テーさんのスミレカフェー -26ページ目

テーさんのスミレカフェー

面白いことが大好きで悪いことは許せない
さういふひとに私はなりたひ

2012・8・30 大阪市 災害廃棄物の広域処理に関する説明会

http://www.ustream.tv/recorded/25058477/highlight/289206


前回の続き。


「モジモジさん」こと下地真樹・阪南大準教授の質問に対する、

環境省職員・馬場氏による返答の部分を書き出します。(02:17:30あたりから)



テーさんのスミレカフェー


馬場氏:

ありがとうございます、ご説明致します。

まず先ほど確かに、不燃物の基準が原子炉等規正法で、

トレンチに埋めていいのは、まあ不燃物の基準となっております。

それから、先ほどのクリアランスレベルについても不燃物。

それは確かにその通りであります。


ただ一方で、100ベクレル/kgについて、えー、まあ、再生利用して良いという基準でありますとか、

それからあのー、今回新たに作りました、8000ベクレル/kg。

これにつきましては、まず8000ベクレル/kgというのは、

再生利用していいという100ベクレル/kgの基準とは、そもそも中身が全く違います。


えー、あくまでも、最終処分場に入れて管理をして、その結果、周りの方々に、

放射線の被曝が、えー十分少なくなっ…管理出来ると、まあそういったレベルで定めておりまして、

これについては、従前からの原子力規制をやっております、原子力安全委員会等々にあたって、

…(聞き取れず)…して、従前から特に扱いは変わっておりません。

そこについてはご説明しておきます。


それから、えー内部被曝の件。えー、軽視しているのではないかといったお話ですけれども、

あのー、まずこれ、シーベルトという単位になっている以上、これは内部被曝の、

えー、実効線量で被曝しますと、内部被曝でも外部被曝でも、実効線量1ミリSvというのは、

影響は同じです。人の影響を見るのが、え、シーベルトという単位ですので。

(怒号の嵐)

その点、あの、ご理解頂ければとおもいます。

(また怒号の嵐)


司会:お静かにお願いします。


馬場氏:

それから、えー。

被曝線量1ミリSv/年以下、これについては、あのー確かに、えー、作業員の方が1ミリSvというのを、

基準にはしておりますけれども、さらに、その周辺におられます住民の方々にはですね、

特に埋め立っ…埋め立て処分場の場合、覆土をしてしまえば、えー、そこから先、

0・01ミリSv/年に抑えられるという事になっております。

(さらに怒号)

作業員についても1ミリSv以下に抑え…抑えられると考えております。

(またまた怒号)


司会:お静かにお願いします。


馬場氏:

それから、えー岩手…岩手県の災害廃棄物。ま、どこまで必要か決まっていないと言った、

と言われた、との件でございますけども。

岩手県は、各市町村で個別に処理をしている分、これはあの、収集の所はそうしておりますけれども、

そこから先の処理・処分については、かなりの所、県が代表と言いますか、受託しております。

その中で、県の中で、どこでどのように処理をするのかという、調整をかなり綿密にやっておりまして、

その関係上、市町村別の物が…(聞き取れず)…という事になったのではないかと思います。


あと、バグフィルターの件ですけれども、バグフィルターで…

(怒号鳴り止まず)


司会:静かにお願いします。


馬場氏:

これはですね、昨年の、えー12月の段階で、実証のデータ。

これはあの、福島県の焼却施設におきまして、バグフィルターの前と後のデータを取りまして、

そこで公表しております。

えー、1月末に東京新聞の方で、そういった御指摘があったという事は理解しておりますけれども、

実際に、あの、実証データはその時点ではあったという事でございます。


えー、安全評価検討会の議事録を作成していなかったという点については、

あのー、ま、あの、これは私どもの、あのー、

怠慢と言いますか不徳の致す所でございますけれども、


ただ、あのー、議事録ではなく議事の概要。それからあの、

説明資料については全て公開をしておりました。


あの、この点について

理解が得られると思っていた所が、あの、私どもの間違いだったんだと思いますけれども、

(怒号鳴り止まず)


司会:ご静粛にお願いします。


馬場氏:以上です。



ここまでが馬場氏による答え。


ちなみに、最後の「以上です」の「す」が終わるか終わらないか位に、

橋本さんは閉会の挨拶を始めました。打ち切る気が満々です。


最後、橋本さんの横からスッと出て来た黒スーツの人達が怖すぎ。


テーさんのスミレカフェー

多分、真面目に仕事で来てるSPの人なので顔は隠しました。

こういう人達が説明会で必要になる広域処理って、明らかに異常です。


では馬場氏の答えを見てみましょうか。

まず、モジモジ氏の質問に対する答えになってません。全部が全部です。


●基準値の件

モジモジ氏が指摘したように、まず「80倍に緩めた事の説明」が必要です。

また原発における処分の仕方との違いもスルー。総量規制についてもスルー。

ついでに不燃物と可燃物の基準を「意図的に混同してごまかした」という部分もスルー。


●内部被曝の件

「批判の意味を理解していない」というモジモジ氏の指摘の意味が判っていない。

あるいはこれも意図的にごまかしている。

馬場氏が答えた内容こそ、モジモジ氏が批判している事です。なので答えた事になってません。


●1ミリSvの件

モジモジ氏は「ドイツでは全ての被曝合計で1ミリなのに、なぜ日本では違うのか」を問うています。

住民が0・01ミリだろうが、今の基準は「被曝の足し算」を無視している。

また、馬場氏の言い方では作業員は被曝して良い、と受け取られ兼ねません。


●ガレキのベクレル検査の件

これには触れてすらいません。まさに答えず。


●岩手県の件

モジモジ氏が聞いているのは「普通この段階なら決まっていないとおかしい」という事です。

岩手県の事情ではありません。


●バグフィルターの件

これは実は僕もそんなに詳しくないのですが。

少なくとも馬場氏はここで「フィルターの前と後ろの実証データはあった」と言ってます。

しかしモジモジ氏は、それは「排気のデータ」だけであると指摘してました。

東京新聞の記事を見る限り、フィルターの前のデータは無かったという事です。

http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-11142095881.html

どちらにせよ質問に対する答えとしては不十分です。


●検討会議から受け入れ決定までの日程の件

これも全く触れず。


●議事録の件

不徳でも怠慢でも、どうでもいい事です。

問題は、不十分な情報に基づいて国会で議論され、法律が作られた事。

概要だけでは不十分、また説明資料だけでは、検討会議でそれらの資料がどう解釈され

どんな議論を経て結論に至ったのか判りません。

議事録があってこそ、それらの確認が可能になります。

馬場氏の言い方では議事録は必要無い、と言っているのに等しい。




以上のような答えを、何度耳にした事でしょうか。

僕は勝手に「不思議スイッチが入る」と言ってますが、

都合が悪くなると、急に人の話の意味が理解出来なくなる傾向が、この人達にはあります。


この人達は市民が申し入れに行く度に、同じ答えをしました。とても答えと言えない答えを。

怒号の嵐は、彼らが自ら招いた事です。

動画を観て引いてしまった人は、どうかその辺を考えてみて下さい。


馬場氏が触れなかった二つの部分は、本来橋本さんが答えるべき部分でもありました。

いま現在、この部分は形だけの答えすら得られずに浮いてしまってます。


僕の中では橋本さんはとうに切ってます。

動画での態度を見ても、もう市長に値しない人だと思いますが。

それでも答えは必要だと思います。



説明会の間ずっと僕は会場の外に居ましたが、ヒートアップする周囲を見て色々思いました。

興奮する人を止めようとして口論にもなりました。


それでも心に残ったのは、皆の怒りの中にある「公共心」です。


橋本さんが言うような「常識の無い人達」なんかじゃない。

とても優しい、穏やかな、ユーモア溢れる人達です。


「社会」も「家族」も大事に思うから、それが壊されようとすれば人は阿修羅にだってなります。

それを「公共心」と言わずして何でしょうか。


動画の最後を見ればよく判ります。

誰かが落としたデジカメ、皆で持ち主探してましたもんね(^-^)。


こういう人達が大好きです。






★追加


今回の説明会、ちょっと気になったのが壇上の出席者達の名前。

名前出してないんですよ。


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役職だけ。


そりゃポジショントークだけなら、個人名は必要無いですもんね。

人間としてそれで良いのか知りませんが。






















2012・8・30 大阪市 災害廃棄物の広域処理に関する説明会

http://www.ustream.tv/recorded/25058477/highlight/289206


大阪府中ノ島公会堂にて行われた説明会に行ってきました。

ただ僕は市民では無いので入場不可。あえて対象を「市民のみ」に限定した姑息な方法です。


後から動画を確認しましたが、

「モジモジさん」こと下地真樹・阪南大準教授による鋭い質問がありました。


テレビ・新聞では当然採り上げられませんので、質問部分を書き起こします。

(上の動画では02:07:00あたりから)


どれくらい鋭いかと言うと。


橋本市長が答えずに説明会を即終了させた位です。



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この方がモジモジ氏。


まず、ガレキの放射性物質は安全だと繰り返す壇上の面々に対し、モジモジ氏が抗議。

不規則発言の形だった為、正式に質問させるよう指名を要求します。

しかし次の指名は別の女性に。

モジモジ氏に喋らせまいとする運営側。しかしマイクを受け取った女性はここで機転を利かせる。


女性:

このマイクなんですけど、私しか喋ったらダメですか?

私がすごく尊敬してる人に渡したいんですけど、いいですか?


橋本市長:

どなたですか?マイクをどなたかに渡されるんであれば結構ですよ。



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「ダメです」と言える訳もなく、女性からモジモジ氏にマイクが渡る。

会場から万雷の拍手が沸く。


モジモジ氏:

(環境省の役人に向かって)貴方は先ほど100ベクレル以下ならリサイクルしても良いとおっしゃった。

それは不燃ゴミだけですよね?可燃ゴミについては基準値無い筈です。


現在でも1kgあたり100ベクレルを切っていても、原子力発電所の中ではちゃんとドラム缶に詰めて管理してる筈です。

可燃ゴミの基準と不燃ゴミの基準を、いま意図的に混同して、ごまかしの説明をいま貴方したんだよ!

それがまず一つ!


そして。不燃ゴミの基準についても数々の批判があると同時に、

そもそも環境省が不燃ゴミに1kgあたり100ベクレル以下ならリサイクルして良いと言った時、

念頭に置いていたのは原子炉を廃炉にする時に出る、数万トンレベルの不燃ゴミです。


今回のように、その何十倍もの量の可燃ゴミを含む、そのゴミをリサイクルの基準、

それらのゴミを燃やす基準として作ったのではありません。


そしてトレンチ処分の10万ベクレル云々という話も、今回の原発事故で発生したような大量の規模の放射性廃棄物を、

日本中どこでも埋めて良いという基準では無かった筈です。

トレンチ処分は現在まだ日本で一ヶ所か二ヶ所しか実施例も無い。


まず総量の問題を環境省は一言も言わなんです、この問題で。この広域処理の問題が始まって以来、

ただの一度も総量規制のコメントを貴方は言わない、環境省は言わない。

これで環境規制が出来る訳無いでしょう!


だからもう全く説明になってない。

で、今日の説明資料という事なので、この説明資料デタラメだらけなので全部逐一言いますよ。

言い切れない位あるけど。


まず一番目。被災地の廃棄物の安全性について。

1kgあたり100ベクレル、国の基準で8000ベクレルまで埋めていいって言ってる。


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これは今もさっき言ったように、現在でも1kgあたり100ベクレルは厳重に、100ベクレルを切っていても可燃ゴミは管理されてる。

そして不燃ゴミだって、そんなポンポンポンポン、何十万トンもリサイクルしていいという話では無かった筈なんです。

で、これを80倍に緩めて、それを4分の1にして大阪府は安全だと言ってる。(※埋め立て目安の2000ベクレルの事)


根本的におかしいです。


テーさんのスミレカフェー


まず80倍に緩めた事の説明を、ここではしなければならない!


そして、この8000ベクレルで大丈夫だと言った時の基準は、作業員の被曝が1ミリ以下になるという話でした。

大阪市にこの前申し入れに行った時には、その1ミリSvの実効線量の定義式、環境局の担当者は知りませんでしたよ?


つまり、実効線量の定義式を知らないっていう事は、その中のどの係数について批判があるか。つまり内部被曝の、

内部被曝を軽視しているという批判の意味を理解していないという事です!


これは大阪府の資源循環課も同じです。いいですか?違うと言うなら説明して下さい。

そして隣の1ミリSv以下なら、という話。まず食品基準の100ベクレル云々というのがデタラメだというのも、今までの説明でもう繰り返す必要ありません。


そして1ミリSvが被曝限度だと言う時、例えばドイツでは呼吸からの内部被曝・食事からの内部被曝・そして外部被曝の

合計で1ミリになるという時、その内訳で計算してます。

貴方がたは、ガレキの処理で作業員が被曝する量を1ミリ以下に抑える、と言う時に、

他のファクターは全部無視でしょう!


厚生労働省の食品の基準では、新基準ですら食品からの1ミリSv被曝で計算してる。

ガレキと足したら1ミリ超えるじゃないか!お前ら足し算が出来ないのか!


次のページ、大阪府の資料。

大阪府の資料では、積み出しの所で一回だけベクレルについての検査をします。あとは線量検査です。

放射線量の検査では、ガレキの汚染の度合なんか判りません。それは一番最初の質問者が指摘した通りです。


そしてベクレルについての検査。

資源循環課長、あなた先ほどサンプル検査すると言ったけれども、そのサンプルとは100トンに対して何トン検査するの?

サンプルなら当然誤差があります。誤差の上限が100ベクレル以下になるという風にしなければ、

少なくとも貴方がたが言っている基準にすら合致しない!


テーさんのスミレカフェー


いいか?100トン搬出する時に、僕の聞いてる話では1トンも計測しないぞ。サンプルされるのは100kg程度だぞ。

160トンのガレキから100トン(※キロか)サンプル採ったら誤差どの位出るのか推計したのか?してないだろう!

サンプルで、サンプルの値そのままの汚染度だ、ってそのまま横滑りさせるんだろう!

それは統計学の使い方として誤用です。誤差はちゃんと考慮に入れて下さい。


次のページの環境省の説明。

岩手がガレキ処理、広域処理が必要だと言ってるって言ったな?


僕は7月の頭に、ちょうど忘れもしない、その後であの、そこのリサイクル対策課長、

馬場さんの所に僕は面会に行きました。その日6月の27日、僕は覚えてます。

岩手県に電話して確認した時に、そもそもどこのガレキに広域処理の必要があるのかと。

岩手県の担当者は「それは決まっていない」と言っていた。


つまり、普通こんな問題が立ち上がったら、

市町村でどれだけ必要か何トン必要か、市町村ごとに話があって、それを足し算したら何万トン必要です、という話になるのが普通です。


だけど岩手県そうじゃないんだよ!

6月27日の時点で岩手県は、どこの市町村のガレキを外に出すか決まっていません。

「元々総量から概算してるんです」って言ったんだぞ!今、宮古から来るみたいな話になってるけど、それは後付けです。


一事が万事、この状態です。

そして、僕が今言ったような事を大阪府では、大阪府の検討会、貴方がた自慢の山本孝夫座長の大阪府の検討会議、

一つも検討してない。


検討会議の事も言っておきます。

彼らは僕が今言ったような、被曝は足し算で考えるという時に、その足し算すらしない。

そして環境省から出てきたデータを、何一つ批判しない。


一つだけ言いましょう。貴方がたがバグフィルターでほとんど取れると言っているデータ。

昨年の秋の時点ではありませんでした。

発表したのは今年の秋になってからですよね?バグフィルターの前後の濃度を測って、99・9%取れますというデータが出たのは、今年になってからですよね。


昨年の段階では、東北や関東各地の焼却炉の、「排気のデータ」しか出してない筈です。

で、大阪府の検討会議ではその排気のデータだけで、環境省が当時は99・99%と言ってましたよ、それだけ取れるって話を鵜呑みにしておりました。


で、時系列おかしいでしょ?

大阪府の検討会議は去年12月の暮れに指針出してるのに。


バグフィルターについて。

今年になって東京新聞が、バグフィルターについて実証データは無いと環境省が認めたという記事が、

1月の21日だか20日だかに出てる。(※2012年1月21日の記事「こちら特報部」の事)

その直前位にね、やっと出始めた位よ?


だから大阪府の検討会議は、少なくともバグフィルターの性能についてまともに検討してません。


で、先程の海面埋め立ての話。

北港処分地の評価書が発表されたのは6月5日です。その検討会議を大阪府が開いたのは6月10日です。


6月10日行きました。相変わらず環境省が出す物の批判はしておりません。

シミュレーションの正当性、そこに放り込むパラメータの正当性。

僕はそこに座ってる資源循環課長と隣の室長に、質問しました直接。


テーさんのスミレカフェー


資源循環課長は、「ちゃんと読めてません」とまで言ってたよな!あの時!

何で環境省の評価書を読めてない人間が、指針を作る !?

その指針の責任者なの !?


そして一週間、わずか一週間でだな、わずか一週間で指針の改訂をし、

二日後には橋本市長が再度受け入れ表明をすると。

6月5日に始まって、十日でどれだけ進んだんだ!全部政治日程じゃないか!

こんなの信用する奴がどこにいるよ !?


信用して欲しいなら、信用して欲しい要請の進め方をして下さい。


最後に一個だけ言っときます。

環境省、広域処理の宣伝に40億円かけたくせに、貴方がたは3月、安全評価検討会の議事録、

「カネがかかるから作成しなかった」って答弁してたよね?


今あなたは作成されてる筈ですけども、今は発表されてる、公開されてる筈ですけども、

公開すりゃいいってもんじゃないんだよ!

去年、法律を作った時点では、国会議員のセンセイ方はそれを知らない状態で議論してたって事です。

それは隣に座ってる馬場さんも、4月19日貝塚の説明会で、貴方認めたでしょう。


風評被害の基準も決まってない!

実害が出た時の基準も決まってない!

その時にどんな風に補償するのかの根拠の法律も無い!

全部、そこに座ってる馬場さんは認めたでしょう!


以上!いい加減に止めて下さい!



ここまでがモジモジ氏の質問でした。

この後、環境省の馬場氏が基準の件に答えます(02:17:30あたりから)


テーさんのスミレカフェー


なのですが字数の関係で省略します。出来れば次回に。


とりあえず、この方が言うには「内部被曝も外部被曝も同じ」だそうです。

その立場に立てば、全部問題は無くなる事になりますね。


橋本さんは結局答えませんでした。答える代わりに、そのまま閉会の辞へ。


会場の怒声が激しい事に驚かれた人も多いと思いますが。

それだけ切実に捉えている人が多い、という事でもあります。


また、そうさせる対応を今まで続けてきたのも、残念ながら橋本さん自身なんですよ。

経緯を見れば。今回も同じでした。


でもやはり、辛い光景ではあります。

















愛読させて頂いているブログで知りました。


かかわりすぎない子育て 様

http://ameblo.jp/manjyumikan/entry-11340508228.html


リンク先では以下の記事を紹介されています。


福島よりSOS! (ワンダフルわーるど 様)

http://89wonderful.blog71.fc2.com/blog-entry-185.html


福島在住の方からブログ主の方へ届いた、あるメール。

福島では宮城・岩手に比べ、未だ物資が不足している事や、義援金の配分が不透明な事。

そして東電から支払われた賠償金について、仮払金」なので全額返済するよう

東電から迫られている事が綴られています。


人道的に見て、通常の感覚ではありえない対応です。

とは言え、(内容を疑う訳ではありませんが)当事者からの情報だけでは判りませんので、

少し調べてみました。


本賠償のご請求に関してよくいただくご質問 (東京電力)

http://www.tepco.co.jp/comp/faq/index2-j.html


テーさんのスミレカフェー

Q. 仮払補償金を受け取っているがどうすればよいのか。

A. すでにお支払いした仮払補償金については、本賠償のご請求に伴いお支払いする賠償金額から

控除させていただきます。


Q. 今回の賠償額がこれまでに受領している仮払補償金の額よりも少ない場合、東京電力に

返金しなくてはならないのか

A. ご請求いただく賠償額がお支払い済みの仮払補償金の額に満たない場合には、その残額について、

今回ご返金いただく必要はござません(次回以降のご請求の際に残額分を精算させていただきます


一分で判りました。


仮払い金は返済しなければならない。


当然、本賠償が支払われるのが前提とは言え、そもそも全然足りないんですよ。

東電の答えは一見理屈が通っているように見えますが、次のページを読むとそうでもない。


日本司法センター「法テラス」 原発損害賠償関係
http://www.houterasu.or.jp/eastjapaneq/qa12-24.html


Q. 仮払いを受けた金額が、本払い基準での請求金額を上回る場合は、どうすればよいのですか。

A. 原発事故はいまだ収束せず、損害の終期が確定していません。今後原発事故に伴う損害が

 継続して発生する可能性がある限り、「控除」の基準となる金額が確定できませんので、

  その間は返還の必要はありません。


何か感じる違和感が説明されてました。


そう。事故が収束してない以上「損害」は確定していない。

賠償の根拠となる「損害の範囲」は、あくまで東電が認めた範囲、というだけ。


普通の人にとっては余りに不利な分野だと思います。

出来れば返済を始める前に、ぜひ一度弁護士に相談される方が良いと思います。


福島県弁護士会が地元で無料電話相談を受け付けてます。


福島県弁護士会 東日本大震災無料電話相談

http://www.kaiketsujima.com/useful/useful_detail.php?no=5736


ただ、福島の弁護士会について少々芳しくない噂もあるようです。


許し難い福島弁護士会の「エゴ」 (FACTA)

http://facta.co.jp/article/201205001002.html


弁護士間の縄張り争いですね。

実際にどうなのか判りませんが、評判の良くない弁護士は注意が必要かも知れません。




あと、東電側の問題について少し。


東電だけでは賠償金が出せない、という事で原子力損害賠償支援機構を通じて

約9000億円(一回目)・約6900億円(二回目)の公的資本が注入されました。


しかしこれが「交付金」の形だった為、

全額を賠償に回す義務も国庫への返済義務も無い、という問題があります。


【声明】 東京電力への「交付金」今後は返還義務のある「貸付金」とすべき (eシフト)

http://e-shift.org/?p=1440


被災者には返済させておいて、です。


では全額を賠償に回さないと、どんな良い事があるかと言うと。


枝野、東電に追加支援(税金)6900億円

これで賠償金1兆2000億円未払い:報道まとめ (ざまあみやがれい! 様)

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65790245.html


「交付金」の形で受け取ったお金を、決算に回せるんですね。

賠償を遅らせて、債務超過を回避。


これは去年の話ですが、結局そのままシワ寄せが被災者に来てしまっている訳です。


国と電力会社が結託した「いじめ祭り」です。

いじめの構図と流れを、改めて知りました。


傍観者を決め込むか。微力でも何か行動するか。


僕は僕自身に問いかけます。

皆さんは皆さん御自身に。












原発、断層ずれても運転可能に 保安院が新基準導入へ (東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012082801002324.html

(要約)

原発直下に地盤をずらす「断層」があっても原発の運転継続の可能性を残す、新たな安全評価基準の導入を、原子力安全・保安院が検討していることが28日、分かった。

新基準では、これまでは活断層と判断される可能性があった一部の断層について、原発の直下にあっても、原子炉建屋などに影響が生じないと評価されれば原発の運転継続も可能になるとみられる。



原発の真下が活断層でも、基準の方を吊り上げれば無問題。


完全に狂っている。

彼らが真面目に一生懸命こういう事を考えてるのなら、狂気ですね。まさしく。


と言っても前からそうでしたが。


作業員の被曝限度も吊り上げたし。食品の基準値も吊り上げたし。

年間1mSvも(彼らの中では)吊り上げて、今や子供に20mSv。

水道水が汚染されても、測定下限を吊り上げれば次の日から「不検出」。


これもおそらく「東大話法」や「霞ヶ関文学」と同系統の欺瞞ですが、

原発事故という問題に対してもやってしまう所が、既に現実感覚を喪失してると言えます。


基準以前に活断層の再評価自体も、着々と「問題ない」とされつつあります。


川内など5原発、「敷地内に活断層ない」と結論 (読売)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120810-OYT1T01238.htm

北陸電が断層再調査を開始 委託先は過去調査と同じ (47NEWS)

http://www.47news.jp/CN/201208/CN2012081001003006.html

島根原発「影響わずか」=活断層連動で試算-泊など4原発も・保安院聴取会 (時事通信)
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012082800955


保安院は元々、電力会社の評価を追認する組織。

今回の基準吊り上げが通れば、さらに追認が容易になる訳ですね。


もっとも今後、それをやるのは原子力規制委員会。

今回の目論見は「布石」の意味もある気がします。


規制委員会の人事には、地震の専門家として島崎邦彦氏が就任予定。

最悪の場合「政府から独立した機関」として、保安院より強力な追認体制が敷かれる危険があります。


もちろん世論の反発があるとは言え、今回の件を見る限り

そこに向けた動きが周辺でも始まっている、という事でしょうか。




















政府 パブコメ分析を三菱総研に丸投げ、「原発ゼロ」を過小評価 (田中龍作ジャーナル)

http://tanakaryusaku.jp/2012/08/0004951


丸投げ先三菱総研の分析資料では、名前が判らない謎の「有識者」の意見として


【意見聴取会】

時間があり、関心が高い方がこられるということで、国民の意見の縮図とは異なる。


【パブリックコメント】

強い意見を持った人ほど、コメントを出すモチベーションをもっていると思われるので、分布が、ある一方に偏る可能性が高い。


【討論型世論調査】

明らかに時間とエネルギーのある関心の高い方が討論に参加するため、国民の縮図は歪むということがある一方、議論の理屈がよく展開される。



だそうで。




テーさんのスミレカフェー


じゃ、何でパブコメ集めたのさ(・∀・)?


聞こえて来ない「国民の意見」を持ち出しました。


3つとも「ゼロシナリオ」への支持が圧倒的多数だった、というのが動かせない事実。

なのですが、そこを動かそうとする涙ぐましい努力です。


こんなもん誰が見ても単なる詭弁ですが。


でも首相は、この分析結果をNHKの番組でそのまま垂れ流したとか。


はっはっは。さすが日本国の首相。



どこに出しても恥ずかしい立派なバカです


テーさんのスミレカフェー


この理屈なら全てのいわゆる「国民の意見」は無意味になります。

一方で、政府に都合の良い意見だけが「国民の意見」となる。


人の悪口は良くないですけど、こんな理屈をテレビで流して平気な顔をするのは

悪いけどバカでしょ、どう考えても。


意見は誰でも等しく寄せる事が出来たんです。原発容認の人でも

これは電力会社の社員の発言が問題視されるのとは全く別問題。

原発容認の人だから反対の人より特別忙しい、なんて事もある訳がない。


破局事故が起き、膨大な数の人達が被曝させられて、

この期に及んでも何も言わない人の意見なんて、汲み取る必要など一切ありません。


国民の意見は「原発ゼロ」。それが事実。


その上で話を進めましょう。