映画とネコと、私の好きなもの。 -135ページ目

「君の名前で僕を呼んで」

 

見事な作品でした。

 

以下、ネタバレもありますので、ご容赦。。。

 

 

 

 

1983年、北イタリアのどこか、季節は夏。

 

 

大学教授の父、翻訳家の母と過ごすヴィラで、

心も体ももてあましている17歳のエリオ。

 

ギリシャ彫刻のように美しい若者。

 

そこに父の仕事を手伝うためにやってきた、

アメリカ人、オリヴァー。24歳。

 

彼もまた、完璧な美貌を持つ、

頭脳明晰にして、知性あふれる青年。

 

この映画は、

2人が次第に惹かれ、恋におちる物語。

 

でも、それだけじゃない、

言葉では言い尽くせない、

とてつもなく、贅沢な映画空間と、

いつまでも心に残る感動を

与えてくれる叙情豊かな作品だ。

 

まず、舞台となっている住まい、そのまわりの環境に

引き込まれる。

 

ドラマは、淡々と、ヴィラでの日常を描いていくのだが、

屋敷も広ければ、

それを取り巻く庭、というか、森のような広い自然と

眩しいまでの太陽。

スクリーンを通して、その匂いまでもが伝わってきそうなほど、

そこに暮らす人々の空気が

もう贅沢で、羨ましい。

許されるなら、

ずっと、このまま、そこにいたいと思ってしまうような、映画空間。

 

 

こんな風に、食事はいつも庭で。

オリヴァーが毎朝、口にする半熟卵、美味しそうだったわ。。。

 

 

 

暑いので、エリオもオリヴァーもすぐに上半身裸になる。

下は半ズボン姿。

互いに美しい男たちゆえ、
これだけで、もう官能的な気分になってくるのである。

 

庭には当然、プールもあって、そこで戯れることもしばしば。

 

家の中は、英語、イタリア語、ドイツ語がとびかい、

エリオの父とオリヴァーは、

言葉の語源をめぐって議論をかわし、

計らずも教養の深さを晒したりする。

 

そんな知的な雰囲気も、

2人の想いを盛り上げていく

助走的役割を果たしている。

 

本をいっぱい読んでいるって、

やっぱり無敵なことだなあって、

それが人の魅力を作り上げるのだなって、

改めて思ったりもする。

 

 

 

 

 

 

エリオは女の子と初体験もするけど、

 

ず〜っと心の中にひっかかっているのは、

オリヴァーの存在。

 

自転車で田舎道をサイクリングする2人。

自分だけの秘密の場所といって、

森の奥の湖や池のようなところに、

エリオがオリヴァーを案内するシーンも忘れられない。

 

 

2人が互いの気持に正直になってからは、

直接的なシーンもあるけれど、

それほど激しい描写ではないので、
それもよかった。

 

唯一、桃を使ってコトをなしちゃうエリオのシーン、
あれは、けっこう、(・・;)、、、、になりましたけどね。。。


そして、
オリヴァーが帰った後、
しばらくしてから、

 

エリオの父親が彼に語る
ラスト近くのシーンが、
まさに、この映画の肝!

ここは涙なくして見れません。
そして、
このシーンがあったからこそ、
ポイントがぐ〜んと跳ね上がった。

(これがあるからこそ、いわゆる「夏のヴィラ舞台+少年少女のあまずっぱい初恋もの」と一線を画す!)

 

 

世の中のお父さんが

みんな、こんなにオープンマインドなら、

青少年の問題など起こらないのでは、
と思ってしまう。

 

エリオの両親は、

彼とオリヴァーの気持をおもんぱかって、

2人だけの旅行を薦めちゃうような人たち。

 

 

父がエリオに語ったのは、

 

 

息子にとっては、涙が出るほど嬉しい、

そして、

自分の行動や生き方を誇りに思えるような、

勇気と希望と歓びを与えてくれる、

すばらしい言葉。

 

何と父は、驚くことに、

若い頃に自分も同じような体験の機会があったのに、

それを逃してしまったというようなことも息子に打ち明ける。

 

自分の行動を掛け値なしに信頼し、

それをともに喜んでくれる親が、

一体、世の中にどれだけいるだろう。

 

実際に原作者のアンドレ・アシマンの父親は
そういう進歩的な人間で、
セクシャリティに対しても偏見を持っていなかったという。

エリオのキャラクターや環境なども、
アシマン自身の背景に共通しているので、
ここは多分に自伝的要素が濃く反映されているようだ。

そうしたリアリティが
奥の深い感動を呼び起こして、

エンディングで、
ずっと静かにたたずむエリオの表情とともに、
深い余韻をのこす作品となった。


脚色は、ジェームズ・アイヴォリー。
私は彼の監督作で「日の名残り」が大好きで、
DVDも持っているぐらいだが、
今回、脚色だけの参加で、
見事、アカデミー賞脚色賞を受賞。

アイヴォリーならではの
静謐で、インテリジェントな世界観が、
ここでも見事に生きている。

彼自身もゲイで、
パートナーだったイスマイル・マーチャントと
数々の名作を生み出してきているのは、衆知の事実だ。



さて、役者ですが、

私自身のお目当ては、アーミー・ハマーでした。

今まで、
「ソーシャルネットワーク」(二役!)
「J.エドガー」(レオ扮するエドガーのゲイの相手役!)
しか見てないが、







アメリカの映画界でも屈指の毛並みのよさと、
それが顔に出ているハイクラスな雰囲気、
自分のハンサムぶりを自覚しているであろう
堂々としたたたずまい
等々、
ずっと興味があって、

その彼がゲイの恋人を演じるというので、
これは絶対観に行こうと決めていた。

だが、24歳の大学院生という設定には、
ちょいと疑問がある。
どう見ても、そこまで若くは見えない、
というか、貫禄があるので、
最初、エリオの父親の同僚教授が来たのか、
と思ったほど。

(彼の実年齢は、撮影当時、30歳ぐらい)

 

まあ、そこだけ、ちょっと不満だが、
あとは、
彼の全身を眺めているのは、
非常に気持がよくて、
まあ、どこから見ても完璧なハンサム!って、
ずっと感じてました。。。。


対する、ティモシー・シャラメ。
この作品で、
アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、
授賞式でも、
かなり注目されていた、
今や第二のレオ的大ブレイクだそうな。

私的には、
ちょっとラテンな雰囲気がキツいというか、
濃すぎる感じがさほど、ステキには思えないのだけど、

もちろん、
映画の中では、違和感なく、この役柄に溶け込んでいて、お見事だった。



(このミサンガ、ステキだったな)


ただ、ビックリしたのは、その後で、

パンフレットを買って初めて知ったんだけど、

なんと、彼って「HOMELAND」シーズン2で、
あの副大統領の息子を演じていた子だったのね〜!

ブロディの娘のティナと2人でハラハラの行動に出て、
かなりイライラさせられた子だった。

ええっ、あれが彼だったのか〜

と、あんまり驚いてしまって、
すぐに確認リサーチしたけど、

そうそう、こういう顔の子、出てたよね、
って思い出したわ。。。。(゜д゜;)








これが、2012年のことで、
この映画が、5年後。

いやあ、わからないもんだわ〜

レオのときは、
この子、大物になるって、すぐに思ったけど、
「ホームランド」でティモ君を見たときは、
申し訳ないが、
全く、注目しませんでした〜
逆に好感度ゼロだったですよ。。。(-"-;A


この映画で一気に注目株に躍り出て、
今後、どう成長していくのか、見守っていきたいわね。

ところで、

お父さんを演じたマイケル・スタールバーグについても、ちょっと。

 

この教授役、

ほんとにイイ味を出していたと思う。

 

 

彼を見たのは、
「トランボ」で
エドワード・G・ロビンソンを演じていたとき。

本物と大分イメージ違うと思っていたけど、

「女神の見えざる手」では、
これまたガラリと違うイメージで、
最近、かなり躍進中。

私が見るチャンスを失ったままの
「シェイプ・オブ・ウォーター」
にも出ているのね。

 

どんな役柄もこなしてしまう、
彼の今後に注目したい。


 

ということで、

ゴールデンウィーク初日を
鮮やかに盛り上げてくれた、いい作品でした。

 

 

 

 

 

 




 

 

 

すばらしき映画音楽たち もしもPART2を作るなら?

前回に続き、

映画音楽についてです。

 

「すばらしき映画音楽たち」で

 

映画音楽の価値を今さらにして実感!

 

でもって、

あのドキュメンタリーに入りきらなかった音楽、作曲家について、

 

やっぱり映画好きなもので、

ついつい、あの作曲家も、あの音楽も、

って、どうしても思い浮かんでしまうんで、

 

独断と偏見で(;´▽`A``、

 

パート2が出来るならというふれこみで、

 

ちょっと語りたいと思います!

 

 

ジョン・ウィリアムス、

ハンス・ジマーのほか、

 

才能あふれる音楽家たちがフィーチャーされていたけど、

 

ビル・コンティは、

「ロッキー」だけじゃなくて、

「ライトスタッフ」を是非、取り上げていただきたいわ!

ほかにも「勝利への脱出」も大好きで、

高揚感をあおる音楽といえば、

やっぱり、コンティよね!

 

 

ダニー・エルフマンは

「バットマン」という傑作の他にも、

「マーズアタック」というキョーレツなる傑作も忘れないで!

 

彼の音楽はティム・バートン監督と密接に結びついていて、

日常を超えた異世界へと誘うのにピッタリ!

 

 

ヘンリー・マンシーニは「ピンクパンサー」のみ出てきたけど、

「ティファニーで朝食を」
「ひまわり」
「シャレード」

「酒とバラの日々」

等々、
映画音楽の寵児として一時代を築いた人。

それをアピールしてほしいな。

 

美しくて、ロマンティックな

メロディメーカーとして、
さまざまな曲が、映画を離れ、

スタンダードナンバーの名曲として、

ずっと輝き続けている。

 

そして、エンニオ・モリコーネは、

マカロニウエスタンだけじゃない!

「ニューシネマ・パラダイス」がありますよ!

あれこそ、映画音楽史に燦然と輝く金字塔〜!

特にラストシーンで、涙腺決壊させたのは、

あのメロディがあったからこそ!

 

他にも、

「海の上のピアニスト」

「マレーナ」

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」

もありね。

 

 

 

 

 

さて、以下は、

あの中に取り上げられていなかった人たちです。

 

まず、

アラン・シルヴェストリ!

 

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

「フォレスト・ガンプ」

という、決して忘れられない名曲、名メロディを創りだした!

 

フィリップ・グラスは、

「めぐりあう時間たち」

もう、好きすぎてどうにかなりそう!((>д<))

この音楽に関しては、

かなりクレイジーな私です。。。。

「クンドゥン」も彼の作曲ですね。

 

 

「ゴッドファーザー」のニーノ・ロータも

忘れてはならない!

彼は「太陽がいっぱい」という不朽の名作も生み出した!

特にあの映画のラストシーン、

アラン・ドロンの笑顔とあのテーマ音楽が織りなす

感動と衝撃は生涯忘れられない!

 

フランシス・レイ

「男と女」

「パリのめぐり逢い」

「白い恋人たち」

さらに「栗色のマッドレー」

など、

彼の音楽も名作の宝庫!

 

 

モーリス・ジャールも映画音楽の名手だった。

「アラビアのロレンス」の雄大な音楽は、

砂漠のシーンとの見事な融合で、

あの作品を比類ない名作の高みへと押し上げた。

 

「ドクトル・ジバゴ」

「ライアンの娘」など、

デヴィッド・リーン監督とのコラボで素晴らしい仕事をしている。

 

比較的最近では、

「いまを生きる」の透明感あふれる旋律も感動的だった。

 

 

さらに、映画音楽といえば、この人を忘れてはならない!

 

「ブレードランナー」(「炎のランナー」も)の

ヴァンゲリス!

劇場でこの音楽聴いたとき、

あまりのカッコよさに、酔いしれたわ〜(^▽^;)

 

 

 

 

さてさて、

映画音楽というのは、

何も全編を1人の作曲家が生み出すものだけではない。

 

近年では、

それぞれの場面にふさわしい、

ヒットナンバーの数々で構成されている映画もある。

 

そんなセンスある音楽セレクトの達人といえば、

 

クエンティン・タランティーノ、

マーティン・スコセッシ、

 

が双璧をなすのではないだろうか。

 

タランティーノといえば、

「レザボアドッグス」の

あの選曲のセンスから、唸りまくり!

 

そして、

スコセッシといえば、

やはり最高なのは「グッドフェローズ」

 

これは、もう目くるめくヒットナンバーの宝庫!

 

 

↓映画史に残る、長回しシーンの金字塔!

歌は、クリスタルズの「Then he kissed me」

 

 

↓エイドクレジットが出る前からかかりはじめるのは、

シド・ヴィシャス「マイウェイ」

 

 

↓本編中でも残虐な殺しのシーンに使われ、

さらに、エンディングを鮮やかに飾った、

エリック・クラプトンの名曲中の名曲、「レイラ」

 

 

 

こうやって色々な映画音楽を振り返ってみるにつけ、

 

映画と音楽の切っても切れない組み合わせで

私たちの人生を変えるまでの名作が

いっぱい作られてきたのだなあって痛感しますね〜

 

思い出したらキリがなくて(;^_^A、

あれも、これも、

って入れたくなりますけど、

 

例えば、映画で使われるクラシック音楽

 

というのでも、いっぱい浮かびますが

(キューブリック「2001年宇宙の旅」、

コッポラ「地獄の黙示録」

スコセッシ「レイジングブル」オープニングほか!)

 

 

ひとまず、このへんでお開き、ということで〜

 

 

シメはやはりこれでしょうか。

 

 

 

(youtubeにて、映像色々とお借りしておりますm_m)

 

 

 

 

 

 

すばらしき映画音楽たち

 

ツタヤでレンタルしてきた1本。

 

よかったです〜!

 

映画音楽に関する、

興味深い裏話や、学術的なおはなしまで〜

 

映画ファンには見逃せないドキュメンタリー!

 

映画音楽は、映画の魂!
そう語るのは、ジェームズ・キャメロン

ハンス・ジマーは

「映像では伝えられない、感覚に訴えかけるものだ。作品を昇華させる」

と述べている。

 

映像では語り尽くせないもの、表現できないものを
音楽が表現する。
それによって、
えも言われぬ高揚感や感動が生まれて、
映画は、作品として完成する。
まさに、映画音楽なくして映画なし!

ここには多くの映画音楽作曲家が登場し、
多くの名場面が流れるけど、

そんな素晴らしい音楽の中でも、

やはり、ジョン・ウィリアムスに喝采!

今更にして、

彼が映画史に築いた功績の凄さに圧倒される思い!

 

「ジュラシック・パーク」も

「E.T.」も、

「ジョーズ」も

「スターウォーズ」も

「シンドラーのリスト」も、

「インディ・ジョーンズ」も、

あの音楽がなかったら、

あれほどのヒットと完成度になったかどうか。

それぐらい、素晴らしい!

 

特に「シンドラーのリスト」

あの旋律がちょっと流れただけで、

すぐに涙腺が刺激されて、涙〜

映像+「音楽」の絶大な効果を思い知る!

 

このドキュメンタリーでは、

なんと、若き日のウィリアムスが、

あの「ウエストサイド物語」の

「クール」のピアノパートを演奏していた、

というとっておきの話が披露されて、

もう、ビックリ!

 

ウィリアムスは多くの映画音楽作曲家から尊敬されていて、

その天才ぶりは<神の領域>とまで語られる。

同感です〜!

 

コメンテーターとしても

印象的な言葉を語ってくれる

ハンス・ジマーも、素晴らしい!

 

彼は依頼を受けた後に、

自信を失い、

ジョン・ウィリアムスに頼んでくれと思ってしまうほど、

死ぬほど悩むのだそう。

 

いや、彼の「パイレーツ・オブ・カリビアン」は大傑作だし、

(この中でも、映画音楽のレッド・ツッェペリンだと言われてます!)

 

「グラディエーター」

「ダークナイト」

「インセプション」

さらに、

ここには出てこないけど、

「レインマン」の印象的なメロディ、

今まで観た映画の中でもベストに入る大好き〜な

「恋愛小説家」の軽快なトーン、

 

もう、彼も天才、としか言いようがない!

 


この他、
ここでは、

 

「続・夕陽のガンマン」の(モリコーネの)

あの有名すぎるテーマ曲やら、

「ロッキー」の(ビル・コンティの)あの勇壮なテーマ音楽、

 

さらに、

ヒッチコック映画のサスペンスを

これでもかと盛り上げた

バーナード・ハーマンや、


 

そして、ごひいき!

ダニー・エルフマン(「バットマン」!)

 

 

「タイタニック」ほか名作揃いのジェームズ・ホーナーは、、、、

 

エンディングクレジット

キャメロン監督が思い出を語っている。

ここは、ちょいと泣けた。。。

 

 

また、オバマ元大統領が勝利したとき、

会場で流れたのは、

「タイタンズを忘れない」のテーマ音楽だったそうで、

その場面も出てきます!

(トレヴァー・ラビンが、無断使用された、と語っている(;^_^A)

 

そんな感じで、

もう映画好きにはたまらないドキュメンタリーなんだけど、

 

でも、ここまで素晴らしいと、

 

もっと観たくなるのが心情よね。

 

時間に限りがあるので、

取り上げる人数もそう多くはないのは仕方ないけど、

パート2を作ってほしいわ〜

 

パート2で取り上げてほしい作曲家については、
続きで、語りたいと思います!

ということで、

ハンス・ジマー作曲「レインマン」のテーマをお聴き下さい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミシェル・ルグランといえば…!

「ロシュフォールの恋人たち」

その前の

「シェルブールの雨傘」

 

どちらも、ミシェル・ルグランの宝石のような旋律が

我々を夢見心地にさせてくれた。

 

そんなルグランといえば、

 

やはり、一番、好きなのが、これなのです!

 

 

 

 

スティーヴ・マックイーンとフェイ・ダナウェイ共演の

サスペンスラブ「華麗なる賭け」

 

その主題歌が、

この「風のささやき」。

 

劇場で観たとき、

 

映画は、意外と退屈に感じましたが、

(監督は名匠ノーマン・ジュイソンなんだけど〜)

 

この音楽だけは、永遠に忘れられないの。

 

歌っていたのは、

ノエル・ハリソン。

 

あの名優レックス・ハリソンの息子です。

 

テレビには時々出ていたけど、

 

まあ、あまりパッとしなかったかも。

 

2013年に、亡くなっています。

 

それでも、この歌声はサイコーでした〜

 

彼は、多分、この歌ひとつで、

 

永久に映画史に名を留めていると思われる。

 

それぐらい、素晴らしい曲。

 

ちなみに、この映画。

ストーリーは今イチだけど、

マックイーンもフェイ・ダナウェイも

役者としての絶頂期で、

本当にカッコいいし、ステキだったわね!

 

 

 

 

 

 

「風のささやき」

The Windmills of Your Mind

 

何回、聴いてもいいですね〜!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何度観ても大好きな、「ロシュフォールの恋人たち」

 

 

NHK-BSでオンエアされたので、

 

十数年ぶりかで観ましたが、

 

やっぱり、大好き、この映画!

 

公開された当時、リアルタイムで有楽座で観たのよ。

 

 

↓棚の奥に眠っていた、当時のパンフ。

 

 

当時。1967年だったと思います、

高校2年生だったわ!ふえっ(@Д@;

 

なにせ、「ウエストサイド物語」でミュージカルにどっぷりハマっていたのでね、

 

大好きなジャック・ペランやら、

「ウエストサイド」で大ブレイクしたチャキリスも出ているとあれば、

もう、夢中にならないわけがない!

 

後年、確か、レーザーディスクを購入し、

かなり、この作品を何度も観ていた記憶があります。

 

 

 

 

 

 

 

なので、

 

今回、十数年ぶりだったけど、

どのナンバーも耳に馴染んでいて、

懐かしいといったらなくて。。。

 

しかも、こんなに歳月が経っているにもかかわらず、

 

この映画の全編から漂ってくる、しあわせのオーラというか、

すごいパワーを持っているなと改めて感じましたね。

 

とにかく、オシャレ!

色彩感覚が半端じゃない!

もう、観ている間中、うっとり〜

いかにも、おフランスな粋なセンスが溜まらないの!

出てくる人たちが、

みんな、ステキで、なんか夢を見ているような、陶酔感があるのね。

 

その中心が、ミシェル・ルグランの音楽であることは明白。

そして、

役者たちが話すフランス語の響きが、またステキ!

 

チャキリス、ペランとともに、

 

カトリーヌ・ドヌーヴ

 

フランソワーズ・ドルレアック

(惜しくもこの映画が日本で公開される約2ヶ月前に急死)

 

ダニエル・ダリュウ

ジーン・ケリー

ミッシェル・ピコリ

 

豪華キャストが勢揃いして、

 

ときめきの境地へと誘ってくれた、永遠のラブロマンスミュージカル!

 

(特に、ペランの美しさといったら!あまりにキレイすぎて、ほんとに彼って超のつくハンサムだったんだなあって、

今回、改めて感じ入ったです(^▽^;))

 

 

 

 

その評価、そして私のこの映画への愛は、

絶対に揺るがないのですが、

 

ただ、十数年ぶりに観て、改めた感じたこともちょっと。

 

ストーリーは、

全くのおとぎ話というか、

 

つまり、リアリティのない、お話なのよね。

 

 

ほんとに夢のファンタジー、として、別世界を楽しむ、という感覚ね。

 

そうじゃないと、
登場人物の行動やら言葉やら、
いちいち、突っ込みたくなるかもね。

知ったばかりの男性たちに子供の学校のお迎え頼んだり(;´▽`A``

カフェの常連だった男性が
バラバラ事件の犯人だったと知っても、
お天気のおはなししてるみたいに、
「あら〜」てなもんだしヽ((◎д◎ ))ゝ

結構それで笑えるシーンがあって、楽しいの。

そして、
みんな、よくタバコ吸ってましたね。
この映画に限らず、
喫煙シーンは、どの映画でも普通のことだったけど、
逆に、こんなに吸ってたのね〜と、ちょっと驚きでもありますね。


あと、歌はほとんど吹き替えです。。。

この映画の中で、

じぶんで歌っているのは、ダニエル・ダリュウだけ、ということです。

 

そして、今回、初めて、英語版があるって知ったんですが、

それでは、ジーン・ケリーはちゃんと歌っているらしい。

(チャキリスも?)

 

 

でもね、

 

そういうマイナス要素をすべて吹っ飛ばしてくれるぐらい、

この映画の力は凄いの。

 

 

後年の「ラ・ラ・ランド」などにも、

明らかに影響の跡が見られるほど、

多くのミュージカルに多大な影響を与えた作品。

 

そして、

もう2度と見られないフランソワーズ・ドルレアックと、

今やフランスを代表する大女優となったドヌーヴの

たった1度の姉妹共演を堪能できるという、貴重なお宝。

 

 

 

永遠に私たちのハートを捉えて離さない、

 

夢と幸せいっぱいの、極上のミュージカルなのです!