「仮設住宅で自炊している住民との不公平」を理由に、避難所の食事を有料化した福島県双葉町。
産経が続報書いてました。
「何のための避難所か」双葉町民への弁当有料化で反発の声 (産経)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120907-00000527-san-soci
■整わぬ自炊環境
これまでは、埼玉県が一時的に費用負担する形で弁当業者が1日3食を無料で提供してきたが、9月からは1食350~400円の食券制に変わった。3食計1100円、病人向けの食事は計1250円という。
避難所は埼玉県に在るので、今までは埼玉県が費用を負担してた訳ですね。
一日1100~1250円なら、一ヶ月で33000~37500円。
90歳を超える高齢の親族を介護しながら避難生活を送る主婦、渡部三重子さん(64)は「年金暮らしにとって月3万3千円は痛い。自立できないから避難所にいるのに、これでは意味がない」と怒りをあらわにする。
もっともです。これが普通の反応。
しかし産経の記事では、ここまでで全体の三分の一程度。
残り三分の二は以下。
■自立への一歩
長引く避難生活に、町民の中には自炊を歓迎する向きもある。小中学生の子供を持つ主婦(46)は「子供のためには、いつも同じようなメニューの弁当より自炊の方がいい」。また別の女性(61)は「自分で選んだ物を食べたいし、いつまでも甘えていられない」と前向きだ。
これももっとも。避難所で暮らす人達の前向きな姿に、胸を打たれます。
避難所の自治会長、堀川光男さん(56)は「弁当の件に限らず、何事も町民全体のことを考えないといけない」と町の意向に理解を示す。
これももっとも。立派な自治会長さんだと思います。
双葉町のある男性職員は「弁当有料化には、自立できる人には避難所を出てもらいたいという意図もあるのではないか」と、町民の自立を促す効果も期待していることを明かした。
それはない。
責任を取るべき者が取ってないです。
避難者だけが上から目線で「自立を促される」道理がありません。
■募る不公平感
福島市内の仮設住宅で暮らす主婦、井戸川京子さん(57)は、全国の被災自治体で唯一避難所を残す町の姿勢に疑問を感じている。「自分で食事を作って食べるのは人間として当たり前。全国どの被災地でも自立生活をしているのに、双葉町だけおかしい」と非難する。
ここで「非難」という語を用いたのは産経です。
そもそも何故「避難させられてるのか」、に目を向けるべき場面。
避難所の存在をめぐる町民間の対立は、今も続く。
対立の構図だけを示して終了。
この記事の最初でも、同じような書き方をしてます。
1年5カ月と長期に及ぶ避難生活の中、町民間の対立は深まる一方だ。(市岡豊大)
そんな腕組みして神妙な顔で言ってもダメ。
避難の根本原因にはノータッチを貫いてる以上、対立を煽ってるのはこの記事の方です。
他の声を見てみましょうか。
「聞いて下さい・福島の声を」集会報告 : エートスプロジェクトと弁当問題 (レイバーネット)
http://www.labornetjp.org/news/2012/1346153909215staff01
労働系のサイトから。
エートス福島の事も触れられてますが、とりあえず双葉町の食事代の件。
本来、すべての原発避難民に対し国家予算で食費など保障するのは当たり前のことだ。
それを一部(旧騎西高校)にしか保証してこなかった国の在り様が問われることもないまま、即自的な住民感情でものごとが動いていく。
私はこれが、涙が出るほどくやしくてたまらない。
双葉町の人たちは、必ずしも先進的な町民ではない。
ある意味当たり前の、さまざまな利害感情に翻弄されるフツーの人たちだと思う。
だからこそ、県外に役場を移したことでその動向が注目される中、町民どおしのやっかみばかりがクローズアップされることは容易に想像でき、そして本当に責任をとるべき人間が守られてしまうのだ。
これが当たり前の感じ方ですよ?
一方、某掲示板のまとめを覗いてみると
http://alfalfalfa.com/archives/5867952.html
http://news.guideme.jp/kiji/2477ce21bdc40ce7137177ce2ddb2069
はい、ダメ人間の座談会\(^_^)/
読む価値無ーし。




