

 

あと、

助演女優賞、

これは絶対に「ミナリ」のユン・ヨジョンに!

 

 

昨年、「パラサイト」がオスカーに輝いていなければ、

「ミナリ」は、

今年、作品賞、取ったかもよ。

 

さすがに、2年連続でアジア映画に行くとは思えない。

(追記:こう書いてしまいましたが、

うっかりプランB、ブラピ製作だったこと、忘れてましたん。

正確にはアメリカ映画なんですね、、、

大佐さんのブログで気がついたというわけで。

訂正いたしますお願い)

 

 

でも、この助演女優賞だけは、絶対にあげたい。

(「ヒルビリーエレジー」で通算何回め?のノミネートか、

グレン・クローズにも取らせてあげたいけどね、、、)

 

数々の映画、ドラマ、そして何より「ユン食堂」

そして、現在の「ユンステイ」など、

女優ユン・ヨジョンの存在は、本当に大きい!

今までの功績へのご褒美として、

この「ミナリ」で、

多くの映画賞を総なめにしているが、

最後は、やはりオスカーで締めくくって欲しいなあ。。

 

 

ということでーーー

 

今年も、決まったホストは不在のままで繋いでいくのかな。

 

観客は不在だそうです。

レッドカーペットはあるはず。

 

ちょっとは気になるアカデミー賞。

 

 

授賞式まで、あと1ヶ月ですね。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おお,私としたことが、、、><大チョンボ!(◎_◎;)

いやあ、

 

何と言ったら、いいのか、

 

てか、

 

何としたことか。。。

 

 

私、「愛の不時着」見ていた時、全く気がつかなかったの。

 

 

彼、キム・ジョンヒョンに。。。。

 

 

て、言っても、何のこっちゃい?ですよね。

 

 

いえね、

 

実は、

かつて、「嫉妬の化身」「逆賊」見て、

ちょっと気になる子がいて。。。

この2作、続けざまに見た記憶があるので、

余計に印象に残ってたんだけど、

 

その後、Kスタイルの記事だったか、

「時間」に主演しているらしい、と。

ところが、役にのめり込みすぎたか、

途中降板したのとのニュースがあって、、、

大丈夫かなあ、

惜しいなあ、、、

 

て、思いながら、

 

それっきり、彼のことは、きれいさっぱり忘れてましたん。

 

 

で、大チョンボというのは、

 

「愛の不時着」見た時に、

その彼の存在に気付かなかった、ていうことなのーーーーーーーびっくりびっくり爆  笑爆  笑爆  笑

 

「嫉妬の化身」に出ていた男の子だとは、

毛ほども思わず。。。

 

普通、ドラマを見ると必ず役者の出演作など調べる私が、

なんで、それもしなかったのか。

 

もう、1年前のことで、

その辺、覚えてないえーん爆  笑爆  笑

 

 

 

 

それが、なぜ、今頃になって気がついたかというとーーー

 

 

ひょんなことで、

つい先日、

 

仕事絡みで「時間」の公式サイトをリサーチしてまして、

 

そこに出ていた彼の顔を見て、、、、

 

えー、この人、

「愛の不時着」に出ていた彼に似てるがな?

 

 

でも、その写真のところに

代表作として、「嫉妬の化身」と出てて、アッとなった!!!!!!!!

(「時間」は「愛の不時着」より前の作品なので)

 

 

ギョッ、ちょっと、待って〜

 

 

と、初めて、そこで気がつき。。。。ガーンガーンガーンガーンガーン

 

 

 

エーーーーー、

もしかして、これ、「愛の不時着」の人で、

私が注目してた「嫉妬の化身」の高校生だった子〜?

 

ギャーガーンガーンガーンガーンガーン

 

なんで、今の今まで気がつかなかったんだろう。

 

 

 

 

雰囲気があまりにも違ってたから、としか言えない。

 

かろうじて「時間」の彼は、

ちょうど、その中間の雰囲気だったんで、

気がついた次第だけど。

(かつて「時間」を降板したニュース読んでたことも、後から思い出した次第で、、、爆  笑)

 

 

 

だって、

こうですよ〜

 

↓「嫉妬の化身」での、コン・ヒョジンの弟役。

 

 

「逆賊」の彼。

 

 

が、

 

下矢印

 

下矢印

 

「愛の不時着」では、、、

 

 

 

 

 

華麗なる変身ぶり、ハンパないでしょ。

 

 

韓国の俳優って、似た顔も多いし、

 

これ、すぐにはわかりづらいわ。。。

 

完全に、私は、かつて一時期、

注目していた彼の存在を忘れ、

フツーに「愛の不時着」見てましたから。

 

 

でも、不思議なのは、

 

「愛の不時着」での、彼には、

さほど惹かれなかった、てことね。

 

もう、この作品に関しては、

別に偏見ではないけど、

世間が騒ぐほどいいと思ってなかったので、

役者たちについても、

気持ちをオープンにしてなかったのかも。

ちょっと反省。。。

 

彼の名前も、よくある名前だから、

名前だけ見て、すぐにピンとくる、とまで、彼を認識してなかったしね。。。

 

 

いやあ、しかしーーーーーー

 

それにしても、これは、

自分の中での、最大のチョンボ。

自分が情けなくなりましたよ〜

記憶力、いい加減。

すぐに忘れる。

仮にも韓流の仕事をしている身で、これは許されない。

 

 

チコちゃんじゃないけど、

「ボーっと生きてんじゃないよ〜」

って、自分に喝を入れたくなったわえーんガーン

 

 

 

 

それでね、

 

全てがわかった上で、

↓の動画を見ると、俄然、楽しみが倍増です。

 

「嫉妬の化身」の最大のクライマックス!

なんと、

「愛の不時着カップル」

キム・ジョンヒョンとソ・ジヘが既にここで一緒だったのね〜!

2人とも一瞬しか出てこないから、

気をつけてチェックしてね〜

 

 

 

 

 

 

キム・ジョンヒョン、

 

最新主演作「哲仁王后」の評判も良く、

順調に活躍してるようです。

 

 

私が気づかぬ間に、

ぐ〜んと出世してた、ってわけですな。

 

 

遅まきながら、

 

ようやく、点と線が繋がって、

スッキリした気分〜爆  笑爆  笑爆  笑

今後は、動向に注目して、応援しますよ〜

 

ラブラブラブラブラブ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いまを生きる 」、久しぶりに。

 

劇場公開の時に、リアルタイムで鑑賞し、

 

その後、多分(記憶があやふやで)、

レーザーディスク買って、

 

それから、DVDを購入。

 

その度に何回も見ているので、

今まで何度見たか、記憶にないけど、

 

なんだか、急に見たくなり、

 

先日、鑑賞。

 

わかっていても、

 

ラストシーンは、

 

やっぱり号泣だった〜

 

 

 

 

改めて見て、

そうそう、

これって、1950年代の終わりが舞台なんだ

と、その辺も記憶が朧だったことに気づき。。。

 

物語は、もう知ってると思いますが、

男子ばかりエリート私立寄宿学校に、

自由闊達な精神を持つ先生がやってきて、

彼らに多大な影響を与えていく、

しかし、

伝統と規律を重んじる学校の精神、

及び、

子供を思い通りの枠にはめようとする親の重圧が、

悲劇を生んでしまう、

という展開。

実にベタなんだけど、

そこが嫌味でなくて、

観る者に、多くのことを考えさせて、

素晴らしいの一言。

役者陣も充実していて、

今なお、見るものを魅了する。

 

改めて、映画史に輝く名作だと感動を新たにした。

 

 

 

ロビン・ウイリアムズ。

 

この前々年に「グッドモーニング、ベトナム」に主演しているが、

コメディアンとしての存在感が依然強かった時代。

 

このキーティング先生は、

彼の静かな佇まい、知的な雰囲気がより前面に出されて、

役者として一回り成長する作品になったと思う。

 

後年の「グッドウィルハンティング」

などに通じる奥深さを漂わせているのが素晴らしい。

(ていうか、本作と「グッドウィル〜」は繋がっているものがあると、町山解説、↓参照)

 

 

そして、

学校ものならではの配役で、

生徒を演じた役者たちが、みんな、すごい。

 

 

イーサン・ホーク。

 

物語の要と言える、重要キャラ。

優等生の兄がいたせいで親から期待されず、

自分に自信がない少年。

それが、キーティング先生の影響で、

少しずつ変わっていく。

あの感動のラストシーンを生み出したのも、

彼、トッドが先生にエールを送る意味合いで机の上に立つ、

そこから始まったのだから。

 

 

この頃のイーサン、まだデビュー間も無い頃で、

なんか、役のイメージそのままに、

弱々しく、儚げな感じがしたが、、、

 

その後、役者として大躍進。

 

「ガタカ」の頃から、

「6才のボクが、大人になるまで」などもよかったし。

今や、

アメリカ映画界に独自の地位を築く俳優に成長したと思うわ。

監督、製作者としても精力的に活動してまっせ。

 

 

ロバート・ショーン・レナード。

 

イーサンと並んで、この物語の中心人物。

彼が演じるニール、思い出すだに、悲しくて切ない。

夢がいっぱい、だけど、

それを父親に全てもぎ取られ、、、

最後に選んだ手段が、あまりにも。。。

 

 

レナードは、その後、「ドクターハウス」などテレビで主に活躍。

イーサン・ホークと大の仲良しで、何回も一緒に仕事してます。

 

 

 

ジョシュ・チャールズ。

 

ここでは、ロマンスパート引き受け。

初恋のときめきに揺れる純粋な生徒役で、爽やかな印象だった彼。

 

 

その後、「グッドワイフ」のウィル役で登場した時は、

あまりにも男っぽくて、魅力的で、

うわ〜、成長したな〜って、

ちゃんと生きてるってわかって、

嬉しかったのを覚えてる。

 

 

 

この作品、見れば見るほど、

深い内容と、悲しみを湛えている。

 

「デッドポエッツソサエティ=死せる詩人の会」

という原題が、それを物語ってます。

 

でも、「いまを生きる」というタイトルも、

キーティングが

「カーペディエム=Seize the Day=今を生きろ」

と、彼らに語りかける場面があり、

まさにこの物語の重要コンセプトなので、

この邦題も、素晴らしい。

 

ところで、

なぜ、キーティングは今を生きろと言ったのか、

 

そこに、この映画のテーマが凝縮されてる。

 

私には、

それを語ったキーティング=ロビン・ウィリアムスがもうこの世にいない、

ということが、

間接的に、

この映画のテーマそのものを体現しているようで、

それを思うと、

本当に切ない、悲しすぎる。

 

 

ここには、常に「死」が「生」と隣り合わせで、存在している。

 

 

この映画のメッセージって、

実は、かなり、暗く、重い。

 

 

 

そうしたものを含め、

この作品に関しては、

町山さんが良き解説をしてくれてます。

興味のある方、覗いてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

ところでーー

 

 

私の学校にも、キーティング先生はいました〜

 

以前にも、このブログで書いた記憶があるけど、

 

私が中学3年生のとき、

政治経済を教えてくれた、S先生。

 

一学期の間、政経のテキストを一度も開かせることなく、、、

(キーティングは詩のテキストを破らせたけど、そこまでは、、、笑い泣き)

 

代わりに何をしたかというとーーー

 

リルケ、ロマン・ロラン、八木重吉、

それらを中心に、

クリスチャンだった先生自身の生き様なども含め、

文学、芸術の素晴らしさを謳い上げる授業だった。

 

ソクラテス、プラトン、など、哲学者たちについても学んだ。

 

この先生から受けた影響、

それは、もう、あまりにも大きすぎた。

中学3年という多感な思春期の時代に、

そういった、美しい詩や文学の数々を紹介され、

人間の生き方の意味などを伝授され、

それらを吸収していったことは、

私のその後の人生を決定的に変えたと確信してる。

あの先生と巡り会えたから、

その後の人生の紆余曲折にも耐えられたし、

アートが好きな今の自分がいる、と思っている。

 

キーティング先生は、結局、非難され、

学校を追われてしまったけど、

 

私たちの学校では、

S先生の授業はかなり有名で、

それを非難する人などは1人もなく、

 

むしろ、

S先生に政経を教わるクラスは、

その授業を受けられる幸せ、特権

というものを享受していた、と思う。

 

今、思い出しても、

あの日々は、私の中の、心の財産。

 

思えば、

イイ学校でした〜

 

 

て、今から55年ぐらい、昔のハナシですが。。。。ゾっびっくりガーンえーん

 

 

 

今の学校事情、

私は、あまり知りませんが、

 

孫たちにも、

いい先生に巡り合ってほしいなあ〜ラブラブラブラブドキドキドキドキ